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大会での学び

本日も記事をご覧いただきありがとうございます。ひろです。人について考える。今回のテーマは、「発見」です。いよいよゴールも目前。前方を走る男女のスピードが上がる。青いTシャツの選手を追い越す勢い。ここから巻き返すことができるのか! 俺!? 最後の力を振り絞って、ようやくゴールにたどり着く。「お疲れ様ですー」スタッフの女性に声をかけられる。「記録証はあちらで受け取れますので」近くのテントを指差して、女性はまた次にゴールした人に声をかけていく。結果は、「5時間6分29秒」250名中、23位。最後に僕の前を走っていた3人。あの3人に勝てれば、10番台も見えてくるかもしれない、最後の最後で3人を追い抜くことはできなかった。敗因は、トレイルシューズじゃなかったこと。靴が破れたこと。最後の最後で粘れなかったスタミナ不足。そして、下り坂を走る時の遅さ。カントリーマァム、マジうまい。発見が盛りだくさんの大会だった。設置されたブルーシートに座りながら、今後について考える。受付に行った時にもらったパンフレット。そこには、来年開かれるトレイルラン大会の情報が載っている。次はどれに出場しようか。今年からトレイルランを走り始めた仲間に連絡を送ってみる。「お疲れ様です。トレイルどうでした?」「やっぱり、壁は厚くて23位ですね」今回の大会がチャンピオンシップだった事を説明。「それって、別の大会で優勝したチャンピオンと一緒に走れたってことですか?」「そうそう。まぁ、どの人がチャンピオンかは分からなかったですけどね」「すごい! チャンピオンは何人いたんですか?」「18名が招待選手って言ってたから、18名だと思いま
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物事の取り組み方

本日も記事をご覧いただきありがとうございます。ひろです。人について考える。今回のテーマは、「気軽」です。いよいよレースも終盤。エイド(休憩所)を出てから数分後。追いかけ続けた青いTシャツの選手は、もう見えなくなってしまった。このままでは追いつけない。さらにスピードを上げる。が、25キロ地点を越えて、足のつま先が痛み始める。もともとハーフマラソン用のランニングシューズ。長時間の走りで足がむくれ、下り坂の連続でつま先が靴の先端にぶつかり続けている。いつもよりも、痛みを感じる。さらに、破れた靴の側面からは小石が入り込んでくる。こうなってくると最後の手段。「気合」しかない。肩の力を抜き、お腹に力を入れて、お尻の穴を閉める。腰の回転を意識しながら、先を見据える。「通ります。すいません」「あ、ごめんなさい」後から来た選手に道をゆずる。ここへ来て追い抜かれる機会も増えた。すぐに追いかけようとするが、選手の姿は見えなくなる。僕が追い抜かれたポイントは、下り坂。自分が加速できるポイントで追い抜かれる。もしかしたら、僕は他のトレイルランナーと違って、下り坂がヘタなのかもしれない。課題が見つかった。今後の練習に下り坂を加えてみよう!そんなこんなで、最後のエイド(休憩所)にたどり着く。「お疲れ様ですー」スタッフさんに迎えられ、カントリーマァムをいつものようにポケットへ入れる。「あと少しです。頑張って!」スタッフさんの声援で、身体に力が戻ってくる。よし、あと少し!「この辺って観光地ですよね?」エイドで休んでいた選手の1人がスタッフさんに質問している。「そうですね。眺めがキレイなところはいっぱいありますよ
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自分の成長、挑戦の証

本日も記事をご覧いただきありがとうございます。下り坂を走っていくと、もうすぐゴールが近い事が分かる。以前も練習で走ったこのコース。ゴール地点には、確か公園の名前が書いてあった。練習では下山までしかしてない。公園の場所ってどこだろう、道案内の表示はあるのかな。そんな事を考えながら走っていると、目の前に大きな文字が現れる。「GOAL」薄い緑色の配色の中に、白い文字で大きく書かれた文字。あれ・・・。「頑張ってください!」スタッフだろうか。3人の男女が声援を送ってくれている。「下りは歩いてくださいね」ゴール前でそう言われ、少し混乱。「バーコード読み取るのでこちらへ」あ、そういう事か。ようやく状況を理解し、ゴール。「お疲れ様です」ッピゼッケンのバーコードを読み取ってもらい、ゴール地点でのタイムが集計される。ゴール地点にはスタッフの他に、「はぁはぁ・・・」息が上がっている選手が何人かいる。先にゴールした人達かな。彼らの表情を見ながら、トレイルレースの過酷さを改めて考える。僕も練習してなかったら、ああなっていたかもしれない。「やった! 終わり!」声がした方を振り向くと、先程追い抜いた男性2人組もゴールにたどり着いた様子。「お疲れ様です」「あ、お疲れ様です」一緒に走っただけで気さくに話しかけられるようになるのは、大自然のレースならではかもしれない。「僕のタイム何分ですか?」スタッフの人に彼らがたずねる。「ええと・・・。あ、2時間20分ですね」「2時間20分か!」男性の1人が手のひらに人差し指を当てて、空を見上げ始める。タイムを計算している様子。「そうだ。あそこでちょっと走りを緩めたからか!」ど
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決断の時

本日も記事をご覧いただきありがとうございます。「上り歩き最強の男」目の前の男性を密かにそう名付けて、彼の呼吸、動きを自分の動作に取り入れていく。六甲山の休憩所まであと少し。ここからはひたすら上り坂。すぐ先には迂回路という看板と、その横にあるキツイ階段がある。練習の時は何度もヒィヒィ言いながら上った場所だ。最強の男でも、さすがにスピードが落ちるんじゃないか。そう思ったがなんてことはない。彼のペースが落ちることはなく、それを追いかける自分のペースも落ちることはなかった。スマホの時計を確認する。「やばっ!」練習で走って登っていた時よりも、明らかに速いペース。すごい。レース本番だから?競争相手がいるから?それとも、「上り歩き最強の男」のペースに合わせているからか!やっぱり、大会はいい刺激になる!参加して本当によかった。いよいよ大詰め。どんどん視界が開けてくる。この坂道を上りきれば、一般の道路に出る。右手には休憩施設、その脇道が有馬までの下りのコース。これまで追いかけてきた男の背中を見る。彼の行動ををずっと観察してきたが、走る様子は全くない。下りのコースに入れば、加速エリア。彼が走ることがないのなら、難なく追い抜けるはず。僕は下りのために力を蓄え、呼吸を整え始める。来た!一般の道路に到着。ここから右手に行って、下りのコースへ。そこから加速エリア・・・。あれ?追いかけてきた背中。上り歩き最強の男は、道路を左へと曲がっていく。なんで・・・。その先の脇道から、再び山を登り始める。あのコースは、「六甲山最高峰」に行くまでの道だ!どういう事だ・・・。今回のトレイルレースについて考える。「最短12k
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応援の形

