自分探しを終わらせてくれた前世療法4
(「自分探しを終わらせてくれた前世療法3」からの続き)
セラピスト(以下太字)「だから自分の実験室だった工房から離れないのかしら?」
うん、そうかもしれない。なんか多分、医療とか人の命とか、世界の法則とかそういうことが好きな人なんですよ。エリンは。そういうことを追求したいんだけど、まぁ今ならそれは科学で追求しても、白い目を向けられる事は無いけれど、この時代は宗教の時代だし、そんなことをすれば、即刻魔女狩りにあう。男でも、異端の烙印を押される。科学がタブーだったので。ましてや、彼女は女性なので。いの1番に魔女狩りの対象にされた。でも、そのことにすごく腹を立てているし、自分が間違っていると、エリンは全く思っていない。
「時代はいつぐらいかわかりますか?」
どのぐらいなんだろう、これ。なんか15,16世紀ぐらいかなぁ。もう少し最近なのかしら。まぁでも、15、6世紀位の感じかな。
「他にこの人生で確認したい事はありますか?」
うーん…なんか、この時代じゃないんだと思うんですけど、しかもこの辺の地域でもないんだと思うんですけど、エリンが錬金術に関する心の師匠みたいに思っている人がいて、その人に会いたいです。でもそれがいつの時代の誰なのかわからない。
「どんな姿してる人かわかりますか?」
どっか中東のほうの人に思えます。男性。案外若いなぁ。案外、若くて結構身分の高い人のように見えます。
「服装はわかりますか?」
結構上等なものを着てるんですよね。ボルドー色のビロード?上質な、柄が織り込まれている良い生地を使った服を着ているなぁ。これは、。あと複雑な形の帽子をかぶっている。同じボルドーの上質
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