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戸籍や身分証明書を郵送で取り寄せる

たとえば戸籍が必要なとき、現時点では本籍地の自治体に出向くか郵送での取り寄せになります。本籍地が遠い場合は郵送で請求するしかないですよね。(今後マイナンバーカードとの連携やデジタル対応で、住所地でも取れるようになる可能性はあります)郵送申請の場合、手数料を小為替というもので支払うことになります。小為替は郵便局で入手できるのですが、郵便局での発行手数料が200円します!ですので、本籍地自治体の手数料が300円の戸籍だとすると、さらに200円かかることになります。また、郵便代として片道84円かかり、返信用と合わせると郵便代は168円かかります。合計で668円はかかることになります。古物商申請書で使用する身分証明書も同じくらいの経費がかかります。取寄せ方について簡単に記します。申請書を自治体ホームページからダウンロード申請書を記入する 申請書手数料分の小為替返信用封筒(切手をはっておく。自分宛の住所氏名を書く。)運転免許証のコピー以上を封筒に入れて送ります。本籍地が近い方は直接行く方が簡単かもしれませんね!
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■相続人調査は、どうして必要なのでしょうか?

相続人調査という言葉を聞いたことがあるでしょうか。相続人が誰なのかは、わかりきっている、調べる必要はないのでは? と思う人は多いかもしれません。 しかし、実際に調査をしてみると、自分の知らない相続人がいることが判明したということも、珍しくありません。 たとえば、被相続人が家族に内緒で子を認知していた、あるいは他人の子と養子縁組していた、先妻の子供がいた、というような場合です。 相続人の調査には、被相続人の出生から死亡までの連続した戸籍を取らないといけません。 実際には、被相続人の死亡時点の戸籍を取り寄せてから出生時点までさかのぼるのが、一般的な方法です。 つまり、被相続人の最後の本籍地で戸籍(除籍)謄本を取り、それをもとにそれまでの戸籍あるいは除籍謄本、改正原戸籍(書き換えられる前の元の戸籍)の謄本を、出生までさかのぼります。 本籍地が遠方の場合は、市区町村役場に郵送で請求することもできます。 ホームページから交付申請書をダウンロードして使えることができます。 手数料は、定額小為替で支払います。
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【第十三話】名前がない。だから、前に進めると分かった日

帰宅すると、郵便受けに一通の封筒が入っていました。少し前に、郵送で請求していた旧土地台帳の写しです。玄関で靴も脱がず、その場で封を切りました。中の紙は薄く、並んでいるのは地番と数字、所有者名。不動登記簿の前身ですね。現在の登記簿とは見た目も大きく違います。すぐに、目的の名前を探しました。けれど――そこに、探していた先祖の名前はありませんでした。見落としたのかと思って、もう一度、最初から追います。それでも、ありません。「あれ?」声に出すほどでもないけれど、胸の奥に、小さく引っかかる感じがありました。戸籍では、確かにこの土地に住んでいた。本籍地も一致している。なのに、旧土地台帳には名前がない。この瞬間、自分が無意識に置いていた前提に気づきました。――住んでいた=土地を持っていたそう決めつけていたのです。でも、よく考えれば当たり前の話です。借家だったのかもしれない。名義は別の親族だったのかもしれない。あるいは、雇われて住み込みだった可能性もある。名前が出てこなかったこと自体は、正直、少し拍子抜けでした。けれど同時に、「調べ方を変えないと、ここから先には進めない」ということだけは、はっきりしました。土地そのものを追っても、これ以上は広がらない。見るべきなのは、この土地で、先祖がどういう立場で生きていたのか。所有者か、借り手か、働く側だったのか。紙を机に置いて、考えました。次は、資料ではなく、現地に行こう。この土地に、人はどう住み、どう働いていたのか。その空気を、直接見に行こう。名前がなかった。だからこそ、次に進む道が見えた。この空白は、失敗ではなく、調査の向きを変える合図だったのだと、
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娘と娘のツインレイ

今日は滝の画像にしました。皆様、浄化されてください。このブログは集客目的なのだが、 こう、毎日毎日、書き込んでいると、どーしてもネタが尽きてくる。 なので、自分自身のことを書いてみたりする。 沙織は初婚については記憶喪失である。 元夫は『次男』と訊かされていたし、兄夫婦にもお会いした。 だから、「こんにちは。初めまして。」から嫁いびりされる理由も 意味不明だったし、戸籍で騙されるとは思いもよらなかった。 ただ、同情の余地がある。 本人も高校生まで、知らなかったらしい。 また、生まれたときにすでに兄がいる状態で、 次男として育っている。 兄が【父親の連れ子】だと思ったことがないそうだ。 結婚するまで、だいたい、戸籍は見る機会がない。 戸籍が必要なのは、結婚や離婚のときだけで、 住民票はともかく、戸籍って普段は見ない。 だから、結婚の前日に戸籍を見て、愕然とした。 父親から見た次男でも、母親から見れば、長男である。 長男の持つ意味が分からない夫と大げんかをしたのである。 うちの親も、うちの親だ。 既に要介護だった父親の介護要員として、 娘を使える、という理由で、次男坊であることを喜んでいた。 そのケンカが何故、おさまって、どーして結婚したのか、 未だに沙織はそこの記憶がすっぽり抜け落ちている。 ただ、逆算するといろいろ分かってきたのだ。 娘の誕生のためにどうしても その時、東京に転勤する人と結婚しなくてはならなかった。 私たちは札幌で結婚しているため、 娘のツインレイが午前中に生まれた以上、 どーしても出会いのために沙織は東京に行かなくてはならなかった。 娘のツインレイは最初の夫と
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【第十五話】地番のズレ

ご先祖が本籍をおいていた地で感じたあの違和感は、偶然ではないと思っていました。最古の本籍地から現在まで戸籍を追っても、転籍はない。名字もこの地域に多い。 土着していた可能性は高い。 それなのに、 請求した地番と現地の感覚が、どこか噛み合わない。 もしかすると、 請求している地番そのものが、正しく今の地図に反映されていないのではないか。そう考えるようになりました。相続の仕事を通じて、 公的書類であっても間違っている可能性がゼロではないことは知っていました。 固定資産評価証明書も、登記簿も、 前提がずれていれば結果もずれる。 実際に法務局へ行くことにしました。 証明書を出してもらうためではなく、 事情を確かめるために。 登記官に尋ねると、 この地域では土地の更正が入っていることが分かりました。 しかも二度。 区画整理によって地番が組み替えられていたのです。 そこで、頭の中の点がつながりました。 私は二度目の更正後の地図を基準に、 更正前の地番を照合していた。 だから、ずれていた。 まず更正前の地図を請求し、 新旧の地図を重ねる。 そのうえで、改めて旧土地台帳を取り直す。 やるべきことがはっきりしました。 再取得した旧土地台帳。 そこに、戸籍に記載されていた先祖の名前が載っていました。 その瞬間、胸の奥で小さく「ヨシ」と思いました。大きな感動ではありません。 けれど、ほっとした。 間違っていなかった。 見落としていたわけでもなかった。仮説を立て、確かめる。 一つの資料で判断しない。 別の記録と照らし合わせる。100年以上前の出来事なわけですから一筋縄ではいきません。先祖調査は、その小
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【第十八話】長男家を訪ねる

菩提寺のご住職から、長男家の連絡先を教えていただきました。突然電話をするのも失礼かと思い、まずは手紙を書くことにしました。事情を簡単に説明し、先祖のことを少し教えていただけないか、そんな内容でした。しばらくすると、一本の電話が留守電に入っていました。慌てて折り返すと、受話器の向こうから聞こえてきたのはとても穏やかな声の男性でした。隣町とのことだったので、日を決めて車で伺うことになりました。はじめて会う方です。正直、断られたらどうしよう、、、という気持ちもありました。けれど、実際に訪ねてみると、とても温かく迎えてくださいました。お店に入った瞬間、ふわっと木の香りが広がります。そこは、家具屋さんでした。電話で聞いた声の印象もあってか、根拠はないのですが、「きっといい話が聞ける」そんな気がしました。考えてみると、こうして初めて会う親戚の方と向き合って話をする。こういう出会いは、先祖調査をしていなければ生まれなかったものです。ただ、ひとつ気になったことがありました。家具屋。なんですよね。これまで調べてきた話では、あの地域は漁師が多い場所です。菩提寺でも、漁に出て帰ってこない人の話や、漁師の暮らしぶりについて聞いていました。ところが、目の前にあるのは家具の店です。聞けば、この家は家具屋の三代目とのことでした。ご主人のお祖父さんが修行をして店を始めたのだそうです。そして、もう一つ興味深い話も聞きました。なぜ隣町に店を出したのか。それは、同じ町に出すと商売が重なってしまうから。商圏が重ならないように、あえて隣町で店を始めたのだそうです。家の歴史というのは、一本の道ではなく、思いがけない方向へ
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【第十七話】菩提寺に手紙を書く

祖母の菩提寺は、生家からそれほど遠くない場所にありました。 「もしかしたら、何か分かるかもしれない」 そう思い、 まずは手紙を書くことにしました。 突然訪ねるのは失礼かもしれない。 まず事情を伝えよう。 そう考えて、丁寧に手紙を書き、 投函しました。 返事を待ちましたが、 一週間ほど経っても連絡はありません。 やはり難しいのかもしれない。 そう思いながらも、 思い切って電話をかけてみました。 少し緊張しながら事情を伝えると、 ご住職はとても穏やかな声で言いました。 「一度、来てみますか」 こうして、 お寺を訪ねることになりました。 正直、 断られるかもしれないと思っていました。 というのも、 お寺の過去帳は昔のように 簡単に見せてもらえるものではありません。個人情報の問題や、 身元調査に使われることもあるため、 今では 閲覧を禁止する運用をするようお達しが出ているようです。ですから、基本的に過去帳を見ることはできません。あくまで、ご住職のご厚意で抜粋したものを教えて頂きます。実際、訪ねたときもまず目的を聞かれました。 私は、 先祖のことを知りたいという気持ちを 正直に話しました。 するとご住職は、一通の封筒を取り出し名前が書かれたメモを机の上に広げて下さいました。そこには、戸籍には出てこなかった名前がありました。 そしてもう一つ、 目に止まる言葉がありました。 「初代 長蔵」 最古の戸籍に出てくる あの長蔵です。 しかし、 そこにはこう書かれていました。「初代…?」その言葉を見たとき、 正直、つながったという感覚はありませんでした。 むしろ、 新しい疑問が生まれました。 何の初
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【第十四話】小さな道標

