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大学で文学の授業をしてきた話──「よくわからない小説」を読む方法

縁あって、東海大学の文芸創作科三年生向けの講義「文学精読」にて、ゲスト講師として授業を担当させてもらいました。この講義の担当者は作家であり大学教員でもある倉数茂さん。対面でお会いしたことはないですが、Twitterでちょくちょく交流があり、SFマガジンの異常論文特集ではいっしょに寄稿させていただいたりもしました。もともとtoibooksでのオンラインイベントでのゲスト出演をぼくが倉数さんにお願いしたのがきっかけで、「大滝さんもうちでちょっと話をしてみませんか?」とお誘いいただき、オファーを交換するようなかたちで今回の話が決まりました。工学部出身で文学教育を受けたこともないじぶんができるのか……!?という戸惑いはありましたが、文学というのは「部外者にやさしい分野」ともおもっているので、ならば徹底的に他のひとが話さないようなことをしてみようと決め、授業にのぞみました。今回はじめての経験ということもあり、準備過程と授業内容、所感などを以下に書き残しておきます。課題作品とテーマの設定「神は細部に宿る」という言葉がある。文芸作品の精髄は、ストーリーや世界観ではなく、テクストの些細なディテールにこそ宿る。優れた作者はみな、そのような細部を創り出すことに心血を注いでいる。ゆえに、文学の学習を深めるためには、一言一句もゆるがせにせず、ゆっくりと丹念に読む精読が必要となる。この授業では、テクストの中にそのような細部をいかに見出すか、また見出した細部を全体との関連においていかに解釈するかを精読の実習を通じて学習する。つまり、細部と全体をつなぐ作品解釈力(?)のようなものを養う授業だと捉え、それなら
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【今日のスパイスvol.4】箇条書きは、キムタクと同じ

皆さん、日々ライティング活動お疲れ様です。 ココナラ限定コラム「今日のスパイス」のお時間です。 ・ライティングのコツ ・行動心理学 ・サイト制作のテクニックなどについて情報発信しています。今日お伝えしたいのは、 『箇条書きは、キムタクと同じ』です。キムタクとは、ご存じ元スマップの木村拓哉さんのこと。どういう意味やねん?舐めとんのか?とファンの方からビンタされそうですが、 箇条書きとキムタクには1つだけ共通点があります。 あなたは何だかわかりますか??? それは・・・ どちらも【オーラ】があるということ。 想像してみてください。あなたが電車に乗って目の前の椅子にキムタクが座っていたら、 思わず目が行くと思いませんか? ん?!なんか違和感を感じる…。みたいな(笑)箇条書きも同じで、文中にあるとすごく目立つんです。 箇条書きはシンプルで、すぐ理解できるのが特徴。 言い換えれば、情報量が少ないため、処理するのがラクなんです。 【託児所】をテーマに例文で説明しますね。 まずは箇条書きなしの文章。 ---------------------------------------------------------------------------0〜1歳のベビーは音楽を楽しむ、というよりも各自自由に動き回っていますが、急に立ち止まってじーっと先生を見たり、楽器をシャカシャカ振って楽しそうにしています。 ---------------------------------------------------------------------------78文字あります。 ネット上の文章は
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本のタイトルの重要性を具体例で説明します

本のテーマで「怒り」と「気づき」について解説しました。 これ、実は本のタイトルを考えることに直結します。 本のタイトルは本当に重要です。 300冊の本を編集してきた私も何度も経験しました。 以前、退社した後輩が編集した、 〇持ち方&筆圧で字がきれいになる(竹内みや子/主婦の友社) という本がありました。 読んでみると著者の独自理論がわかりやすいので感心しました。 ただし、この本はあまり売れない結果となっています。 私も本に書いてある通りに持ち方と筆圧を変えたら、字が即うまく書けました。 このまま埋まってしまうのはもったいないと強く思い、以下のタイトルにして改定版を出しました。 〇字は1日でうまくなる! 美文字をテーマにした本は洒脱な表紙デザインで明らかに女性向けを意識しています。 しかし、字がうまくなりたいの男性も多くいるはずです。 そこで、イエローを地色にした派手な表紙にしました。 宣伝費もほぼかけずに何と6万部超えのベストセラーになったのです。 冒頭のつかみのページは新しくしましたが、伝えている内容は元の本と同じです。 タイトルひとつ(厳密には表紙デザインも込みですが)で売れる本になるお手本となりました。
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原稿執筆のコツ 2

【ポイント1】1つの文章で2つ以上のことを書かない 皆さん、「良い文章」を書こうとします。 しかし、プロの編集者は、「ここは違うでしょ」という見方をしながら原稿に手を入れます。 つまり、やってはいけないことを最初に覚えるべきなのです。 ・シンプルで読みやすい ・語句の使い方が適切 ・1文が長くない など、あげるとキリがないのですが、世間に多々ある文章術の本に書いてあることは基本的なことをマスターした上で取り入れることをお勧めします。 どの本も良い内容を解説しているのですが、一度に膨大な文章執筆のコツをつかめるはずがないのです。 〇ポイント1 1つの文章で伝えることは基本的に1つです。 例) 私は感謝の心を持つ男性とパートナー関係になりたくて、自分磨きのために料理、家事、エステにも通い、コミュニケーション力も上げようと必死になりました。 上記の文章は、 ・感謝の心を持つパートナーがほしい ・自分磨きをした ・コミュニケーション力を上げようとした 3つのことを書いています。 修正後) 私は感謝の心を持つ男性とパートナー関係になりたかったのです。そのために自分磨きをしようと料理、家事を覚えてエステにも通うようになりました。さらに、コミュニケーション力も上げようと必死になりました。 1つの文章に2つ以上のことを書くと、係り受けもぐちゃぐちゃになる可能性が高くなります。その結果、わかったようで難解な文章になるのです。 ※例文の場合、料理、家事と思うままに書いていますが「料理と家事についてどうしたの」という受けが抜けています 良い文章より平易でシンプルな文章を心がける。 これが一番の近道な
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「売れる文章 vs 売れない文章の決定的な違いとは?」

「売れる文章の3つのルール|すぐに使えるテンプレ付き」売れる文章 vs 売れない文章の決定的な違いとは?【すぐに使えるテンプレ付き】✅ この記事でわかるこ✅ 売れる文章と売れない文章の決定的な違いとは? ✅ 誰でもすぐに使える「売れる文章の3つのコツ」  ✅ 文章を劇的に改善できるテンプレート付き! 「せっかく書いたのに、なぜか反応がない…」  「SNSやブログで発信しても、問い合わせが増えない…」  「ココナラに出品したけど、アクセスはあるのに売れない…」  こんな悩みを抱えていませんか?  実は、売れる文章と売れない文章には 決定的な違いがあります。  これは、ライティングスキルの問題ではなく、「ちょっとしたポイント」を押さえるだけで大きく改善できます!  それでは、売れる文章の特徴を 具体例つき で解説していきます。  【売れない文章の特徴】あなたの文章は大丈夫? まずは、売れない文章の 「よくあるパターン」を見てみましょう。  ❌ NG例:売れない文章 📌 「私は〇〇が得意です。実績もあります。ぜひご依頼ください。」 📌 「この商品はとてもおすすめです!ぜひお試しください!」 ▶ 何がダメなのか? 🔴 お客様目線がない → 自分のことばかり話している  🔴 メリットが伝わらない → 「これを買うと何が得られるのか?」が不明  🔴 具体性がない*→ 「何がどうすごいのか?」が伝わらない  👆 こういう文章は「だから何?」と思われ、スルーされがち! 【売れる文章の3つのポイント】 売れる文章には、読者を引きつける3つのポイントがあります!  ✅ 1. お客様の悩みから書き始
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上手な文章を書く方法って?

ライティングのお仕事をやって20数社様とお取引する中でBtoB・BtoC問わずしばしばお伺いするお悩み。「文章を上手に書く方法は?」 ということで書いてみることにしました。同じようなお悩みをお持ちの方のお力になれれば幸いです。★「上手」の定義をまず確認してみよう★ それこそ絵本や小説の名文と 事業計画書や論文の名文 どっちも「上手」な文章ですが使い方を間違えれば、そりゃ「上手」くいかないですよね。 文章は結局、ただのツールなので 目的を果たすことが最優先です。 誰に何を届けたいんですか? ゴールは何ですか? 結局、この2つのシンプルな問いを きちんと明確化するだけで 文章は「上手」くなります。 …とはいえ、この2つ 自分目線だと意外と見失ってしまうので 自分では話せるけど書けない 自分では専門知識をかみ砕けない そんな人だけではなく 自分で文章をすらすら書ける人でも ライターという第三者視点を必要とする ケースも案外多いなあと思います。 正直私もその点、編集さんに何度も 助けられていますし、外野目線って 大切ですよね。 自分が書いた文章を誰かに見てもらう そして、添削やアドバイスを受けて より届けたい相手に届く文章へと磨く そういう文章のちょっとした相談が 誰でも気軽にできるような環境を 作れたらいいなと思います。★こんなサービスやってます★もしよかったら、お気軽にご相談してみてくださいね。どんな内容であっても、文章関係のご相談、いつでも大歓迎です!
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ライティング収益0円の人が、稼ぐために必要な3つのこと

まず結論「毎日読んで書く、添削を受ける、気合(!?)」「ライティングを学んでいるのにあまり稼げない」「認知高めるためにSNSやっても反応されない」「このまま継続して稼げるか不安だ」誰でも、はじめやすいライター関係の仕事。しかしライバルも多く、高単価の案件を得るのは簡単じゃありません。自分なりに書籍などで文章術を勉強している。だけど、フォロワーはあまり増えないし、ライター案件も受注できない。そんな悩みを持つ人がこれから何をしていけばいいかを解説します。大きく3つあります。■毎日文章を読む・書くまず1つめは「毎日読む書くを継続する」ことです。書くための基礎体力なので欠かせません。読むのは新聞でも雑誌でも実用書でも構いません。書くことも、誰にも見せない日記でもいいんです。毎日習慣づけするのが、ライティングで稼ぐための最低条件なんです。ライター関係で稼げている人で、毎日書いてない人はいないと思います。■書いた文章の添削を受ける2つ目は添削を受けることです。一生懸命がんばる人に限って、1人で全てをやり切ろうとしてしまいます。それでは自分の書き方や投稿の仕方の欠点が見つかりません。自分で気づければいいですが、自分の文章を自分でチェックするのは、かなり難しいものです。自分よりうまい人の、有料添削サービスを受けるのがおすすめ。予算が厳しければ、友人や家族に見てもらって、感想をもらうだけでも全然違います。プロライターでもみなさん、必ず自分が書いた記事は誰かに見てもらっています。熟練のライターでも直しがたくさん入ることが普通です。他人の目線で見てもらう、書く力の上達に必須です。■最後は気合!?3つ
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SNS世代に読んでもらえるのって実は……○○○文字までなんです