本日も記事をご覧いただきありがとうございます。下り坂でスピードを上げ始めると、やはり襲いかかってくるのは恐怖心。常に背中を押されている感覚。速く走れば走るほど、足の配置が重要になる。土、小石、岩、ぬかるみ。さまざまな障害物を避けながら、足場を選んで走っていく。スピードに身体が慣れると、徐々に楽しくなってくる。自分が選んだ足場によって、走るスピードが変わる。自分の選択によって、未来が変わる。そう考えると気持ちが高揚してくるのが分かる。自分にリスクが伴うと面白くなる。ギャンブルも同じ感覚なのかもしれない。おっ!ついに人を視界に捉えた!若い男性の2人組。1人は前方を走り、もう1人は後方から男性の背中を追いかけている。後ろの男性が手に持っているのは自撮り棒。その先端にはスマホが装着されている。どうやら、前方の男性の後ろ姿を撮影している様子。「もっと速く走ってくださいよ!」「分かってるって!」お互いに声を掛け合いながら走っている。楽しそう。もしかしたら、あとで動画を見直して、自分の走りを研究するのかもしれない。「もっともっと!」「うるさい!」前方の男性は声をかけられるたびに加速している。そのスピードについていく後ろの男性。そんな楽しそうなやり取りの中、彼らを追い抜くタイミングをうかがう僕。完全に悪役(笑)撮影の邪魔をしたら悪いかもしれない。声をかけてから進もう。「失礼します」撮影している男性に背後から声をかける。「ああ! ごめんなさい」僕の存在に驚き、慌てて道を譲ってくれる男性。やっぱり、下りで走ってる時に追い抜かれるのは想定外なのかもしれない。僕もそうだった。「後ろ、男性来ます! 避け
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人生の先輩から得られるもの

本日も記事をご覧いただきありがとうございます。ゴールした!!やり遂げた!で、終了しないのがトレイルラン。「それでは、この先の公園でお預かりした荷物をお返ししますので、そちらへ向かってください。表彰式もありますのでー」スタッフの方に軽く道を教えてもらい、下山してすぐの道路に出る。ここからどう行けばいいのかな。渡された大会パンフレットを見ながら、目的地に向かう方向を考える。「おっと!」声をのする方に目を向けると、男性が盛大に転びそうになっている。「大丈夫ですか!」慌てて声をかける。「ああ、すいません。大丈夫です」彼が手に持っているのは、僕と同じパンフレット。「トレイル参加されたんですね。僕も参加者ですよ」「あ、そうなんですね!」同じイベント参加者に出会うと安心する。彼の格好は野球帽に白い髪。黒いシャツに紺の短パン。身体は細いが、腕や足など、走るのに必要な筋肉はしっかりとついている。「公園に向かわれるんですか?」「そうですね。荷物預けてるから取りに行かないと」一緒だ!「それなら一緒に行きましょうか!」「いいですね。道が分からなくて、ちょっと困ってたんで」「あ、僕もです(笑)」有馬の道路に、大人の迷子が2人。表彰式があるという公園に向かって、手さぐりで歩いていく。「トレイルレースはよく出場されるんですか?」気になったので質問してみる。「ああ、34年前に参加したのを思い出して。去年の6月から再開したんですよ」「34年?!! 失礼ですがおいくつですか?」「69歳です」ええ・・・すごい!!69歳でトレイルランに挑んでいるのもすごい。でも1番驚いたのは・・・。「全然見えないですね!」「ありがと
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トレイルの醍醐味

本日も記事をご覧いただきありがとうございます。ひろです。人について考える。今日のテーマは、「立ちふさがる木」です。「それではスタートです!」トレイルラン大会スタートの合図で、みんなが一斉に走り出す。僕のスタート位置は、前の少し手前付近。先頭を走るのはコースが分からない分不安が残るし、前に人がいるほうが、みんなのペースを掴みやすい。大切なのはスタミナ。自分の体力が山道での28kmに耐えられるのかどうか。それを検証するには、人のペースに合わせるのがちょうどいい。山の中でのスタート。やはり最初は上り坂。一斉に坂を走って駆けのぼる人がほとんど。そんな中、上り坂に差し掛かると早歩きに切り替える人も見受けられる。「最初から歩くのか?」マラソンでは最初から歩くことは考えられない。だが、長距離のトレイルランなら・・・。作戦の1つとしてあるのかもしれない。上りで体力を奪われるよりは、上りで休んで下りで力を発揮する。これも立派な作戦かもしれない。そして、初めて上る坂道。六甲山を走った時は何度も練習を重ねたので、坂道がどれくらい続くかは把握ができた。でも、奈良の生駒山は初めて走るコース。坂道がどれくらい続くのか。どれくらい体力が奪われるのかは想像できない。「初めて走るコースって結構大変」これは最初は軽く走って、体力を温存するほうが賢いかもしれない。しばらく進むと平地になり、通常通りの速度で走れるようになった。先頭グループはあっという間に前に進み、固まっていた集団もまばらになっていく。さらに奥に進んでいくと、山の中を抜けて道路に出る。「霊園は走らないでください。追い抜き禁止です!」噂の霊園。コースには
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支えてくれる人たちの存在

本日も記事をご覧いただきありがとうございます。旅は道連れ、世は情け。偶然出会った男性と、楽しく目的へ向かっていると・・・。「こっちで合ってるのかな」隣の男性がつぶやく。手に持っている大会パンフレットで確認する。「おそらく・・・合ってると思います。たぶん」「そう? なら良かった」お互いに小さくうなづきながら、再び歩き始める。「やっぱり不安になりますよね」「そうですね。。」「僕、今回が初めてのトレイルランなんで。案内の人がいないことにびっくりしたんですよ」通常のマラソン大会なら、必ず選手が走るコースに道を誘導する大会スタッフが立っている。「ああ、そうだね」「他の大会もそうなんですか?」「うん。そうそう。トレイルは基本的に誰も立ってないよ」やっぱり。。「他にも大会に出場されたんですか?」「うん。今年はこの辺でやってた38キロのトレイルランに出場したよ」38キロ?!!「すごいですね。38キロってもう、フルマラソンに近いですよ」「そうだね。あの時は道に迷ってしまって結局リタイアしてしまったけど」「そうなんですね。今年の何月ぐらいですか?」「3月」へぇ~。3月の山かぁ・・・。春を迎える前だから、もしかしたら、少し肌寒いぐらいの気候かもしれない。「この辺は昔も走った事あるけど、やっぱり慣れない道は迷う事があるね」どうやら道に迷うのは普通らしい。「ですよね」「まぁ、38キロのレースになると山を5つ、6つ越えるからね」「5つ、6つですか!」今回のレースは最短12キロのコース。69歳の男性が挑戦したのはその3倍。やっぱり先人達から学ぶ事は多い。「それだけ挑戦されるって事は普段から走られてるんですか
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人の走りから得られるもの