戸籍に記されていた本籍地。そして、郵送で取り寄せた旧土地台帳の地番。その数字を手がかりに、私は実際にその場所へ行ってみることにしました。地図を見ながら歩いて辿り着いたのは、静かな住宅街でした。海岸までは二、三本の通りを挟んでいる。港町といえば、船着き場や作業場の気配を想像していましたが、目に入るのは普通の家並みです。ところどころに店はありますが、どちらかと言えば落ち着いた住宅地です。本当に、ここなのだろうか。地番を確認しながら立ち止まります。目の前には一軒の家。もちろん、百年以上前の建物ではありません。それでも、「ここで暮らしていたのかもしれない」そう思った瞬間、少しだけ胸が熱くなりました。戸籍の文字でしか知らなかった場所に、自分の足で立っている。それだけで、遠い存在だった先祖が、少しだけ近づいた気がしました。けれど同時に、違和感もありました。港町という印象とは違う。船着き場も見えない。漁師町の匂いもしない。通りに出ると、小さな道標が立っていました。「鍋町」その文字を見て、ここが確かに鍋町であったことを知ります。さらに調べると、この通りは、かつて鋳物師たちが暮らしていた地域だと分かりました。鋳物師。(いもじ)これまで、私は漁師の可能性ばかりを考えていました。海が近い。司書の方から「この辺りの人は8割、9割方漁師ですよ」という言葉。だから漁に関わっていたのではないか、と。けれど、住んでいたのが鋳物師が活躍していた通りだったのなら。もしかすると、ご先祖は金属を扱う仕事をしていたのだろうか。漁師ではなく、鋳物師。新しい仮説が、ひとつ生まれました。しかし同時に、確かなことは何一つ分から
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【第十一話】やりすぎたのに、何も近づかなかった

国会図書館に行きました。ここまで来れば、何か一つくらいは掴めると思っていました。はじめての場所です。正直なところ、「一度は使い方を知っておきたい」という気持ちが大きかったと思います。検索の仕方。本の請求。コピーの申請。デジタルでは見られない本があること。本は棚に並んでいなくて、番号で管理されていること。一つひとつ、確かに勉強になりました。机の上に運ばれてきた本を開き、ページをめくります。知らなかった制度。聞いたことのない言葉。どこかで見た地名。情報は、確実に増えていきました。別の日には、都立図書館にも足を運びました。こちらは、棚に本が並んでいます。歩きながら、背表紙を眺めていく。気になる一冊があれば、手に取る。予定していなかった本との出会いもありました。書庫から出してもらった本を机の上で追っていても、棚に並んだ本の前で立ち止まっていても。やっていることは違うのに、残る感覚は、どこか似ていました。調べている。ちゃんと動いている。それなのに、近づいている感じがしない。名前は、どこにも出てきません。探し方が悪いのか。まだ、量が足りないのか。それとも、そもそも、向かう方向が違うのか。どちらの図書館でも、「これは役に立つ」という断片はいくつも見つかりました。でも、探しているものには、触れていない。そんな感覚だけが、静かに残りました。調べれば分かる。動けば近づく。そう思っていた段階は、もう、過ぎていたのかもしれません。やり方は、間違っていないはずでした。むしろ、やれることは、かなりやった方だと思います。それでも、核心だけが、遠ざかっている。この時、はっきり分かったことがあります。「足りない
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戸籍

すっかり、秋めいてきましたね。今日も【チームラボ】の画像です。 とても幻想的で、ステキなので、 お近くの方は足を運んでみるのもいいかもしれませんね。 戸籍というのは、自分でも、あまり、見る機会がない。 住民票とは違う・・・例えば、自分が産まれたときに年の離れた姉がいて、もう、結婚して家を出ていたりする。沙織は2度の結婚で、2回とも戸籍を騙されたバカであるが、 それでも、初婚は悪意がない。 2度目は完全に悪意だけどね。 戸籍、というものには、自分の知らない事実が隠れていることがある。 仕事柄、生活保護の仕事が長いため、 たくさんの方の戸籍を拝見した。 そこには自分の知らない事実が隠されていた方もいた。 その姉の存在は知らない。 生きていても、分からないことがあるのだから、 幼少期に死別した上のきょうだいのことなんて、知りもしない。 最初の夫に同情の余地があるのもそこで、 次男は生まれたときに兄がいる。 次男だと疑いなく、育つのである。 高校生の時に、自分の戸籍をとる必要があって、 その時に初めて、自分の家庭の複雑さを知ったのだが、 それまで、自分も知らなかったのだから、沙織に隠している感覚はなかった。 受給者さんでは「失踪で死亡」という形になっていた方もいた。 2度目の夫は完全悪意で、最初の妻の話しか聞いていなかった。 ところが戸籍に載っていたのは二度目の妻。年齢も名前も違う・・・ 沙織が知ったのは、婚姻届けを出す直前。 「ちょっと待ったー!!」を言う暇がなかった。 ペンタくんの戸籍もそう。 中学生の時に「戸籍を見る」という授業があって、 そこに書かれていたのは筆頭者が【市長】と
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大阪府|ルーツの旅ご当地ゆるキャラクイズ!

旅先や地域イベントに行くと、必ずといっていいほど目にする「ご当地キャラクター」。 ゆるキャラたちは、私たちに親しみやすさを届けてくれるだけでなく、地域の歴史や文化を知るきっかけにもなっていますよね。さて、ここで... ルーツの旅ご当地ゆるキャラクイズ!大阪府の公式マスコットキャラクターは 「もずやん」ですが、かつては違う名称でした。ではその名称とは何? ① モズモン ② モッシー ③ モッピー▼▼▼▼▼✅ 正解は… ③ モッピー!現在「もずやん」として親しまれているキャラクターは、大阪府の府鳥であるモズをモチーフにしています。実はもともと1997年の「なみはや国体」で誕生した際には 「モッピー」 という名前でした。その後も大阪府のイベントで長く活躍してきましたが、2014年に統一キャラクターとする際、他のキャラクターとの名称の重複が見つかり、改名することに。全国公募を経て、新しい名前「もずやん」が選ばれ、同年9月に改名が正式発表されました。名前の由来は、府鳥の「モズ」と親しみやすい響きを組み合わせたもの。今では大阪を代表するキャラクターとして、イベントや観光PRの場で幅広く活躍しています。名前やデザインの変遷には、地域に根ざしたストーリーが込められているんですね。こうしたキャラクターの背景を知ると、ただの「かわいいマスコット」以上に、その土地の歴史や人々の思いがぐっと近く感じられませんか?私たち自身の家族や先祖のルーツをたどると、どんな物語が見えてくるのでしょうか。
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【第二十話】見逃していた一冊

家紋のことを確かめたあとも、調査はまだ続いていました。 戸籍やお寺の話だけでは、 先祖がどんな暮らしをしていたのかまでは なかなか見えてきません。 「何か、見落としていることはないだろうか」 そう思いながら、 もう一度いくつかの資料を探してみることにしました。 すると、 ある郷土資料の名前が目に止まりました。 以前、 地元の図書館で 司書の方が紹介してくれた本です。 そのときは 郷土史の本があまりにも多く、 一冊一冊をゆっくり読む余裕がありませんでした。 ページを少しめくっただけで、 棚に戻してしまった一冊でした。 漁師町の歴史をまとめた 地元の郷土史でした。 気になって、 改めて図書館へ行き、 その本を借りてきました。 今度は、 最初からゆっくり読み始めました。 すると、 あるページで 思わず手が止まりました。 見覚えのある名字が 目に入ったのです。 曾祖父の名前でした。 思わず、 もう一度目をこすりました。 確かに書かれています。 戸籍の中で見てきた名前が、 別の資料の中に はっきりと載っていたのです。 これまで戸籍の中では、 ただの「名前」でした。 けれど、 こうして別の資料の中で見ると、 同じ名前なのに 少し違って見えました。 その人が この土地で生きていたことが、 急に現実味を帯びてきたように感じたのです。 さらに読み進めていくと、 その近くに もう一つの名前が出てきました。 銀蔵これは誰だろう。 これまで見たことのない名前です。そして、 その説明を読んだとき、 私は思わず手を止めました。 そこには、 曾祖父よりも さらに前の世代の人物として 紹介されていたのです。
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【第十九話】墓石に浮かび上がった家紋

長男家を訪ねたとき、もう一つ気になる話がありました。家紋です。菩提寺のご住職からは、この家の家紋は「立ち沢潟」だと聞いていました。ところが、長男家のご主人はこう言いました。「うちは、下り藤だったと思いますよ」あれ?話が違います。どちらが正しいのだろう。気になった私は、もう一度お寺へ行くことにしました。確かめる方法は一つです。墓石に刻まれている家紋を見ることでした。ただ、墓石はかなり古いものです。苔がびっしり生えていて、家紋ははっきりとは見えません。なんとなく形は分かる。けれど、はっきり断言できるほどではありません。そこで、拓本をとることにしました。墓石に紙を当て、たんぽで墨を軽く叩いていきます。すると、石に刻まれた模様が少しずつ紙の上に浮かび上がってきました。そして、紙の上に現れたのは、立ち沢潟でした。苔の奥に隠れていた家紋が、拓本によってはっきりと浮かび上がりました。ご住職の話の通りでした。さらに、ご住職はこうも教えてくださいました。位牌にも、同じ家紋が入っているとのことでした。どうやら、長男家のご主人の記憶違いだったようです。あなたは、自分の家の家紋を知っていますか。そして、その家紋がどこに残っているかを知っているでしょうか。墓石や位牌には、戸籍には書かれていない家の手がかりが残っていることがあります。ただ、話はここで終わりません。実は、祖母の養親の家の家紋は下り藤でした。長男家のご主人が言った家紋。それは、まったく関係のない話なのか。それとも、どこかでつながるものなのか。まだ分かりません。調査は、養親の先祖調査にも広がっていきます。そして、このあと、別の資料の中で大きな手
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【第十六話】生家の前で

