タクラマの感じ方
イエやすの敗戦後のしかめっ面自画像、みたいなことを書いておこうと思います。(前編)第一段階「面白い小説を書きたい」この頃は楽しかったですね。へんな文を書いては知り合いなんかに見せ、冷や汗タラタラなのすら見ずに、すごいねーとかいっぱい書いたねーとか言ってる人に自己満を更にぶつけて、なんの疑問ももたなかった。第二段階「忖度の無い意見が欲しい」無理難題を見知った顔に押し付けた結果増長した私は、ネット公開すればいけんじゃん! と軽々しく思い、即座に実行しました。正確には、実行しようとした、ですね。適当なものを書いて、文句が来ることで有名だったそこそこのサイトに貼り付けようとしましたけれど、最後のポチリまで来たところで、恐怖感が湧いてきました。それはどんどん膨らんで、小学生の頃自作の作文を読み上げろと先生に指名された時みたいなことまで思い出す始末。結局最後の送信ボタンを押すまでに三日くらいかかりました。第三段階「知らない人から面白いという反応が欲しい」結局、初めて書きましたとか、自信がないですとか、噓まみれの補足を書きまくって最初の一投は、事なきを得ました。「初めてでこれ『ならば』いいんじゃない?」「お話『は』、結構綺麗で好きでした『よ』」流石に書いている人達のお言葉には、滑らかさと棘が共存しているものなのだな、とか変なことの学習をしつつ、やはり私はこの程度だな、と思い知らされまくりました。じゃあ次いってみよー、と掌編を書きまくります。新人アドバンテージは消え、感想もあまり書き込まれない日々。他の作品には、いいですね、ここをこうしたらもっとよくなるかも、なんて褒め言葉や建設的なご意見なん
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