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キャリアの見つめ方|「好きなこと」が分からないなら、まず「違和感」を探してみる

おはようございます。2級キャリアコンサルティング技能士|合同会社たお代表の工藤でございます。今日のテーマは、「『好きなこと』が分からないなら、まず『違和感』を探してみる」についてです。自己理解とは、「好き」を探すことだけではない自己理解というと、「好きなことは何ですか」「得意なことは何ですか」「大切にしている価値観は何ですか」と、プラスの部分から自分を探していくことが多いように思います。でも、実際には——「なんか嫌だ」「どうしてか引っかかる」「これは違う気がする」という、マイナス側の感覚の中にも、自分を知る手がかりがあります。「好き」がなかなか見つからないという方も、実は「嫌だ」の方には、はっきりとした輪郭を感じていらっしゃることが、少なくないように思います。違和感の中に、隠れているものとは違和感は、単なる嫌悪の感情ではないと、私は思っています。その奥には、自分が大切にしている価値観、本当は望んでいる状態、自分と周囲とのズレ、無理をしているサイン、まだ言葉になっていない願い——そうしたものが、言葉になる前の感覚として現れていることがあります。だから、「好きなことが分からない」という方には、まず違和感から始めてみることも、一つの入口になると思います。「苦手な物事を探す」ことが、ゴールではないここで大切にしたいのは、「苦手なものを探しましょう」という違和感を見つけること自体が目的ではなく、そこから一歩、自分に問いかけてみることが大切なのだと思います。――「私は、何に違和感を覚えたのだろう」「そこには、私が大切にしたい何かがあるのだろうか」——「なんか違うな」「なんか嫌なだ」「なんか
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キャリアの見つめ方|昔の自分と、今の自分。どちらが本当の自分?

おはようございます。2級キャリアコンサルティング技能士|合同会社たお代表の工藤でございます。今日のテーマは、昔の自分と、今の自分。どちらが本当の自分?昔の私は、間違っていたのか40歳を過ぎてから学び直したことで、私自身、価値観がずいぶん変わりました。人との付き合い方も、仕事に対する考え方も、「自分とは何者なのか」という問いへの答えも、以前とは違う場所に着地しています。そうなると、ふと浮かんでくる問いがあります。40歳になる前の私は、「本当の自分」ではなかったのでしょうか。——私は、そうではないと思っています。あの時の自分も、あの時の自分として、確かに本当でした。ただ、経験を重ね、学び、考え、選び直すことで、自分の中にあるものの「意味」が、少しずつ変わっていくのだと思います。ここが、自己理解の面白いところだと思っています。「経歴」ではなく、「継歴」一般的には、「これまで何をしてきたか」を経歴として振り返ります。でも、私はもう一歩先を見てみたいと思っています。「これまでの自分から、何を受け取り、何を次の自分へ運んでいくのか」——これを、私は「継歴(けいれき)」と呼んでいます。こう捉え直すと、過去の経験に「失敗だった」「遠回りだった」という評価をつける必要がなくなります。「あの経験があったから、今の私はこう考えるようになった」と、過去を現在につなぎ直すことができるのです。経歴が過去を並べるものだとしたら、継歴は、過去から今、そして未来へと、何かを運び続けていくもの。そんな感覚です。過去を、材料として見直してみる「過去を振り返りましょう」というのは、よく聞く言葉だと思います。でも、私が
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キャリアの受け止め方|「自分らしさが分からない」のは、自分を見失ったからではない

おおはようございます。2級キャリアコンサルティング技能士|合同会社たお代表の工藤でございます。今日のテーマは、「自分らしさが分からない」のは、自分を見失ったからではない「自分らしく生きよう」「あなたらしさを大切にしよう」「自分のやりたいことを見つけよう」。キャリアを考えるとき、こんな言葉をよく耳にします。もちろん、大切なことだと思います。でも、私は最近、少し違う角度から考えるようになりました。そもそも、自分らしさが分からない人に、「自分らしく生きましょう」と伝えるだけで、本当に十分なのだろうか。そんなことを考えるきっかけになったのが、私自身のある記憶です。「変わり者」でいたかった子どもの頃の私は、どこかで「変な人になりたい」と思っていました。そう思われたかったというのが、どこかしらで感じていました。もちろん、「人と違うことをして目立ちたい」という単純な意味ではありません。むしろ、「私は私でいたい」という気持ちに近かったのだと思います。でも、いつの間にか、「普通でいなければ」「こうするべき」「こうあるべき」というものに、自分を合わせるようになっていきました。そのほうが、きっとその当時は自分にとっても周りにとっても都合がよかったのでしょう。周りと違わないようにする。迷惑をかけないようにする。期待される自分でいる。そうやって環境に適応していくうちに、いつしか自分の声よりも、「周りからどう見えるか」を優先するようになる。そして気がついたら、「私は、本当はどうしたいんだろう」が分からなくなっている。そして、益々、普通であるはずの自分自身に違和感が蓄積されていったのです。「自分らしさが分か
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キャリアの捉え方|「AIに奪われない仕事を探す」――その発想さえ、危ういのかもしれない

おはようございます。2級キャリアコンサルティング技能士|合同会社たお代表の工藤でございます。今日のテーマは、「AIに奪われない仕事を探す」――その発想さえ、危ういのかもしれない「AIに仕事を奪われるから、AIに負けないスキルを身につけよう」。もっともらしく聞こえる言葉です。ただ、今日はあえて、この発想そのものに疑問を投げかけてみたいと思います。「AIに代替されにくい仕事・スキルを探せば安心できる」という発想そのものが、すでに危ういのかも?というそんな問いです。エントリーレベルの仕事から、変化は始まっている?!今、特に大きな影響を受けているのが、新卒・若手世代です。世界経済フォーラムが発表した「AIとエントリーレベル職の未来」という報告書では、日本国外の状況では、AIの台頭によってエントリーレベルのキャリアパスに大きな圧力がかかっていることが指摘されています。ハーバード大学の調査では、生成AIを導入した企業において、若手の雇用が9%減少し、エントリーレベルの採用は2023年以降、四半期ごとに80%も落ち込んでいるというデータもあります。ZipRecruiterの2026年版調査でも、新卒向け求人に占めるエントリーレベル職の割合は、3年前の44%以上から、2026年初頭には38.6%まで下がっているそうです。ただし、ここで一つ、公平のために付け加えておきたいことがあります。ある研究機関の分析では、テック業界のエントリーレベル雇用の減少は、生成AIよりも金利サイクルの影響が大きいという指摘もあります。デンマークの労働市場データでは、AIによる収入や労働時間への影響が統計的にほぼゼロだ
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キャリア深め方|インターンシップは、企業に選ばれるためだけの場所じゃない。自分を知るための場所