こんにちは、紫月リコです。今日は占いの話ではなくライターとしてのお話しを中心にしていこうと思います。フリーランスになる前のこと 私は現在のようにフリーランスになる前、広告代理店で若い女性向けWEBメディアの立ち上げ、インタビュアー、そして記事執筆というディレクター職に就いていました。WEBページの土台を作るところから始まり、様々な分野で活躍中の女性にインタビューをオファーし、実際に質問に答えていただき、それを記事にしてメディアの読者に読んでもらう、という仕事です。大手勤務のバリキャリの方からイラストレーターさんまで、様々な女性の人生を拝聴し、記事にするというのは非常に有意義な仕事でした。 例えば結婚後に出産し、育児をしながら会社で管理職に就いている方の忙しくも充実に満ちた生き方や、音楽家、俳優、モデル、デザイナーとして活躍している方々がどういったルートでそこにたどり着いたのか、何をやりがいとして生きているかなど、とても興味深いお話を聞かせていただけるのです。読まれるのは何文字まで? さて、私はメディアの管理をしていたわけですので、もちろんどんな記事が好まれ、ページのどの部分が特に興味を示されているかツールで確認するわけですが、そういったデータを見ていて一番私が驚いたこと。それは <<< 2,000文字以上は読まれない >>>という点でした。LINEなど短文のやり取りに慣れている世代……24年現在で学生さん~25歳くらいの方々でしょうか。その辺りの年代はとにかく2,000文字以上読まない。その部分での離脱率(ページを閉じてしまうこと)がとてつもないのです。 ここまでで既に700文
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企画書の書き方 10 紙の商業出版(出版社へ売り込む)場合のプロフィール

商業出版で出版社に企画を売り込みたい人は、プロフィールは2パターン作成することを勧めています。 ①数値化できることがすぐに伝わるプロフィール ②①に加えて、あなたの人物像が見えるもの となります。 それぞれ説明します。 ①数値化できることがすぐに伝わるプロフィール  具体的にいうと、 ・SNSのフォロワー数 ・You Tubeのチャンネル登録者数 ・メールマガジンの発行部数 ・講師であれば年間の受講者数 などです。 要するに、どれだけ情報拡散力があるかです。 出版するか否かを決める出版社側は今、真っ先にといっていい程に情報拡散力を重視します。 大型の書店に行って目立つ陳列をしている本の帯を見てください。 多くの本が「フォロワー数20万人の!」とか「You Tubeチャンネル登録者数30万人!」とうたっている本がどれほど多いかがわかります。 これはビジネス書、自己啓発書、美容に関する本、ダイエット本、トレーニング本、料理本など幅広いジャンルで共通していることです。 初めて本を出すとなると出版社が積極的に宣伝してくれる可能性は限りなくゼロです。 いくらいい本でも存在が伝わらないと売れません。 この傾向はどんどん強まっています。 出版社へ直接売り込まれる、あるいは出版プロデューサー(著者と出版社を媒介する人)が売り込んでくる本の企画書では、どの程度の情報拡散力があるのかをアピールするものが格段に増えました。  「著者が売る努力をしないと本は売れませんよ」とアドバイスする出版プロデューサーもいます。 例をあげてみましょう。 一般的にわかりやすい企画書は、 仮タイトル テーマ 企画意図
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企画書の書き方 5 構成案(章立てと項目)

企画書には仮とはいえ構成案(章立てと項目)も入れる必要があります。 起承転結という言葉がありますが、構成を考える基本です。 ジャンルやテーマによりますがビジネス書・自己啓発書、スピリチュアル系、エッセイなどの一般書の場合で考えてみましょう。 コンテンツの多様化が影響していると私は思うのですが、これらの本を最初から最後まで丹念に読む人はどんどん減っていると感じます。 ですので、起承転結ではなく「結・起承転結」と結論を先に伝えて解説につなげるパターンがハマる本が多いです。 前書きにあたる「はじめに」で結を書いている本も多く見られます。 読書に割く時間のタイパを重視ている人が多いのでしょう。 まずは自分が伝えたいことを箇条書きにしてすべて書き出してください。 それを分類して、章立てをして、各章で何を伝えるかを考える。 こんな感じで進めるのがいいでしょう。 構成案は本のジャンル、テーマによって千差万別でマニュアル化は不可能ですので、個別相談、コンサルをご活用ください。
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企画書の書き方 4 企画のねらいと概要

編集者が注意深く見るのが企画のねらいと概要です。 つまり「どんな本なのか?」を知りたいわけです。 ということは、 ・なぜこの本を提案するのか ・ジャンルやテーマはどんなものか ・内容 を簡潔に記します。 企画への思いが強すぎると、つい長文になりがちです。 しかし、長文だと編集者は、「もっと手短に知りたい」と思うので、せっかくの熱意が逆効果になるので要注意です。 気にしたいポイントのひとつは、いかに今の時流と合っているかです。 チャットGDPが急に流行りだしたときに関連本が大量に出ました。 各出版社は時流に合っているか否かを気にします。 チャットGDPは瞬間的な話題なので即企画を上げる必要がありますが、将来不安や投資、孤独といったテーマは継続する時流だと私は考えます。 こうしたことを念頭に置きましょう。
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企画書の書き方 3 サブタイトル

タイトルを補足するのがサブタイトルの主たる役目です。 〇商業出版の紙の本の場合 タイトルが大きくドンと入ってサブタイトルはなしという本も多々あります。 ただし、企画書には本の内容を理解してもらうためにもあった方がいいです。 サブタイトルをブラッシュアップして帯のコピーに転用するのも、よくあるパターンです。 〇KDP スマホやPCの画面だと表紙が小さく表示されることを念頭において考える必要があります。 短いコピーで視認性を重視しましょう。 電子書籍には帯が(物質的に)ないので、帯にあたる部分に手短に入れるのが基本パターンです。 両者に共通することとしては、 ・数値化でアピールできることがあればアピールポイントとする(YouTubeチャンネル登録者10万人!とか) ・読者の悩みや疑問を問いかけるようなコピーにする といったことからつくるといいです。
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正確に名称などは書きましょう(原稿執筆のコツ7)

〇ムダを削いで適切な補足をする これは原稿を精査する上で重要なポイントです。 たとえば、「コロナの影響で」と会話で出てくることが多いと思います。 話し言葉であればいいかもしれませんが文章にするには疑問です。 新型コロナウイルスときちんと書く必要があります。常に極力正確を期す気持ちを持ちましょう。 築地市場から豊洲市場への移転が以前に話題となりました。 つい「豊洲が」と書いてしまうところを、「豊洲市場が」と書く。 つい「タワマンが」と書いてしまうところを、「タワーマンションが」と書く。 話し言葉で使いがちな言葉は徹底的にチェックしてください。 しかし、同じ章(項目)で正確な表記が長い名刺の際は初出だけ正確に書いて、その後の文章では略すことがあります。 たとえば、 ・ソーシャル・ネットワーク・サービス(以下SNS) といった表記です。 正確に書く例をあげましょう。 ・彼は株式市場を眺めていた。 という文章があるとします。  これは日本の株式市場? それもどの市場? それとも海外の株式市場? 値動きを眺めていた? それとも出来高を見ていた?とツッコむのです。 ・前場・後場とも、彼は口座を持つネット証券会社の画面で東京証券取引所の日経平均株価の値動きを眺めていた。 文脈によってどこまで正確に書くかは変動しますが、基本的には正確を期す気持ちが重要です。 もうひとつ例をあげます。 ・心理学の言葉だと、「メタが高い」と表現される。 これだけで理解できますか? 「メタが高い」のメタはメタ認知のことです。メタ認知とは、「自分が認知していることをさらに俯瞰的に認知する」意味の認知心理学用語です。
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商業出版したい人からの相談 そもそも何したらいい編

「本を出したい!」という人の相談を頻繁に受けます。 多くの人が、「最初に何をしたらいいんですか?」という相談はいっぱい来ます。 意外にみなさん、何を書きたいのかが分らないと言います。 商業出版は自費出版ではないので、読者に価値を感じてもらって対価を払ってもらわないと成立しません。 まずは、あなたが伝えたいことって何があるか考えてみましょう。 ベストセラーで、『「文章術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。』(日経BP)があります。 「文章術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。 | 藤吉 豊, 小川 真理子 |本 | 通販 | Amazon 文章術の本を読みまくったライター2人が書いた本です。 もし、あなたが文章に興味があったら同じことができますね。 ここから発想を広げてみると、 ・お笑いが好きだったら、ひたすら芸人のツッコミをまとめる ・ゲームが好きだったら、ゲーム解説をひたすらまとめる 自分の好きをまとめるというのは1つの方法です。
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【GPTs:小説執筆OS】

第一章はじめに:なぜ「小説執筆OS」を公開するのか小説を書くのは、難しい。書き始めることはできる。冒頭の1,000文字くらいなら、勢いで書ける。設定も思いつく。キャラクターも生まれる。けれど――最後まで書き切れる人は、驚くほど少ない。なぜか。それは才能の問題ではない。語彙力でも、感性でもない。問題はもっと構造的なところにある。ChatGPTは「書ける」。でも「完成させられない」。AIは、文章を生成できる。プロットも作れるし、設定も出せる。場合によっては章まるごと書いてくれる。でも、多くの人が体験したはずです。途中で設定がズレる・キャラクターの性格が変わる・伏線が消える・回収されない謎が放置される・物語が「なんとなく」崩壊するなぜ起きるのか。理由は単純です。AIは文章を生成する装置であって、物語の状態を管理する装置ではないからです。長編小説には「記憶」と「構造管理」が必要です。・世界観は壊れていないか・キャラの欲望は一貫しているか・緊張は上がっているか・未回収は溜まりすぎていないか・読者はついてこれているかこれらは、単なる文章生成では制御できません。問題は「書けないこと」ではなく「壊れること」ほとんどの人は、書けないのではありません。壊れるのです。・途中で迷子になる・方向性がわからなくなる・何が正しいか判断できなくなる・破綻している気がして止まるそして、放置する。「また今度、ちゃんと考えてから書こう」そのまま未完フォルダが増えていく。これは意志の弱さではありません。構造の不在です。物語には「OS」が必要だった小説を書くのに必要なのは、インスピレーションではなく、一気に書く根性でも
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「AIで稼げる」は甘い罠──出版・ライティングをバカにするな/信用が不可欠

SNSで炎上した“AIライティング講座” 最近、SNS上であるインフルエンサーが開催した「AIを使ったライティング講座」が炎上しています。 「AIを使って文章を量産し、ライターとして稼ぎましょう」という触れ込み。 費用はなんと50万円。 参加した人の話では、講義と合宿がセットになっていて、「AIはすごい」「これからはAIの時代」「AIでお金を生み出そう」といった話ばかりが延々と続いたそうです。 まともなライティングのテクニックや文章の構成法といった中身は、ほとんどなかったとか。 私は出版業界の現場で30年以上、編集・ライティングの最前線で仕事をしてきました。 そんな私から見ると、正直こう言いたくなります。 「出版・ライティングをバカにするな!」 AIを使えば書ける?──そんなに甘くないAIが進化しているのは確かです。 プロンプト(指示文)をうまく使えば、AIは構成案や見出し、語彙提案など、文章づくりの補助にはなります。 しかし、それだけで「読者に届く文章」になるわけではありません。 どんなにAIを使っても、心を動かす文章を書くには「人間の経験」と「思考」が不可欠です。 読者の背景を想像し、言葉の温度を調整し、伝わる順番を考える。 それがプロのライターや編集者の仕事です。 AIはあくまで“補助輪”です。 それを「エンジン」だと勘違いした瞬間、文章は薄っぺらくなります。 そして、そんな勘違いを助長するような講座が存在することに、私は強い憤りを感じます。 フォロワー数=信頼ではない この講座に50万円を支払った人たちは、「フォロワーが多い」「影響力がある」という理由でそのインフルエン
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「売れない文章」が「心を動かすセールスレター」に変わる秘密