新しく取り直した旧土地台帳を見ながら、もう一度その場所へ向かいました。前回とは違います。今度は、地番のズレを整理した上で辿り着いた場所でした。通りを曲がると、一軒の家が見えてきました。ここだ。旧土地台帳に載っていた先祖の名前。その土地が、今の地図のどこに当たるのか。法務局で地図を重ねて確認した場所です。生家は、今も残っていました。そしてそこには、親戚の方が住んでいると母から聞いていました。母を通じて声をかけてみましたが、返ってきたのは、少し困ったような言葉でした。「もう高齢でね。昔のことはよく分からないんだ」結局、話を聞くことはできませんでした。少し拍子抜けした気持ちもありました。自分の中では、ここまで調べてきた流れがある。戸籍を取り寄せ、郷土史を読み、法務局で地番のズレを確かめて、ようやく辿り着いた生家です。けれど、それは私の物語であって、相手にとってはそうではないのかもしれません。考えてみれば、母と父でも反応は違いました。私が先祖調査に熱中していても、「そうなんだ」という反応の人もいる。親戚であっても、距離があればなおさらです。家の話というのは、必ずしも誰もが語りたいものではないのかもしれません。遠い昔の出来事。自分の生活とは直接関係のない話。あるいは、触れたくない事情がある家もあるでしょう。調査をしていると、資料は客観的です。けれど、人の記憶や感情はそうではありません。戸籍や土地台帳には残っていても、語られない家の話もある。そんな当たり前のことに、このとき初めて気づきました。もしあなたが突然、遠い親戚から連絡を受けて、「先祖のことを教えてください」と言われたら、どう感じる
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戸籍の、その先へ――「ルーツの旅の案内人」について

戸籍をたどり、家系図を一通り作り終えたあと。多くの人が、同じ場所で立ち止まります。「ここから、どうすればいいのだろう」調査を続けるべきなのか。特定の先祖について、もう少し深く知ることができるのか。それとも、ここで一区切りなのか。家系図が完成した瞬間よりも、その“先”で生まれる迷いのほうが、ずっと大きいように感じることがあります。戸籍で分かること、分からないこと現在、一般に取得できる戸籍は、明治19年式戸籍までが基本です。そこには、家族関係や生没の記録、一定の形式に沿った事実が残されています。一方で、それ以前の明治5年式戸籍は、記載内容も統一されておらず、現在は原則として閲覧や取得ができません。「戸籍の先」を考え始めると、多くの人の視線は、自然と菩提寺やお墓へと向かいます。過去帳には、戒名や没年月日が記されています。けれど、それは檀家全体の記録であり、誰でも自由に見られるものではありません。信頼関係を前提に、該当箇所だけを写してもらう。それが現実的な形です。お墓に刻まれた文字から、拓本を取ることで、かろうじて読み取れる情報もあります。それ以上さかのぼれば、時代は戦国期へと入っていきます。武士であれば分限帳。一般の家であれば宗門人別帳。調べる対象も、進め方も、ここから先は大きく変わっていきます。正解のない分岐点に立つということこうした話をすると、よく、こんな質問を受けます。「結局、どれが正解なんですか?」けれど、先祖調査やお墓の問題に、ひとつの正解はありません。どの選択肢も、その人にとっては、同時に存在しています。・もっと調べる・ここで区切る・墓を守る・墓を整理する・今は決めないど
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【第九話】分かった気になっただけだった

市町村史を閉じたあとも、私はしばらく、図書館の席を立てずにいました。 分からなかった、というより、 「どこまで分かったのかが分からない」 そんな感覚が残っていました。 そのまま帰るのも、 少し中途半端な気がして、 カウンターの近くを、 なんとなくうろうろしていたときです。 司書の方が、 何気ない調子で言いました。 「このあたりは、 昔は漁師が多かったんですよ。 だいたい8割くらい、という話です。」 8割。 その数字が、 妙に、頭の中に残りました。 漁師。 海。 港。 市町村史に書いてあったことと、 今の言葉が、 頭の中で、自然につながります。 「じゃあ、 祖母の父も、 漁師だったのかもしれない。」 そんな考えが、 すっと浮かびました。 不思議なことに、少しだけ、気持ちが楽になりました。 漁師だったとしたら。 海の近くで暮らしていて、 毎日の生活には、 ある程度のリズムがあって。 そう想像すると、 それまでぼんやりしていた人物像が、 少しだけ、輪郭を持った気がしたのです。 でも、同時に、 別の感覚もありました。 「それは、 ただ当てはめているだけじゃないか?」 8割が漁師。 だから、うちも漁師。 根拠は、 それだけです。 名前が出てきたわけでもない。 記録が見つかったわけでもない。 さっきまで、 「情報は増えたのに、人に近づいていない」 と感じていたのに、 今は、 分かった“気”になっている。 それが、 少しだけ、気になりました。 前に進んだ、というより、 「納得できる説明をひとつ見つけた」 そんな感覚に近かったと思います。 確かめようがない。 否定もできない。 だから、 心地い
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【第五話】あの人を戸籍で追えばいいと、わかっていたのに

戸籍を見ていて、どこかで、分かっていました。 「全員を見なくていい」 「一人をたどればいい」 頭では、理解していたのです。 それでも、 戸籍を開くと、 つい、全体を見てしまいます。 兄弟。 その配偶者。 子どもたち。 さらに、その先へ。 名前が並んでいるのを見ると、 「この人も何かあるかもしれない」 「こっちも、見落としたくない」 そんな気持ちが、次々に湧いてきました。 一人に絞る、という判断が、 なぜかできませんでした。兄弟が多い戸籍を前にして、一度、手書きで家系図を書いて整理してみたことがあります。関係は、少し見えやすくなりました。 誰が親で、誰が兄弟で、 どこに子どもがつながっているのか。 けれど、 整理したからといって、 進めるようになったわけではありません。 むしろ、 「こんなに人がいる」 という事実が、 よりはっきりしてしまったようにも感じました。 戸籍を見ていると、視線が散っていきます。 一人を追えばいいと、 分かっているつもりなのに。 あの人だけを見ればいいと、 分かっているのに。 それでも、 ほかの名前が目に入るたび、 気持ちが引き戻されます。 「この人は、どういう人だったんだろう」 「この家系にも、何かあるかもしれない」 そんな可能性が、 判断を鈍らせていました。あとになって気づいたのですが、私は「迷っていた」というより、 「決めきれずにいた」のだと思います。 一人を選ぶ、ということは、 ほかを、いったん見ないと決めることでもあります。 それが、 思っていた以上に、難しかった。 戸籍には、 すべての人の名前が載っています。 けれど、 その全員を、同時に追うこ
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【第二話】祖母の父を、戸籍で初めて見た

戸籍を何通か取り終えたあと次に考えたのは、「誰から見ていこうか」ということでした。一番古く遡れた先祖でもいい。まったく知らない名前の人でもいい。けれど、最初にちゃんと見ようと思ったのは、祖母の父でした。理由は、とても単純です。先祖の中で、わずかでも話を聞いたことがある人だったから。祖母の父。私からすれば、ひいおじいちゃんにあたる人です。母から聞いていた話は、決して多くありません。ただ、「遊び人だったらしい」そんな一言だけが、なぜか記憶に残っていました。仕事のことも、どんな暮らしをしていたのかも、詳しく聞いたことはありません。正直に言えば、強い興味があったわけでもなかったと思います。「もしかしたら、母から何か一つくらい、新しい話が聞けるかもしれない」その程度の気持ちでした。戸籍を開いて、祖母の父の欄を見ました。年齢。本籍地。そこまでは、特別な感情は湧きませんでした。けれど、一か所だけ、目が止まったところがありました。「二男」それだけです。たった一言。でも、なぜか引っかかりました。兄弟が何人いたのかも知らない。何番目の子として育ったのかも、これまで考えたことがなかった。「二男、そうなんだ」なぜか、「長男だったら、もう少し話が残っていたのかな」そんなことを考えてしまいました。感想としては、本当にそれくらいでした。大きな発見があったわけではありません。人物像が浮かび上がったわけでもない。むしろ、分かったことより、分からないことの方が増えた気がしました。「遊び人だった」という話。それは事実なのか。それとも、誰かがそう呼んでいただけなのか。兄とは、どんな関係だったのか。どんな立場で生きてい
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【第一話】40代後半になって、ふと立ち止まった日

40代も後半に差しかかった頃、ふと、こんな気持ちがよぎるようになりました。「このままでいいのかな。」仕事も生活も、生きていくために必要なことは、ひと通り身につけてきた。大きな不満があるわけでもない。けれど一方で、新しい世界を知りたい気持ちや、これまでの人生を、少し振り返ってみたい気持ちもどこかにありました。そんな時、たまたま手元に残っていたのが、母方の祖母の相続の際に使った戸籍でした。特別なきっかけがあったわけではありません。むしろ、「じゃあ、ちょっとやってみようか」それくらいの軽い気持ちだったと思います。・・・正直に言えば、自分の家系を調べて、何も見つからなかったらどうしよう、という気持ちも、少しありました。私は行政書士として、普段から家系図の仕事に関わっています。けれど、不思議なことに、自分自身の先祖をきちんと調べようと思ったことは、それまで一度もありませんでした。周りにも、自分の家系を掘り下げている行政書士はほとんどいません。だからこそ、余計に、「誰かの家系図は作っているのに、自分のことは何も知らないままだな」そんな違和感も、少しあったのかもしれません。調べるなら、母方の祖母の系統から。相続で使った戸籍が残っていて、しかも地元の土地だったので、手をつけやすかった。正直、この時点では、何か大きな発見を期待していたわけでもありません。ただ、知らない先祖の名前を知ること。その人たちが生きていた時間や場所を、少しだけ想像してみること。それが、どんな「旅」になるのか。こまで自分を揺さぶるものになるのか。この時の私は、まだ何も分かっていませんでした。
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戸籍を読む前に、決めておくべき「たった一つのこと」

戸籍を見ていて、途中で手が止まってしまう人がいます。文字が読めないからでも、知識が足りないからでもありません。多くの場合、最初に「目的」が決まっていないだけです。戸籍は「面」ではなく、「一人」をたどるもの戸籍を開くと、たくさんの名前が並んでいます。けれど、最初から全部を読もうとする必要はありません。戸籍は、面で読むものではなく、一人をたどっていくものです。誰を遡るのか。あるいは、誰を追っていくのか。それによって、たどる戸籍は変わります。戸主(筆頭者)を追うのか、母を追うのかたとえば——戸主を遡りたいのであれば、見るのは本籍と戸主(筆頭者)。家の本籍がどこにあり、戸主が誰なのか。そこを起点にして、戸籍はつながっていきます。一方で、母親を遡りたいのであれば、結婚する前の戸籍をたどる必要が出てきます。同じ戸籍でも、誰を追うかで、見方はまったく変わるのです。まずは、ここだけ見ればいいはじめて戸籍を見るときは、これだけで十分です。本籍と、戸主の欄だけを見る。戸主を中心に、他の構成員はその戸主に引っ張られるように記載されています。全部を理解しようとしなくていい。まずは「誰を中心に見るのか」それだけを決める。それが、戸籍と向き合う最初の一歩です。先祖調査の方向性は、大きく二つ先祖調査の方向性は、大きく分けると二つあります。ひとつは、一人の先祖を、深く追っていく方法。もうひとつは、できるだけ多くの先祖を、遡っていく方法です。このどちらを選ぶかで、調査の仕方は大きく変わってきます。どちらが正しい、ということではありません。目的が違うだけです。それでも、途中でつながることがある先祖調査は、最初に立
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ルーツの旅ご当地ゆるキャラクイズ!