おはようございます。2級キャリアコンサルティング技能士|合同会社たお代表の工藤でございます。今日のテーマは、インターンシップは、企業に選ばれるためだけの場所じゃない。自分を知るための場所夏のインターンシップに、一生懸命取り組んでいらっしゃる学生さんも多い時期だと思います。そんな今だからこそ、少し立ち止まって考えてみたい問いがあります。――あなたは、インターンシップで、企業を見ていらっしゃいますか?それとも、自分を見ていますでしょうか?企業から見られる視点に、偏りやすい学生さんは、どうしても、「この会社に入りたい」「評価されたい」「志望動機に使える経験をしたい」「社員さんに良い印象を持ってもらいたい」と、企業から自分がどう見られるか、という視点に偏りやすいものだと思います。もちろん、その視点も大切だと思います。ただし、そこだけで終わってしまうのは、少しもったいない気もしています。視点を、逆転させてみるそこで、「私は、この会社で何を感じただろう」そんなふうに、視点を逆転させてみるのも一つだと思います。□社員さんと話していて、もっと話したいと感じられましたでしょうか。□それとも、なぜか疲れを感じられましたでしょうか。□仕事そのものに、ワクワクする瞬間を感じられましたでしょうか。□職場の雰囲気は、心地よく感じられましたでしょうか。□「ここで働く自分」を、思い描くことができましたでしょうか。□思っていた仕事内容と、どこか違いを感じられましたでしょうか。□何に、違和感を覚えられましたでしょうか。こうした一つひとつの感覚こそ、企業研究だけでは見えてこない、自分自身についての大切な情報だと思い
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キャリアの受け止め方|AIで仕事は速くなった。でも、自分との対話は増えた。

おはようございます。2級キャリアコンサルティング技能士|合同会社たお代表の工藤でございます。今日のテーマは、「AIで仕事は速くなった。でも、自分との対話は増えた。」作業のスピードは、圧倒的に上がったAIに聞けば、手順を整理してくれます。マニュアルを読む時間も短縮できます。文章を作ってくれますし、アイデアも出してくれます。情報を整理する、一定水準のアウトプットを短時間で出す——「作る」「調べる」「整理する」という作業の速度は、ここ数年で飛躍的に上がったと思います。正直なところ、私自身も「今となってはAIなしでは生きていけない」と感じるくらい、日々の仕事やもちろんプライベートの中でもAIを活用しています。ただし、「自分が納得するまで」の時間は、むしろ増えた面白いのはここからです。AIは、こちらが考え終わる前に、どんどん答えを出してきます。「ちょっと待って、私はまだそこまで考えが行き着いていないのに。」と思う瞬間が、正直よくあります。そして、出てきた答えや時にはAIからの問いかけを前に、「これは違う」「こっちの方が近い」「そもそも言いたいことが違う」「どうすればいいのか。」と、自分自身との認識のすり合わせが始まります。作業時間は短くなったはずなのに、自分と対話する時間は、むしろ増えているような、そんな感覚です。「どうしたらいいのか。」毎回、AIにほんの些細なひとつを依頼をするたびに、返ってくる複数の選択肢、膨大な情報量、それを処理して自分なりの、インスピレーションを駆使しながら適切に判断する。そんなAIとのやり取りが日々、まぐるしく繰り広げられていき、その日一日を終える頃には、毎度、
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キャリアの受け止め方|「喜怒哀楽」ではなく、「喜恕哀楽」という生き方

おはようございます。2級キャリアコンサルティング技能士|合同会社たお代表の工藤でございます。今日のテーマは、「喜怒哀楽」ではなく、「喜恕哀楽」という生き方「喜怒哀楽」という言葉があります。喜び、怒り、悲しみ、楽しみ。人の感情を表す、よく知られた四字熟語です。私は、この中の「怒」という文字を、少し違う漢字に置き換えて過ごしています。「喜恕哀楽」。怒りの「怒」ではなく、「恕」という文字です。きっかけは、一軒のカフェとの出会いこの言葉を意識するようになったきっかけは、春日部にある「山ノ月カフェ恕じょ(思いやり)」という名前のカフェとの出会いでした。長らく割烹を営んでいらっしゃった方が、ご子息に店を受け継がれたあと、その目の前に創られたカフェです。その名前を見たとき、ふと気づきました。「怒」と「恕」、漢字の形がどこか似ている、と。どちらも「女」と「心」を含んでいますが、「怒」は「女」に「又」が添えられた「奴」に「心」、「恕」は「女」に「口」が添えられた「如」に「心」。同じ「女」と「心」を基礎にしながら、右側が「又」か「口」かで、まったく違う感情を表す漢字になっています。この気づきから、「もし自分の感情を、"怒"から"恕"に変えてみたら、どんな人生になるのだろう」と考えるようになりました。「恕」とは、どんな漢字か「恕」は、儒教における大切な概念の一つです。論語には、「己の欲せざる所は、人に施すこと勿れ」という言葉があります。自分がされたくないことは、相手にもしない。相手の立場に立って考える、思いやりの心を表す言葉です。「怒」が、自分の内側から湧き上がる感情をそのまま表すのに対して、「恕」
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キャリアのまとめ方|我が家の、その日の最終地点とは

