大会優勝者のお話

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「それでは表彰式を開催いたします!」

大会スタッフの声が公園に響き、

みんなの視線が中央の表彰台に集中する。

1,2,3位。

それぞれの順位によって高さが変わる表彰台。

そこに3人の男性が立っている。

「みなさん、若そうですね」
「そうだね」

公園まで一緒に歩いた男性と、表彰者の姿を見守る。

「どこから来たのかと、名前と。あと一言何か言っていただいていいですか?」

スタッフが問いかけながら、表彰者にマイクが向けられる。

昼間の人が賑わう温泉街。周囲の人が何事かと見守る中、答える人は少し恥ずかしそうなのが分かる。

3位から順番に自己紹介が始まっていく。

「そういえば、1位ってどれぐらいのタイムで走ってるんですかね?」

隣の男性に聞いてみる。

「そうだね。あ、これじゃないかな」

男性のスマホ画面を覗き込むと、そこには今回の大会参加者の記録が並べられている。

「わ、すごいですね!」
「本当だね」

1位の記録は、

1時間5分

僕の記録が1時間50分だから。

自分よりも45分も早くゴールしてる!

「やばいですね!」
「そうだね。何を食べてるんだろうね」

あ、気になるの食べ物ですか!

思わずツッコミを入れたくなるが、黙って表彰式を見守る。

いよいよ大会優勝者が話す順番が回ってくる。

「今回はおめでとうございます!」
「ありがとうございます」

見た感じ、20代ぐらいかな。

若くてさわやかな青年といった印象。

「なぜ大会に参加されたんですか?」
「今回の優勝商品が、有馬温泉旅館クーポン40000円って聞いて、すぐに参加を申し込みました!」

優勝者の発言。

欲望に正直なところが非常に好感が持てる。

「途中で道に迷いそうになって、少しタイムロスしたんですけど。それでも走れて良かったです」
「タイムロスされて1位なんですね!」
「そうですね」

やっぱりすごい。

話を聞く限りでは、今回のトレイルのコースは初めてだった様子。

初めての道でタイムロスをしながら、1位。

道を知っているというのは有利ではあるが、決定打にはならない。

日頃の練習や、積み重ねが勝利を呼び込んだのかもしれない。

「ありがとうございました!」

勝者のインタビューが終わり、

僕の初めてのトレイルレースは幕を閉じたのでした。




追伸
 普段から、マラソン大会に出る機会はありましたが、

上位入賞者のコメントは聞いたことがありませんでした。

僕が出場しているマラソン大会は、自分のペースで走ってゴール。

その場で解散。

後日、順位が分かるといったものがほとんどでした。

世界的な大会。テレビで観戦するオリンピック選手のコメント。

すごいなぁと思いながら見ていましたが、今回は自分が出場した大会、優勝者のコメント。

つまり大会参加者、当事者の側で聞くお話だったので、いつもと違った驚きがありました。

自分が出場する立場になると、やっぱり目線が変わりますよね。

ただすごいと思うだけでなく、

どんな練習をしてるんだろう。

何を食べてるんだろう。

少しでも情報を取り入れようという姿勢になっていきます。

やはり人が成長するには、

傍観者ではなく、当事者になることが大切なのかもしれませんね。












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