【文献紹介#32】人的資本は世界的に格差が拡大している
こんにちはJunonです。
昨日公開された研究論文(英語)の中から興味のあったものを一つ紹介します。
出典
タイトル:Skills-adjusted human capital shows rising global gap
著者:Wolfgang Lutz, Claudia Reiter, Caner Özdemir, Dilek Yildiz, Raquel Guimaraes, Anne Goujon
雑誌:Proc Natl Acad Sci U S A.
論文公開日:2021年2月16日
どんな内容の論文か?
ヒューマン・キャピタルとは、正式な教育を通じて習得したスキルとして広く定義されており、経済成長と社会開発の主要な推進力の一つとして認識されている。しかし、生産年齢人口を対象とした人的資本の測定は、世界的な規模で、また長期的に見ても、いまだに満足のいくものではない。ほとんどの指標は、教育の量のみを考慮し、実際のスキルを無視している。急速に拡大したり、学校制度が変化したりしている場合には、この仮定は通用しない。しかし、成人人口の識字能力を年齢と性別で直接評価する国が増えてきている。本研究では、この識字能力データをもとに、人口統計学的に成人の識字能力の指標である識字能力調整平均就学年数(SLAMYS)を提示する。この指標は、185カ国の20歳から64歳までの人口を対象とし、1970年から2015年までの期間を対象としている。従来の平均就学年数(MYS)と比較すると、過去数十年の間にほとんどの国で、特に貧困国で顕著に増加しているが、SLAMYSの傾向は、世界的に低水
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