おはようございます。2級キャリアコンサルティング技能士|合同会社たお代表社員の工藤でございます。
今日のテーマは、資格は、取って終わりじゃない。「極める」ことで生まれる、活かし場
資格取得を目標にすると、合格した瞬間がゴールのように感じられます。ただ、実際にはそこから先の方が、長い道のりなのだと思います。
今日は、資格を「持っているだけ」から「活かせるもの」に変えていくために、大切な視点について書いてみたいと思います。
資格には、続きがある
多くの検定や資格には、階級があります。3級、2級、1級というように、上位の階級が用意されているものがほとんどです。
ファイナンシャルプランナー(FP)資格を例に挙げると、実務で評価されるには2級以上の資格や、実践的な知識が求められることが多く、3級だけでは差別化要素として弱いとされています。つまり、資格を取得したという事実だけでは、活かし場を自分でつくるところまでは届きにくいということです。
なぜ、極める必要があるのか
資格は、取得した時点では「これから何かができる可能性」を示すものにすぎません。実際に活かし場をつくるには、その分野を深く理解し、周囲から頼られるだけの専門性を積み重ねる必要があります。
階級を上げていく過程では、単に知識量が増えるだけでなく、実務経験や応用力も同時に問われます。この過程を経て初めて、「資格を持っている人」から「その分野を任せられる人」へと、周囲からの見え方が変わっていくのだと思います。
私自身の、7回の挑戦
私自身、2級キャリアコンサルティング技能士を取得するまでに、7回挑戦しました。合格までの道のりは、決して平坦ではありませんでした。
ただ、この7回の挑戦を通じて、キャリアコンサルティングという分野への理解が、少しずつ深まっていく感覚がありました。1回で合格していたら得られなかったであろう気づきが、何度も向き合う中で積み重なっていったのだと思います。今振り返ると、この遠回りに見えた過程こそが、今の活かし場をつくる土台になっているような気がします。
「キャリアは木を育てるように」との接続
以前の記事で、キャリアは木を育てるようなものだと書きました。まず一つの資格に腰を据えて、根を張り、幹を太くする。そこから、関連する資格へと枝葉が広がっていく、という話です。
今日の話は、その「幹を太くする」部分をさらに掘り下げたものだと思っています。根を張るだけでは、木は大きく育ちません。幹を太くし続ける、つまり、一つの分野を極めていく過程があってこそ、その先に広がる枝葉も、しっかりと支えられるのだと思います。
キャリア開発の3つの柱
私は、キャリア開発の大原則として、「仕事」「ファイナンシャルプラン」、そして「資格取得(持続的な自己学習)」という3つの柱があると考えています。
このうち、持続的な自己学習には、他の2つには見失いがちな特徴があります。それは、極みの域に到達するまでに、長い年月をかけられるということです。焦って結果を出す必要がなく、自分のペースで積み重ねていける領域だと思います。それこそがまさに、「成長」の持続的な促進を、自らで行うことができるということです。誰に与えられるものでもなく、自らでその機会を創ることができます。
そしてもう一つ、これが特に大きいと思うのですが、仕事は多くの場合、他者からの評価によって成果が測られます。一方、資格取得や自己学習は、自分自身の中に評価の軸を持つことができます。他者評価に一喜一憂するだけでなく、自分自身で自分の歩みを認められる場所があること。これは、心の支えとして、とても大きな意味を持つのだと思います。
おわりに
資格取得は、ゴールではなく、スタート地点です。取得した資格をどう極めていくか、そこにこそ、本当の意味での活かし場が生まれてくるのだと思います。もし今、資格を取ったまま活かせずにいると感じているなら、次の階級を目指してみることが、その一歩になるかもしれません。
あなたはどのようなことを「極めて」みたいと思いますか。
その「極み」を証明できる資格や検定は見当たりますか。