本のタイトルの重要性を具体例で説明します

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ビジネス・マーケティング
本のテーマで「怒り」と「気づき」について解説しました。
これ、実は本のタイトルを考えることに直結します。
本のタイトルは本当に重要です。
300冊の本を編集してきた私も何度も経験しました。
以前、退社した後輩が編集した、
〇持ち方&筆圧で字がきれいになる(竹内みや子/主婦の友社)
という本がありました。
読んでみると著者の独自理論がわかりやすいので感心しました。
ただし、この本はあまり売れない結果となっています。
私も本に書いてある通りに持ち方と筆圧を変えたら、字が即うまく書けました。
このまま埋まってしまうのはもったいないと強く思い、以下のタイトルにして改定版を出しました。
〇字は1日でうまくなる!
美文字をテーマにした本は洒脱な表紙デザインで明らかに女性向けを意識しています。
しかし、字がうまくなりたいの男性も多くいるはずです。
そこで、イエローを地色にした派手な表紙にしました。
宣伝費もほぼかけずに何と6万部超えのベストセラーになったのです。
冒頭のつかみのページは新しくしましたが、伝えている内容は元の本と同じです。
タイトルひとつ(厳密には表紙デザインも込みですが)で売れる本になるお手本となりました。

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