応援の形

応援の形

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本日も記事をご覧いただきありがとうございます。

下り坂でスピードを上げ始めると、やはり襲いかかってくるのは恐怖心。

常に背中を押されている感覚。

速く走れば走るほど、足の配置が重要になる。

土、小石、岩、ぬかるみ。

さまざまな障害物を避けながら、足場を選んで走っていく。




スピードに身体が慣れると、徐々に楽しくなってくる。

自分が選んだ足場によって、走るスピードが変わる。

自分の選択によって、未来が変わる。

そう考えると気持ちが高揚してくるのが分かる。

自分にリスクが伴うと面白くなる。

ギャンブルも同じ感覚なのかもしれない。




おっ!




ついに人を視界に捉えた!


若い男性の2人組。

1人は前方を走り、もう1人は後方から男性の背中を追いかけている。

後ろの男性が手に持っているのは自撮り棒。

その先端にはスマホが装着されている。

どうやら、前方の男性の後ろ姿を撮影している様子。

「もっと速く走ってくださいよ!」
「分かってるって!」

お互いに声を掛け合いながら走っている。

楽しそう。

もしかしたら、あとで動画を見直して、自分の走りを研究するのかもしれない。

「もっともっと!」
「うるさい!」

前方の男性は声をかけられるたびに加速している。

そのスピードについていく後ろの男性。

そんな楽しそうなやり取りの中、彼らを追い抜くタイミングをうかがう僕。



完全に悪役(笑)



撮影の邪魔をしたら悪いかもしれない。

声をかけてから進もう。

「失礼します」

撮影している男性に背後から声をかける。

「ああ! ごめんなさい」

僕の存在に驚き、慌てて道を譲ってくれる男性。

やっぱり、下りで走ってる時に追い抜かれるのは想定外なのかもしれない。

僕もそうだった。

「後ろ、男性来ます! 避けてください」
「あいよー」

前方の男性も僕に気付き、道を譲ってくれる。

いい人だ!

前の男性と並ぶ。近くで彼の顔をよく見ると、苦しそうに表情が歪んでいるのが分かる。

「ゴールはもうすぐですよ。ファイトです!」
「ありがとうございます」

僕は一声かけながら追い抜いていく。

もしかしたら、

後方を走っていた男性は、パートナーがしんどそうだった事に気付いていたのかもしれない。

だからカメラを持ち出して、男性を後ろで煽りながら、元気づけているのかもしれない。

そう考えると、

「チームっていいな」

一緒に出場するはずだった仲間の事を思い出しながら、僕はゴールへと走っていったのでした。




追伸
 1人だと大変なことでも、2人なら解決できることがあります。

1人で作業するよりは、2人で作業するほうがはかどるし、

1人で考えるよりも2、人の方が出せる知恵も多くなる。

そんな事は当たり前と思われる方もいると思います。

ただ、

本人は自分だけ頑張っているつもりでも、実は周りがサポートしている。

という事に気づく人は少ないです。

例えば、

夫を支える妻。

子どもを支える親。

友達を支える親友。

人はさまざまな人のサポートを受けながら生きています。

それが当たり前過ぎて、時には感謝を忘れてしまうことも。

そんな時、2人で協力して頑張っている人を見ると、嬉しくなりますね。

応援の形は1つじゃない。

声をかけるのも応援。

見守るのも応援。

親のように、憎まれ役を演じるのも応援。

そう考えると、世の中は応援であふれているのかもしれません。






















































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