こんにちは。2級キャリアコンサルティング技能士|合同会社たお代表の工藤でございます。
今日のテーマは、「私は、◎◎会社の◎◎です」という肩書がなくなったら、どうなる?
あなたは今、仕事の場で、自分のことをどう表現していますか?
「お世話になっております。○○株式会社の○○でございます。」
おそらく、ほとんどの方がそのように答えるのではないでしょうか。
では——
その「会社名」と「役職・部署名」が、明日からなくなったとしたら?
あなたは、いったい何者になると思いますか?
仕事上での肩書を失ったとき、いったい自分には何が残るか
つい先日でのキャリアセッションのワークショップの中で、こんな問いを投げかけてみました。
「仕事の場面で、『◎◎会社の◎◎』という肩書がなくなったら、どうなると思いますか?」
一瞬、会場がしんと静まりました。
40代・50代の方が多い職場では、特にこの問いが深く刺さります。
私自身も、かつては会社員でした。それがある日突然、自ら会社を起こし、そこの代表者となりました。
社会にはまったく無名の会社です。何者かさえも認知されなくなった瞬間です。
まさに、会社の名刺も、役職も、メールアドレスも——
すべてが消えた瞬間、「自分って何者だろう?」という問いが、正面からぶつかってきたのです。
まったく名もない人への変化に、非常に恐怖を覚えました。信用や信頼はどうやって築いていくものなのだろうか、と。
そのため、私は自分が何者かを名乗れるように資格取得に向けて勉学に専念しました。
そのとき私の唯一の足がかりになったのが、国家資格キャリアコンサルタントという資格でした。
「私は、キャリアコンサルタントです。」
取れた暁には、たったその一言が、どれだけ支えになったか。自分を示せる有難さを改めて痛感しました。
さらに、公的な資格取得は、たとえ会社が変わったとしても一生涯自分に残せる肩書になることができます。
「私は◎◎の◎◎です」と言えるものが、あなたを守る
ワークショップでは最後に、こんなワークをしました。
「今日、会社を離れたとしたら、『私は◎◎の◎◎です』と名乗れるものは何ですか?思いつく限り書いてみてください。」
最初は手が止まる方も多い。
でも、書き始めると——
「子育て経験のある父親です」
「地域の○○活動に関わっている市民です」
「料理が得意な人です」
「私は〇〇の資格勉強をしている人です」
職業人としての肩書ではない「自分」が、少しずつ言葉になっていきます。
これこそが、キャリアです。
仕事面での会社名がなくても、役職がなくても、あなたにはすでに「語れる自分」がいます。
人生における役割は、仕事(職業人)だけではない
ドナルド・スーパーの「ライフ・キャリアレインボー」という理論があります。
人生には、こんなにたくさんの役割があります。
子ども
学ぶ人
余暇人
市民
職業人
配偶者・パートナー
家庭人
親
会社員として働いている間、「職業人」という役割が人生のほぼすべてを占めていることがあります。
でも、定年後も、独立しても、転職しても——
残りの役割は、ずっとあなたの中にあります。
そのため、就業している間であったとしても「職業人」の外にある自分に、もっと目を向けてみることが自分自身の人生を豊かにしてくれます。
気づいたその日から、キャリアは動かせる
キャリアは、年齢に関係ありません。
正解も、ゴールも、決まっていません。
「肩書がなくなったら」という問いは、恐怖心を抱かせたいわけではありません——今の自分を見つめ直すための、最高の問いかけだと私は思っています。
それでは、改めて最後に・・・
あなたは今日、「私は◎◎の◎◎です」と、そこに何を書きますか?
おわりに
くみキャリ学院では、こうしたキャリアの問いに、一緒に向き合う場を提供しています。
「なんとなく不安だけど、何から考えればいいかわからない」
「転職や独立を考えているけど、自分の強みが見えない」
「キャリアのことを、誰かと話してみたい」
そんな方は、ぜひ一度ご相談ください。
ちなみに、わたしはさらに今年4月からかねてより切望していた「大学生」という肩書がつきました。
国家資格キャリアコンサルタント/2級キャリアコンサルティング技能士
くみキャリ学院 主宰 工藤久美子