「一生懸命に文章を書いたのに、全然売れない…」そんな経験はありませんか?セールスレターは、ただ商品やサービスの魅力を説明すればいいわけではありません。実は“心理学的な仕組み”を理解し、それを文章に組み込むことで、初めて「心を動かすコピー」になります。今日は、その秘密をお伝えします。1. なぜ「売れない文章」になるのか?多くの人がやってしまうのは、商品の特徴やスペックばかりを並べること。しかし、人が購買を決めるのは「感情」であり、「論理」はその後に続く理由づけにすぎません。つまり、「心に響かない文章=売れない文章」なのです。2. 「心を動かすセールスレター」に必要なものそこで役立つのが、心理学者ロバート・チャルディーニが提唱した「影響力の武器」です。これは人の行動を自然に動かしてしまう6つの心理原則のこと。返報性:「もらったら返したくなる」心理一貫性:「一度決めたことを守りたくなる」心理社会的証明:「みんながやっているから安心」心理好意:「好きな人からの提案は受け入れやすい」心理権威:「専門家や権威者の言葉は信じやすい」心理希少性:「限定に弱い」心理これらを文章に自然に盛り込むことで、読者の心にスッと入り込み、「行動したくなる文章」に変わります。3. 実際にどう使うのか?例えば、ダイエットサプリを販売する場合。「今だけ先着100名様に無料サンプルをプレゼント」 → 希少性+返報性「専門家が推奨」 → 権威「利用者の97%が効果を実感」 → 社会的証明このように組み込むと、ただの説明が「心を動かすセールスレター」に変わるのです。4. 今日からできる簡単な一歩まずは、あなたが書いた文
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リズム感を生み出す4つのコツとは?

文章にリズムを加えることで、読者を惹きつけ、より印象的な文章を作ることができます。今回は、リズム感のある文章を書くための4つのポイントを、具体例と共にご紹介します。 1. 語尾を工夫する 文末表現を変化させることで、単調な印象を避け、生き生きとした文章になります。 例えば、オーケストラが同じ楽器だけで演奏するのではなく、様々な楽器を組み合わせることで豊かな音楽が生まれるように、文章も語尾を変化させることで豊かな表現が可能になります。時には力強く(体言止め)、時には優しく(敬体)、時にはカジュアルに(常体)と、場面に応じて語尾を使い分けましょう。具体例- 「今日は晴れです。風が心地よく吹く。空は青く、雲ひとつなし。」   (敬体→常体→体言止めと変化させている) - 「新商品が完売。人気の理由を探ります。たくさんの声が届いているんです。」   (体言止め→敬体→口語調と展開) 2. ボキャブラリーを増やす 同じ言葉の繰り返しを避け、豊かな表現で文章に彩りを添えます。 例えば、優れた料理人が様々な調味料を使い分けて味の変化をつけるように、文章も多様な言葉を使うことで表現に深みが出ます。同じ「塩」だけでなく、「醤油」「味噌」「砂糖」など、様々な「言葉の調味料」を使いこなすことで、より魅力的な文章に仕上がります。具体例 - 「波が砂浜を洗い、潮風が頬を撫でる。海辺は癒しの空間だ。」   (「波」「潮風」という異なる表現で海のイメージを表現) - 「光輝く朝。きらめく露が草花を彩る。輝きに満ちた世界が広がる。」   (「光輝く」「きらめく」「輝き」と韻を踏んでいる) 3. 長い文章を短く
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企画書の書き方 7 類書(売れているもの)

自分が書きたいことを読者ターゲット無視して本にしたい。 そう考える人は商業出版ではなく自費出版、同人誌の世界で行ってください。 今、私の原稿を読んでいる人は商業出版、つまり全国の書店で流通する本を出したい人のはずですよね。 あるいはkindleで電子書籍化を目指す人ですよね。 それもベストセラーとなって多くの人から注目されたいと思っているでしょう。 ここで大事なのは類書の調査です。 類書とは、自分が出そうとしているジャンル、テーマで書店で同じコーナー(棚といいます)に置かれている本のことです。 ここで大事なのは売れていない本を参考にしても意味がないということです。 売れている本を見つけて、それに付加価値をつけて、あなたの本を出せば売れそうな気がしませんか? これが類書を調べて、自分の本に生かすテクニックのひとつです。 紙の本でも電子書籍でも考え方は同じです。 売れている本はどれかを一般の人が調べる方法は、 ・紙の本であれば奥付(最後のページ。発行元や注意事項が書いてあるページです)の、「202〇年〇月〇日 第1刷発行」という記述がある下に202〇年〇月〇日 第6刷発行」とかあれば、売れていて重版(増刷)がかかって部数を伸ばしている証拠なので売れている本といえる ・Amazon総合ランキングが安定して2桁、少なくとも5000位内をキープ(ここが重要)している まずは、この2点の調査から始めましょう。 ※この項目は次回に続きます
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「ことができる」の呪縛を解く(原稿執筆のコツ9)

原稿を書き慣れていない人が無意識に連発してしまうのが、「ことができる」です。 これは文章が回りくどくなる原因となります。 シンプルな例をまずあげます。 顧客は安心してプライベートバンカーに運用を任せることができる。 文末の「ことができる」を直します。 顧客は安心してプライベートバンカーに運用を任せられる。 意味は変わりません。 お金を稼げば、稼ぐほど、常にお金を稼がなくてはいけないという強迫観念に囚われ、ストレスに押し潰されることになる。 文末の「ことになる」を削除します。お金を稼げば、稼ぐほど、常にお金を稼がなくてはいけないという強迫観念に囚われ、ストレスに押し潰される。  伝えたい内容は変わりません。  上記の例だと、「お金」「稼ぐ」の表記が近い距離で何度も出てきます。 強調したいためかもしれませんが、避けるべきです。 簡潔にします。 お金を稼ぐほど、常に稼がなくてはいけないという強迫観念に囚われ、ストレスに押し潰される。  ここでは「という」も出てきますが取ると意味が通じないため残します。 こうして簡潔を心がけた原稿が、・リズムがある(簡潔+いくつかのテクニックが必要となりますが)・読みやすいとなるわけです。「良い原稿を書こう」ではなく、まずは「簡潔な原稿を書こう」と考えましょう。
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「口語じゃないよね」と意識して原稿チェックしよう(原稿執筆のコツ8)

ブログやSNSで原稿(テキスト・文章)は映像より簡単に発信できます。 映像であれば、YouTubeショートやティックトックとマネタイズするコンテンツ(番組など)と比較すればレベルが段違いだとわかって楽しめるのですが、原稿となるとレベル判定があいまいにんなること多数です。 特に口語と文語が違うと認識できないまま発信すると、狙ってそうしている以外ではやるべきではありません。 読みづらいからです。 例)過去の交際相手の男性に関しての原稿 ビフォー 私はどうしたら、あんなひどい男性を引き寄せたのか、まったく理解ができませんでした。 気持ちが強く入っているので整理ができていません。 アフター 私はひどい男を引き寄せていたのか、まった理解できなませんでした。 少し短くなり、すっきりしたと思いませんか? 個人の感情を強く込めすぎると口語に近くなります すると原稿は商業出版でなく自費出版と同じになるのです。 重要なポイントなので意識してみましょう。
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使いがちで絶対避けたい文末表現(原稿執筆のコツ8)

「テレビの情報番組を見ていると連発されるある言葉の影響だ」と私は強く思うことがあります。 この言葉は原稿を書く際に気をつけるポイントに直結します。 それは、 ・「ことができる」の表記を見直す です。 テレビのワイドショーやニュースを見る機会があったら以下の言葉に着目してください。 ●「見ることができる」 ●「資料請求することができる」 ●「判断することができる」 ●「ワクチン接種することができる」 ●「食べることができる」 話し言葉だからいいのか?と肯定的に考えたいですが気になります。 これを書き言葉、つまり原稿に連発してしまうのが文章を書き慣れていない人の特徴です。 回りくどいのです。 書き言葉にすると以下となります。 ●「見ることができる」→「見られる」 ●「資料請求することができる」→「資料請求できる」 ●「判断することができる」→「判断できる」 ●「ワクチン接種することができる」→「ワクチン接種できる」 ●「食べることができる」→「食べられる」 ぐっと短くなりました。 どうしても、〇〇することができるという表現が必要なときは使ってもいいのですが、極力見直ししたほう賢明です。 商業出版で販売されている書籍でも(小説などは除く)、頻繁に見受けられる本もあります。 しかし、これは編集者の経験不足の場合が高いです。
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思いつくまま書いてはいけない(原稿執筆のコツ6)

原稿を書きなれていない人の特徴のひとつに、 ●思いつくまま書く があります。 思いつくまま書くと、その前に記述した内容を指すだろうと思われる指示代名詞が多数使われることにつながりやすいです。 例を見ていきましょう。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 私もサラリーマンを辞めたあとは、フリーランスを経験したが売り上げの上限に限界を感じ、そこから脱却したのが、商品販売するということだった。 そのため、この商品を売ることでのインパクトや、最初の1つの商品が未来を変えてくれたことを考えると、この稼ぐというフェーズでは、もっとも大きな転換期になると言ってもいい。 ただ、そのぶん、ハードルに感じる人も多く、なかなか一歩が踏み出せないという人は、安い単価のものを扱い、商品を売ることに慣れることだ。 そこで売ることに慣れれば、販売単価を変えるなどの方法で徐々に上げればいい。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ まず2行目に「そこ」が出てきます。 これは、その前の文章から考えると、 ・フリーランス自体に限界を感じたのか? ・売り上げの限界を感じたことなのか? がはっきり識別できません。 同様に、3行目の「この」はどこを指すのでしょうか? 文脈を追ってもはっきりしません。 これは典型的な、思いつくまま書いたときに出やすい表現です。 さらに、4行目の「この」も同様です。 なくても意味は通ります。   そして指示代名詞ではありませんが、7行目の「そのぶん」にも言及しましょう。 どのぶんなのか? 読んだだけではわかりづらいです。これも思いつくまま書いたときに出る特徴といえます
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「要約」に関するよくある誤解

こんにちは、かとうです。久しぶりのブログとなってしまいました。今回は、課題文型の作文・小論文を書くにも欠かせない要素「要約」についてミニ講義ができればと思います。課題文が与えられるタイプの小論文では、第一問として本題の前に要約を求められることがあります。(大学入試で多いタイプ)また、「第一段落に筆者の意見を要約してから第二段落で自分の意見を述べよ」というパターンの出題があることもあります。(公立中高一貫中学校の入試に多いタイプ)要約というと、なんとなく「短くまとめればいいんでしょ」という考えで、文章全体をまんべんなくピックアップしてまとめる答案が多いのですが、それは要約の意味をちょっと取り違えています。文章全体をまんべんなくピックアップし、かつ元の文よりも短くまとめようとすると、全体がぼんやりした感じになりがちです。写真でいえば、全体的に解像度が下がった画像のようなイメージでしょうか。(軽井沢で撮った写真をガシガシ加工してみました!)しかし、本来の「要約」の意味はちょっと違います。本来の要約は、「必要な場所にフォーカスを当て、それ以外の場所を削ぎ落とす」もので、字数を割いて説明する場所と、いっそ説明しない場所のメリハリを極端につけることなのです。またフォーカスを当てるのが「必要な場所」というのもポイントです。多くの場合は筆者の主張にフォーカスを当てることになりますが、設問によっては必ずしもそうとは限りません。たとえば「資料1と資料2の異なる点を比較せよ」といった問題であれば、資料1と2の異なる点にフォーカスを当てて対比を明確にし、まとめることになるでしょう。どこにフォーカスを当
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元国語科教員が考える「読み手に伝わりやすい文章」とは?

