過去(トラウマ)との対峙の仕方 その5「骨折り損のくたびれ儲け」
座禅は、1回座る事を、「一柱」と言う。時間は、40分。線香1本分らしい。座り方は、足を組むのだが、組めなければ片側の足を下にしてもいい。手は、前で重ねて親指は、触れるか触れないか。瞑想との違いは、眼はつぶらない。1m先ぐらいを、半眼で見る。朝食前、一柱。午前、一柱午後、一柱夕食後、一柱計、1日4回座る。和尚は、「とりあえず、DVされた記憶を思い出してみな…。」と、私に言うと、自身も座り始めた。禅寺の本堂で座るので、眼の前にはお釈迦様がいる。眼は開けているので、お釈迦様の顔が、うっすら見える。その前で、私は子供の頃のトラウマを再生し始めた。始めは、自分がDVを受けてる記憶を思い出していたが、だんだん、腹がたってきたので、両親を、ズタズタに斬って捨てる事にした。はて? 心療内科のセラピーをさんざん受けて許せる状態になり、仲直りした筈だったが…。私は、自分に嘘をついていたのだろうか?結局、過去のDVの記憶を思い出すと、「怒り」「恨み」「悲しみ」に、飲み込まれてしまう。私は、刀をイメージして、ズタズタに斬ることにした。まずは、父親。一太刀、二太刀。絶命。私は、返り血で、血だらけだ。高校迄、剣道をやっていて、時代劇も好きだったので、想像して、脳の中でイメージするのは簡単だ。斬られた父は、びっくりしている。なかなか、痛快で可笑しな展開だwさあ、次は、母親だ。母親も、父親のDVの対象になっていたが、世間に出てわかった事は、私を盾にして逃げ回っていたという事だった。一太刀、二太刀。母親も、びっくりした顔で斬られていく。自分を、DVから守ってくれた息子に斬られるのだ。それは、驚くだろうwやはり私
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