こんにちは。2級キャリアコンサルティング技能士|合同会社たお代表の工藤でございます。今日のテーマは、我が家の、その日の最終地点とは「どうしたら、もっと生きやすくなるのだろう」。私は日常的に、そんなことを考えています。その中で、実際に実践していることの一つが、一日の生活に制限時間を設けるということです。朝3:55、夜23時という枠私の一日には、はっきりとした枠があります。朝は3:55に目覚まし、夜は23時に布団に入る。活動できる時間そのものに、あらかじめ制限をかけています。国には法律があり、スポーツやゲームにはルールがあります。枠やルールがあるからこそ、その中で自由に動けるのだと思います。日常生活も、それと同じだという気がしています。何も決めずに「なんとなく」過ごすよりも、ある程度の枠を先に決めてしまう方が、かえって生きやすくなるような気がしています。枠が、無駄を減らす時間が無限にあると錯覚してしまうと、かえって無駄な動きが増えてしまいます。「まだ時間がある」と思うと、後回しにしてしまう。その積み重ねが、結局その日暮らしのような感覚を生んでしまうのだと思います。先に枠を決めてしまえば、発想が変わります。「この時間の中で、何をどう終わらせるか」という思考に切り替わり、無駄が自然と減っていくような感覚があります。「よく眠るために、よく動く」への転換23時に寝ると決めることには、もう一つの効果があります。上質な睡眠を得るために、起きている間にどれだけ活動的に過ごすか、という発想への転換です。「何時まで起きていてもいい」という状態だと、活動にも間延びが生まれます。けれど、寝る時間が先に決
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キャリアの積み方|大人の学習習慣・「特に理由がない」から、「あえて理由をつくる」へ

おはようございます。2級キャリアコンサルティング技能士|合同会社たお代表の工藤でございます。今日のテーマは、大人の学習習慣・「特に理由がない」から、「あえて理由をつくる」へキャリアは木を育てるように、根を張り、幹を太くしていくもの。以前の記事でそう書きましたが、今日は、その「根を張る」以前の段階、つまり「そもそも学び始める」ということについて書いてみたいと思います。そもそも、学んでいる人は多くないベネッセの調査によると、直近1年以内に何かを学習したという社会人は28%にとどまり、72%は「何も学んでいない」と回答しているそうです。この数字を見て、「そんなものか」と感じる方もいれば、「思ったより少ない」と感じる方もいるかもしれません。踏み出せない理由は、「特に理由がない」学習しない理由として多く挙げられるのが、「特に理由がない」という回答です。これは、危機感の欠如を示していると分析されています。多くの社会人は、将来への漠然とした不安は抱えていても、「学ばなければまずい」というところまでは至っていないようです。総務省の社会生活基本調査を見ても、1日の生活時間のうち、テレビ・ラジオ・新聞・雑誌にあてる時間は2時間8分ほどある一方、学習・自己啓発・訓練にあてる時間は、そのごく一部にとどまっています。つまり、「学ばない」という選択の背景には、悪意や怠慢というより、他の生活時間に自然と時間が配分されている、という構造があるのだと思います。始めた後も、続けるのは難しい一方、実際に資格学習を始めた人にも、別の壁があります。ある調査では、97.1%の社会人が資格学習を「難しい」と感じており、その
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キャリアの見つめ方|定年後のキャリアは、もう「他人事」ではない時代に

こんにちは。2級キャリアコンサルティング技能士|合同会社たお代表の工藤でございます。今日のテーマは、定年後のキャリアは、もう「他人事」ではない時代にキャリアコンサルタントとして日々ご相談を受ける中で、50代の方から「自分の定年後のことなんて、考えたこともなかった」という声を耳にすることがあります。お子さんの就職活動が近づいてくると、多くのご家庭では「子どもの将来」に意識が向きがちです。けれど実は、同じタイミングで「親自身の定年後のキャリア」も、静かに動き出しているような気がします。そのため、お子様のファーストキャリアと、親御さんのセカンドキャリアの準備は平行して進めていく必要があろうかと思います。今日は、定年後のキャリアを取り巻く制度や市場の変化を整理しながら、ちょうどお子様の就職活動を横目に見守っている親御様世代に対しても、今、何を準備しておけるのかについて書いてみたいと思います。65歳までの雇用確保が「義務」になった2025年4月から、高年齢者雇用安定法の経過措置が終了し、企業は65歳まで継続雇用を希望する従業員すべてを雇用する義務を負うようになりました。中小企業でも大企業でも、65歳までの高年齢者雇用確保措置を実施済みの割合はほぼ100%に達しているそうです。つまり、「定年」という言葉の意味そのものが、少しずつ変わってきているのだと思います。60歳はもう「働き終わりの年齢」ではなく、「働き方が変わる年齢」になりつつある、という理解で合っているような気がします。収入は、想像より下がるここで気になるのが、再雇用後の収入です。国税庁の令和6年分民間給与実態統計調査によると、60
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キャリアの進め方|面接で「なぜ?」と聞かれると答えに詰まる理由

おはようございます。2級キャリアコンサルティング技能士|合同会社たお代表の工藤でございます。今日のテーマは、「面接で『なぜ?』と聞かれると答えに詰まる理由」についてです。「どうして、そう思ったのですか?」「どうして、その仕事をしたいのですか?」「どうして、この会社なのですか?」面接でこう聞かれた瞬間、急に言葉が出てこなくなる経験はありますでしょうか。「なぜ?」に答えにくくなる理由とは自分の経験を「経験したこと」としては覚えていても、「自分は何を感じたのか」「どうしてそう感じたのか」「その経験から何を大切にするようになったのか」というところまで、まだ自分自身が十分に行き着いていない可能性が高いと思います。ただその時の経験や体験を振り返るということではなく、自分の人生というドラマを見ているように、そのときの情景が鮮明にイメージできるまで、深く掘り下げてみる。そこが重要になってきます。面接官が知りたいのは「正解」だけではない面接では、できるだけ立派な答えをしなければならない。そう考えてしまう就活生も、もしかしたら転職活動中の方も少なくないのかもしれませんが、「なぜ?」と聞かれたとき、必ずしも「それが正解」という解があるわけではないと思います。そのため、「私は、こう考えています」「私は、このように感じました」「私は、こんな風に思います」と、自分の言葉で素直に表現できることが大事になってきます。そのためには、自分の経験をただ並べるだけではなく、あらかじめ、その体験を、事細かく鮮明に情景を思い浮かべておくまでの自分自身の探索が必要になってきます。以前にもお話したことがあったとおり、まさに「
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キャリアの進め方|資格に「箔」をつけてもらうのではなく、自分で「箔」をつけていく