元国語科教員で、現役作家の寿じゅげむと申します。私はこの3月まで、高校の国語科の教員として勤務していました。現在は別名義で小説やエッセイの執筆をして、作品を販売しています。また、以前創作活動で悩み、一度筆を置いてしまった過去もありました。そこで、国語科教育に携わっていたときに考えていたことについて、今回はこの場を借りてみなさんにお伝えしたいと思います。創作に悩んでいる方や、行き詰まっている方の一助になれば幸いです!私は毎年4月に初回の授業ガイダンスで、生徒たちに「国語の授業でどんな力をつけたい?」と必ず質問をしていました。そこで多く寄せられたのが、「もっといい文章を書けるようになりたい!」「語彙力を増やしたい!」というものでした。ところが、「じゃあいい文章ってどんなものだと思う?」「語彙力が増えるとどんないいことがあるのかな?」と問うと、どの生徒も言葉を濁すのです。しばらくすると、「たぶん読みやすい文章だといい文章なんじゃないか」「すらすら読める、わかりやすい文章はかっこいいと思う」などの回答が集まりました。ただ、その中で一人の生徒が「なんか、最後まで読んでもらえないと、書いていてもつまらない気がする」とぽつりとつぶやいたんですね。その発言に感激したことを、今でも鮮明に覚えています。それでは、「最後まで読んでもらえる」ような、「読み手に伝わりやすい文章」とは、どのようなものだと考えられるのでしょうか?文章の中には、読んでいても「自分には合わない」と感じてしまって、途中で読むのを断念したくなってしまうものもあるかと思います。しかしその反面、「読みやすい!」と感じて、「もっと先が読
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「1万字じゃ足りない?」と不安なあなたへ。Kindle出版で本当に大切なこと

「この文字数で本として成立するのだろうか…」 「1万字って、少なすぎてお金を取れないのでは?」 「他の人はもっと分厚い本を書いているのに…」 こんなモヤモヤを抱えたまま、手が止まっていませんか。 実はこれ、多くの人が一度はハマる“思考の落とし穴”です。 そして結論から言えば—— 文字数は、ほとんど関係ありません。 むしろ、そこにこだわっている限り、読まれる本にはなりません。 タイパ、効率が重要視される現代はよりその傾向は強いのではと思います。 なぜ「文字数」が気になってしまうのか 人は「量=価値」だと錯覚しやすい生き物です。 ・長い記事のほうがすごそう ・ページ数が多いほうが得した気分になる ・分厚い本のほうが“ちゃんとしている”気がする ですが、これはあくまで“印象”の話です。 読者が本当に求めているのは、 「短時間で、自分の悩みが解決すること」です。 80ページ程度でも売れ続ける本がある理由 長年読み継がれている本で、 『アイデアのつくり方』( ジェームス・ヤング)があります。 この本、実はとても薄い。 長々とした文章も少ない。 本文だけなら実質80ページ台程度です。 それでも何十年も売れ続けているのはなぜか。 理由はシンプルです。 「本質だけを、極限まで削ぎ落としているから」 余計な説明も、無駄な装飾もない。 それでも読者の思考を一変させる力がある。 これが“価値”です。 300ページでも読まれない本の正体 逆に、こういう本もたくさんあります。 ・内容がスカスカなのにページだけ多い ・同じことを言い回しを変えて繰り返す ・とにかく「厚くすること」が目的になっている 正直に
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【人間ってやつは、なかなか面白いもんですよね。】

はい、前回ね、マイナーな六韜の十過を紹介した。あ、そうそう。「虎の巻」って言葉の元ネタ、あれ六韜だからね。地味にすごいでしょ。だいたいみんな孫子に持っていかれるけど、あの裏側にいる“設計者側の思想”みたいなのは、むしろこっちのほうが濃い気がするんですよね。そうでもないか。(笑)まあ、その話はまたどこかで。で、今日は「十過」でいこうと思う。……は?また?って思いました?わかる。いや、ほんとわかる(笑)さっきやったやん、それ。っていうね。カエサルどこ行った?アレクサンドロス大王は?って。いや、わかるんだけどさ、ちょっと待ってほしい。これね、「同じ言葉なのに、全然違うもの」なんですよ。前回の六韜は、ざっくり言うと“現場の話”なんですよね。将軍とかリーダーが、どういう性格だとやらかすか。勇気ありすぎると突っ込みすぎて死ぬし、慎重すぎるとチャンス逃すし、優しすぎると統制崩れるし、みたいな。つまり、「人としての偏り」が、そのまま“弱点”になるって話。で、今回は韓非子。以前彼を紹介したよね?覚えてる?で、これがね、ちょっと質(タチ)が悪いのよ。いや、言い方アレだけど(笑)というのは、こっちは“上のバグ”なんですよ。性格とか気質じゃない。「判断の構造」が壊れてるやつ。もっと言うと、「本人は正しいと思ってるのに、結果として全部ズレていく」っていうタイプのやつ。これが一番厄介なんですよね。だって、直せないから。いや、正確に言うと、“自分で気づけない”。で、気づいたときには、だいたい手遅れ。まあ、人生でもよく見るやつですよね(笑)で、この韓非子の十過。簡単に言うと、「やらかすパターン集」です。しかも
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「AIに原稿を書かせても薄くなる…」を終わらせる、プロ編集者のたった一つの工夫

ChatGPTやGeminiに原稿を書かせてみた。 でも返ってきたのは、どこかで見たような言葉。整ってはいる。間違ってもいない。けれど、刺さらない。 「これなら結局、自分で書いたほうが早いのでは?」 そんなふうに思ったことはありませんか。 実は、そのがっかりは、あなたのせいでも、AIの性能不足でもありません。 問題は、AIへの最初の問いが浅いまま終わっていることです。 私は長年、編集者として著者や経営者に取材し、原稿をまとめてきました。 その感覚で言うと、昨年秋以降、生成AIの文章力は本当に一段上がりました。 少し前までなら「まあ、AIっぽい原稿だね」で終わっていたものが、たった数カ月で「あれ、ここまで来たのか」と感じるレベルに変わった。これは率直な実感です。 ただし、そこで一つ、はっきり言えることがあります。 AIは優秀になった。でも、そのままでは、まだ使い物にならない。 うまくいかない原因は「AI」ではなく「一発で終わる質問」 取材の現場で、私たちは一度質問して終わりにはしません。 「なぜそう思ったのですか?」 「それは具体的にどんな場面でしたか?」 「そのとき、相手はどんな反応でしたか?」 「その経験の前と後で、何が変わりましたか?」 こうして二段階、三段階と掘っていきます。 このしつこさがあるから、表面的ではない言葉が出てきます。 逆に言うと、ここをやらないと、どれだけ立派なテーマでも、出来上がるのは“素人っぽい文章”です。 生成AIも同じです。 最初の一発の指示だけで完成を期待すると、どうしても無難で薄い答えになりやすい。 それはAIが怠けているのではなく、材料が足り
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あなたの知性を「電子ゴミ」に変えないために。元編集長が教えるKindle出版の劇薬

「Kindle本を出しました。ぜひ買ってください。」 SNSを開くと、こういう投稿をよく見かけます。 そして正直に言えば、多くの人はその瞬間にこう思っています。 ──また宣伝か。 リンクを開く前にスクロールしてしまう。 それが人間の自然な反応ではないでしょうか。 だから私は、電子書籍を出した人が「売れない」と嘆くたびに思います。 問題は本の中身だけではない、と。 今日は少し刺激の強い話を書きます。 タイトルに「劇薬」と付けたのはそのためです。 発売9カ月でもランキング3位をキープしている本 去年7月、私たちがプロデュースした電子書籍が発売されました。 テーマやタイトルにもよりますが、Kindleのランキングは普通、数週間から数カ月で落ち着きます。 ところがこの本は違いました。 発売から9カ月近く経った現在も、Kindle日本語関連の部門で3位をキープしています。 もちろん、本の内容やテーマが良かったという要素はあります。 しかし、それだけでは説明がつきません。 なぜこの本は長く売れ続けているのか。 理由はとてもシンプルでした。 著者がSEOを理解した動きをしていたからです。 「本を買ってください」と言わない戦略 この本のテーマは「日本語の読解力」。 著者は、本を書く人がどんなところで悩むのかを考えました。 例えばこんなテーマです。 ・体言止めはどこまで使っていいのか ・紋切り型の文章は本当にダメなのか ・文章中の「、」の打ち方 一見すると、とてもニッチです。 しかし、文章を書く人なら一度は悩むポイントでもあります。 著者はこのテーマで約20本の記事を書きました。 ここで重要なの
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【AIを使うときに一番怖いのは 「AIが間違えること」じゃなくて、】

久しぶりにXを開いたんだよ。しばらく見てなかったから、世の中がどういう空気になってるのか、ちょっと覗いてみようかなって軽い気持ちで。で、流れてきた投稿をぼんやり見てたら、あるタイプの投稿がやけに目についたんだよね。「GPTがこう言ってます」「Geminiはこう答えました」そんな感じのやつ。スクリーンショットを貼ったり、AIの文章をそのままコピペしてたり。いや、別にそれ自体は全然いいと思うんだよ。AIを使って何かを考えたり、意見を整理したりするのは普通のことだし、むしろ健全だと思う。ただ、ぼーっと眺めているうちに、ふと引っかかったことがあった。あの形式って、なんとなく「AIが客観的な審判を下した」みたいな雰囲気になってない?たとえば議論があって、その途中で突然こういう投稿が出てくる。「ちなみにGPTに聞いてみたら、こう言ってました」まるで、リングの外から審判が現れて「はい、この人のほうが正しいですね」ってジャッジを下したみたいな空気になる。読んでいる側も、なんとなくそう受け取る。だって「AIが言ったこと」って、人間の意見よりちょっと客観的に見えるからね。でもさ、そこで少しだけ立ち止まって考えると、あれってちょっと不思議な構図なんだよ。というのも、「GPTがこう言った」とか「Geminiはこう答えた」とか言うけれど、実際にはAIって突然ひとりで喋り出すわけじゃないでしょ?必ず、誰かが質問している。つまりそこには、必ず「質問」という入り口があるわけだ。そしてAIの答えって、その質問に対して返ってくるものだよね。そう考えると、あの投稿で見えているのは「AIの意見」なんだろうか。それとも
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【becauseの続き。すっかり忘れてた(笑)しかも、オチ無いわ。】