本日も記事をご覧いただきありがとうございます。有馬方面へ向かう下りの道。最初に現れるのは、石畳のコース。走る衝撃を和らげていた土が、石に変わるだけで、足に伝わる衝撃が変わる。足の調子は・・・大丈夫!スタミナも十分。石畳のゾーンを抜け、次に訪れるのはぬかるみゾーン。土から跳ねる水滴が僕の靴を汚していく。下りのぬかるみは滑りやすくなるんじゃないか。そんな心配も、トレイルシューズのおかげで一切問題なし。本格的な下りのゾーンに入り、走り方を変え、スピードを上げていく。ここで使う走りは、練習の時に覚えた、歩幅を小さくする走り。ただスピードを上げるだけでなく、いつでも方向転換できるように、足を頻繁に地面につける作戦。このまま順調にいけばゴールできそうだ。安全、確実、慎重に山を下っていく。ダッダッダッダ!背後から、規則正しく砂利を踏みつける音が聞こえてくる。音は徐々に近づいてくる。振り返るとそこには、猛スピードで走っている男性の姿が!慌てて道を譲る。「こんにちは」男性は挨拶を返す間もなく、下りを駆け下りていった。速い!慌てて追いかける。が、彼はまるで羽が生えたかのように、俊敏に地面の上を飛び回る。その跳躍はとどまることなく、あっという間に彼の背中は見えなくなった。速過ぎる。。上りの時みたいに、背中について走り方を真似したかった。今後の参考にしたかった。気を取り直し、必死に頭を使って、彼の走りを思い出す。歩幅を小さくする様子は全くなかった。むしろ、足を大きく前に出していた。いや、足を大きく前に、投げ出していた。そんなイメージ。自分の走りは、歩幅を小さくすることで足を頻繁に地面につける。これはブ
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人の観察で学べること

本日も記事をご覧いただきありがとうございます。「人間、追い抜かれてからが勝負!」誰の言葉か?僕の言葉です(笑)。今までの常識では考えられないような人に出会うと、やはりテンションが上がります。僕は急いで彼の背中に追いついて、必死で観察を始める。上半身は前傾姿勢。足を前に進める時には、軽く膝に手を添えている。足取りはやはり軽快。彼と同じ動作同じペースで、彼の背中を見ながらついていく。「あ」背中を見て分かる情報はいくつかあるが、真似をしているとさらに分かることがある。それは、「呼吸」彼の肩が速いペースで上下している。人は呼吸の際、無意識のうちに身体を動かしている。それが分かりやすいのは、お腹と胸。そして、肩である。そうか。彼は呼吸が早いんだ。人間は一定のリズムを作って行動している。ダンスを踊る時でも、早いリズムに合わせて動きを作る。逆に、遅いリズムで速い動きを行うダンスは見たことがない。ボクシングもそう。ジャブを出す時「シュッシュ」と口で息を吐く。そうすることでより速い動きが可能になる。彼は自分の呼吸を早くすることで、自分の動作のスピードを上げていたのである。呼吸か・・・なるほど!しばらくして平地が見えてきたので、僕は走り出す。前方の彼は・・・走らない。追い抜いてしばらく道を進む。しかし、上り坂で振り向くと、必ず彼の姿が現れる。僕が走っているのにも関わらず、上りの歩きだけで距離を縮められる足。まさしく、走りに匹敵する歩き。ここは・・・。追われるプレッシャーよりも、先に行ってもらって観察した方が今後のためになる。タイミングを見計らって、道を譲り。僕は彼の歩き方を観察し続けたのでした。追
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スタート地点への道のり

本日も記事をご覧いただきありがとうございます。駅前の広場を抜けて、細い道路を北へ向かっていく。もうすぐ大会の受付会場。忘れ物は何もないはず・・・。あ、そうだ!大切な事を思い出す。水が必要だ!すっかり忘れていた。現地に行く前から水を持っていくと荷物になるので、途中で購入する。そういう計画だったはずだ!慌てて周囲を見回し、自動販売機を探す。あった!早速、お金を入れてボタンを押す。ガタン!鈍い音とともに現れる、ペットボトル500mlのアクエリアス。命の水、アクエリアス。あれ、命の水はポカリスエットだったっけ。そんなどうでもいい事を考えながら会場へ到着。以前、練習の時に訪れた時と違い会場の入り口には、のぼりの旗が立っている。なんかイベントっぽい!気持ちが高揚してくるのが分かる。奥にはテントが設置されている。どうやら、あそこが受付会場みたいだ。早速、スタッフの方々に話しかける。「参加者の方でよろしかったですか?」「はい」「それでは、検温からお願いします」検温の機械をおでこに向けられる。ピッ!「はい、36度1分ですね。それではハガキをお願いします」ん?ハガキ・・・。「ハガキは届いてませんでしょうか?」この間ポスト見た時は届いてなかったな・・・。「あ、すいません。忘れてしまって」「分かりました。スタッフが調べますので、そちらでお待ち下さい」どうやら対応してもらえるらしい。「お手数おかけしてすいません」しばらく経ってから、スタッフの方にゼッケンの番号を教えてもらう。「では、ゼッケンをつけていただいて、こちらのバーコードをお持ちください」渡されたのはゼッケンと大きい透明な袋。「この袋はなんでしょ
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山に挑む準備