おはようございます。2級キャリアコンサルティング技能士|合同会社たお代表の工藤でございます。今日のテーマは、「資格に『箔』をつけてもらうのではなく、自分で『箔』をつけていく」資格を取れば、キャリアは変わるのか「転職に有利だから」「会社から勧められたから」「持っていると箔がつくから」「将来役立ちそうだから」——資格を取る理由は、人それぞれだと思います。もちろん、どれも間違いではありません。スキルアップ研究所の「資格取得の効果・満足度に関する実態調査」によると、資格取得による自身の変化に満足している人は約8割にのぼるようです。そして、自分の興味やキャリアプランを重視して資格を選ぶことが、資格取得後の満足度と関係しているようです。私は、この結果を見て、資格そのものよりも、「どうしてその資格を選んだのか」に意味があるのかもしれないと思いました。「なりたい自分」から逆算して、学びを選ぶ普通は、「この資格を取れば、箔がつく」と考えると思います。でも、少し順番を変えてみるのはどうでしょうか。「箔をつけるために資格を選ぶ」のではなく、「なりたい自分に近づくために、必要な学びを選ぶ」。資格から、なりたい自分を考えるのではなく、なりたい自分から、必要な学びを考える。そんな逆算です。私自身も、資格を選ぶときには、「この資格を取ったら何ができるようになるだろう」と考えるようになりました。資格を集めているというより、どんな支援者になりたいのかに向かって、学びを重ねている感覚があります。桃太郎ならどうする?昔話の桃太郎は、鬼ヶ島に行くという目的が先にありました。だから、そのために必要なものを考えました。き
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キャリアの捉え方|AIが減らしてくれた時間で、何をするか

おはようございます。2級キャリアコンサルティング技能士|合同会社たお代表の工藤でございます。今日のテーマは、「AIが減らしてくれた時間で、何をするか」についてです。AIは、時間を取り戻してくれる存在労働政策研究・研修機構(JILPT)の調査によると、AIを利用した労働者では、利用前後で「仕事に関する新たなことを学ぶ機会」や「仕事を通じた個人の成長機会」が増えたと感じる人、月間の総残業時間が減少したと感じる人が、一定数見られたことが報告されています。AIというと、仕事を速くする道具というイメージが強いかもしれません。でも、このデータを見ると、AIは、職業人としての時間を少し取り戻してくれる存在でもあるのだと、あらためて感じています。浮いた時間は、どこへ向かうのかここで大事になるのは、その浮いた時間を、何に使うかだと思います。「AIで仕事が効率化できました、良かったですね」で終わらせてしまうのは、少しもったいない気がしています。以前、「全国民生産性向上計画」についてお話ししました。職業人としての役割だけでなく、学ぶ人、余暇人、市民、家庭人、親——そうした複数の役割を掛け合わせていくことで、個人の生産性そのものが底上げされていく、という考え方です。AIによって取り戻した時間を、学ぶ人として使う。親として使う。家庭人として使う。市民として使う。余暇人として使う。あるいは、自分自身と向き合う時間にする。そうすることで、職業人×学ぶ人、職業人×学ぶ人×親というように、役割の掛け合わせが少しずつ広がっていきます。AIによる生産性向上は、人生全体の生産性向上につながるAIによる生産性向上から始
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キャリアの受け止め方|違和感の正体

おはようございます。2級キャリアコンサルティング技能士|合同会社たお代表の工藤でございます。今日のテーマは、「違和感の正体」についてです。違和感は、悪いものではない「なんとなく嫌だ」「なぜか引っかかる」「これは違う気がする」——そうした違和感を、私たちはつい、消したいもの、なかったことにしたいものとして扱ってしまいがちです。また、なんか周りに話したら、と心配になって違和感に気づいていたとしても自分自身の中でため込んでしまうことも、時としてあることと思います。でも、違和感とは、自分の内側と外側の間に生じた、小さなズレを知らせるサインなのだと、私は思っています。心地よいことや、うまくいっていることからは、なかなか見えてこないものが、違和感にこそ映し出されている気がしています。そのズレを放置すると、モヤモヤになったり、疲れになったり、「なんとなく生きづらい」という感覚になったりします。違和感は、悪いものではなく、むしろ一番正直に、何かを教えようとしてくれているサインなのだと思います。違和感にこそ、自分を知る手がかりがある「好きなことは何ですか」「得意なことは何ですか」——自己理解というと、そうしたプラスの部分を探しがちです。でも、本当の自分に近づく手がかりは、心地よさの中よりも、むしろ違和感の中にこそ多く隠れている気がしています。「なぜ私は、ここに違和感を覚えたのだろう」と、一度立ち止まってみると、その先に、本当は何を大切にしたいのか、何を嫌だと感じているのか、何を我慢しているのか、どんな環境なら自分らしくいられるのか、これから何を選びたいのか——そうしたものが見えてきます。心地よい
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キャリアの捉え方|AIに相談する時代でも、人に相談する意味

おはようございます。2級キャリアコンサルティング技能士|合同会社たお代表の工藤でございます。今日のテーマは、「AIに相談する時代でも、人に相談する意味」です。そして、その先にある「自分で決める」ということについて、少し考えてみたいと思います。AIは答えを探すのが得意。人との対話は、気持ちに気づくのが得意「転職したほうがいいですか」「この資格を取ったほうがいいですか」——こうした質問をAIに投げれば、かなり質の高い情報を返してくれます。選択肢を整理し、比較し、言語化する。AIが得意なことだと思います。でも、「なぜ、どうして、私はそこまで転職したいと思っているんだろう」という問いにおいては、少し違います。話を聴いてもらい、表情や間を感じ取ってもらい、言葉になっていないものに気づいてもらう。などは、人との対話でこそ起きやすいことだと、私は思っています。AIとの対話が答えを探す助けになるとしても、自分の人生における意味まで、AIに決めてもらう必要はないのかもしれません。「聞く」と「受け入れる」は、違う最終的な意思決定は、「自分だけで決めること」ではないと思っています。自分で決める。けれど、自分だけで決めない。周囲の人の意見を聴く。自分に足りない視点があれば補う。ただ、ここで大切にしたいのは、「聞く」ことと「受け入れる」ことは別物だということです。誰かから意見をもらったら、「そういう考え方もあるんだ」と、まず受け取る。でも、「だから、その通りにしなければならない」わけではありません。もし自分の中に違和感が生まれたなら、「なぜ私は、この意見に違和感を覚えたんだろう」と、一度立ち止まってみる
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キャリアの示し方|「言葉」だけでも、「姿勢」だけでも、足りない。