一ヶ月くらい前やったかな。「becauseが無いやつとは踊らん」って書いたんよな。なんやそれ、って感じやろ。自分でもちょっと思う。踊らんて。急に社交ダンスの話か、みたいな。でもあれは比喩でな。理由を持たん人とは、リズムが合わへん気がしたんや。で、時間が経ってな。完全に忘れてたわけでもないけど、ふと、あの「becauseがない石」って言葉が、自分の中で転がり始めたんや。石ってな、投げられると痛いねん。そらそうや。けどほんまに痛いのは、重さよりも、「なんで?」が無いことやったりせえへん?「お前、なんか嫌いやわ」ってだけ言われるのと、「ここがこうで、だから嫌なんや」って言われるのとでは、ダメージの質が違う。前者は、もやっとしたまま胸に残る。後者は、腹立つけど、まだ処理できる。反論もできるし、納得もできるかもしれん。少なくとも、踊る余地はある。becauseが無いって、リズムがない感じなんよ。音楽が鳴ってないのに、いきなり足踏まれる、みたいな。そら「ちょ、今どこ拍目?」ってなるやろ。SNSを見てると、その「無音の足踏み」がよう飛んでくる気がする。タイムラインはダンスホールどころか、石投げ大会みたいになってる時もある。しかもみんなフォームがええ。助走なしで、シュッと投げる。0.8秒くらいで。親指の筋肉だけ異様に鍛えられてるんちゃうか、あれ。でもな、ちょっと立ち止まって考えてみると、「becauseが無い石」って、ほんまに「無い」んやろか、って思い始めたんよ。見えてへんだけちゃうか。言語化されてへんだけちゃうか。あるけど、出てこない。あるけど、間に合ってない。恋愛でもあるやろ。なんで怒って
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【もし今日、誰かの言葉に引っかかったなら。あるいは、なぜか胸に残った一節があったなら。】

わたしたちは、同じ景色を見ているつもりでいる。同じ空を見上げ、同じ街を歩き、同じニュースを眺めている。だから、どこかで「同じものを見ているはずだ」という前提を、疑いもなく共有している。けれど、ほんとうにそうだろうか、とふと思うことがある。たとえば、雨の日の交差点。濡れたアスファルトが光を反射し、傘が行き交い、信号の音が少し鈍く響く。それを見て、静かで美しいと感じる人もいれば、ただ煩わしいと感じる人もいる。見えている景色はほとんど同じなのに、心に残るものはまるで違う。同じ場所に立っていても、同じ時間を共有していても、その瞬間に受け取っているものは、必ずしも一致しない。それでも私たちは、つい「同じものを見ている」という言葉で、その差をなかったことにしようとする。少し考えてみると、不思議な話だ。目に入っている情報は似通っているのに、そこから立ち上がる意味や感触は、人の数だけ存在する。それなのに、意見が食い違った瞬間、「どうして同じものを見ているのに、そう思うのか」と問い詰めてしまう。もしかすると、私たちは「見えているもの」と「見ているもの」を、無意識のうちに混同しているのかもしれない。見えているものは、外側にある。光や形や音といった、比較的共有しやすいものだ。一方で、見ているものは、内側にある。記憶や感情、期待や警戒心と結びついて、静かに形を変える。同じ映画を観て、感動する人と退屈だと感じる人がいる。同じ言葉を聞いて、励まされる人と傷つく人がいる。それは感受性の強弱というより、その人がどんな時間を積み重ねてきたか、どんな視点を通して世界を見てきたかの違いなのだろう。それでも私たちは、
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【危険】セールスレターに反応がない…その原因はコレだ!

「一生懸命セールスレターを書いたのに、全く反応がない…」こんな経験はありませんか?時間をかけて文章を書いたのに、クリックされない、資料請求が来ない、購入もされない。実はこれは“才能”の問題ではありません。ほとんどの場合、原因はシンプルなポイントの見落としにあります。本記事では「セールスレターに反応がない原因」と「改善の具体策」を分かりやすく解説します。1. 誰に向けて書いているのかが曖昧反応が出ない最大の原因は、ターゲットがぼやけていることです。「みんなに届けたい」と思って書いたセールスレターほど、誰にも刺さらない文章になりがちです。✅ 改善策年齢・性別・職業・悩みなどを明確にする「たった一人の理想の顧客」に向けて書く2. ベネフィットではなく「特徴」を語っているセールスレター初心者がやりがちなのが、「商品の機能説明ばかり」になってしまうことです。人が欲しいのはスペックではなく、**それを手にした未来(ベネフィット)**です。✅ 改善策×「このサプリはビタミンCをたっぷり配合」○「毎日すっきり目覚めて、疲れにくい身体へ」3. 権威性・信頼性が欠けているどれだけ良いことを書いても、読み手は「本当かな?」と疑います。反応がない場合、信頼を得る仕掛けが不足していることが多いです。✅ 改善策実績やデータを提示するお客様の声や体験談を掲載するメディア掲載・専門家の推薦をアピールする4. 行動を促していない「いい内容だった」で終わってしまうセールスレターは、行動導線が弱いのが原因です。次に何をすればいいのか、はっきり書く必要があります。✅ 改善策「今すぐお申し込みください」「無料でダウンロ
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『話が大きくなりがちな人』に共通する伝え方の注意点

〜“主語を小さくする”だけで信頼されやすくなる〜■ 「みんなそう思ってます」って、本当?「社内の空気がよくないらしいですよ」「お客さんからもけっこう言われてます」「周りもあの対応どうなのって…」——こうした話し方、つい使ってしまいがちです。でもこの言い回し、相手にとっては“根拠がない話”に聞こえます。■ “主語が大きい”と、信頼が揺らぐ・「みんなが言ってる」=誰?・「よくあるパターン」=どのくらい?・「お客様からも不満が…」=具体的に誰?何件?→ このあいまいさが、「ごまかしてる」「盛ってる」と受け取られる原因です。■ “私はこう思う”に変えると、伝わるたとえば:「Aさんもそう言ってました」→「私はAさんと話して、同じように感じました」「周囲の声を代表して…」→「私はこの件に関して、強く疑問を持っています」主語を小さくすると、“責任を持った意見”として伝わります。■ “誰の意見として書くか”を、はっきりさせる・自分の感想(主観)なのか・事実としての報告なのか・他人の声を紹介しているのかこれを分けるだけで、文章の説得力と印象は段違いに変わります。■ 伝え方を整えたい方へ「誰の言葉として書くかが曖昧かも…」「意見が伝わりにくいって言われる…」そんなときは、“右腕”として文章の構成を整理します。■ ご相談はこちらからあなたの「書けない」を、「伝わる」に整えます。
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企画書の書き方 6 読者ターゲット

紙の商業出版、KDPとも対象読者の設定は重要です。 ・30代のビジネスパーソン ・占いに興味がある人 くらいの薄っぺらい読者像だと話になりません。 例えば、「将来不安」というテーマで本を出すとします。 ・20代で正社員になれずに雇用の不安定から将来不安 ・離婚したい女性が、離婚した後の経済的な将来不安 ・定年が近い会社員がその後の人生をどうしたらいいのかという将来不安 ・妻に先立たれた年老いた夫の将来不安 など絞り込むといろいろと考えられます。 私の具体例だと、50歳を過ぎて急に将来不安を感じるようになりました。 出版社の会社員として本の編集をずっと仕事にしていて、「定年まであと10年しかない」「何歳まででも今の仕事がしたい」「お手本となるような歳の取り方をしている人がいない」と不安の要素を絞り込むと3つの要素が浮かびました。 さらに絞り込むと、「どうしたら前向きに楽しく日々をすごせるのか」という結論に至りました。 私の同世代で同じ思いを抱える人は山ほどいるということも実感できます。 「こんな思いや願望を抱えている人が大勢いる」のがポイントです。 読者像が見えたときに企画立案したのが、 『50歳を過ぎたら高田純次のように生きよう 東京タワーの展望台でトイレの順番ゆずったら本がだせました』(高田純次/主婦の友社)です。 『じゅん散歩』(テレビ朝日系)で見せるご機嫌ぶり、テキトーに見えて気遣う姿勢。 何より楽しそうに街と人とからんでいる姿は年齢を感じさせません(ちなみに現在76歳です!)。 高田さんのようにはなれないけれど、目指すことでご機嫌になれると考えました。 ターゲットはもち
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強調したいのはわかるけど(カッコ問題)

文章添削する機会によく見受けるのがカッコの多様です。 特に、「〇〇メソッド」といった自分が編み出したメソッドや自分が経営する会社目、「波動」「ホメオパシー」のような固有名詞で強調したいフレーズなどで多用する人が多い傾向があります。 気持ちはわかるのですがカッコの多用は読み手の読みづらさに直結します。 ※読みづらさのポイントは多々あり、複合的に使われるとボディブローのように読者に読む気をうせさせるのです 基本的には、 〇初出の時だけカッコをつける に留めるようにと指導しています。 あと、二重カッコは基本的に番組名や書籍名などに用いるものです。 安易な二重カッコの使用も注意しましょう。
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原稿執筆のコツ 4

思いが強すぎて過剰に表現する人がとても多いです。 ・意思を意志 ・思うを想う 気持ちはわかるのですが、読者の方からするとグイグイ感におなかいっぱいとなりかねません。 漢字の使い方、原稿表現の基本的なことは、出版業界人の多くが「共同通信社記者ハンドブック」を基準にしています。 大手出版社などは自前で制作してたりもしますが、共同通信社記者ハンドブックでおおむね解決します。 私が書籍編集する際に依頼するフリーの校正者もだいたいの人がこれを使っています。 ちなみに校正者の仕事ってすごいんです。 原稿だけ直していると思う人が多いのですが、ファクトチェック(原稿に出てくる過去の事柄の日時や正式名称の確認など)や、同じ内容が書籍の前半と後半に出てきた際に齟齬がないかを緻密にチェック…など。 編集者も当然こうしたことは行いますが校正者なくして売り物としての本は出せないといっていいと思います。 細かくチェックするには相当な経験を積む必要があります。 ですので、ドラマ『校閲ガール』のような子はほとんどいません(笑)。 頼りになる校閲おばさん、校閲おじさんによって支えられているのです。
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原稿執筆のコツ 3

スピリチュアル系の本を編集していたときのことです。 著者の渾身の原稿を私がチェックしています。 自分から発せられる波動の話なのですが、波動が違う箇所では「エネルギー」「インスピレーション」「オーラ」と同じことをいっているのにフレーズがぐちゃぐちゃです。 キーワードとなるフレーズが複数の表現で書かれているケースは結構あります。 ・背筋なのか背中なのか ・足なのか脚なのか ・両腕を水平に伸ばすなのか両腕を肩の高さで横にまっすぐ上げるなのか 主として使うフレーズや複数回出てくるフレーズは統一しておく必要があります。 良い原稿を書こう!と意気込む前に、このようなポイントをていねいに気を付けて書くほうが先なのです。
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【グダグダでオチも無い独り言。1】