本日も記事をご覧いただきありがとうございます。「山に行かなきゃ分からない」そう思ったらやるべき行動はただ1つ!山へ行きます!そのためには何をするか。まずは移動手段を確認です。Google先生のアプリで検索すると、大阪府から兵庫県まで、電車で35分の距離。35分かぁ・・・。自転車とかで頑張ったら1時間で行けるんじゃないか。そんなことも考える。こちらもGoogle先生で検索すると、目的地まで20km。自転車でちょうど1時間の距離。駅まで行って電車を待つとかすると、結局1時間ぐらいかかる。それなら、自転車で行ったほうがいいかも。ランニングをやり続けていたせいか、自分の身体を使った方が速いかも。そんな思考に取り憑かれている自分に気付く。まぁ、下見だけだし。体力をつけておいて損はないはず。「よし、自転車で行こう!」あとは計画の決行日。ゴールデンウィークの祝日の中で、晴れている日を検索する。自転車と山の共通の敵、それはやはり天候になる。雨で濡れた路面は滑りを誘発し、山で濡れた斜面は怪我のもと。今年の4月後半は雨がちょくちょく降っているため、決して油断できない。確実に1日中晴れる日。これを条件に日付を決定する。あとは・・・。持っていくもの。登山の事を考えるとなるべく重いものは持って行きたくない。・スマホ・イヤフォン・財布はかさばるから、カードと小銭入れ・腰に巻くポーチ・モバイルバッテリー紙に書き出していると、小学校の頃の遠足を思い出す。「おやつは300円までですよー」「先生」「はい。大山くん」「バナナはおやつに入りますか?」「大人を困らせるんじゃありません」平和なやり取りだったな。学校で初め
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大会優勝者のお話

本日も記事をご覧いただきありがとうございます。「それでは表彰式を開催いたします!」大会スタッフの声が公園に響き、みんなの視線が中央の表彰台に集中する。1,2,3位。それぞれの順位によって高さが変わる表彰台。そこに3人の男性が立っている。「みなさん、若そうですね」「そうだね」公園まで一緒に歩いた男性と、表彰者の姿を見守る。「どこから来たのかと、名前と。あと一言何か言っていただいていいですか?」スタッフが問いかけながら、表彰者にマイクが向けられる。昼間の人が賑わう温泉街。周囲の人が何事かと見守る中、答える人は少し恥ずかしそうなのが分かる。3位から順番に自己紹介が始まっていく。「そういえば、1位ってどれぐらいのタイムで走ってるんですかね?」隣の男性に聞いてみる。「そうだね。あ、これじゃないかな」男性のスマホ画面を覗き込むと、そこには今回の大会参加者の記録が並べられている。「わ、すごいですね!」「本当だね」1位の記録は、1時間5分僕の記録が1時間50分だから。自分よりも45分も早くゴールしてる!「やばいですね!」「そうだね。何を食べてるんだろうね」あ、気になるの食べ物ですか!思わずツッコミを入れたくなるが、黙って表彰式を見守る。いよいよ大会優勝者が話す順番が回ってくる。「今回はおめでとうございます!」「ありがとうございます」見た感じ、20代ぐらいかな。若くてさわやかな青年といった印象。「なぜ大会に参加されたんですか?」「今回の優勝商品が、有馬温泉旅館クーポン40000円って聞いて、すぐに参加を申し込みました!」優勝者の発言。欲望に正直なところが非常に好感が持てる。「途中で道に迷いそうに
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上位入賞者の共通点

本日も記事をご覧いただきありがとうございます。温泉街に入り、大きな旅館施設が僕たちの前にあらわれる。「やっぱり有馬温泉ってすごいんですね」「うん。昔はすごかったよ。僕の若い頃はバブルだったしね」バブル?!!「バブル景気というやつですよね?」「そう」日本経済が好景気であふれた時のお話。「1万円でタクシー止めたって本当ですか?」僕の中での都市伝説の1つ。「ああ、もちろん!」伝説は本当だった。「すごいですね!」「うん。うちの会社も景気良かったから、忘年会とか。有馬の高級ホテルでやったもんだよ」彼が指差す方角には、高級ホテルが立ち並んでいる。「あの頃はそれがずっと続くと思ってたからね・・・」「そうですよね。バブルがはじけたって言いますもんね」「うん。今でこそ、あの時代はバブルだったから。みたいな話を聞くんだけど、当時はそれが当たり前だった。だから、誰もその後に景気が悪くなるなんて思わなかったんだよ」男性は少し遠い目をしている。やっぱり、その後が大変だったんだろうなぁ・・・。「ありましたよ!」温泉街の中央付近、階段を下りた先に、目的の公園を発見する。「良かった。道、合ってたね」「そうですね!」設置されているテントで、スタッフの方に荷物の番号を伝える。「お疲れ様でした。こちら、参加賞の有馬せんべいとサイダーになります」ここに来て、まさかのプレゼント。「ありがとうございます」「もうしばらくしたら、表彰式が始まりますので、身体を休めてください」スタッフさんの視線の先には、公園の奥で休んでいる選手達。よし、あそこで休むか。「そういえば、順位ってどうやったら分かるんでしょうか」「ああ、パンフレット
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思い込みからの学び

本日も記事をご覧いただきありがとうございます。休憩所から山頂までの道は、そんなに遠くはない。ただ、問題なのはその傾斜である。これまで登ってきた山道と比べると、さらに傾斜がキツくなっている。例えるなら、つまづいて転んだら、そのまま下まで転がり続けられるぐらいの角度。その坂道を上らなくてはならない。その先に「六甲山最高峰」山頂が現れる。山頂を目指すかどうかを迷ったせいか、僕が背中を追いかけた男性の姿は見えなくなっている。追いつくしかない!急な坂道を一歩ずつ、歩幅を小さくしながら、一生懸命に上っていく。頂上に到着。早速、辺りを見回す。僕が追いかけてきた男性の姿は・・・あった。でも、「座ってる!!」思わず叫びそうになった心の声を、なんとか胸にしまい込む。彼は山頂に設置されている石の上で、彼は静かに座っていた。レース中なのになんで。。「あれ・・・」男性の後ろ姿ばかり見てきたから、気付かなかった。彼の胸にも背中にも、ゼッケンが見当たらない。つまり、彼は一般の登山の人だった・・・。そうか。だから、走ってなかったんだ。だから、コースをはずれて頂上まで来たんだ。いくつもの疑問にようやく答えが出た。とりあえず、気を取り直して目的を思い出す。トレイルレースの中盤。山頂を通過した証拠として、写真を撮ろう!「六甲山最高峰」と書かれた石碑に、スマホのカメラを合わせる。その時に撮影した映像が今回の写真。たまたま写り込んだ、外国人親子の写真撮影。お父さんが男の子にカメラを向けて、何枚もシャッターを切っていたため、彼はポーズをとるのがしんどくなっている写真。息子は嫌がっていたが、お父さんがノリノリなパターン。そ
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予想を上回る速さ