おはようございます。2級キャリアコンサルティング技能士|合同会社たお代表の工藤でございます。今日のテーマは、「言葉」と「姿勢」、両方が揃って初めて、親の言葉に重みが生まれる、というお話です。「言うだけ」でも、「見せるだけ」でも、足りない親は子どもに、「勉強しなさい」「将来のことを考えなさい」「資格を取ったほうがいい」「ちゃんと働きなさい」と言うことがあります。でも、その一方で親自身が、もし今その目の前で、学ぶことをやめていたり、もし今その目の前で、仕事について不満ばかり言っていたり、もし今その目の前で、挑戦することを避けていたり、もし今その目の前で、自分の人生について考えることを諦めていたりしたら、子どもからすると、もし今その目の前で、「自分に対して言っていることと、親が今、自分の目の前でやっていることが違う」と映ってしまいます。だからといって、「親の背中を見せればいい」だけでも十分ではないと思っています。親が黙って一生懸命生きていても、子どもがその意味を正確に読み取れるとは限りません。言葉で伝えることと、姿勢で示すこと。この二つが揃って初めて、親の言葉に重みが生まれてくる。――私はそのように感じます。先日、ある方から「子どもに対しての発言権」という言葉を聞きました。少し厳しい響きの言葉ですが、だからこそ考えさせられるものがありました。「親だから言っていい」のではなく、親だからこそ、自分自身も問われている。そういう話なのだと私は解釈しています。子どもに尋ねる前に、自分に問い直してみる「あなたは将来どうしたいの?」と子どもに尋ねる前に、「私は、自分の人生をどうしたいと思っているん
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キャリアの進め方|答えを持っている人ではなく、問いを持ち続けられる人。

おはようございます。2級キャリアコンサルティング技能士|合同会社たお代表の工藤でございます。今日のテーマは、「学び続ける人は、答えを持っている人ではなく、問いを持ち続けられる人。」「資格は何を取ればいい?」よりまず先に「何か資格を取った方がいいのかもしれない」そんなふうに考えたこと、もしかしたらあるかもしれません。キャリアについてご相談をお受けしていると、資格や検定についてのお話をする機会がよくあります。ただし、お話をお聞きしていて大抵の方々にご納得いただけるのが、私は、資格を取ることそのものを、最初の目的にしなくてもいいということです。それよりも「何を取ればいい?」の前に、まずは「私はどんなことを知りたいんだろう?」「最近ふと気になっていることってなんだろうな。」と、自分に問いを置いてみる。この順番をキャリアコンサルタントとの面談時に、最初に持ってくるだけで、学びへの入り口はずいぶん変わってくるような気がしています。問いがあるから、学びたくなる心理学の世界に、「好奇心の情報ギャップ理論」という考え方があるそうです。知っていることと知りたいことの間にギャップが生まれたとき、人はそのギャップを埋めたくなり、そこに強い好奇心が働くのだとのことです。「人の心って、どうしてこんなに複雑なんだろう」そう思ったら、心理学を学んでみる。「社会保障って、どうしてこういう仕組みになっているんだろう」そう思ったら、社会福祉を学んでみる。「働くって、そもそもどういうことなんだろう」そう思ったら、キャリアについて学んでみる。「お客様の業務をさらに知ってみたい」そう思ったら、お客様の業務に関することを学
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キャリアの受け止め方|「その会社でいいの?」と言う前に、聞いてほしいこと

おはようございます。2級キャリアコンサルティング技能士|合同会社たお代表の工藤でございます。今日のテーマは、「その会社でいいの?」と言う前に、聞いてほしいこと「この会社で大丈夫?」「この大学で大丈夫?」「資格を取ったほうがいいんじゃない?」「安定した仕事に就いたほうがいい」。就活生を持つ親御さんなら、一度はこんな言葉が口をついて出た経験があるのではないかと思います。今日は、子どものキャリアと、親としての関わり方について書いてみたいと思います。キャリア教育は、必ずしても「正解を与えること」ではない私は、息子の高校選びに関わったとき、偏差値だけを基準にはしませんでした。息子自身が「活気のある学校がいい」と感じていることを、大切にしました。これは、高校選びに限った話ではないと思っています。大学選びも、就職先選びも、本質は同じです。「どこに入るか」だけでなく、「そこで、どんな自分になりたいのか」を考えること。キャリア教育とは、正解を与えることではなく、本人が自分で選ぶ力を育てることなのだと思います。「親の不安」と「子どもの希望」は、分けて考える冒頭に挙げたような言葉が出てしまう根底には、多くの場合「子どもに苦労してほしくない」という愛情があります。だからこそ、「親が子どもの進路に口を出してはいけない」と単純に線を引いてしまうのは、少し違和感を感じます。大切なのは、「親の不安」と「子どもの希望」を、いったん分けて考えてみることだと思いますが、いかがでしょうか。不安をなかったことにする必要はありません。ただ、それをそのまま子どもにぶつけるのではなく、まず自分自身の不安として認識してみる。そ
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キャリアの歩み方|「目的地に着いた」ことより、大切なもの

おはようございます。2級キャリアコンサルティング技能士|合同会社たお代表の工藤でございます。今日のテーマは、「目的地に着いた」ことより、大切なもの「気がついたら着いていた」くらいがちょうどいい目標を立てるとき、私たちはつい「いつまでに、何を達成するか」ばかりに意識を向けてしまいがちです。でも、本当に充実感を得られるのは、目的地に辿り着いた瞬間そのものよりも、そこに向かう道中なのかもしれません。ふと振り返ったときに「あれ、着いちゃった」と気づくくらいが、実はちょうどいい距離感のような気がしています。達成感は、結果よりもプロセスから生まれる心理学者マーティン・セリグマンが提唱した「PERMAの法則」という、幸福を構成する5つの要素があります。その一つが「E:Engagement(没頭)」、そしてもう一つが「A:Achievement(達成)」です。この2つは、実は切り離せない関係にあると言われています。何かに没頭しているその過程自体が、結果としての達成感や充実感につながっていく、という考え方です。また、心理学者ミハイ・チクセントミハイが提唱した「フロー理論」でも、創造的な活動や難しい作業に没頭しているとき、人は疲労を感じにくく、時間を忘れ、持続的な満足感を得られると言われています。この没頭状態から得られる幸福は、環境や結果に左右されず、自分自身の手で作り出せるものだと、チクセントミハイは述べています。結果を追いすぎると、かえって結果が遠のく興味深いことに、ビジネスの現場でも「結果重視」より「プロセス重視」の方が、長期的にはパフォーマンスにつながりやすいという指摘があります。結果ばか
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キャリアの進め方|「収入さえあればいい」が増えている、その背景

