現実世界の解釈2

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先日の続きです^^
プラトンの著書『国家』洞窟の比喩について、続きを書きます。
ご存じの方も多いと思いますが、ざっくりとお話しますと以下の内容になります。

子供の頃から洞窟の突き当たりを向いて一列に縛られた人々(囚人)がいます。彼らが日々目にするのは、背後から壁に向かって火に照らされた実体の影です。
つまり彼らの現実とは、我々の思う実体ではなく、影そのものという状態です。

ある日、一人の男の拘束が解かれます。
自由になった男は洞窟内全体を振り返り、今まで自分が真実と信じて見ていたものが、壁に映し出された人形の影だったことに気付きました。

ふらふらと窟を出ると、洞窟の中の火とは比べものにならないほど明るく照らしている「太陽」の存在を認知します。
男はあまりのまぶしさに目をくらませてしまいますが、目を馴らしていくことで、やっと太陽を認識できるようになりました。

そして、太陽こそが全てのものを照らし、成り立たせている世界の真実である事に気づきます。
男はその真実を、洞窟の中の仲間にも伝えようとしますが、他の囚人は彼の話を信じようとしませんでした。
洞窟の中の囚人たちにとっては影こそが世界のすべてで、世界の真実など知ろうともしないからです。

以上です。
皆さまも様々なお立場でこの比喩にうなづいている方もいらっしゃるでしょう。このたとえ話で理解できることは、

物理的な現実とは、意識や無意識の中にある観念を映し出している、たんなる鏡だ、という事です。

自分の外に何かがあるのではなく、すべて、私達の中にあるのです。
また、私達は意識や無意識の中に、自分にとって真実ではない(と思っている)観念、思考、感情などがあるときには、好ましくない現実=事実ではない、として私達の人生に映し出して見ているのです。

ゆえに、私達は、特に観念・思考を意識的にコントロールできるよう、潜在意識を使って数段上の人生を生きていける可能性があるのです。

ありがとうございました。
それでは、ごきげんよう✨
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