本日も記事をご覧いただきありがとうございます。登山序盤のロックガーデンを抜けて、平地を含めた上り坂が続く。上りの連続がなくなり、身体がだいぶ楽になってくる。ようやく調子が戻ってきた。身体が軽い!大会の緊張感にも慣れたのか、徐々に走るスピードが増してくる。そして、ようやく、大会参加者の姿を視界に捉える。女性の二人組。軽くおしゃべりをしながら走っている。会話をしながら走れるという事は、余裕があるという事。経験者かな?そんな事を考えながら、徐々に距離を詰めていく。そろそろ追い抜けそうだ。山道は危ないから、念のため声をかけてから通らせてもらおう。「すいません、失礼します」背後から女性2人に声をかける。「うわ!」「え、なに?!!」縦一列で並んで走っていた女性達。僕の突然の声にどうやら驚いてしまったらしい。「あ、すいません。ごめんなさい!」慌てて謝る僕。「あ、いえいえ。ごめんなさい」横を通り抜けると、背後から女性たちの話し声が聞こえる。「あんなおっきい声出してビックリするでしょ」「いや、だって、走ってる時に追い抜かれるなんて思わなかったもん」ああ、ごめんなさい。心の中でそうつぶやきながら、僕は走るスピードを上げていく。そうなんですよね。自分が集中して走っている時に、自分より速いスピードで追い抜かれるなんて。普通は思わないですよね。自分が追い抜く事ができるということは、他の人にも追い抜かれる。その可能性があるということ!それを僕も身をもって体験することになるとは・・・。上りの中間地点。雨ヶ峠に差し掛かり、ここからは再び上りが増えてくる。坂道をずっと走っても体力を消耗するだけ。ここは一旦、早足
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学びのコツは飛び込むこと!

本日も記事をご覧いただきありがとうございます。登山から数日。ようやく筋肉痛もおさまったので、次の山に行く日程を考える。レースは5月下旬。それまでになるべく山道に慣れておかないと!坂道を走るのも少しずつ慣れてきた。「うわ、上り坂だ」以前は見ただけで苦手意識があった上り坂。でも今は、「よし、上りだから早く登ろう!」というイメージに変わっている。慣れるというのがとても大切なことだと分かる。身体の準備が整ったら、あとはやっぱり靴だな。トレイルシューズ。山道を走るために作られたシューズ。いつもなら、行きつけのお店に行って、店員さんと相談しながら決める。「長時間走る時は足がむくむので、必ず通常より大きめの靴を履いてください」そのアドバイスから、自分の靴のサイズが上がったこと。サイズを上げたことで、フルマラソンで感じたつま先のぶつかり。痛みがなくなったことには驚いた。やはり専門家の意見は欲しい。が、初めてやる時は自分のやり方でやってみたいのもある。それにランニングシューズ店に、トレイルシューズの取り扱いがあるかどうか。とりあえず本を読み、知識を広げてからネットで検索してみる。重視するべきはもちろん、・山道の砂利や泥でも転ばないような滑り止め・泥のぬかるみを気にせず走れる防水性・砂や石が入ってこない、ちょうどいいサイズ感検索すると、ランニングシューズはたくさん出てくるが、トレイルシューズになると一気に検索数が少なくなる。やはり需要があるのは、ジョギングやウォーキングなのかもしれない。「おっ!」気になるシューズを発見!防水性と滑り止めの条件はクリアー。あとはサイズ感のみ。こればっかりはネットで判
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生き物の法則

本日も記事をご覧いただきありがとうございます。登山の翌日から自分の課題について考え始めました。まずは、「上り坂をどうやって走るか」平地で走るというのは、ほぼ毎日のようにやってきた。1日最低でも5㎞。多い時で10㎞。雨の日でも気にならなければ走った。そんな僕でも、山道を走るのはなかなか大変だった。走ってもスピードがなかなか上がらず、すぐに息が切れる印象。走れないのではなく、慣れていないというのが正確かもしれない。毎日走り続けるうちに、走る距離が伸びていったマラソン大会の練習。それは、トレイルランの練習においても同じこと。大切なのは、上り坂に慣れること!そう考え始めるといつものランニングコース。その脇道の坂が目に入ってくる。この坂道を走って登れば訓練になるんじゃないか。そう思って走ってみる。舗装されている分、だいぶ走りやすい。でも、上り坂の負荷は感じるし、普段より息が切れるのが早くなった気がする。これはいいかもしれない!早速、毎日の練習に取り入れてみる。毎日のランニングに新たな課題が生まれ、楽しみが増えてくる。普段のタイムをどれだけ崩さずに、坂道での走りを取り入れることができるか。自分にとって、新しい挑戦が始まった。この経験を仲間との勉強会で共有してみる。「それはいい発見ですね。トマトもストレスを与えた方が甘くなるそうですよ」ん?その情報気になる!「植物は恵まれた環境に身を置きすぎると、美味しくならないそうです」「そうなんですね」「はい。例えば、植物に水を与えるのは大切です。でも、与えすぎると腐ってしまいますよね。肥料も与えすぎると問題は起こるそうです」なるほど。そういえば、農家を
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山頂から見える景色

本日も記事をご覧いただきありがとうございます。山頂手前の休憩施設に到着。自動販売機で飲み物を買いながら、周りを眺める。雨ヶ峠にあった休憩ポイントと違って、食堂もあるちゃんとした休憩施設。舗装された道路もあるので、山を登ってきたハイカーの姿はもちろん、中にはヒルクライム。自転車で坂を登る人の姿も見える。トイレ前の椅子に座り、これまでのタイムを確認する。2時間5分53秒。歩数は11426歩。2時間かぁ・・・。トレイルランのコースはこれで終わり。ではなく、有馬温泉の方へ下っていくコースも含まれる。つまり、下山も含めたルートを合わせた距離が、コースの全長ということになる。これはなかなかだな・・・。念のため、制限時間を確認しておこう。「8時から10時スタートで、14時までにゴールしてください」最高で6時間、最短で4時間の猶予がある。上りで2時間ぐらいなら、下りで1時間といったところ。トータル3時間と考えれば、タイムアップの可能性はまずない。ただ、走って駆け抜けるとなると・・・。やっぱりスタミナ管理が重要になる。すべてのコースで走るか。それとも、上りのコースは体力を温存して、スピードが出やすい平地と下りで走るか。どちらにしても、レースとして走るなら、フルで走れる体力作りが必要。「この先、六甲山最高峰」目にした看板の向こうに、さらに坂が続いている。とりあえず、頂上まで行こう。登山の1番の報酬は、山頂から眺める景色。十分に水分をとって再び歩き始める。再び上り始めて約15分。あっという間に山頂に到着。道中は傾斜はきつい坂だったが、舗装されている道。道が舗装されていると当然、歩きやすい。道路を整備
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登山のデータからペースを考える