こんにちは。2級キャリアコンサルティング技能士|合同会社たお代表の工藤でございます。今日のテーマは、「収入さえあればいい」が増えている、その背景2027年卒の学生の就職観を調べたところ、気になる数字がありました。「楽しく働きたい」と答えた学生が40.2%で過去最多になった一方、「収入さえあればよい」と答えた学生も6年連続で増加し、10年前と比べて3倍以上になっているそうです。物価上昇や実質賃金の伸び悩みなど、経済の先行きへの不安が背景にあるとみられています。企業選びのポイントを見ても、「安定している」が2年連続で5割を超えて最多となり、「給料が良い」が「やりたい仕事ができる」を上回りました。今日は、この「収入さえあればいい」という価値観の広がりについて、書いてみたいと思います。「楽しく働きたい」とは、具体的に何を指すのかそもそも「楽しく働きたい」という言葉は、人によってイメージするものが違います。裁量を持って働けることを指す人もいれば、人間関係の良さを指す人、成長実感を指す人もいるでしょう。私自身にとっての「楽しさ」は、少し違うところにあります。仕事とは、文字通り「仕える事」だと捉えています。自分が培ってきたスキルや経験が、誰かの役に立てている。その実感こそが、私にとっての楽しさです。社会人歴20年を超えても、まだ痛感することこう書くと、簡単なことのように聞こえるかもしれません。ただ、正直に言うと、社会人歴が20年を超えた今でも、自分が思い描くほどには他者貢献できていないと痛感する場面があります。人様のお役に立つということは、それだけ難しいことなのだと思います。経験を重ねれば重
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キャリアの捉え方|比べる相手は、ほかでもない「昨日の自分」

こんちにちは。2級キャリアコンサルティング技能士|合同会社たおの代表の工藤でございます。今日のテーマは、比べる相手は、ほかでもない「昨日の自分」SNSを開けば、同世代の活躍や、同期の昇進、友人の結婚報告が次々と流れてきます。そのたびに、自分と誰かを比べて、ちくりと胸が痛む。そんな経験は、誰にでもあるのではないかと思います。今日は、この「比べる」という行為そのものについて、書いてみたいと思います。なぜ、人と比べてしまうのか人と比べてしまうこと自体は、決して特別なことではありません。心理学では「社会的比較」と呼ばれ、自分の位置づけを把握するために、人が自然と行っている行動だとされています。問題は、比べること自体ではなく、比べる対象を、いつも「他人」に設定してしまうことにあるのだと思います。他人という比較対象の、厄介なところ他人と比べることには、いくつかの大きな落とし穴があります。そのうちの一つとして考えられることは、比較の条件がまったく揃っていないという点です。育ってきた環境、持って生まれた気質、置かれている状況、これまで積み重ねてきた時間。どれ一つとして同じ人はいません。にもかかわらず、目に見える結果の部分だけを切り取って比較してしまうと、どうしても自分が劣っている(もしくは優れている)ように感じられてしまいます。しかも、SNSに映るのは、多くの場合その人の「最も良い瞬間」です。見えている部分と、見えていない努力や苦労の量を、フェアに比べることはできません。比較対象を、「昨日の自分」に変えてみるそこでどうしても比べたくなったときは、比較対象を「昨日の自分」に変えてみることをおすす
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キャリアの受け止め方|「私は、◎◎会社の◎◎です」という肩書がなくなったら、どうなる?

こんにちは。2級キャリアコンサルティング技能士|合同会社たお代表の工藤でございます。今日のテーマは、「私は、◎◎会社の◎◎です」という肩書がなくなったら、どうなる?あなたは今、仕事の場で、自分のことをどう表現していますか?「お世話になっております。○○株式会社の○○でございます。」おそらく、ほとんどの方がそのように答えるのではないでしょうか。では——その「会社名」と「役職・部署名」が、明日からなくなったとしたら?あなたは、いったい何者になると思いますか?仕事上での肩書を失ったとき、いったい自分には何が残るかつい先日でのキャリアセッションのワークショップの中で、こんな問いを投げかけてみました。「仕事の場面で、『◎◎会社の◎◎』という肩書がなくなったら、どうなると思いますか?」一瞬、会場がしんと静まりました。40代・50代の方が多い職場では、特にこの問いが深く刺さります。私自身も、かつては会社員でした。それがある日突然、自ら会社を起こし、そこの代表者となりました。社会にはまったく無名の会社です。何者かさえも認知されなくなった瞬間です。まさに、会社の名刺も、役職も、メールアドレスも——すべてが消えた瞬間、「自分って何者だろう?」という問いが、正面からぶつかってきたのです。まったく名もない人への変化に、非常に恐怖を覚えました。信用や信頼はどうやって築いていくものなのだろうか、と。そのため、私は自分が何者かを名乗れるように資格取得に向けて勉学に専念しました。そのとき私の唯一の足がかりになったのが、国家資格キャリアコンサルタントという資格でした。「私は、キャリアコンサルタントです。」取れた
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キャリアの進め方|面接で、本当のことを話すのが怖い。