前回ね、「世界の終わりに柴犬と」っていう、まあ紹介したというほどでもないんだけど、うっかり全部見てしまった、という話をしたじゃないですか。いや、ほんとにね、なんで今それ?っていうタイミングで出てくるんですよ。YouTubeのおすすめってやつは。あれ、たぶん人の時間を溶かすために最適化されてますよね。優秀すぎて怖い。で、気づいたら、SaaS開発そっちのけで全話見てるわけですよ。いや、ほんと申し訳ない。誰に謝ってるのかよく分からないけど。で、そのSaaS開発が終わらないんですよ。いや、ほんとに。進んでいるようで進んでいない。前に進んだと思ったら横道にそれる。気づけば寄り道のプロフェッショナル。でね、不思議なもので、こういう寄り道って最終的には全部つながるんですよ。たぶんね。迷子になっているようで、実は地図を描いている最中、みたいなものなんです!…そう思うことにしている、だけ、だけどね。まあ、相変わらず余談が長いのは愛嬌ということで。すまぬな。でさ、その寄り道の途中で、なんちゃって合議制AIなんてものを作ったのよ。まあ、ざっくりいえば、GPTとGeminiとClaudeをつないで、議論させるという、まあ言ってしまえば知能の円卓会議みたいなもんでしてね。立案する者がいて、欠点を指摘する者がいて、それを修正する者がいて、最後に承認する者がいるやつ。中世の騎士団か、それもと戦国時代の軍議かって話なんだけどさ。はは、現代はついにシリコンの武将が策を練る時代に突入したね。ま、実際は、やっていることはシンプルで、AI(A)が案を出し、AI(B)が「それ、論理的に甘いよね」と突っ込み、AI(A)が
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【で、これって言うのは簡単なんだけど、実際やるのはめちゃくちゃ難しい。】

ハンニバルの話の続きでね、じゃあ次はカエサルでもいくか、いやいやアレクサンドロス大王も捨てがたいよな、なんて思ってたんですよ。思ってたんだけどね。本棚ちょっと整理してたら、手が止まっちゃって。ああ、これか、って。はい、古代中国。……いや、流れどうしたって話なんだけど。(笑)で、「古代中国」って言うと、だいたいみんなこう思うんですよね。「ああ、孫子でしょ?」って。うん、まあ、そうなんだけど。そこをあえて外していくスタイルでいこうかなと。で、今回いくのが——六韜(りくとう)。……って言われても、「は?」ってなるよね。(笑)いいんですよ、それで。むしろ正常です。で、さらに言うと、その六韜の中心人物。太公望(たいこうぼう)。……うん、「誰それ?」が続くよね。(笑)いやね、これちょっと面白い構造してて。歴史って、わりと“現場で暴れた人”はちゃんと覚えられるんですよ。名前もエピソードも派手だから。でも、その裏で設計してた人って、なぜかちょっと影が薄くなる。ハンニバルとかカエサルって、いわば“プレイヤー”なんですよね。試合に出て、点を取って、勝ち負けがはっきりするタイプ。でも太公望って、どっちかというと“設計者”なんですよ。ルール作ってる側。これ、どこの業界でも似たようなもんで。営業でめちゃくちゃ数字出す人は目立つけど、その営業の仕組み作ってる人って、意外と語られないじゃないですか。で、いなくなってから「あれ、なんか回らなくなったな」って気づくやつ。あのポジション。太公望って、たぶんあっち側の人間なんですよね。で、その人のエピソードがまた、なかなかクセ強くて。川辺で釣りしてるんですよ。……ま
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【これ、たぶん一言で言い切れるほど単純じゃないんだけど、少なくとも一つ言えるのは——】

まま、僕の投稿をちょこちょこ観ててくれてる人がいるとするならば、まあ、歴史好きってことはわかってるとおもいます。もちろん日本の歴史も大好きだし、古代中国も好んで読んだもの。もちろん、近代の戦略理論も好んで読むのだけどもさ、結局どこに惹かれるのかっていうと、「人がどう考えて、どう動いて、どう外すのか」なんですよね。勝った負けたも面白いんだけど、その一歩手前の“ズレ”みたいなやつ。そこが妙に人間くさくて、好きなんですわ。もう、昨年の投稿分はさ、撤収したのだけども。なんどか書いたのが、そう。ハンニバル・バルカ!いや、カエサルだったっけか?もうね、カエサル語りだしたら、僕もう語るよ。(笑)あの人はあの人で、だいぶズルいからね。なんというか、「強い」じゃなくて「うまい」。料理でいうと、素材の暴力じゃなくて、火入れと塩加減で勝つタイプ。ああいうのも好きなんだけど、今日はちょっと違う。でさ、ふとハンニバル・バルカのことをおもいだしてな。あの人、だいぶおかしいでしょ。いや褒めてるんだけど。普通さ、戦争って「強い方が勝つ」みたいな、わりとシンプルなイメージあるじゃないですか。でもハンニバルの話って、それを一回ぶっ壊してくるんですよね。「え、それやっていいの?」みたいな手を平然と打ってくる。有名なのは、まあ、象連れてアルプス越えね。いやいや、どういう発想よって話で。登山でもしんどいのに、なんでそこに象入れてくるのっていう。たぶんあの時代のローマ側も、「いや来るわけないでしょ」って思ってたはずなんですよ。で、来るんですよ。しかもそこそこ戦える状態で。ホラーでしょ、もう。で、さらにやばいのが、そのあと
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【claudeに勝てねえ…まあ作ってみたよ。GPTs】

吾輩は蛙である。名前は、ある。……ってなんだろう、この入り方。で、Xで「日本語書かせたらClaudeだぜ!」みたいな投稿を見かけたので、だったらGPTsのInstructionの指示でどこまでいけるのか、ちょっと試してみた。というわけでGPTs作ってみたよ。結果。撃沈。……まあ、したけどね。とはいえ、多少は自然な日本語になってると思う。相変わらず自分に甘いな(笑)ただ、やっぱりモデルの違いはあって、そこはなかなか抑え込めない。なので今回は、日本語を少し自然にする方向で調整してある。だいぶクセは緩和されてる…と、思う。Claudeの出力パターンをちょっと観察していて思ったんだけど、Claudeの文章って全体的に過度に構造化しないんだよね。見出しや箇条書きがゼロではないけど、必要以上には出てこない。文章も、情報をぎゅっと整理するというより、流れの中で説明していくタイプ。たぶんその感じが、日本語だと「自然」と受け取られやすいんだろうな、と。それに、文章の「力の抜き方」だよね。たぶん。断定を少し和らげたり、説明を詰め込みすぎなかったり、言葉の温度を少し落ち着かせたり。そういう細かい調整の積み重ねが、結果として「人が書いた感じ」に見えるんじゃないかな……と。まあ、これはただの仮説だけどさ。ちなみに、このGPTsは「自然な会話」を重視する設計にしてあるので、実用ツール寄りの人には少し回りくどく感じる可能性はある。例えば、「ちょっと説明が長い」「もっと端的でいい」「むしろ元のほうがいい」みたいに感じる人もいると思う。特に、プログラミングとか仕事用途で「要点だけ欲しい」「箇条書きのほうが読みや
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【文章が書けなくてもOK。GPTを「編集者」にした人から、noteはお金に変わり始める】

第1回|noteで稼げない人が「最初に勘違いしていること」「noteで稼ぎたい」と考えたとき、多くの人が最初にやろうとするのが・ネタ探し・文章力の勉強・有料記事の価格設定です。しかし、ここに大きな落とし穴があります。稼げない最大の理由は、文章力でもネタでもありません。それは、「自分が何を売っているか」を言語化できていないことです。noteでお金が動くとき、人は「文章」を買っているのではありません。買っているのは・時間の短縮・失敗回避・感情の代替体験再現性のある型こうした“結果”です。にもかかわらず、多くの人は「いいことを書こう」「役立つことを書こう」と考えてしまう。その瞬間、noteは日記と情報の海に沈みます。GPTは「文章を書く道具」ではないここでGPTの出番です。ただし重要なのは、GPTをライターとして使わないこと。GPTの本当の価値は・思考を整理する・構造を作る・売れる形に翻訳するこの3点にあります。稼いでいるnote書きは、例外なく「書く前に8割を決めている」という共通点があります。GPTを使えば、この“売れる前提の設計”を一人で、しかも短時間で作れるようになります。稼ぐnoteに必要なのは「テーマ」ではなく「変化」GPTに最初にやらせるべき仕事は、文章生成ではありません。それは次の質問に答えさせることです。このnoteを読んだ人は、読む前と後で「何がどう変わるのか?」・不安 → 安心・混乱 → 整理・遠回り → 最短ルートこの「変化」を1行で言語化できない限り、どれだけ文字数を重ねても売上は生まれません。GPTは、この変化を言葉にし、磨き、尖らせるための最強の壁打ち相
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【甥っ子らが教えてくれたのは、特別なノウハウやない。】

ものすごーく前の、どっかの投稿でな、甥っ子がゲームしながら「どこなら勝てる?」言うた話を書いたことがあるんやけど、今日はその続きみたいな、続きでもないような話や。先日な、甥っ子と姪っ子の家に行ってきてん。相変わらずや。家入った瞬間から、ゲーム、ゲーム、ゲーム。ワイ?後ろで立っとるだけや。正直言うと、ワイは子どもの頃、ゲーム買ってもらえん家庭やってな。友だちの家でファミコン触らせてもらう側やったから、あの電子音聞くと、今でもちょっと胸がキュッとなる。…まあ、どうでもええ話やけど。でな、その日は甥っ子の友だちも来とって、6人くらいで集まってたんよ。なんか冒険するゲーム。RPGって言うんか?ワイ詳しくないから、間違っとったらごめんな。甥っ子が操作して、周りの子らが口出し係。ワイはその後ろで、腕組みしながら鑑賞会や。「なあ、先にレベル上げたほうがよくない?」「いや、さっさと先行こや」「ちょっと待って、さっきあれ出たってことは、こっちちゃう?」「なんでできへんの?」「うるさいって!」コントローラー持ったまま、わーわー言うとる。見とって思ったんはな、「ああ、子どもも大人も変わらんな」ってことや。会議室とやっとること、あんま変わらん。声が高いか低いかの違いくらいや。ワイは後ろで、甥っ子の背中見ながら「大きなったなあ」なんて、のほほんとしてたんやけど、しばらく聞いとって、ふと気づいたんよ。あれ、これ、ただのガヤガヤちゃうな、って。突っ走る子がおる。状況をじっと見とる子がおる。全体を俯瞰して、流れ変えようとする子がおる。一回止めようとする子もおる。6歳、7歳、8歳やで?それぞれが、自分なりの考え
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【でも現実の商売で一番大事なんは、】