旅行先や地元で見かける「ゆるキャラ」。すっかりお馴染みになりましたね。実はその姿や持ち物には、土地ならではの歴史や文化が隠されています。今日はそんな“ご当地の知恵”をクイズで楽しんでみましょう!さて、ここで...ルーツの旅ご当地ゆるキャラクイズ栃木県佐野市のゆるキャラ 「さのまる」 が腰に差している食べ物は?① 玉こんにゃく② お団子③ いもフライ▼▼▼▼▼答え③ いもフライさのまるは佐野市のB級グルメ「いもフライ」を腰に差して地元の名物をアピールしています。揚げたジャガイモにソースをかけて食べるシンプルな料理で、学校やイベントでも人気。ゆるキャラを通じて地元の文化や食を楽しむことができるデザインです。ご当地の歴史や文化に触れることも、先祖をたどる“ルーツの旅”の一歩です。あなたも辿ってみませんか?
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なぜ、日本の戸籍制度はこんなにも独特なのか?

役所の書類で「本籍地」を書く欄、ちょっと迷ったことありませんか?「え? 今住んでる住所じゃダメなの?」と思ったり、「親の本籍だった場所を書けばいいのかな…」と戸惑った経験があるかもしれません。実はこの“本籍”という考え方、世界的に見てもかなり珍しいんです。それを支えているのが、日本独自の「戸籍制度」。でも戸籍って、普段の生活で意識する機会があまりないですよね。パスポートや結婚・相続のときにチラッと見るくらい。だからこそ、「日本の戸籍制度って、なぜこんなに独特なのか?」と聞かれても、意外と答えられない人の方が多いのではないでしょうか。“家系のルーツを記録し続ける”日本の戸籍制度日本の戸籍制度は、“家系のルーツを記録し続ける”極めて珍しい制度です。そしてこれは、私たちが「自分のルーツをたどる」ための重要な手がかりでもあります。世界基準では、ありえない!?戸籍制度が“日本だけ特殊”な理由日本の戸籍制度がユニークだとされる5つの理由を見てみましょう。①「親子単位」で管理されている多くの国では、個人ごとに出生証明・婚姻証明などを別々に発行されますが、日本の戸籍は「親と子」をひとまとまりとした“家族単位”で記録されているのが特徴です。これは、日本に古くからあった“家制度”の名残でもあり、他国にはほとんど見られません。戸籍制度は、中国や台湾などごく限られた国で採用されています。韓国では2008年に戸籍制度が廃止されました。日本の戸籍は、本人だけでなく、誰の子どもか、誰と結婚しているか、どのタイミングで離婚したかなど、人生の節目がすべて記録されています。だから、相続や婚姻など「家族の関係を証明
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家系図とは?意味・作り方・活用方法をやさしく解説

「家系図」という言葉を聞いたことはあるけれど、実際にどういうものかよく分からない…そんな方も多いのではないでしょうか?今回は、家系図の意味や歴史、作り方、そして現代における活用方法について、わかりやすくご紹介します。家系図とは?家系図とは、自分の家族や先祖を図式化して表したものです。一般的には、祖父母や曾祖父母など、血縁関係をたどっていく形で構成され、誰が誰の子どもか、結婚関係はどうなっているかなどを視覚的に理解できるようになっています。家系図の目的とは?家系図には、以下のような目的があります:自分のルーツを知るどのような家系に生まれ、どんな先祖がいたのかを知ることは、自分自身のアイデンティティの形成にもつながります。家族とのつながりを再確認普段あまり意識しない遠い親戚とのつながりを可視化することで、家族の歴史に親しみが持てるようになります。子や孫に伝えるための記録家族の歴史や伝統を、次世代に伝えるためのツールとしても有効です。家系図の作り方家系図を作る方法は、手書きからデジタルまでさまざまです。1. 情報収集から始めるまずは両親や祖父母に話を聞いて、名前・生年月日・出身地などの情報を集めます。戸籍謄本を取り寄せることで、明治時代頃までさかのぼることも可能です。2. 形式を決める横型、縦型、家族ごとに枝分かれする形式など、いくつかのレイアウトがあります。見やすさや目的に応じて選びましょう。3. ツールを使って作成する最近では、無料の家系図作成ソフトやスマホアプリも充実しています。デジタルで作って印刷するのもおすすめです。家系図の活用例結婚や出産のタイミングで、家族にプレゼントお
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【解説】戸籍法が改正されて、戸籍謄本などが取りやすくなりますよ!

令和6年3月1日から、戸籍法の一部を改正する法律が施行されて、戸籍証明書等の広域交付制度が始まります。具体的には、本籍地以外の市区町村の窓口でも、戸籍証明書・除籍証明書を請求できるようになるのです。 自分や父母等の戸籍について、本籍地の市区町村以外の市区町村の窓口でも、戸籍謄本の請求が可能となります。 ただし、マイナンバーカードや運転免許証等により、本人確認がされます。 これによって、 ・本籍地が遠くにある方でも、お住まいや勤務先の最寄りの市区町村の窓口で請求できます。 ・ほしい戸籍の本籍地が全国各地にあっても、1か所の市区町村の窓口でまとめて請求できます。 ただし、コンピュータ化されていない一部の戸籍・除籍を除きます。また、一部事項証明書、個人事項証明書は請求できません。 広域交付制度で請求できるのは、 ○本人 ○配偶者 ○父母、祖父母など(直系尊属) ○子、孫など(直系卑属) の戸籍証明書等です。 ただし、 ○戸籍証明書等を請求できる方が市区町村の戸籍担当窓口に直接行って請求する必要があります。 ○郵送や代理人による請求はできません。 ○窓口に行った方の本人確認のため、以下の顔写真付きの身分証明書の提示が必要です。 ・運転免許証 ・マイナンバーカード ・パスポート など
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投票は行きましたか?タイのお酒事情!

 安倍元首相が打たれたニュースに衝撃を受け、日本は絶対に民主主義国家だ!暴力で主張を通すのは許すまじ!と私は当然7月10日に投票へ行ってきました。安倍元首相のご冥福をお祈り申し上げます。 さて、これがタイだった場合、投票前日の7月9日の夜は禁酒日になります。歓楽街が強制休業だったり、コンビニの冷蔵庫に鍵がかけられてしまったり、とにかくお酒が飲めなくなってしまいます。 これは「前日に飲みすぎて、寝過ごしたり、二日酔いがだるくて投票に行けなくなったら困るから。」こんなことをするよりも投票に行って、近隣のお店の割引クーポンを貰う!の方がよほど投票率って上がると思うんですけど? 日本よりもおおらかな国のタイですが、なぜかお酒に関しては厳しく、普段から深夜0時から朝11時まで&午後14時から17時までお酒の販売は禁止。レストランでも14時過ぎるとお酒のオーダーを受け付けてくれません。 他にも皇室関係のイベントや仏教行事が絡む祝日などが禁酒日に設定されています。 喜び勇んでタイに来て、夜の歓楽街に乗り込んだものの、その日が禁酒日だったばっかりにネオンが灯らない暗い歓楽街の前で呆然と佇む日本人男性の悲しい後ろ姿を、よく目撃していました。 ついでにタイの選挙事情ですが投票受付時間が日本より短いんです。だいたい朝8時から午後15時まで。もちろん期日前投票なども行われるのですが、そもそも投票通知書的なものが本籍地の住所に送られてくるので、バンコクに出稼ぎに来ている人は期日前投票を行うのも一苦労。 こう書いてしまうと、さらに説明が長くなってしまうのですが、タイは住民票を移すのがすごく大変です。日本だ
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【第六話】それでも、紙の外に出る決心がつかなかった

戸籍を閉じて、しばらく、そのままにしていました。何をするでもなく、 次に進むわけでもなく。ただ、「今日は、ここまでかな」そんな気持ちでした。本籍地は分かっています。どこに行けばいいのかも、頭では理解しています。市町村史を調べる。土地の来歴を見る。現地に足を運ぶ。やるべきことは、決して曖昧ではありません。それなのに、紙の外に出る決心は、つきませんでした。理由を考えてみても、はっきりした答えは見つかりません。忙しかったわけでもない。面倒だったわけでもない。怖かった、というほどでもない。やる気がなかったわけでもない。ただ、どこかで、立ち止まっていました。戸籍の中には、もう、これ以上の情報はありません。それも、分かっています。それでも、もう一度だけ、また、もう一度だけと、ページをめくってしまう。すでに見たはずの名前を、もう一度、目で追ってしまう。不思議なことに、何度見ても、同じところで視線が止まりました。特別な理由があるわけではありません。その人だけ、何かが分かったわけでもない。ただ、ほかの名前より、少しだけ、気になってしまう。だからこそ不思議だった。なぜなのかは、自分でも説明できませんでした。セオリーなら、別の選び方がある。戸主をたどる。長男を追う。一番古い世代から見る。そうした方が、合理的なのは分かっています。でも、頭で選ぶ前に、視線が、そちらに向いてしまう。この時の私は、「誰を追うか」をまだ決めていませんでした。けれど、「どこを見てしまうか」は、もう、決まっていたのかもしれません。紙の上で、これ以上、できることはない。そう感じながらも、紙の外に出るには、もう少しだけ、時間が必要で
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【第四話】兄弟は分かった。でも、人はまだ見えなかった

