キャリアの受け止め方|AIで仕事は速くなった。でも、自分との対話は増えた。

キャリアの受け止め方|AIで仕事は速くなった。でも、自分との対話は増えた。

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おはようございます。2級キャリアコンサルティング技能士|合同会社たお代表の工藤でございます。今日のテーマは、「AIで仕事は速くなった。でも、自分との対話は増えた。

作業のスピードは、圧倒的に上がった

AIに聞けば、手順を整理してくれます。マニュアルを読む時間も短縮できます。文章を作ってくれますし、アイデアも出してくれます。情報を整理する、一定水準のアウトプットを短時間で出す——「作る」「調べる」「整理する」という作業の速度は、ここ数年で飛躍的に上がったと思います。正直なところ、私自身も「今となってはAIなしでは生きていけない」と感じるくらい、日々の仕事やもちろんプライベートの中でもAIを活用しています。

ただし、「自分が納得するまで」の時間は、むしろ増えた

面白いのはここからです。AIは、こちらが考え終わる前に、どんどん答えを出してきます。「ちょっと待って、私はまだそこまで考えが行き着いていないのに。」と思う瞬間が、正直よくあります。そして、出てきた答えや時にはAIからの問いかけを前に、「これは違う」「こっちの方が近い」「そもそも言いたいことが違う」「どうすればいいのか。」と、自分自身との認識のすり合わせが始まります。作業時間は短くなったはずなのに、自分と対話する時間は、むしろ増えているような、そんな感覚です。
「どうしたらいいのか。」毎回、AIにほんの些細なひとつを依頼をするたびに、返ってくる複数の選択肢、膨大な情報量、それを処理して自分なりの、インスピレーションを駆使しながら適切に判断する。そんなAIとのやり取りが日々、まぐるしく繰り広げられていき、その日一日を終える頃には、毎度、頭がパンパンになり、くたびれているのが分かります。

「何を作れるか」から、「何を選び、何を生み出したいのか」へ

先ほど述べたように、AIは、大量の情報から、ものすごい数の案を出すことができます。だからこそ、これからは「何を作るか」だけではなく、「何を面白いと思うか」「何に違和感を覚えるか」「そもそも何を問いにするか」という部分の価値が、大きくなっていくように思います。速く作れること、正確に作れること、知識や技術があること——これまで評価されてきたそうした力に加えて、問いを立てる力、違和感を見つける力、自分なりの基準で選び取る力、発想力が、これからの働き方の中で、より重みを増していくような気がしています。

おわりに

AIとやり取りをする中で気づいたのですが、大量の文章を読み、瞬時に要点をつかみ、自分の認識と照らし合わせ、違和感があれば伝え、また次のアウトプットを見る——この繰り返しは、情報を高速で処理しながら、自分の判断基準と照合し続ける訓練のようなものなのかもしれません。何度もお伝えしますが、AIによって人間が考えなくなるのではなく、AIとの付き合い方次第で、むしろ「自分はどう考えるのか」を、何度も問われる時代になっているように思います。AIは、答えを出すのが速いです。でも、私たちが納得するのは、必ずしも速くありません。だから私は今日も、AIに答えを出してもらいながら、自分自身にこう問い返しています。「で、私はどう思う?」
皆様は、AIが出した答えに、どう向き向き合っていらっしゃいますか。


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