仕事量が多すぎていつも残業ばかり、もう疲れ果てて少しでもいいから業務量を調整してほしいと上司に相談したのに、
「みんなつらいんだから我慢しろ」
の一言で片付けられてしまうことがあります。
こう言われたからといってしんどい気持ちはなくならないし、そのまま無理を続けたらあなたの心がパンクしてしまう可能性だってあります。
だからこの言葉を真に受けずにつらい時は休んでもいいんです。
上司がこの言葉を使う理由は主に2パターンあると考えています。
一つ目は、上司が業務量を調整して部下の負担を軽減しようとする努力を放棄している場合です。
上司にあまり調整能力がない、もしくは調整するのが面倒という理由で「根性で何とかしろ」
という精神論を振りかざしています。
二つ目は、他の人も自分と同じように感じているはずだと思い込む傾向のことです。
だから、「仕事はつらいもので、そんなふうに感じるのは当たり前。みんなそう思って我慢してやっている」と思っているんです。
実際には、本当は他の同僚も業務量を調整してほしいと思っているのに、そういう上司に相談したところで否定されるだけだから言い出せない、
というのは往々にしてあります。
頑張ることは大事ですが、我慢には限度があります。
我慢をしすぎて体調を崩すくらいなら、少し強引にでも体を休める時間を作ったほうがいいと思います。
とはいえ、「みんなが頑張っている中、自分だけ休むのは気が引ける」なんて心配になったりもしますよね。
ですが、上司のいい加減な仕事への態度や偏った考え方にあなたが全て合わせなきゃいけない理由はないんです。
それに、どこまで仕事のストレスを受け入れられるかというキャパシティだって人によって違って当たり前です。
これまで周りに合わせて頑張ってきたんだから、本当につらい時くらい自分中心になったって悪いことじゃありません。
自分のつらい感情を否定されるというのは心に深い傷を残すものです。
そんな上司と一緒に仕事を続けていれば、いつか心を壊してしまうかもしれません。
そうなる前に、周りのことは気にせず自分を大切にして休んだほうがいいんです。
つらいという感情を否定してくる人とは一緒にいないほうがよい。