本日も記事をご覧いただきありがとうございます。山に入ってしばらく進むと、「ロックガーデン」と呼ばれる、岩の庭園にたどり着く。言葉のイメージ通り、ゴツゴツとした岩のかたまりが至る所にある。「ここ登るの~」周りから女性の声が聞こえてくる。事前に調べていたインターネット情報を思い出す。「芦屋川から六甲山への登頂ルートは初心者でも簡単です」本当かよ!!ツッコミを入れながら、さらに上へと登っていく。岩山を抜けると大きな鉄塔の空き地に出る。「ふー」ようやく上りが緩やかになった。岩山はなくなり平坦な道が続く。ビチャ前日の雨の影響か。土がぬかるんでいる道が続く。前日の雨の影響か。当日だけではなく、前日の天候も山には影響があることを知る。履いてきたランニングシューズはすぐに泥まみれになった。・靴は防水機能必須!持ってきたメモに書き記す。「おっ! 危なっ!」その後の砂利道で滑ったので、・靴は滑り止め必須!とメモに記入する。ランニングシューズでここまで滑るのなら、トレイルシューズ。未舗装路を走るための靴は必須かもしれない。砂利道が終わると、再び平坦な道が続いている。「よし、そろそろ走るか」山道にも慣れてきたので、前傾姿勢で一歩ずつ丁寧に走ってみる。土のぬかるみに気をつけながら、砂利道はすべらないように気をつけながら、上りは無理をしないように走っていく。よし、ある程度データはとれた。平地と下りに関しては通常のランニングと同じ。悪路という部分に気をつければ全く問題なし。逆に上り。これは地味に体力を奪われる。今回の目的はトレイルランのコースの下見。平地での走行スピードが1として考えると、下りが1.2上りが
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譲り合いを考える

本日も記事をご覧いただきありがとうございます。山道を歩いていると必ず遭遇する光景があります。それは、人が1人しか通れない1本の道自分が山道を登っていると、山を下っている人と出会うこともあります。この1人しか通れない道をどちらが譲るのか。今回の登山でも、よく同じ場面に遭遇しました。しかし、「どっちが譲るんだ!?」といった感じではなく、自然に生まれる「どうぞ」の言葉。お互いに気持ちよく登山を楽しむ事ができました。これはなぜなのか。日常生活でも知らない人とスペースを共有する機会はたくさんあります。喫茶店や飲食店の席や、エレベーター。道路や歩道も共同で使うものなので、お互いが譲り合って使うのが望ましい。でも、中にはそれができない人もいる。山の中での譲り合いと同じように、日常生活でも譲り合いをみんなが覚えたら幸せになれるのに。そこで日常生活と山での違いについて、1.命の危険があるから説2.普段と状況が違うから説3.山に来る人に余裕がある説3つの説を考えてみました。1.命の危険があるから 山を登っていくと、道の端から崖を覗き込める場面がいくつもあります。そして見るたびに「ここから落ちたら死ぬかも」と思います。これは登山をしたことがある方なら、誰もが考えたことがあるかもしれません。そんな状況の中で、人と争うとどうなるか。想像してみると分かりますよね。命に危険が及ぶぐらいなら人に譲る。そんな選択肢を持つ人もいるかもしれません。2.普段と状況が違うから 日常生活の中にも譲り合いはもちろん存在します。自分から譲ることもあるでしょうし、他人が譲ってくれる機会もあるでしょう。ただ、譲れない場合というの
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登山道への入り口

本日も記事をご覧いただきありがとうございます。ようやく目的地へ到着。途中で川にぶつかるたびに、橋を探しながら走ってきたので、到着したのは1時間30分後。たどり着いたのは山の入り口近くの公園。当日の受付はこの公園で行うらしい。レースの開始は8時~10時に受付。受付が終わり次第、チップを付けて計測する形になるらしい。レースは個人それぞれが時間をズラしてのスタート。この方法ならみんな一斉スタートでもないので、山道を一気にふさぐ心配もないはず。遅く来るよりは涼しいうちに走ったほうがいいから、早めに来るにこしたことはないな。そんな事を色々考えていると、時刻は13時。家を出てから2時間が経過。ここから登山して帰ってきたら、何時ぐらいになるかな。慣れない山道だから、1時間以上は確定として、その往復だから・・・。最低3時間は見たほうがいいな。となると夕方か。スマホで携帯をチェックする。天候もちょっと心配だな。。よし、山の入口まで行ってみよう。そこから逆算すれば、目的地に到着するために必要な時間が正確に把握できる。自転車から降りて、上り坂を歩き始める。視線の先には緑色の大きな山が広がっている。その手前には閑静な住宅街。時折、リュックを背負って歩いて行く人も見られる。「?!!」半袖半ズボンの女性が前方から走ってくる。下り坂のせいか、かなりのスピードだ。彼女は風を切って、僕を通り過ぎていった。あのペースで走るのか。平地で走るランナーと変わらないスピードで下り坂を駆け下りていった。下りはスタミナ消費が激しいかもしれない。再び歩き始める。傾斜が何分も続く。歩くだけでも体力を消耗していく気がする。少し走っ
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トレイルランの開会式

本日も記事をご覧いただきありがとうございます。ひろです。人について考える。今日のテーマは、「大会ルール」です。目的の駅に到着。運動靴を履いて、リュックを背負った人達が下車していく。やっぱり、トレイル大会参加者だった。彼らが背負っているリュックのメーカーをチェックする。どのアイテムがトレイルに適しているのか、帰りにネットでチェックしよう。経験者の装備はやはり参考になる。駅から目的地までの道のりは約20分と書いてある。徒歩5分ではなくて、20分。参加者の人達についていくと、田園風景が続き、川沿いを歩いて山の中へ。本当にこの道で合っているのだろうか。「スズメバチ注意!」の看板を発見。目的地は、「ほしだ園地 わんぱく広場」わんぱくに遊べそうな場所に行く時に、スズメバチがいたらダメでしょ!そんなツッコミを入れながら、さらに奥まで進むこと10分。ようやく、視界が開けた集合場所に到着。大きなボルダリング施設の下に、たくさんの人が集まっている。大会参加者は総勢300名ぐらい。28kmのトレイルランに参加するのは200名近く。この200名が一斉に山を走る。想像していたよりも規模が大きい大会。白いテントで受付を行って、開会式が始まる。「これから大会ルールを説明します」大会主催者と思われる中年男性がルールを読み上げる。内容は、以前のトレイルランの大会とほぼ同じ。安心して耳を傾けていると、「霊園は絶対に走らないでください」え。お墓を走るの?!山を走るルートの途中で、どうやらお墓の周辺を走るコースがあるらしい。「一般の方もおられますし、苦情が出てしまうと我々は大会を開催できなくなってしまうので。ご協力お
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下山ルートでの学び