戸籍を見ていて、だんだん分からなくなってきました。 兄弟が多い、ということは分かっています。 祖母の父には、九人の兄弟がいました。 でも、 戸籍の中では、 その兄弟は横一列に並んでいるだけです。 さらに、 その上下には、 親や祖父母の名前があり、 横には、甥や姪の名前も続いています。 一枚の紙の中に、 関係の違う人たちが、 同じように並んでいる。 眺めているうちに、 誰が、誰と、どうつながっているのか。 頭の中で、ほどけなくなってきました。 そこで、紙に書いてみることにしました。 特別なことではありません。 ノートを開いて、 思いつくままに、 手書きで家系図を書いただけです。 縦に親。 横に兄弟。 その下に、子どもたち。 そうやって書き出してみると、 戸籍で見ていたときより、 関係は少し分かりやすくなりました。 「ああ、こういう並びだったのか」 そんな納得は、ありました。 けれど。書いたからといって、 人が見えてきたわけではありません。 祖母の父の兄弟たち。 当然ですが、 顔は一人も思い浮かびません。 その子どもたち―― つまり、私にとっては かなり遠い親戚になる人たちも、 名前だけが並んでいます。 ふと、 頭をよぎったことがありました。 もしかしたら、近所に住んでいる、あの人も。実は、遠い親戚だったのかもしれない。そんな考えが浮かびました。実際、母に聞いてみると、「たしか、あの家は親戚だったはず」と言われました。ただ、どこまでが事実で、どこからが記憶なのかは、母自身も、はっきりとは分からない様子でした。戸籍をいくら見てもそこから先には進めません。 紙の上では、 関係は整理でき
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中村(なかむら)の名字ルーツ|「かな」で眺めてみたら

もし、私たちの名字が漢字ではなく、仮名で書かれていたら。それも、少し崩した文字だったら、どんなふうに見えるでしょうか。今回は、日本で8番目に多いとされている名字「中村(なかむら)」さんをピックアップしてみました。(※)「中村」という名前が表す風景「中村」という名字は、中心となる村、あるいは分村に対する元の村(本村)を意味するといわれています。人が集まり、暮らしの拠点となった場所。とある「中村」という地に住んでいた一族が、その地名を名乗ったとされ、地名由来の名字と考えられています。実際、「中村」という地名は全国で最も多いともいわれるほど、各地に存在しています。それだけ、人の営みの“中心”となる場所が日本各地にあった、ということなのかもしれません。「なかむら」を音から分けてみる今回は、意味ではなく、音に目を向けてみます。仮名はもともと、漢字をくずした形(字母)から生まれました。「なかむら」を、字母で分けてみると——な・奈・那か・加・可・閑む・武・無ら・良・羅これらの漢字をもとに、草書風・くずし字風に表してみると、ゆるやかにつながる「なかむら」という形が浮かび上がってきます。眺めてみる、という時間実際の戸籍で、このようなくずし字が使われることはありません。それでも、音から文字のかたちを眺めてみると、見慣れた名字が、少し違って見えてくることがあります。意味を断定しなくてもいい。由来をはっきりさせなくてもいい。ただ、「眺めてみる」だけで、名前との距離が、少しやわらぐことがあります。小さな「ルーツの旅」家系図や先祖調査というと、「ちゃんと調べないといけない」と思われがちです。けれど実は、こ
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鈴木(すずき)の名字ルーツ|「かな」で眺めてみたら

もし、私たちの名字が漢字ではなく、仮名で書かれていたら。それも、少し崩した文字だったら、どんなふうに見えるでしょうか。今回は、名字ランキング第2位※の鈴木(すずき)さんで試してみました。「すずき」を音から分けてみる普段、名字は漢字で見ることがほとんどです。でも今回は、音(読み)に注目してみます。「すずき」を、仮名のもとになった漢字(字母)で考えると、たとえば次のようになります。す・寸・春・寿・須ず・「す」に濁点き・幾・起・支これらをもとに、草書風・くずし字風に表現すると、やわらかく流れるような「すずき」という形になります。今回は、「す」に春、「き」に起を使ってみました。見慣れた名字が、少し違って見える実際の戸籍では、このような書き方をすることはありません。それでも、音から文字を眺めてみると、いつも見ている名字が、少し違って見えてくることがあります。意味を調べなくても、由来を断定しなくても大丈夫です。ただ眺めるだけで、距離感が変わることがあります。小さな「ルーツの旅」家系図や先祖調査というと、「きちんと調べないといけない」と思われがちですが、実は、こんな小さな入り口からでも始められます。・自分の名字の音を眺めてみる・昔の文字の形に目を留めてみるそれだけでも、「自分のルーツ」にそっと触れる時間になります。もし、 「自分の戸籍で確認してみたい」 「一人で進めるのは少し不安」 と感じたら、 戸籍を一緒に読み解く体験版もご用意しています。 ▶︎ 体験版の詳細はこちら この記事が参考になりましたら、 お気に入りに入れていただけると励みになります。※本記事は、仮名の字母をもとに、音から文
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滋賀県|ルーツの旅ご当地ゆるキャラクイズ!

滋賀県といえば、彦根城や琵琶湖、そして戦国武将・井伊直政の赤備えなど、歴史と文化の宝庫。そんな土地から生まれた人気者といえば「ひこにゃん」です。実はこの「ひこにゃん」、彦根藩二代藩主・井伊直孝を雷雨から救った“招き猫”の伝承と、井伊軍団の象徴である赤備えの兜を組み合わせて誕生しました。全国から寄せられた1167点の応募の中から選ばれた愛称で、今では滋賀の顔として広く親しまれています。その「ひこにゃん」には、なんと“公式ライバル”がいるんです。さて、ここで... ルーツの旅ご当地ゆるキャラクイズ!滋賀県のゆるキャラといえば「ひこにゃん」が有名ですが、ではそのライバルとされているキャラクターは?① わるにゃんこ将軍② まけにゃんこ将軍③ どくろにゃんこ将軍 ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ✅ 正解は… ① わるにゃんこ将軍! 「わるにゃんこ将軍」は、彦根の人気キャラクター・ひこにゃんの公式ライバルとして登場した新キャラクター。 体の色はひこにゃんとは対照的な濃い青で、するどい目つきと黒い兜がトレードマークです。 デビューは2023年秋。ひこにゃんと「わるにゃんこ将軍」、はたして仲良くできるのか?それとも永遠のライバルなのか?二匹の掛け合いに注目ですね。ゆるキャラの誕生には、その土地ならではの歴史や物語が込められています。「ひこにゃん」と「わるにゃんこ将軍」のように、キャラクターの背景を知ると旅先がもっと身近に感じられるかもしれません。そんな視点で地域や家族の歴史をひも解くのが 「ルーツの旅」 です。あなたもルーツの旅に出てみませんか?
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秋田県|ルーツの旅ご当地ゆるキャラクイズ!

秋田といえば、四季折々の表情がとても豊かですよね。春は角館のしだれ桜、夏は竿燈まつり、秋は黄金色に染まる稲穂、冬は雪景色ときりたんぽ鍋…。訪れる季節ごとに、違った顔を見せてくれるのが秋田の魅力です。そんな秋田には、未来からやってきたちょっとユニークなキャラクターがいるのをご存じですか?さて、ここで... ルーツの旅ご当地ゆるキャラクイズ秋田県のゆるキャラ「んだッチ」はいつの時代から来た?① 近未来② 過去③ 現代 ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ 答え① 近未来「んだッチ」は、近未来からやってきた“なまはげ風の子どもロボット”。秋田の元気や魅力を広く伝えるために誕生しました。2015年(平成27年)に秋田県の公式PRキャラクターとして活動を開始し、2018年には「あきたPRキャプテン」という肩書で秋田県職員として活動。イベントや交流の場で、秋田の良さをアピールしているんです。名前は、秋田県由利本荘市の小学生が名付けたもので、県民みんなに愛される存在。性格は明るくてフレンドリー、ロボットなのに食いしん坊というユーモラスな一面もあります。人とつながることを何より大切にしているキャラ。未来からやってきたゆるキャラ「んだッチ」のように、私たちのルーツを振り返る旅も、過去と未来をつなぐもの。そこにある発見は、これからの生き方にもヒントを与えてくれます。
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ルーツの旅ご当地ゆるキャラクイズ!

旅先で出会うご当地キャラクター。かわいい見た目に思わず微笑んでしまいますが、実はその土地の歴史や特産、文化を背負った“小さな案内人”でもあります。ご当地のゆるキャラを知ることは、その土地のルーツに近づく一歩。さて、ここで... ルーツの旅ご当地ゆるキャラクイズ 和歌山県のゆるキャラ「うめっぴ」の妹は? ① おかっぴ ② みかっぴ ③ いかっぴ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ 答え② みかっぴ「うめっぴ」は、日本一の紀州梅をPRするために2003年に誕生。性別は男の子、出身は和歌山県紀南地方。趣味はサッカーと梅の天日干し、夏が大好きで、好物は梅ジュースと白ご飯。プロフィールからも、土地の風土や暮らしぶりが伝わってきます。 そして妹の「みかっぴ」は、和歌山名産のみかんをモチーフにしたキャラクター。兄妹そろって梅とみかんという、紀南の果物文化を象徴しています。 和歌山・JA紀南は本州最南端に位置し、梅はもちろん、みかん・すもも・きんかんなどの果樹栽培が盛んなんだそう。ご当地キャラを通じて、地域の誇りや営みを感じることができます。 こんなふうに“かわいいゆるキャラ”からでも、その土地の歴史や文化を知る入り口になりますね。あなたもルーツの旅を辿ってみませんか?
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【ルーツの旅クイズ】「林さん」さんのルーツはどこ?

いつもご覧いただきありがとうございます。「ルーツの旅の案内人」こと山田です。 今回は、日本で19番目に多い名字——林(はやし)さんをご紹介します。林という名字の由来 「林」という名字は、文字どおり**木が茂る場所**を意味する地形由来の名字です。 全国のあちこちに「林」という地名があり、その土地から名字が生まれました。 今回取り上げるのは、奈良〜平安時代にかけて拝志郷(はやしごう)と呼ばれた地をルーツとする林さんです。 ルーツの旅クイズ!それでは問題です。 林さん一族のルーツのひとつは、古墳が数多く残るまち。 「拝志郷(はやしごう)」と呼ばれ、奈良時代から平安時代にかけて栄えました。 さて、その場所は次のうちどこでしょう? A.奈良県 B.京都府 C.大阪府 正解は…… ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ C.大阪府大阪府藤井寺市「林」地区は、古くは拝志郷と呼ばれた地。 ここで林一族が栄え、数々の足跡を残しました。 この地にある伴林氏神社(ともはやしのうじじんじゃ)は、大伴氏の支族・林宿禰の一族が祭祀を続けた神社。 周辺には前方後円墳も点在し、古代からの歴史が色濃く残る地域です。 まとめ藤井寺市の林さんは、 * 「木が茂る場所」を意味する名字 * 「拝志郷」という地名に由来する名字 の両方の性格を持っています。古市古墳群(世界遺産)をはじめ、歴史好きにはたまらない土地。訪れれば、林さん一族の息吹を感じられるかもしれません。あなたの名字にも、まだ知らない物語が眠っています。 こうして土地の歴史を知ると、地図や神社の名前の一つひとつが “自分のルーツ” につながって見えてきます。    「自分
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【ルーツの旅クイズ】「斎藤さん」さんのルーツはどこ?

