おはようございます。2級キャリアコンサルティング技能士|合同会社たお代表の工藤でございます。
今日のテーマは、ミドルシニア世代以上の方は、生成AIを実際どう使われているのか
「AIが仕事を奪う」「AI時代がやってくる」。そんな言葉を耳にする機会は増えましたが、実際のところ、身の回りでどれくらいの人が、どんな風に使っているのか、案外知らないという方も多いのではないかと思います。
今日は、生成AIの利用実態について、データと具体例を交えながら書いてみたいと思います。
結局、どれくらいの人が使っているのか
総務省の2025年版情報通信白書によると、日本で生成AIを使う個人は26.7%にとどまっているそうです。前回調査からは約3倍に増えたものの、中国(81.2%)や米国(68.8%)と比べると、まだ大きな差があります。
年代別に見ると、20代が44.7%と最も高く、40代29.6%、30代23.8%、50代19.9%、60代15.5%と、年代が上がるにつれて利用率が下がる傾向にあります。
つまり、ミドルシニア世代で「まだ使ったことがない」という方は、決して少数派ではありません。むしろ、周りを見渡してもまだ8割の同世代が使っていない、というのが実情なのだと思います。
実際、みんな何に使っているのか
利用している方に「何に使っているか」を尋ねた調査もあります。プライベートでの利用用途は、1位が「情報収集や調べ物」で61.4%、2位が「日常的な会話や相談」で41.7%、3位が「アイデア出し」で35.8%という結果でした。別の調査では、「文章の作成・編集・要約」が51.9%で最も高く、次いで「検索機能」としての利用が続いています。
つまり、多くの方が、これまで検索エンジンに任せていたことを、少しずつ生成AIに置き換え始めているのだと思います。
身近な暮らしの中での活用例
具体的な例を挙げると、こんな使い方が紹介されています。
▶今晩の献立に悩んだとき、冷蔵庫にある食材を伝えるだけで、レシピと買い物リストまで提案してもらう
▶旅行の行き先・日数・予算・興味(グルメ、歴史、自然など)を伝えるだけで、移動時間まで考慮した旅程を作ってもらう
キーボード入力よりも、スマホの音声入力で「話しかけるだけ」という使い方が、特にキーボード入力に慣れていない方には向いているとも言われています。「今日の夕飯の献立を考えて」と話しかけてみる。そんな気軽さから始められるようです。
仕事での活用例
仕事の場面でも、身近な事例があります。ある50代の営業職の方は、プレゼン資料の作成が苦手だったそうですが、AIの資料作成機能を使うようになってから、伝わりやすい資料を簡単に作れるようになり、社内外での反応も良くなって、資料作成そのものへの苦手意識が軽減されたそうです。
苦手なことを、AIに補ってもらう。そんな関わり方も、十分に「活用」と呼べるのだと思います。
ただし、仕事の場面では、その職場内の使用ルールの範囲内で活用することも重要です。
私自身の使い方
ここで少し、私自身の使い方もご紹介します。私は最近では、調べ物をするとき、検索エンジンよりも先に生成AIに文章で尋ねることの方が多くなりました。
通信機器の接続方法、飼っている魚の飼育方法、何かを選ぶときのご相談、そして、日常でふと気になったことのつぶやきまで、一つのAIのみに絞らず、複数の生成AIに同じ内容の相談をすることもあります。
自分がふと疑問に思ったこと、日々生活している中でふと気になったことなど、ふとした瞬間に、気が付けばアプリを開いていることもあります。
ツールの使い方そのものも、公式のガイドを探しに行くより、AIに直接「使い方を教えて」と聞いてしまう方が早い、と感じています。
ただし、生成AIが出した回答がすべてで自分にとって当てはまることではない、ということも前提に持っておいた方がいいかもしれません。
あくまで一意見にしかすぎないと認識しておくことも必要になってくると思います。
まとめ:今日、何か一つだけ試してみる
ここまで、データと具体例を紹介してきましたが、「全部やらなければ」と気負う必要はまったくありません。
もしまだ生成AIを使用したことがない方がいましたら、まずは、「今日は曇りです。どんな風に過ごしたらいいと思いますか。」とか、「今日の夕食はどんなものがいいと思いますか。」でも、「この使用方法が分からず困っています。」でも構いません。何か一つだけでも話かけてみるということから始めてみてもいいかもしれません。
※ただし、生成AIから返ってくる回答がすべて正しいわけではなく、あくまで参考意見の一つとして捉えるほうがいいかもしれませんね。