ワイな、以前どっかの投稿でな、「経営のプロってなんやねん」って喧嘩売ったことあんねん。経営にプロもアマもあるかいな、と。結果出してナンボやろ、なんならアマ経営者名乗ろうか?、みたいな。覚えとる?笑でな、こういう話すると決まって言われるんよ。「じゃあお前は、経営を語れる側なんか?」って。いやいや、語れるほど立派やない。ワイなんか今でも、朝起きて通帳見てため息つく側の人間や。数字が減っとったら、コーヒーの味も薄なるタイプや。……やのにやで。そんなワイがな、「経営のプロ」という言葉を揶揄しながら、憧れてる人がおるんや。もうな、これは完全に自己矛盾や。ちゃぶ台ひっくり返すんか?って話やけど、ひっくり返すで。笑それがな、日本のビジネス界で「経営のプロ」という概念を、実体をもって成立させた先駆者の一人。三枝匡(さえぐさ ただし)先生や。先生いうてもな、雲の上の学者先生ちゃう。この人、単なるコンサルやないねん。赤字まみれの会社にズカズカ入り込んで、実際にV字回復させてきた人や。口だけの戦略家やなくて、現場で血ぃ流してきたタイプの人間。ワイな、このおっちゃん……あ、失礼。先生のことを最初から神格化してたわけちゃうねん。むしろ出会ったタイミングが最悪でな。神田昌典先生のライティングをそれなりに使えるようになって、数字もちょっとずつ上がってきて、「あ、ワイ、わかってきたかもしれん」って一番自惚れてた頃や。その時に、たまたま本屋で見つけたんよ。ブックオフちゃうで。ちゃんと新品の棚や。笑そこに並んどったのが、あの三部作やった。『戦略プロフェッショナル』『経営パワーの危機』『V字回復の経営』タイトルだけ
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【24時間戦わんでええ。でも、戦うと決めたら、ちゃんと考えて、ちゃんと踏み込んで行こうや。】

昨日な、中学生の頃にドラッガー先生やらコトラー先生やら読んでた、いう話をしたやろ。 あれな、ちょっとだけ補足しとくと、「本読めや」いう説教をしたかったわけやない。……まあ、正直に言うと、1%くらいは揶揄も入っとるけどな(笑)。でもな、残りの99%は別の理由や。そもそもやで。中学生がドラッガー読んだところで、全部わかるわけないやろ。今読み返しても、「ああ、当時のワイ、ここ全然わかってへんな」思うとこ、山ほどある。(今でもわかっとらんがな)せやからな、あれは「早熟自慢」でも「賢かった自慢」でもない。ほんまに、たまたまや。運命や、とか言うたらさすがに気持ち悪いけど(笑)、少なくとも計画的ではなかった。学校近くにブック・オフあってな、金無い貧乏学生や。時間見つけては店内に入り浸とった。 そんなんこんなで眺めてたらな目に入って、分厚くて、なんか偉そうで、「これ読めたら強そうやな」くらいのノリや。動機としては、その程度。 それでもな、今振り返って思うのは、「なんでこの二人やったんやろ?」ってことやねん。 ドラッガーだけでもない。コトラーだけでもない。わざわざ、この二人を並べて話題に出したのは、理由がある。というのもな、この二人、性格が真逆なんよ。 ドラッガーは、ずーっと空見とる。「そもそも何のために?」って問いを、何回も何回も投げてくる。話はでかいし、抽象的やし、油断するとすぐ置いていかれる。 一方でコトラーは、めちゃくちゃ現場型や。「で、誰に売るん?」「どこで勝つん?」「どう差別化するん?」って、具体の話しかしない。 この二人をな、別々に読むと、けっこう危ない。 ドラッガーだけ読んでると
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【僕な、正直に言うとやな、「批判」されるのがめっちゃ怖いねん。】

僕な、正直に言うとやな、「批判」されるのがめっちゃ怖いねん。いやほんま、これ告白やで。とくに怖いんがSNSや。あれはアカン。できる人はほんま尊敬する。せやからワイ、Xもnoteも、ほぼメモ帳扱いや。誰かに向けて発信してる、いう感覚はあんまりない。自分の頭の中を、とりあえず外に置いとくだけ、みたいなもんや。でもな、それでも怖いもんは怖い。SNS界隈で毎日発信して、毎日何かしら言われながら立っとる人ら見ると、「この人ら、どんな神経してんねん…」って本気で思う。だってやで。日常で使われる「批判」いう言葉、ほぼ「悪口」か「非難」やん。「批判された」って聞いたら、だいたい「ボロカス言われた」って意味で使われとる。ほんまは違う意味の言葉のはずやのに、現実ではもう、だいぶ物騒な使われ方しとる。ワイが怖いんはな、「考えさせられる指摘」とか「自分の視点が広がる意見」とかそういうもんやないねん。一番怖いんは、意味も理由も投げ捨てたまま飛んでくる、感情だけの石や。「なんかムカつく」「気に食わん」「嫌いや」……知らんがな、って話やろ?こっちは考えた末に言葉出しとんねん。それに対して、ただの気分で石投げられても、受け止めようがあらへん。せやのにSNSいう場所は、そういう石が、無限に、しかも顔も見えんと飛んでくる。そら怖なるわ。せやからワイ、思うんよ。「批判が怖い」んやなくて、「意味のない時間を奪われるのが怖い」んやって。考えても修正もできん、ただ消耗するだけのやり取り。あれに巻き込まれるのが、何より嫌なんや。……と、ここまで言うとやな、「じゃあ批判って何なん?」って話になるやろ。そっからや。そもそもやけ
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【昨日な、「神Prompt」の話したやんな。ちょっと「むっ」っとしたんちゃうか笑】

昨日な、「神Prompt」の話したやんな。ちょっと「むっ」っとしたんちゃうか笑ワイのクライアントさんからな、早速連絡あってん。「喧嘩売ってんすか?」やて。ないない、ワイ他人に興味ねえもん。ただな、ワイはひねくれた人間やさかい、天邪鬼なんよな。まあ肯定されたら否定に走るっちゅうがワイの甲斐性や。いいたくなるんや。アンチテーゼ。笑ほな、はじめよか。最近よく聞く言葉がある。「AIの出力って、なんか平均的だよね」「無難すぎてつまらない」「結局、尖ったことは言わない」たしかに、そう見える場面は多い。ChatGPTに何かを書かせると、破綻はしないし、失礼でもないし、極端でもない。言い換えれば「当たり障りがない」。でも、ここで一度だけ、立ち止まって考えてみたい。平均的なものを、平均的に出し続けることって、本当に“しょぼい”んだろうか?たとえば偏差値の話をしよう。偏差値50というのは、真ん中だ。特別優秀でもないし、目立ちもしない。でも、これを「毎回」「どの科目でも」「ほぼブレずに」出し続けられる人間が、どれだけいるだろう。数学は強いけど国語が壊滅的。英語は得意だけど理科が致命的。だいたいの人間は、こうして凸凹を抱えている。平均に“見える”人ほど、実はかなりレアだ。それなのに、AIが平均的な文章を出すと、人はこう言う。「無難だ」「個性がない」「面白くない」。ここに、少しだけ違和感がある。人間は、自分が安定して出せないものを、なぜか軽く扱う。そもそも「平均的」とは何なのか。どの母集団の、どの分布の、どの中央値なのか。年代か、国か、業界か、価値観か。それを定義しないまま「平均っぽい」と言っている時点
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【そろそろ論じてみようかの…】

今日はな、一ヶ月前くらいか、イギリスのユーモアの話を書いたやろ。あの「笑わせる気あるんか?」いう、曇天の下の紅茶みたいなやつ。笑いっていうより、距離の取り方の文化で、感情を一段だけ横の棚に置いて眺める、あの妙な手つきや。でな、その延長で「ほな次は鉄板ネタとして“鉄の女”でも…」とか言うてしもたんやけど、いざ書くとなると、これが案外むずい。鉄の女やで。軽口で触ったら指が切れる。笑いの話から入ってきたのに、急に工場の旋盤に腕突っ込むみたいな、あのヒヤッとする感じがある。「鉄の女」いう呼び名がまずズルいねん。人間を呼ぶ言葉やのに、材質で呼んどる。しかも鉄って、強い、冷たい、曲がらん、重い、って、だいたい印象が決まってまう。呼ばれた瞬間に、人格の輪郭がガチャンと固定される。本人が何を言うかより先に、観客側のイメージが先に完成してしまうんよ。おまけにこの異名、元を辿るとソ連側の新聞見出しから西側に広まった、みたいな話があるんやろ。皮肉で投げた石が、向こうで王冠みたいに被られてしまう。これ、めちゃくちゃ英国っぽいねん。「嫌味で言ったはずやのに、本人がそれを気に入って堂々と名刺に刷る」っていう、あの逆手の取り方。笑いの話やないはずやのに、ここだけ妙にウィットが滲む。(こういう経緯は当時の演説と報道の流れで語られることが多いよな) ただな、ここから先は、ほんまに笑い事やない。鉄の女が怖いのは、強いからやないねん。強さを“正しさ”として扱ってしまえるところや。合意形成はぬるい、妥協は堕落や、みたいな顔で「引かん」と言える人間が、国のハンドル握ったとき、何が起きるか。本人の信念は一本筋でも、社会は
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【今年は丙午(ひのえうま)でございますな。】

あけましておめでとうございます。よりよい一年になるように祈っております。はい、新年の挨拶おわり。……で、ほんまはここで「じゃあ、さようなら」って言うて去るのが一番スマートなんやろな。年始やし、軽く頭下げて、角も立たず、誰も傷つかへん。営業マンで言うたら、名刺だけ置いて帰る感じや。けどな、不思議なもんで、ワイは毎年それができへん。「ほな解散!」って言うタイミングで、なぜかもう一杯頼んでしまうおっちゃんみたいなもんや。終われるはずの場面で、「いや、もう一個だけええ?」って話し始める。悪い癖やけど、まあ、今年もそれでいかせてもらう。えーとな、今まで「秋月ひばかり」という名前で、ココナラやらnoteやらで活動してましてな。活動いうても大層なもんやなくて、文章を書いて、考えて、時々噛みつく。この名前、実は老後のために用意したライター名やったんよ。ひばかり=ヘビ。噛みつくぞ、売る文章書くぞ、という若干物騒な覚悟表明やった。中年に差し掛かった秋の夜、静かに、とぐろを巻いて機会を待つ。そういうイメージで「秋月」。もっとも、ヘビの活動期は本来夏やからな。最近は暑すぎて、秋でも元気に動いとる気がするけど、それはまあ地球側の事情や。ただな、しばらく使ってて思ったんよ。名前って、名刺みたいなもんで、最初は便利やけど、だんだん窮屈になってくる。マッチングアプリの自己紹介文と一緒で、「こう見られたい自分」を書けば書くほど、「ほんまの自分」が後ろで腕組みして睨んでくる。「噛みつくライター」でおるのは楽や。でも、噛みつくだけが仕事ちゃうやろ、と。たまには黙って聞く役も必要やし、噛む前に考える時間も要る。せやか
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パラグラフ・ライティングで誰でもサクサク読める文章をお届けします!