いつもご覧いただきありがとうございます。「ルーツの旅の案内人」こと山田です。 今回は、日本で18番目に多い名字——斎藤(さいとう)さんにスポットを当てます。 「さい」の字はいくつある?斎藤さんには「斎」「斉」「齊」「齋」などさまざまな表記があります。 実はもとは旧字体の「齋藤」。 戸籍登録の混同や簡略化によって、いろいろな「さい」が生まれてしまいました。始まりは平安時代、ルーツは、藤原利仁の子・叙用(のぶもち)。彼は伊勢神宮に仕える「斎宮(さいぐう)」を統括する役職・斎宮頭に就任しました。 この役職名にちなみ、「斎藤」という名字が始まったと伝わります。 さて、ここで...問題です。ルーツの旅クイズ!「斎藤さん」の名字のルーツの地はどこでしょう? A.京都府 B.宮城県 C.福井県 ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ 正解は……C.福井県藤原利仁は福井県・敦賀を本拠とし、一族はそこから全国へ広がりました。 福井市内の天満神社には利仁が祀られており、「芋粥」の逸話は『今昔物語集』や芥川龍之介の小説にも登場します。 まとめ「斎藤」という名字には、 * 藤原氏の血筋 * 伊勢神宮とのつながり * 福井県敦賀に伝わる物語 といった歴史が隠されています。 名字をたどることで、土地の歴史もぐっと身近に感じられますね。 あなたの名字にも、きっとそんな“土地と物語”が眠っているはず。 【ルーツの旅のしおり】を片手に、自分自身の名字の物語を探してみませんか?
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【ルーツの旅クイズ】「木村」さんのルーツはどこ?

いつもご覧いただきありがとうございます。「ルーツの旅の案内人」こと山田です。今回は、全国で17番目に多い名字——木村さんにフォーカス!ちょっとした名字のルーツ話をお届けします。木村姓にはいくつかの名門ルーツがあります。そのひとつが、藤原秀郷の子孫・足利有綱の五男信綱が名乗ったとされる木村氏です。   さて、ここで...ルーツの旅クイズ! 藤原秀郷の子孫が名乗った木村氏の ルーツの地といえばどこでしょう? A. 栃木県 B. 青森県 C. 京都府 ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ 正解は… A. 栃木県この木村氏のルーツの地は、栃木県南部の都賀町(現在の栃木市)にあります。都賀町は、かつて家中村と赤津村が合併して生まれた地域。明治期には田畑の広がる静かな農村でしたが、鉄道の開通とともに発展しました。1963年に町制施行、2010年には栃木市へ合併され、町名は行政地図から消えましたが、木村一族の記憶と物語は、今も静かに息づいています。ルーツをたどる面白さ古い町名や地名は、戸籍や資料の中にひょっこり現れます。それは先祖の足跡を想像する大きな手がかり。「名字の由来を知りたい」「自分のルーツを探したい」そんな思いが芽生えたら、“ルーツの旅”の出番です。名前に刻まれた過去と、今を生きる自分をつなぐ旅へ。次は、あなたのルーツをたどってみませんか?
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【ルーツの旅クイズ】「松本」さんのルーツはどこ?

ルーツの旅の案内人こと、山田です。松は、正月飾りや神社の神木として親しまれてきた、日本人にとって神聖な木。 そんな「松」に由来する名字といえば――「松本」さんです。 では、松本さんのルーツはどんな土地につながっているのでしょうか? 今回は、名字ランキング15位の 「松本」さん に注目します!ルーツの旅クイズQ. 「松本」姓の由緒ある一族が、中世から神職や地頭として根を下ろした土地はどこ? A. 長野県 B. 鹿児島県 C. 奈良県 ヒントは… ・古くは「信濃国」と呼ばれた場所 ・城下町として栄え、今も観光名所になっているお城があります ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼正解は… A. 長野県!かつて信濃の国(今の長野県松本市周辺)には、清和源氏の流れをくむ「松本氏」が根を下ろしていました。 彼らは土地を守る地頭や、神社を支える神職として地域に深く関わっていたと伝わります。 「松本」という名字は地形由来なので全国に広がっていますが、特に関西地方や鹿児島などにも多く見られます。鹿児島に多い「松元」さんも、同じルーツを持つとされているんです。松が「神の木」とされてきた理由・常緑樹で枯れない=永遠の象徴 ・空へ真っ直ぐ伸びる姿=天と地をつなぐ依代(よりしろ)※目印のこと・神道の自然崇拝=神が宿る木として信仰 ・正月の門松=歳神様を迎える目印 こうした背景から、「松本」という名字には“神聖な木とともに暮らした歴史”が込められているといえます。 松本の地と名字のつながり松本市は今も城下町として知られ、周辺には温泉地も多く残ります。 江戸時代には藩主の御殿湯として栄えた浅間温泉、そして今は失われた路面
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初婚の話

そうして、慌てて、結婚した沙織だが、後で、 ソウルメイトだったことを知った。 前世、夫は沙織のお客様だった。 旦那さんが奥様のドレスを注文するのは珍しくない。 夫はドイツ語を学んでいたので、やはり、ドイツかポーランドあたりに 縁はあったのだろう。 そこで、夫に沙織は「女手一つで、お店を切り盛りするのは大変だろうから、 自分の知り合いと再婚しないか?!」と紹介された。 しかし、前世の沙織は断った。 それだけのご縁だった。 そして、今世、他人の紹介ではなく、夫自身と結婚した。 前日に戸籍の件で大ケンカしたのに、 何故、結婚したのかは、未だに記憶喪失だ。 同情の余地はある。 次男は生まれたときにすでに兄がいる。 夫自身も高校生まで、知らなかったらしい。 次男坊と聞かされ、お兄様夫婦にお会いしている。 それで、戸籍が【長男】だったから、大ケンカに発展したのだ。 戸籍で騙された初回である。 ※二度目も騙されました。ハイ。 どうやら、お兄様はお父様の連れ子だったらしく、 お母さまからすると、夫は長男だった。 だから、気合の入り方も違っていたのだろう。 「こんにちは。初めまして。」から、嫁いびりをされた。 その戸籍で、一瞬で謎が解けたのだった。 で、戸籍で騙されたが、大ケンカをしたが、私たちは何故か、結婚した。 そして、年末年始ぐらいに、一度だけ、月のモノが来た。 その後、すぐ、メアリーを妊娠した。 子宮内膜症があり、治療をしていた沙織なので、 子どもは無理かと思っていたのだが、すぐに妊娠した。 別に強い愛情があったわけでもないし、 執着もないし、安心感もない。 時代背景もあろう。皆婚時代だ
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家系図の種類とは?目的に応じた選び方を徹底解説!

家族や先祖のつながりを図で表す「家系図」。実は、家系図にはさまざまな種類があることをご存じでしょうか?目的や表示したい情報に合わせて形式を選ぶことで、より分かりやすく・意味のある家系図になります。今回は、代表的な家系図の種類と、それぞれの特徴や活用方法について詳しく解説します!1. 系統図型(縦型・横型)【特徴】親から子へと血縁をたどる基本的な形式。祖先から子孫に向かって縦や横に伸びていくため、家族の流れが一目でわかります。【活用例】先祖をたどるとき自分のルーツを調べたいとき戸籍をもとにした正式な家系図におすすめ2. 親族図型(家族単位の枝分かれ形式)【特徴】夫婦とその子どもを一つの単位とし、家族ごとに枝分かれして構成されます。結婚相手や兄弟姉妹の関係も見やすく表現されます。【活用例】親戚関係を整理したいとき家族の構成を全体的に把握したいとき3. 系譜型(文章・年表形式)【特徴】図ではなく、文章や年表形式で家系を記録するスタイル。名前や年齢に加え、エピソードや職業なども書き加えることができます。【活用例】家族の歴史をストーリーとして残したいとき書籍としてまとめたいとき4. 渡来系図・血統図(特定の家系・ルーツをたどる)【特徴】ある特定の先祖や家系からの流れに焦点を当てた家系図。たとえば武士の家系や名家、または外国の血筋など。【活用例】家の伝統や出自を知る研究にルーツを深く掘り下げたいとき5. デジタル家系図(オンライン・アプリ対応)【特徴】最近では、PCやスマホで作成できるデジタル形式も人気。図形の自動生成、データの保存・共有が簡単にできるのがメリット。【活用例】気軽に始めたい
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「中国美人看護師急増中ぅ~♪(^^;」

実は、前から知っていたのじゃ。そう、最近というか、前からかなりの「中国人看護師」が増えているのじゃ。ボクの家の近所の「大規模医院」でも、前から中国人女性の「看護師」をたくさん雇っていたのじゃ。もちろん「日本語1級」や「2級」は所持しているぞよ。う~ん。スバラシイ。ま、日本語がある程度できないと「仕事」にならんよね。それとね~、きいた話によると「美人」も多いらし~♪「バイリンガルの中国美人看護師」って、何じゃらホイ?何かボクも「入院」してみたいぞよ。ホホホ^^;「え?イヤ~、そんな下心(したごころ)はナイぜよ」・・・ただ、ちょっとその雰囲気を満喫(まんきつ)したいだけじゃ。イヤン。だけど、その反面が「日本人女性看護師」の退職が激増中ということじゃ。あれ?どういうことじゃ??「日本人女性看護師が減って、中国人女性看護師が増える」というのは??それって、まさかの「政策?」かな?って、ボクは不安に思ったのじゃ。ただでさえ、「不法滞在外国人の難民申請」が多いし、「不法な外国人の生活保護申請者」も多くなり、もちろん「不法」だけでなく「正規」なカタチでの「日本入国の外国人」も急増中じゃ。単なる「旅行者=インバウンド」では無いぞよ。いわゆる「技能実習生」というヤツもあるし~、「留学生」というカタチのヤツもいる。「結婚」での入国もアルね。あと前にも言った「背乗り」という「死亡した日本人の戸籍を乗っ取る?=買取り?」とかっていう悪いヤツラも多いのじゃ。前の「東北大震災」ゆら「今年の能登半島大地震」での「日本人死亡者」の「戸籍」をちゃっかりと「外国人」が「乗っ取り」、「自分は、どこどこの日本人ですよ
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契約書に署名をしない行為