おはようございます。2級キャリアコンサルティング技能士|合同会社たお代表の工藤でございます。今日のテーマは、「面接で、ありのままの自分のことを話すのが怖い。」についてです。それは、話せないのではなく、まだ言葉になっていないだけ。「正解」を探してしまう面接では、企業が求めている答えを言わなければいけない。多くの就活生が、そう感じているように思います。だから、一生懸命「正解」を探してしまう。何を答えれば評価されるのか、企業が求めている人材にどう見られるか、変なことを言って落とされないか——そんなことばかりが、頭の中を占めてしまいます。でも、本来の面接は、正解を当てる場所ではなく、お互いを知るための対話です。私は、そう思っています。自分の言葉を、まだ見つけている途中自分のことを、自分の言葉で説明するのは、実はとても難しいことだと思います。「ありのままの自分のことを話せない」というより、自分自身の言葉が、まだ見つかっていないだけなのかもしれません。だから、これは「自己理解が足りない」という指摘ではなく、誰にでも起こりうる、自然なことなのだと思います。自分の言葉は、自己理解から生まれる昨日、違和感についてお話ししました。違和感に気づき、「どうしてそう感じたのだろう」と考えることで、自分の価値観が少しずつ見えてきます。その積み重ねの先に、自分の言葉が生まれてくるのだと思います。過去の経験をただ「経歴」として並べるだけでは、自分の言葉にはなりにくいものです。「私は、これまで何を感じ、何を考え、何を大切にしてきたのか」——そこまで振り返ることができて初めて、面接の場でも、自分の言葉として語れる
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キャリアの進め方|資格は、取って終わりじゃない。「極める」ことで生まれる、活かし場

おはようございます。2級キャリアコンサルティング技能士|合同会社たお代表社員の工藤でございます。今日のテーマは、資格は、取って終わりじゃない。「極める」ことで生まれる、活かし場資格取得を目標にすると、合格した瞬間がゴールのように感じられます。ただ、実際にはそこから先の方が、長い道のりなのだと思います。今日は、資格を「持っているだけ」から「活かせるもの」に変えていくために、大切な視点について書いてみたいと思います。資格には、続きがある多くの検定や資格には、階級があります。3級、2級、1級というように、上位の階級が用意されているものがほとんどです。ファイナンシャルプランナー(FP)資格を例に挙げると、実務で評価されるには2級以上の資格や、実践的な知識が求められることが多く、3級だけでは差別化要素として弱いとされています。つまり、資格を取得したという事実だけでは、活かし場を自分でつくるところまでは届きにくいということです。なぜ、極める必要があるのか資格は、取得した時点では「これから何かができる可能性」を示すものにすぎません。実際に活かし場をつくるには、その分野を深く理解し、周囲から頼られるだけの専門性を積み重ねる必要があります。階級を上げていく過程では、単に知識量が増えるだけでなく、実務経験や応用力も同時に問われます。この過程を経て初めて、「資格を持っている人」から「その分野を任せられる人」へと、周囲からの見え方が変わっていくのだと思います。私自身の、7回の挑戦私自身、2級キャリアコンサルティング技能士を取得するまでに、7回挑戦しました。合格までの道のりは、決して平坦ではありませんで
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キャリアの捉え方|AI面接官は、有りか無しか。今の採用選考のあり方

おはようございます。2級キャリアコンサルティング技能士|合同会社たお代表の工藤でございます。今日のテーマは、AI面接官は、有りか無しか。今の採用選考のあり方「AI面接」という言葉を、目にする機会が増えてきました。就活生にとっても、採用担当者にとっても、少し身構えてしまう言葉かもしれません。今日は、実際の企業事例を交えながら、今の採用選考でAIがどう使われているのかについて書いてみたいと思います。どれくらいの企業が、何に使っているのか企業の採用担当者を対象にした調査では、43%の企業がAIツールを採用活動に活用していると回答しています。活用領域として最も多かったのは「求人票の制作」で60.5%、次いで「スカウト」「WEB面接」がいずれも31.4%でした。書類選考の場面でも、活用が進んでいます。ある大手メーカーでは、AIによる書類選考の優先度診断を導入したことで、選考にかける時間を約40%削減できたそうです。削減できた時間を、候補者との対話に回せるようになったとのことでした。ローソンの事例:AIは、人間の面接を「置き換える」ものではなかったここで、印象的な企業事例をご紹介します。ローソンは、書類選考を通過した学生に対し、社員との一次面接の前に、AI面談を課しています。ポイントは、この使い方です。AI面談で合否を決めているわけではありません。採用担当者が、AI面談の内容を事前に読み込み、学生の特性や能力傾向を把握したうえで、実際の一次面接に臨む。つまり、AIは人間の面接の「代わり」ではなく、限られた面接時間の中で、より深く学生を理解するための「事前情報」として使われているのです。この
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キャリアの捉え方|「オヤカク」!?「親ブロック」!?保護者を対象とした就活セミナーがある!?

おはようございます。2級キャリアコンサルティング技能士|合同会社たお代表の工藤でございます。今日のテーマは、「オヤカク」!?「親ブロック」!?保護者を対象とした就活セミナーがある!?「オヤカク」「親ブロック」という言葉を、ご存じでしょうか。就活の現場で、今まさに広がっている言葉です。今日は、就活における保護者の関わりについて、データを交えながら書いてみたいと思います。「オヤカク」「親ブロック」とはオヤカクとは、企業が学生に内定を出す際、親に同意の確認を求める行為のことです。マイナビの調査によると、就活中の親のうち「オヤカク」という言葉を知っていた人はわずか2.8%だったのに対し、実際に子どもの内定先から「オヤカク」を求められたことがある親は52.4%と、半数を超えていました。つまり、言葉は知らなくても、すでに多くの親御さんが体験している現象だということです。親ブロックとは、親の意向によって、子どもが内定を辞退することです。特に、長時間労働やパワハラなど「ブラック企業」のイメージがある企業ほど、親から反対されやすい傾向にあるとされています。データで見る、関与の高まり保護者の関与が増えているのは、就職活動だけではありません。大学のオープンキャンパスについても、同じ傾向が見られます。2026年の調査によると、高校3年生の保護者のうち、オープンキャンパスに同行する予定がある人は64%にのぼり、2025年調査の56%から8ポイントも増加しています。同行する保護者が確認したいポイントは、「子どもに合う雰囲気か」が63%で最多、次いで「学費・奨学金」が59%、「通学時間・交通費」が47%と続
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キャリアの活かし方|ミドルシニア世代以上の方は、生成AIを実際どう使われているのか