本日も記事をご覧いただきありがとうございます。有馬方面への下山ルート。最初の砂利道からぬかるみ。徐々に進んでいくたびに、身体が加速していく。「こわっ!」いつもなら、身体の重心を後ろに傾け、スピードをおさえながら進む道。重心を前にすると、人の身体は思った以上に加速する。そして、時折訪れる曲がり角。曲がり角でブレーキを踏むとどうなるか。ズザザザザザ!!滑り止めのないランニングシューズは盛大にすべり、制御を失った足を体勢を作って立て直す。「危なっ」このやり方、絶対間違ってる気がする(笑)スノーボードにはそもそも、道を曲がるという概念がない。下り坂の中で、身体を傾けて制御する。下りの道は開けており、ただ滑るだけなら問題はない。ただ、そこに曲がり角が加われば・・・。結論。下り坂で思いっきり走っている中、曲がろうとすると、危ない当たり前過ぎる答え。大切なのは、自分の速度とそれを制御できるブレーキ能力。自分の速度は己の肉体。そして、ブレーキの性能はランニングシューズ。やはり、滑り止め付きのトレイルシューズが届いてから挑むべきだったか。全力で走るのはあきらめて、ほどほどの力で気をつけながら山道を下っていく。・・・。しばらく進むと慣れてくる。スピードをおさえれば、道は苦もなく曲がれるし、勝手に加速するので風が気持ちいい。次々と変わる道のコンディション。道のどこに足を乗せていくか、どこに配置すればスピードが落ちないか。常に頭の中で考えながら、足を置いていく。これが楽しくなってくる。背中を誰かに押されながら、迫り来る問題に答え続ける感覚。「こんにちは!」「こんにちは!」すれ違う人との会話も一瞬になっ
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遭難の予感

本日も記事をご覧いただきありがとうございます。山を下り始めてから1時間。ようやく下りの連続も落ち着いてくる。「・・・」なるほど。登った時には何も思わなかった景色が、下りの時には目に飛び込んでくるようになる。「この辺を歩いた時には疲れてたもんな」人は疲れていると下を向く。大自然の素晴らしい環境にいても、下ばかりを見ていると、人は地面しか見ることができない。ああ、新しい教訓が生まれた気がする。ここからは景色を眺めながら下りていこう。さらに下っていくと、再び見たことのない光景があらわれる。それは山道の端に続いているバリケード? に書かれていた。「山走るな 走るために山へ来るな」ん?長年の風雨によって劣化した部分に、黒いマジックでメッセージが書かれている。これってもしかして、トレイルで来てる人達の事を言ってるのかな。いや、そもそも。こんなメッセージ、上りの時にあったかな。急に不安になる。まっすぐ下ってきたつもりだったけど、本当にこの道はあっているのか。メッセージの続きを読む。「山道荒らすな 暴走族」あ、なんだ。暴走族の事を言ってたのか。良かった。いや、でも本当に。こんなメッセージあったかな。ふと生まれた疑念を胸に抱えながら、再び歩き始める。これまで確かにいくつかの分岐点はあった。上り道の順序は、ロックガーデン→風吹岩→雨ヶ峠→ゴルフ場横を通って→六甲山手前休憩所だったはず。今は下りだから、ゴルフ場横をさっき通ったから、雨ヶ峠辺りのはず。そういえば、さっきからずっと登山する人達とすれ違ってないな。でも、上りの時は一本道だったし、大丈夫なはずなんだけどな・・・。まぁ、なるようになるだろう。
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下りの道で思うこと

本日も記事をご覧いただきありがとうございます。山を下り始めてしばらく。六甲山手前の道はずっと上りだったため、下りる時はずっと下りが続く。傾斜がキツイ場面では、普通に歩いていても、誰かに背中を押されているような感覚。自然と身体が加速していく。トレイルランでタイムを縮めるとしたら、下りはかなりのチャンス!そう考えて走ってみる。上りで歩いてきた景色が、ものすごい勢いで後ろに流れていく。普段、下り坂で走る事はないし、下り坂がここまで続く坂道もない。勝手に足が前に出て、常に着地する場所の選択肢が求められる。砂利道に足をつければすべるかもしれない。ぬかるみに足をつければ足をとられるかも。石の上に足をつければ、バランスを崩すかもしれない。緊張とスピードが重なって、一気に気分が上がっていく。「気持ちいい!」あれだけ苦労して登ってきた道を一気に駆け下りていく心地よさ。自転車で上った坂を一気に下りていく感覚。ブレーキは己の重心のみ。重心を後ろに乗せながら、一気に山を駆け下りていく。ザザザザザーーーーーー!!転んだ。盛大に転んだ。「危なっ」砂利道につけた足がバランスを崩し、支えようとしたもう片方の足が着地した場所も砂利道だった。下りで加速している分、ランニングシューズだと踏ん張りがきかなかった。これは、やっぱりトレイルシューズが必要かもしれない。ノートを取り出して書き込む。トレイルシューズに求めるもの・防水機能(ぬかるみ対策)・滑り防止機能現場に来てだいぶデータが揃ってきた。その他にも、重心を後ろにかけながら走っていると、つま先が頻繁に靴の先に当たる。人は長時間靴を履いて走っていると、自然と足がむく
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天使と悪魔のささやき