クラウドサイン等でない、紙の契約書の署名欄に署名を直筆でせず、パソコンで打っただけで、かつ印鑑を押さないということになると、契約書としてサインしていませんと言えば、それはそうかもしれません。つまり後からサインしたしていないといったことでもめた場合、証明できないような状態にしないというのが肝要です。では署名はパソコン印鑑は実印となるとどうでしょうか?これもその印鑑押した覚えがないともいえますよね。これについては、日本は印鑑に対する信用がまだ強い国ですので、効力があります。あるといっても二段の推定ということになります。この二段の推定のお話は以前のブログでお話していますのでそちらをお読みいただければと思います。南本町行政書士事務所 特定行政書士 西本
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一見悪しきことさえも

 今年の7月にこちらに出店してから、ご先祖さまのことを知りたいという方々から少しずつですがお声掛けいただくようになり、お陰様で充実した一年となりましたことを感謝いたします。 戸籍を丹念に読み込むと、そのお家のそれまでの歩みが朧げに見えてくることがあります。中にはお伝えすべきか躊躇するような生々しい事実を知ることも、ままあります。例えば、血が繋がっていると思っていた親族が実はそうではなかったなど、戸籍を見なければ知らずに済んだのに…とショックを受けることもあるかもしれません。(なお、戸籍はあくまでも届出ですから、必ずしも事実が記載内容通りとは限らないのですが、ここではそれは脇に置いておきます。) 私も父方先祖が故郷を捨てて夜逃げしてきたらしいと初めて知った時は、正直複雑な気分になりました。それでもその後懸命に家を支えてくれたお陰で今があると思うと、先祖が乗り越えてきた苦労を愛おしくさえ思えるようになりました。 今年はほとんど手付かずだった母方の先祖調査も始め、偶然にも、大戦末期に獄中で最期を終えた元新聞記者の大叔父の存在について知ることとなりました。当時幼かった母や叔母らに、今に至るまでこの経緯が伝わっていなかったことを思うに、遺された身内にとっては、これが左右どちらからも批判の対象となりうる、触れて欲しくない過去であったからでしょうか。資料をいろいろ読み漁るうちに、大叔父には彼なりの義があり、それを全うする道を選んだ結果だったと思えるようになりました。 「戦時下、憲兵に捕えられ獄死」という家族の負の歴史を乗り越えて得られたのは、意外にも懸命に生きた先祖を誇りに思う気持ちでした。
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【第十二話】前に進めない違和感だけが、残った。

図書館から戻ったあと、しばらく、何も手につきませんでした。疲れていた、というより、頭の中が、うまく片づかない感じでした。机の上には、コピーした資料や、書き写したメモが、前よりも増えています。調べた量は、たしかに、これまでで一番多かったと思います。土地の歴史。産業の移り変わり。名字の分布。時代ごとの暮らしの様子。どれも、間違っていない情報です。「やるべきことはやった」そう言ってもよかったはずなのに、なぜか、そういう気持ちにはなれませんでした。ノートを開いて、あらためて、目を通してみます。どのページにも、それなりの情報が書いてあります。けれど、読み返しても、何かが増えた感じがしません。むしろ、少し遠くなったような感覚がありました。前より、分からなくなったわけではありません。分かったことは、確実に増えています。それなのに、「近づいた」という実感だけが、どうしても持てなかったのです。土地の輪郭は、だいぶはっきりしてきました。どんな場所で、どんな産業があって、どんな人たちが多かったのか。けれど、その中に、探している人の姿は、ありません。資料を重ねるほど、共通点や傾向は見えてきます。「この地域では、こうだった」「この時代は、こういう暮らしだった」説明は、いくらでもできそうでした。それでも、説明が増えるほど、本人からは離れていくような、不思議な感覚が残ります。調べ方が間違っているのか。まだ、量が足りないのか。どちらなのか、この時点では、判断がつきません。ただ、一つだけ、はっきりしていたことがあります。これ以上、同じ姿勢で集め続けても、増えるのは、同じ種類の情報だけだろう、ということ。ノートを
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【第十話】暮らしの輪郭は、たしかに見えてきたのに

棚から引き抜いた本は、市町村史とは違って、見慣れない漢字が並んでいました。難しそうではあるけれど、少なくとも「読めない文字」ではない。今回は、少し進めるかもしれない。そんな予感が、ありました。『姓氏家系大辞典』名字を調べる人なら、一度は名前を聞いたことのある本です。ページを開くと、確かに文字は読めます。旧字体ではあるけれど、意味不明な記号が並んでいるわけでもない。ところが――読み進めるほど、妙な感覚が強くなっていきました。情報は、驚くほど多い。由来も、分岐も、異説も、びっしり書かれている。なのに、自分の先祖には、まったく近づいていない。「うちの家は、どれなんだろう」その問いだけが、どのページにも見当たりません。ここで、はっきりしたことがあります。この本が教えてくれるのは、“名字の歴史”であって、“自分の家の歴史”ではない、ということ。なんとなく読める。なんとなく理解もできる。知識は、確実に増えている。それでも、調査が前に進んでいる実感はありませんでした。ただし、この作業が無駄だったとは思っていません。一つの名字に、いくつもの系譜と物語が重なっていること。単純な「答え」を探す姿勢では、辿り着けない世界があること。それは、確かに見えてきました。暮らしの輪郭も、土地との関係も、少しずつ、立体になってきています。それなのに――先祖の名前だけが、依然として、どこにも現れない。情報は増えているのに、距離は縮まっていない。その理由が、少しだけ、分かった気がしました。足りないものがあるのではなく、同じ姿勢で調べ続けていること自体が、何かを見えなくしているのかもしれない。では、次に探すべきものは
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【第八話】市町村史を前に、ただ、立ち尽くした

図書館に行きました。特別な決意があったわけではありません。 「そろそろ、かな」 そんな感覚に近かったと思います。 本籍地は分かっている。 土地から見ていく、という方向も、 頭の中では整理がついていました。 市町村史。 郷土資料。 土地の来歴。 やるべきことは、 もう、はっきりしています。 カウンターで聞いて、 該当する市町村史を出してもらいました。 想像していたより、 ずっと分厚い本でした。 机に置くと、 どん、と音がしました。 ページをめくると、 年表が続きます。 制度の変遷。 地名の由来。 港の整備。 産業の移り変わり。 情報は、たくさんあります。 でも、 人の名前は、ほとんど出てきません。 出てきても、 名主であったり、 歴史に名を残した人ばかりです。 祖母の父の名前は、 当然のように、ありませんでした。少しだけ、 司書の方と話をしました。 「このあたりは、 昔は漁師が多かったんですよ」 そんな話でした。土地としての特徴。 地域全体の傾向。 なるほど、とは思いました。 けれど、 それで祖母の父が見えてきたかと言えば、 そうではありません。 その土地で、祖母の父が どんな一日を過ごしていたのか。 そこには、 まだ届いていませんでした。 ページをめくりながら、 不思議な感覚がありました。 調べている。 確かに、前に進んでいる。 それなのに、 距離が縮まっていない。 情報は増えているのに、 核心からは、離れているような感じ。 市町村史は、 土地の本です。 人の本ではありません。 もちろん、 どこかに記録はあるのかもしれない。 私が、まだ見つけられていないだけかもしれない。 けれ
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【第七話】なぜ、本籍地から考えようとしたのか

戸籍を閉じてから、すぐに何かを始めたわけではありません。 外に出よう、と 決めたわけでもなかった。 ただ、 同じ名前を何度も見返すことに、 少しだけ、意味を感じなくなってきたのです。 人を追うには、 ここは、もう行き止まりなのかもしれない。 そんな感覚が、 はっきりと言葉になる前のところで、 残っていました。本籍地は、分かっています。 最も古い戸籍に書かれている場所。 地名も、町名も、番地もある。 市町村史を調べる。土地の来歴を見る。 図書館に行けば、 何かしらの資料は見つかるはずです。 それも、 頭では、ずっと分かっていました。先祖調査というと、 どうしても 「どこまで遡れるか」に 意識が向きがちです。 何代前まで分かったか。 江戸まで行けたか。 それより前に名前があるか。 けれど、 戸籍で分かるのは、 血縁関係と、年代と、 形式的な移動までです。 その人が、 どんな場所で、 どんな暮らしをしていたのか。 そこまでは、 戸籍だけでは見えてきません。 昔は、今のように気軽に 引っ越しができる時代ではありませんでした。 だから、 最古の本籍地というのは、 その人が、 長い時間を過ごした場所である 可能性が高い。 人を追えないなら、 せめて、 人が立っていた場所を見てみよう。 そんな考えが、 いつの間にか、 浮かんでいました。図書館に行き、 郷土史の棚を眺めました。 地名の由来。 村の成り立ち。 昔の産業。 暮らしの様子。 人の名前は、 ほとんど出てきません。 けれど、 土地の記憶は、 思っていたよりも たくさん残っていました。 司書の方が、何気なく教えてくれました。 「この辺りは
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【第三話】名前は分かった。でも、人は何も分からなかった

祖母の父の戸籍を、一通り見終えたあと。私は、しばらく手を止めていました。 名前は分かる。 生まれた年も、亡くなった年も分かる。 誰の子で、誰の親かも、戸籍にはきちんと書いてあります。 けれど、 その人がどんな人だったのかは、 どこにも書いてありませんでした。 「遊び人だったらしい」 という、母から聞いた一言。 それが事実なのか、 それとも誰かの印象だったのか。 戸籍をいくら見ても、判断はつきません。 このあたりで、 少しずつ、気持ちが重くなってきました。 方法が分からないわけではありません。 先祖調査の本も、何冊か買ってみました。戸籍の先に、何を調べていくのか。 図書館、市町村史、郷土資料―― やり方自体は、本に書いてあります。 けれど、 実際に一人で進めてみると、 何かが違いました。 これで合っているのか。 今、自分はちゃんと前に進んでいるのか。 誰かに聞くほどのことでもない。 でも、 一人で判断するには、少し心細い。 仕事で戸籍を見るときは、 目的がはっきりしています。 必要な範囲を確認して、 次の手続きに進む。でも、先祖を知る、という視点で戸籍を見ると、見るべき情報が多すぎて、どこから手をつけていいのか分からなくなりました。情報はあるのに、 手応えがない。 進め方は書いてあるのに、 自分がどこにいるのかが分からない。そんな感覚でした。 この時、 「これ以上、見ても意味があるのかな」 そう思ったわけではありません。 ただ、 一人で続けるのは、 思っていたより、しんどいかもしれない。 そんな気持ちが、 はっきり言葉になる前のところで、 立ち止まっていました。 名前は分かった。
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戸籍調査で、必ず迷う始め方があります