すず丸のライティング・スタイルは、パラグラフライティングです。パラグラフライティングを採用している理由は、文章が読めない人が増えたから。読者様からクライアント様まで、私のブログ記事を読んで感想を頂くことがあります。概ね好評を頂いておりますが、中には頓珍漢な感想をいただく場合も。ブログ記事には一切触れていない話題を持ち出し、全く関係のない話をぶつけるのです。なぜなら文章が読めていないから。そこで私すず丸は、パラグラフ・ライティングで書くようにしました。そうするとクライアント様からは「読みやすい」と大評判。変な読み間違いも、100%はいかずとも防げるように。本記事ではパラグラフ・ライティングについて解説。分かりやすい文章を目指しているのなら必読です。何故文章が読めないのか?文章が読めない理由は、主旨が掴めていないからです。どんな文章だろうが、必ず「主旨」と「具体」で構成されています。例外はありません。文章の内容理解には「主旨」をつかむことが、絶対条件です。「具体」はただのおまけ。極論を申し上げると「主旨」が分かっているのなら、「具体」は飛ばしても問題はないのです。ところが文章が読めない人は、主旨が全く掴めていません。主旨が分からない以上、どんなに読み込んでも文章は理解できません。下手をするとそこまで重要ではない「具体」部分に、着目する恐れがあります。▶文章を簡単にすれば良いのでは?「難しい言葉を使わず、簡単な言葉を使えば良いのでは?」という反論もあるでしょう。何の効果もありません。意味がないのです。例え平仮名ばかりの簡単な文章に変えたところで、結果は同じ。主旨が読み取れない以上、ど
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AIで文章を書いたのに売れない人が陥る落とし穴とは

最近、AIを使って文章を書く人が増えています。「AIに任せれば文章なんてすぐ書ける」と思って挑戦したのに、なぜか読者の反応が薄い──そんな経験はありませんか?実は、多くの人が知らない “AIに任せるだけでは陥る落とし穴” が存在します。文章としては整っているし、文法も間違っていない。それでも、読者の心を動かす力には欠けてしまうことが多いのです。文章が売れない原因は“見えない部分”にある文章が読まれない理由は、ただ単に文章力がないからではありません。多くの場合、次のようなポイントを見落としています。読者が本当に知りたいことに触れられていない文章の構造が読者を動かす流れになっていない心理的な仕掛けや信頼感の演出が不足しているこれらは、AIだけに文章を任せてしまうと気づきにくい部分です。表面的な文章を作るだけでは、読者に刺さらず売れない文章になってしまいます。AIを活用するなら“逆算の視点”が重要ここで大事なのは、AIを使うときの考え方です。ただ文章を生成させるのではなく、「読者の反応を最大化するために、文章の構造や仕組みを逆算する」 ことがポイントになります。この考え方を知っているかどうかで、同じAIを使っても結果は大きく変わります。まとめAIを使って文章を書いても、売れない人が陥る落とし穴は「表面的な文章だけで終わってしまうこと」です。読者の心を動かす文章には、見えない工夫や構造が必要です。もし興味があるなら、僕が実際に行っている AIを使った逆算コピーの秘密 をまとめた記事があります。ここでは、ゼロから文章を書く必要なく、読者の心に響く文章を作るための考え方を詳しく解説していま
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自分の文章コンテンツをマネタイズしたい人の鉄則

「良い文章」ではなく「無駄のない文章」を目指す理由 文章を書く際、多くの人が最初に思い浮かべるのは「良い文章を書こう」という意気込みではないでしょうか。ライター、ブロガー、SNSの投稿者、そしてNoteに記事を書いているあなたも、きっと「良い文章」を目指していることだと思います。しかし、実はその「良い文章」を目指す過程が、意外な落とし穴を生んでいることがあります。 私の経験に基づく意見として、無駄のない文章を書くことこそが、相手にしっかりと伝わる文章を作るための一番の近道だと強く感じています。これからその理由をお話ししたいと思います。 無駄のない文章が伝わる理由 私は、雑誌や書籍の編集を20年以上行ってきました。この経験を通じて、文章における「無駄」の存在に気づき、それを取り除くことがいかに重要であるかを実感してきました。特に商業出版では、原稿が無駄だらけになっていることが多く、それが読者にとって理解しづらい文章を作り出しているのです。 過剰な修飾語、指示代名詞の乱用、冗長な表現…これらはすべて、文章の「無駄」にあたります。文章を書くときに、「良い文章を書こう」と考えると、どうしてもこうした表現が多くなりがちです。力を入れて書くあまり、つい余計な言葉や表現を加えてしまうのです。 たとえば、何を避けるべきか 無駄のない文章を書くためには、まず「無駄」な表現を意識的に避けることが大切です。以下のような点に注意してみてください(ごく一部のポイントです)。 過剰な修飾語の使用 例えば、「非常に素晴らしい」という表現。素晴らしい、だけで十分に伝わります。こうした修飾語を減らすだけで、文章
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ゼロから考えるのはもうやめよう。AIで売れるテンプレを手に入れる方法

1. コピーでつまずく理由SNS投稿しても反応が少ない。広告を出してもクリックされない。メールを送っても開封されない。こうした経験は、多くの場合「文章をゼロから作ろう」としていることが原因です。プロのコピーライターは、文章をゼロから考えるのではなく、すでに売れているコピーを分析してパターン化し、再利用しています。AIを使えば、このプロセスを初心者でも簡単に再現できます。2. 売れるコピーはAIで逆算できる広告やランディングページ、メールのコピーをAIに入力するだけで…どの部分が「目を引く見出し」なのか読者の購買意欲を刺激する「心理的トリガー(希少性・権威・社会的証明・緊急性)」は何かコピーの構造(問題提起→解決策→行動喚起)…を分析できます。つまり、AIを使うことで、ゼロから考えずとも**売れる型(テンプレート)**を理解できるのです。3. 実例:AIでコピーを分解する例として、広告コピーにこんな文章があるとします。「今すぐ登録!限定50%オフ、残り2日!」AIで分析すると…見出し: 「今すぐ登録!」 → 緊急性で即行動を促すフック: 「限定50%オフ」 → 希少性で購買意欲を刺激CTA: 「残り2日!」 → 期限で決断を急がせるさらに、この分析をもとにテンプレート化すると…「[緊急CTA]![割引オファー]、[期限]!」こうした型を理解するだけで、コピーの組み立て方が格段にわかりやすくなります。4. コピー分析のステップ高変換率コピーを集めるSNS広告、ランディングページ、メールなどをチェック見出し、フック、CTAが目立つものを選ぶAIに入力するコピー全文を入力「見出し、心理
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【完全初心者向け】ゼロから始めるセールスライティング|売れる文章力の習得法を徹底解説!

「文章に自信がないんです…」そんな不安から、伝えたいことが伝えられなかったり、自分のサービスや商品をうまく紹介できなかった経験はありませんか?でも大丈夫。文章力に“センス”や“才能”は必要ありません。実は、セールスライティングという技術を学べば、「売れる文章」は誰にでも書けるようになります。しかも、文章が苦手な人ほど、感情を動かす“共感力”に長けていて、セールスライティングの素質があるとも言われているのです。この記事では、「セールスライティング 始め方」というキーワードで検索してきたあなたのために、初心者でも最短で成果を出せるステップを徹底解説します。以下のような方にぴったりの内容です:文章が苦手で何を書けばいいかわからないSNSやブログで商品を売れるようになりたい書く力を武器にして副業・フリーランスを目指したい読み終えた頃には、「書けるか不安…」という気持ちが、「今すぐ書きたくなる!」に変わっているはずです。セールスライティングとは?文章が苦手でも売れる理由セールスライティングの定義と目的セールスライティングとは、読者を「行動」に導く文章術のことを指します。たとえば、以下のような「行動」を引き出すのが目的です:商品・サービスの購入資料請求やメルマガ登録LINE登録やSNSのフォロー問い合わせ・応募など単に“説明する”文章ではなく、「読み手の感情を動かし、行動に移させる」のがセールスライティングの真骨頂です。この技術は、企業のセールスコピーはもちろん、個人でSNSやnoteを活用する人にも必須スキル。特に副業・起業を目指す人にとっては、「稼げるスキル」として直結する武器になりま
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裏を取る

“私たちが文章を書いて発表する際には、すべての内容について「裏を取る」ことがたいへん重要になります。裏を取れば信頼性が高まり、言葉に重みが加わります。” (『ホンカク読本』より)具体的には、いわゆる「5W1H」について確認作業を行います。確信が得られるまでとことん調べ抜いて書いた文章に、私たちは強い自信を持つことができます。※拙著『ホンカク読本』から、文章を書く際のポイントを抜粋してご紹介いたします。
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想像力

“「読者の受け止め方を想像できるかどうか」が、人に伝わる文章を書けるか書けないかの分かれ道になるのです。” (『ホンカク読本』より) ライターの仕事の肝はここだと私は確信しています。※拙著『ホンカク読本』から、文章を書く際のポイントを抜粋してご紹介いたします。
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原稿執筆の本当のコツ 1

文章術をテーマにした本がここ数年多く出版されています。 〇「文章術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた(日経BP) この本のように「いい文章」「伝わる文章」を徹底的に調べた力作もあります。 しかし、実は順番が逆なのです。 我々、編集者が原稿を直すときに最初に見るのが、 ・これやっちゃダメだよ という部分です。 いい文章など最初から書こうと思わずに、 ・やってはいけない文章にしない を強く意識するのです。 次回から具体的に解説します。
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ChatGPT×文章術|良質な記事作成にはこのプロンプト!

こんにちは、AI未来研究所です。さて、まずはこちらをご覧ください。イーロン・マスクとは:宇宙への道を切り開く起業家イーロン・マスクは、21世紀の最も影響力のあるビジネスリーダーの一人と言えます。彼の挑戦は未来を創造するという壮大なビジョンに基づいており、その姿勢には多くの人々が魅了されています。 第1章:経歴とビジョン イーロン・マスクは1971年に南アフリカ共和国で生まれました。若くしてビジネスに参入し、彼の最初の大きな成功は、オンライン決済システム「ペイパル」をeBayに売却することで得た巨額の資金でした。その後、彼は人類の未来に向けて新たな挑戦を開始しました。 第2章:スペースX - 宇宙旅行の民主化 2002年、マスクはスペースXを設立。目標は宇宙旅行を一般の人々にも手の届くものにすることです。スペースXはリユーザブルロケットの開発に成功し、宇宙へのコストを大幅に削減。これにより、商業的な宇宙旅行が可能となりました。 第3章:テスラ - 持続可能なエネルギーの推進 テスラでは、マスクは電気自動車の大衆化を推進してきました。テスラの電気自動車はそのデザインと性能で注目を浴び、電気自動車の普及に大きな影響を与えました。さらに、太陽光発電とエネルギー貯蔵技術の開発にも力を入れています。 第4章:未来へのビジョン - マルチプラネット種 マスクの究極のビジョンは、人類が地球以外の惑星に生活する「マルチプラネット種」になることです。彼は地球が直面する様々な危機、特に環境破壊と核戦争の危険性を受けてこの考えを持つようになりました。火星への有人植民地計画はその一環としてスペースXに
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コピーライティングの目的は?

マーケティングの目的は売り込みをなくすことにあります。同様にコピーライティングの目的も本来、売ることそのものにあるわけではありません。必要な人に必要なものを巡り合わせる、つまり最適マッチングこそがその目的なのです。またそうすることで経済全体としてもはじめて資源の最適分配が実現できるのです。
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