本日も記事をご覧いただきありがとうございます。六甲山に登り始めてから1時間。ようやく、「雨ヶ峠(あまがとうげ)」と呼ばれる場所へ到着する。標高600m。そして、目的の六甲山の山頂は931m。931-600=331mようやく3分の2まで登ることに成功。登ってきたハイカーの皆さんも、「よっこいしょ」といった感じで、木造の休憩スペースで腰をおろし始める。ここでの選択肢は2つ。このまま休憩せずに登るか。それとも、休憩するか。天使と悪魔が僕の中で会話し始める。天使「トレイルランという競技はレースですよ。休憩しないほうが良いに決まってるよ! 結果出すんでしょ!」悪魔「休んじゃえよ! ちょっとぐらい休んだって変わんねーよ!」なんか、天使が言ってる言葉の方が怖いような気がする・・・。というか、天使がブラック企業みたいな事言ってる!!悪魔の誘惑通り、確かに休憩はしたい! したいんだけど、「飲み物がない」という現実。朝、家を出る時に確認した持ち物リストを取り出す。・水!とちゃんと書いたのに、自動販売機の存在に甘えて買うのを忘れていた。実際、山の入口までは自動販売機が設置されていた。でも、山に入ったら最後。自動販売機がどこにも見当たらなかった!普通に考えたらそうなんですよね。自動販売機の業者の方が、わざわざ登山しながら自動販売機の商品を補充するとは考えにくい。あと3分の1登れば頂上。頂上まで登れば、自動販売機はあるかもしれない。僕は再び前を向いて歩み始める。自動販売機を探して・・・。雨ヶ峠を越えると、上り坂と階段の連続。これまでの上りと下りの繰り返しではなく、ただひたすら登るのみ。「こっから登りがき
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自転車に乗って山へ!

本日も記事をご覧いただきありがとうございます。待ちに待った決行日!GW初日。外は快晴!大阪から兵庫県を自転車で駆け抜けるには、絶好の自転車日和。スマホを自転車のハンドル脇にセットして、地図アプリを起動する。走行距離は約20km。とりあえず下見だから、ゆっくり行こう。兵庫県はだいたい西の方角。時刻は午前11時を回ったところ。予定通りなら、12時到着の登山開始。そこから山道を登って登頂、下山で約2時間。さらに帰りの1時間。夕方までには帰ってこれる計算。・スマホ・イヤフォン・財布はかさばるから、カードと小銭入れ・腰に巻くポーチ・モバイルバッテリー以前紙に書いた荷物リストを取り出して、もう一度確認。大丈夫。問題ない!行こう!!自転車を漕ぎ始めてしばらく。景色がゆっくりと流れていき、徐々に速くなっていく。風が気持ち良い。ランニングでは味わうことのできない速度。「現在、1km。ただいまの平均タイムは3分」ランニングアプリが、自分の走りの情報を教えてくれる。1km = 3分1時間は60分。60分 ÷ 3 = 20km自分は今、時速20kmで走っている。自分の長距離マラソンの平均タイムは、1km = 5分20秒自転車では2倍近くのスピードで走っていることになる。それなのにランニングより疲れない。やっぱり自転車ってすごい!この調子なら、現地に到着しても問題なく登山できそうだ!ペダルを漕ぐ足にも力が入る。こうなってくると、楽しくてしょうがない!!最初は確認していた地図も徐々に見なくなって・・・。気がつけば、「あれ、橋がない」鮮やかにコースアウト。兵庫県はだいたい西。というアバウトな予測は大きくはず
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不安がもたらすもの

本日も記事をご覧いただきありがとうございます。前回のあらすじ。道に迷い、途方にくれて歩いていた大山ひろ。そこに現れた謎の老人の正体とは??「こんにちは!」第一村人発見!ぐらいのテンションで目の前の老人に声をかける。「こんにちは」にっこりと笑ってくれた。道を聞けそうな雰囲気。「すいません。今来られた道を行くと、どちらに行けるんでしょうか?」「雨ヶ峠の方だよ」雨ヶ峠!!良かった。知ってる道に戻ることができる。「どうかしたの?」「いえ、何か道に迷ったみたいで不安になってたんで」正直に伝えてみる。「ああ、大丈夫大丈夫。迷いそうな所はどこも看板あるから。ちゃんと見てれば問題ないよ」「ありがとうございます!」優しい方で本当に良かった。お礼を伝えて再び歩き始める。「やっぱり、全然大丈夫だったな」一時は遭難まで考えた僕の心に、不安は一切なくなった。「世の中に存在する不安の90%は起こらない」という話を本で見たことがある。簡単にお伝えすると、人間を苦しめるのは、「出来事が起こる事実」ではなく、「出来事が起こる事に対する不安」という説。例えば、恋愛関係。「あなた浮気したでしょ!」と彼女が疑問に思ったとする。彼女は彼氏が浮気をしたという事実。ではなく、不安に対して腹を立てる。一方の男性は、「俺はしてないよ」と言い続ける。事実、彼は浮気をしていなかった。しかし、不安に取り憑かれた彼女は、彼に優しく接することも少なくなり、ただただ疑いの目を向け続ける。一方彼氏は、好きになった当時の彼女とは異なる発言、疑いに戸惑いを感じ始める。そして、彼自身も関係を続けられるかどうか不安になってくる。「彼が浮気をしていな
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イソップ童話の素朴な疑問

本日も記事をご覧いただきありがとうございます。道に迷って冷静さを取り戻した僕は、歩いてきた道のりを引き返す。これが最も安全な方法。歩いてきた道を戻れば、見覚えのある道に出れば、いくらでもやり直しはきく。そう考えると大した問題でもない。そろそろ楽しいことを考えよう。最近読んでいたイソップ物語について考える。山の中でのエピソードと言えば、「ヘルメースと木こり」山の中で木を切っていた木こりは、ふとした事から斧を泉に落としてしまいました。途方にくれていた木こりはその時、驚くべき光景を目にします。泉からヘルメース神。泉の精が現れたのです。泉の精はたずねました。「あなたが落としたのはこの金の斧ですか?」木こりは答えます。「私が落としたのは、そんな立派な金の斧ではございません」泉の精が再びたずねます。「では、この銀の斧ですか?」木こりは答えます。「いえいえ。銀の斧でもございません」泉の精は再び口を開きます。「そうですか、間違えました」泉の精は深き泉の底へと消えていったのでした。。「いやいや、なんでやねん!!」自分で作った結末に、思わずツッコミを入れてしまう。そもそも泉の精はなんで、木の斧しか拾ってないのに、金の斧と銀の斧を木こりに見せたんだろう。神様は人を試すようなエピソードが数多く存在するが、そんなに暇なのだろうか。それとも、神様同士で賭け事をしているとか。木こりが泉の精に話しかけているすぐ横で、「ほら、俺の言った通りだろ!」「木こりもなんで正直に言うんだよ!」みたいなギャラリーが存在するのだろうか。子どもの頃は当たり前に受け入れられていた事実が、大人になるにつれて、疑念へと変わっていく。
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お知らせ

本日、トレイルランの大会のため、ブログをお休みします。 ご理解よろしくお願いします。
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