キャリアの捉え方|AI面接官は、有りか無しか。今の採用選考のあり方

キャリアの捉え方|AI面接官は、有りか無しか。今の採用選考のあり方

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おはようございます。2級キャリアコンサルティング技能士|合同会社たお代表の工藤でございます。
今日のテーマは、AI面接官は、有りか無しか。今の採用選考のあり方

「AI面接」という言葉を、目にする機会が増えてきました。就活生にとっても、採用担当者にとっても、少し身構えてしまう言葉かもしれません。今日は、実際の企業事例を交えながら、今の採用選考でAIがどう使われているのかについて書いてみたいと思います。

どれくらいの企業が、何に使っているのか

企業の採用担当者を対象にした調査では、43%の企業がAIツールを採用活動に活用していると回答しています。活用領域として最も多かったのは「求人票の制作」で60.5%、次いで「スカウト」「WEB面接」がいずれも31.4%でした。

書類選考の場面でも、活用が進んでいます。ある大手メーカーでは、AIによる書類選考の優先度診断を導入したことで、選考にかける時間を約40%削減できたそうです。削減できた時間を、候補者との対話に回せるようになったとのことでした。

ローソンの事例:AIは、人間の面接を「置き換える」ものではなかった

ここで、印象的な企業事例をご紹介します。ローソンは、書類選考を通過した学生に対し、社員との一次面接の前に、AI面談を課しています。

ポイントは、この使い方です。AI面談で合否を決めているわけではありません。採用担当者が、AI面談の内容を事前に読み込み、学生の特性や能力傾向を把握したうえで、実際の一次面接に臨む。つまり、AIは人間の面接の「代わり」ではなく、限られた面接時間の中で、より深く学生を理解するための「事前情報」として使われているのです。

この取り組みについて、ローソンの担当者は「効率化が目的ではない」と語っています。むしろ、これまで以上に、一人ひとりと向き合うための工夫なのだと思います。

学生側の反応は、意外にも好評

ローソンでAI面談を受けた学生の98%が「よかった」と回答し、内定承諾率も従来の対面面接のみの場合と比べて1割向上したそうです。実際の体験談では、「選考には関係のない、AI面接そのものへのフィードバックをもらえた」という声もありました。

候補者体験の向上が、そのまま入社意欲や企業への信頼感の高まりにつながっている、という見方もできそうです。

おわりに

AI面接というと、「人間味のない選考」という印象を持たれがちです。けれど、ローソンの事例を見る限り、実際にはむしろ逆で、AIを事前情報として活用することで、限られた面接時間の中で、より深く一人の人間と向き合うための工夫として使われています。

AIは、人間の判断を置き換えるものではなく、人間がより丁寧に向き合うための土台をつくるもの。そんな使い方が、これからの採用選考のスタンダードになっていくのかもしれませんね。

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