おはようございます。2級キャリアコンサルティング技能士|合同会社たお代表の工藤でございます。今日のテーマは、ミドルシニア世代以上の方は、生成AIを実際どう使われているのか「AIが仕事を奪う」「AI時代がやってくる」。そんな言葉を耳にする機会は増えましたが、実際のところ、身の回りでどれくらいの人が、どんな風に使っているのか、案外知らないという方も多いのではないかと思います。今日は、生成AIの利用実態について、データと具体例を交えながら書いてみたいと思います。結局、どれくらいの人が使っているのか総務省の2025年版情報通信白書によると、日本で生成AIを使う個人は26.7%にとどまっているそうです。前回調査からは約3倍に増えたものの、中国(81.2%)や米国(68.8%)と比べると、まだ大きな差があります。年代別に見ると、20代が44.7%と最も高く、40代29.6%、30代23.8%、50代19.9%、60代15.5%と、年代が上がるにつれて利用率が下がる傾向にあります。つまり、ミドルシニア世代で「まだ使ったことがない」という方は、決して少数派ではありません。むしろ、周りを見渡してもまだ8割の同世代が使っていない、というのが実情なのだと思います。実際、みんな何に使っているのか利用している方に「何に使っているか」を尋ねた調査もあります。プライベートでの利用用途は、1位が「情報収集や調べ物」で61.4%、2位が「日常的な会話や相談」で41.7%、3位が「アイデア出し」で35.8%という結果でした。別の調査では、「文章の作成・編集・要約」が51.9%で最も高く、次いで「検索機能」としての
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キャリアの捉え方|キャリアは、木を育てるように。資格という「根」から広がる枝葉

こんにちは。2級キャリアコンサルティング技能士|合同会社たお代表の工藤でございます。今日のテーマは、キャリアは、木を育てるように。資格という「根」から広がる枝葉「キャリア」という言葉を、仕事の話だけに絞って考えてしまうと、ふと行き詰まりを感じる瞬間があります。定年までの道のりを思うと、それはあまりに長く、果てしなく感じられるからだと思います。そんなときに私が大切にしているのが、キャリア開発の一環に「学び」、つまり資格取得を組み込むという視点です。資格は、「一度きり」で終わらない多くの資格には、続きがあります。◯級、上位資格、関連資格というように、一つの資格を取ったところがゴールではなく、そこからさらに深めていく道が用意されていることがほとんどです。だからこそ、何か一つの資格を目指そうと決めたなら、そこで満足せず、その先の階層まで見据えて深めてみてほしいと思っています。木のたとえ~根を張り、幹を太くする私自身のキャリアも、まさにこの積み重ねでできています。まずキャリアコンサルタントとして、国家資格キャリアコンサルタントを取得し、そこから2級キャリアコンサルティング技能士へと進みました。これが、私にとっての「根を張り、幹を太くする」段階だったのだと思います。一つの軸に腰を据えて取り組むと、その分野の解像度が上がっていきます。表面的な理解では見えなかった課題や、隣接する領域への関心が、自然と湧いてくるのだと思います。枝葉が広がっていく私の場合、キャリアコンサルタントとして人と向き合ううちに、「福祉」という領域にも関心が広がっていきました。今は東京通信大学で、社会福祉士と精神保健福祉士
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キャリアの整え方|「勉強ができる人」と「学ぶことができる人」は、同じじゃない

おはようございます。2級キャリアコンサルティング技能士|合同会社たお代表の工藤でございます。今日のテーマは、「勉強ができる人」と「学ぶことができる人」は、同じじゃない「何か資格を取ったほうがいいのかな」。そんなふうに思ったこと、きっと一度はあるのではと思います。キャリアアップのため、転職のため、将来への備えのため。世の中にはたくさんの資格があります。そして、資格を取ること自体、もちろん素敵なことだと思います。知識や技能を身につけた証になりますし、新しい仕事への扉を開いてくれることもあります。ただし、今日は少しだけ違う角度から、「学ぶこと」についてお話ししたいなと思います。「勉強ができる人」と「学ぶことができる人」って、実は同じではないのかもしれないということです。「正解を覚える」ことと、「学ぶ」ことの違い資格試験の勉強は、覚えることがたくさんあります。法律、制度、用語、理論、計算方法。問題を解いて、間違えたところを覚え直しながら、そうやって知識を積み重ねて、試験に合格する。これって、とても大切な力です。ただし、社会に出てから必要になる学びは、少し違うプロセスをたどる気がしています。それは、「これって、なぜこうなっているんだろう」「本当にこれが正解なのかな」「別の方法はないのかな」。などと、仕事をしていると、そんな疑問に出会う瞬間があります。そのときに、「教科書にはこう書いてあったから」で止まってしまうのか、それとも、「なぜだろう」と立ち止まって、自分で調べて、人の話を聞いて、自分の経験と結びつけながら、考え方や行動を変えていくのか。まさにここに、「正解を覚える力」と「問いを持ち
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キャリアの捉え方|学びのコストを、自己投資として見る

おはようございます。2級キャリアコンサルティング技能士|合同会社たお代表の工藤でございます。今日のテーマは、「学びのコストを、自己投資として見る」についてです。キャリアは、「仕事」だけでつくるものではないキャリアを考えるとき、私は3つの柱があると思っています。それが、仕事、ファイナンシャルプラン、資格・学びです。仕事は、今の自分が社会に何を提供しているか。ファイナンシャルプランは、今の、そして、これからの人生を経済面からどう支えるか。そして資格・学びは、今の、そして、これからの自分に、どんな知識や能力を身につけるか。この3つを並べてみると、キャリアは仕事だけを考えてつくるものではないのだと、あらためて感じます。学びのリターンは、数字だけでは測れない資格取得というと、「受験料○万円」「講座○万円」「勉強時間○時間」、そして「その資格で年収がいくら上がるか」という計算になりがちです。もちろん、それも大切な視点だと思いますし、私も最初、〇十万というキャリアコンサルタント養成講座の受講を決意した時は、これは、自分にとってはかなり巨額な自己投資になるな、と、当時の、かなり強い覚悟を決めた感覚は、今でも鮮明に思い起こせます。そして、その結果、今の自分がある。まさに、学びのリターンは、目の前の〇十万円という金額だけではありませんでした。何にでも変え難い、判断できるようになること。選択肢が増えること。自分の考えを言語化できるようになること。これまで見えなかったものが見えるようになること。学びによって、自分自身の判断材料が増えていく——これこそが、自分にとって人生最大で、最強な、価値ある立派なリ
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