薬理学:薬の作用の仕方 ①ロキソプロフェン

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ブログを読んでいただきありがとうございます!ここでは、どのように薬が身体に作用して効果を発揮するか、GPA3.56現役薬学生が分かりやすく解説させていただきます。

①ロキソプロフェン

ロキソプロフェン(一般名)とは、ロキソニン(商品名)のことです。
解熱剤や痛み止めとしてとてもよく処方されます。ではロキソプロフェンはどのようにして熱を下げたり、痛みを止めたりしているのでしょうか。

熱や痛みは生体内でプロスタグランジンと呼ばれる物質が産生されることで生じます。この産生を手助けしているのが、シクロオキシゲナーゼという酵素です。
ロキソプロフェンはこの酵素を働かせなくする作用を持っているので、プロスタグランジンが産生されなくなり、結果的に熱が下がったり、痛みが治まったりするのです。
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しかし、シクロオキシゲナーゼを働かせなくすることによって、胃腸障害などの副作用が生じることがあるので、使用には注意してください!

以上です!読んでいただきありがとうございました!

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