キャリアの進め方|面接で「なぜ?」と聞かれると答えに詰まる理由

キャリアの進め方|面接で「なぜ?」と聞かれると答えに詰まる理由

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おはようございます。2級キャリアコンサルティング技能士|合同会社たお代表の工藤でございます。今日のテーマは、「面接で『なぜ?』と聞かれると答えに詰まる理由」についてです。

「どうして、そう思ったのですか?」
「どうして、その仕事をしたいのですか?」
「どうして、この会社なのですか?」

面接でこう聞かれた瞬間、急に言葉が出てこなくなる経験はありますでしょうか。

「なぜ?」に答えにくくなる理由とは

自分の経験を「経験したこと」としては覚えていても、

「自分は何を感じたのか」
「どうしてそう感じたのか」
「その経験から何を大切にするようになったのか」

というところまで、まだ自分自身が十分に行き着いていない可能性が高いと思います。ただその時の経験や体験を振り返るということではなく、自分の人生というドラマを見ているように、そのときの情景が鮮明にイメージできるまで、深く掘り下げてみる。そこが重要になってきます。

面接官が知りたいのは「正解」だけではない

面接では、できるだけ立派な答えをしなければならない。そう考えてしまう就活生も、もしかしたら転職活動中の方も少なくないのかもしれませんが、「なぜ?」と聞かれたとき、必ずしも「それが正解」という解があるわけではないと思います。そのため、「私は、こう考えています」「私は、このように感じました」「私は、こんな風に思います」と、自分の言葉で素直に表現できることが大事になってきます。そのためには、自分の経験をただ並べるだけではなく、あらかじめ、その体験を、事細かく鮮明に情景を思い浮かべておくまでの自分自身の探索が必要になってきます。以前にもお話したことがあったとおり、まさに「自分ヲタ」になる。

一つの経験を、いくつかの角度から振り返ってみる

自己分析というと、経験をたくさん書き出すことをイメージするかもしれませんが、私は、数を増やすことだけが自己分析ではないと思っています。何よりも、その一つの自分にとって印象深いさりげない経験を、じっくりと振り返ってみる。――「そのとき、自分はどう感じた?」「なぜ、そう感じた?」「自分にとって、何が大切だった?」――そんなふうに、少しずつ違う角度から見てみると、「ただのアルバイト経験」だったものが、「私は、人に喜んでもらえることにやりがいを感じる」「相手の気持ちを考えて行動することを大切にしている」というように、自分自身についての発見につながっていくことがあります。これが、面接で話す「自分の言葉」につながっていくのだと思います。

自分の言葉は、自分への問いかけから生まれる

私は、キャリアについて考えるときに「自問自答」を大切にしています。もちろん、自分だけで何もかも決めることはありません。誰かとの対話によって、自分では気づかなかったことが見えてくることもあります。そして、その経験をどう受け止め、何を大切にしていくのか。そこまで自分自身を振り返っていただきたいと思っています。

だからこそ、面接で「なぜ?」と聞かれて答えに詰まったとき、「私は、このことについて、まだ自分自身に問いかけていなかったのかもしれない」そう考えてみる。そんな視点も、就職活動時には養っていただきたいところです。

おわりに

面接で話すために、自己分析をする。もちろん、それも一つの目的です。
けれど私は、自己理解は面接のためだけにするものではないと思っています。
これまでの経験を振り返り、「私は何を感じてきたのか」「何を大切にしてきたのか」を考えていく。その過程で見つかった自分の言葉が、結果として面接でも、自分らしい言葉として表れてくるのだと思います。「なぜ?」と聞かれて答えに詰まったとき。それは、あなたに答えがないからではなく、まだ自分自身がその答えを、じっくり探している途中なのかもしれません。

ぜひ一つの経験から、一つの問いから。自分自身との対話を、少しずつ始めてみてください。面接の答えを「作る」のではなく、ほんの一つの体験から、自分の中にある言葉を、一緒に見つけていく。私は、そんな自己理解の時間を大切にしていただきたいと思っています。

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