戸籍を読み始めたものの、途中で手が止まってしまう方がいます。それは、文字が読めないからでも、知識が足りないからでもありません。多くの場合、「どこまで調べるのか」を決めないまま、戸籍を開いてしまっているだけです。戸籍は「面」で見ると、必ず迷う戸籍を開くと、たくさんの名前が並んでいます。すると、どうしても視線が横に広がり、一人ひとりの名前を眺めてしまう。これは、とても自然な反応です。ただ、戸籍を「面」で見ている限り、世代の違いや人生の流れは見えにくい。だからこそ、一人に絞って、線でたどるという見方が必要になります。家系図に起こすと、世代がそろい、構造として整理されるのも、このためです。途中で止まるのは、意志の問題ではありません途中で投げ出してしまう方には、共通する状況があります。戸籍はもともと、大きな原本を写した書類です。字は小さく、潰れていることも多い。異体字や大字、女性の名前は変体仮名で書かれていることもあります。「読みにくい」「よく分からない」「面倒くさい」この感覚が重なると、誰でも手が止まります。なぜ「どこまで遡るか」を決めないと迷うのか目的を決めずに進めると、先祖の名前を眺めて終わります。それ自体が、悪いわけではありません。先祖に思いを馳せる時間は、大切なものです。ただ、調査という意味では、そこで止まってしまう。どこまで見れば一区切りなのか。それが決まっていないと、終わりが見えません。明治19年で区切る、という考え方実務では、「明治19年で区切る」という判断をよく行います。これは、制度上の理由が大きい。明治19年式戸籍が、取得できる最古の戸籍だからです。それ以前の戸籍は、
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小林(こばやし)の名字ルーツ|「かな」で眺めてみたら

もし、私たちの名字が漢字ではなく、仮名で書かれていたら。 それも、 少し崩した文字だったら、 どんなふうに見えるでしょうか。 今回は、 「小林(こばやし)」さんの名字を、 音と文字のかたちから眺めてみます。 「小林」という名字が生まれた風景 「小林」という名字は、 文字通り、小さな林からきています。 これは、 地形に由来する名字のひとつです。 山や川、田畑や林。 暮らしと自然が とても近かった時代の名残といえます。 「林」と「森」の違いところで、 「林」と「森」の違いは 木の数ではない、という話をご存じでしょうか。 ・林:人の手が入り、整えられた土地 ・森:自然のままに、木々が茂っている場所 つまり「林」は、 人が関わり、 暮らしの一部として 使われていた場所です。  「小林」が表しているもの そう考えると、 「小林」という名字は、 人と自然が、 ほどよい距離で共に生きていた 里山の風景を そのまま名前にしたものとも言えます。 薪をとり、 木を手入れし、 生活のすぐそばにあった林。 「小さな林」という言葉の中に、 当時の暮らしの気配が残っています。「こばやし」を音から分けてみる今回は、 意味だけでなく、 音にも目を向けてみます。 仮名はもともと、 漢字をくずした形(字母)から生まれました。 「こばやし」を、 字母で分けてみると—— こ・己 ・古 は・波 ・者 ・盤 ・八 や・也 ・屋 し・之 ・志 これらの字母をもとに、 草書風・くずし字風に表してみると、 やわらかく連なる 「こばやし」という形が 浮かび上がってきます。 眺めてみる、という入口 実際の戸籍で、 このようなくずし
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山本(やまもと)の名字ルーツ|「かな」で眺めてみたら

もし、私たちの名字が漢字ではなく、仮名で書かれていたら。それも、少し崩した文字だったら、どんなふうに見えるでしょうか。今回は、日本で7番目に多いとされている名字「山本(やまもと)」さんで試してみました。見慣れた名前の、もとの風景「山本」という名字は、山のふもと、山のそばを意味する地形由来の名字といわれています。山のふもとには、水があり、畑があり、人が集まり、暮らしが生まれました。「山本」という名前の中には、そうした生活の風景が、静かに重なっています。「やまもと」を音から分けてみる普段、名字は漢字で目にすることがほとんどです。今回は、意味ではなく、“音”に目を向けてみます。仮名はもともと、漢字をくずした形(字母)から生まれています。「やまもと」を、その字母で眺めてみると——や・也・屋ま・末・万・満も・毛・茂と・止・登これらをもとに、草書風・くずし字風に表してみると、やわらかく連なる「やまもと」の形が浮かび上がります。眺めてみる、という時間実際の戸籍で、このようなくずし字を使うことはありません。それでも、音から文字を眺めてみると、いつも見慣れた名字が、少し違って見えてくることがあります。意味を調べなくても、由来を断定しなくても大丈夫です。ただ眺めるだけで、名前との距離が、少しやわらぐことがあります。小さな「ルーツの旅」家系図や先祖調査というと、「きちんと調べないといけない」と思われがちですが、実は、こんな小さな入り口からでも始められます。・自分の名字の“音”を眺めてみる・昔の文字のかたちに、少しだけ目を留めてみるそれだけでも、「自分のルーツ」にそっと触れる時間になります。もし、「自
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戸籍を見て、「特に何もなかった」と感じたとき

戸籍を一通り見終えたあと、こんな言葉を聞くことがあります。「特に、何もなかったですね。」有名な先祖が出てきたわけでもない。大きな事件や、劇的な出来事が書かれているわけでもない。けれど私は、この言葉を聞くたびに、「それは違います」と言いたくなるのを、ぐっとこらえています。戸籍調査の目的は、実は二つあります戸籍調査の目的は、実は一つではありません。ひとつは、できるだけ古い戸籍まで遡り、明治19年式戸籍から分かる先祖を突き止めること。これが、多くの方がイメージする「先祖調査」です。けれど、もう一つ、とても大切な目的があります。それが、戸籍で追える最古の本籍地を特定することです。本籍地は、「暮らしの痕跡」です本籍地というと、今の住所と違っていても問題ありません。理屈の上では、皇居でも、東京ディズニーランドでも、どこに置いても構わない。実際に本籍地にしている方もいるようです。けれど、江戸時代において、本籍地は、ほぼそのまま住所地として機能していました。自由に引っ越せる時代ではなく、土地と人は、強く結びついていたのです。つまり——戸籍で追える最古の本籍地が分かれば、その土地の状況から、先祖の暮らしを垣間見ることができる。ということです。「特に何もなかった」のではありません。むしろ、ここから調べ尽くせる入口に立ったという状態なのです。戸籍調査は、「本格調査」のスタート地点私は、戸籍調査を「ゴール」だとは考えていません。むしろ、本格的な先祖調査の、基礎の基礎。ここから始まるものだと感じています。土地を調べる。地名の変遷を見る。村の成り立ちを知る。そうして初めて、先祖が生きていた世界が、少しずつ
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渡辺(わたなべ)の名字ルーツ|「かな」で眺めてみたら

もし、私たちの名字が漢字ではなく、仮名で書かれていたら。それも、少し崩した文字だったら、どんなふうに見えるでしょうか。今回は、日本で5番目に多い名字 、渡辺(わたなべ)さんで試してみました。見慣れた名前の、もとの風景「渡辺」という名字なのですが、そのルーツは、なんと「一か所」に特定されているという珍しい名字なんですよ。かつて、この地には「渡辺津」と呼ばれる大きな港がありました。今は地名としては残っていませんが、地下鉄西梅田駅から南へ歩くと、堂島川にかかる「渡辺橋」があります。大阪ですね。さらに、そのすぐそばには京阪中之島線の「渡辺橋駅」も。かつては海とつながる重要な交通の要所だったんですね。 「わたなべ」を音から分けてみる普段、名字は漢字で見ることがほとんどです。今回は、意味ではなく、“音”に注目してみます。仮名はもともと、漢字をくずした形(字母)から生まれています。「わたなべ」を、字母から眺めてみると——わ・和・王た・太・多・堂な・奈・那べ・部・遍(「へ」に濁点)これらをもとに、草書風・くずし字風に表現すると、このような「わたなべ」という形になります。眺めてみる、という時間実際の戸籍では、このようなくずし字で名字を書くことはありません。それでも、音から文字を眺めてみると、いつも見慣れた名字が、少し違って見えてくることがあります。意味を詳しく調べなくても、由来を断定しなくても大丈夫です。ただ、眺めるだけで、自分の名前との距離が少しやわらぐことがあります。小さな「ルーツの旅」家系図や先祖調査というと、「きちんと調べないといけない」と思われがちですが、実は、こんな小さな入り口からで
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戸籍の「見方(読み方)が分からない」と感じたとき

戸籍を見ている方から、こんな声をよく聞きます。「家で、ゆっくり見返したいと思います。」「こんなに昔の戸籍まで追えるんですね。 今まで、見たことがありませんでした。」多くの方は、“読めない”のではなく、どう見ればいいのかが分からないのだと思います。戸籍が難しく感じる本当の理由行政書士として日常的に戸籍を扱っていても、「これは初めての方には、確かに難しいだろうな」と感じる場面があります。それは、・どの戸籍から来て・どの戸籍へ移り・なぜ、ここにこの人の名前があるのかこの“つながり”を読み取る部分です。結婚、転籍、制度改正による編製——戸籍は、ただ並んでいるのではなく、移動の履歴として書かれています。ここが分からないと、「見ているはずなのに、全体がつながらない」という感覚になります。「一人でやらなくていい」と感じる瞬間以前、こんな質問をSNSでいただきました。「市役所の窓口で、 “この方の死亡まで追いますか?”と聞かれて、 どう答えたらいいのか分からなくなりました。」この一言に、戸籍に向き合うときの不安が、よく表れていると思います。先祖調査における戸籍の取得は、「遡る」だけでなく、「追っていく」作業も、時に必要になります。戸籍は、“ただ調べる”以前に、“何のために見るのか”という目的が、とりわけ重要な書類なのかもしれません。表情が変わる瞬間一緒に戸籍を見ていると、お客様の表情が変わる瞬間があります。それは、知らなかった事実に出会ったときです。・養子縁組していたこと・三男だと思っていたら、実は五男だったこと・何度も転籍していたこと・意外な土地がルーツだったこと戸籍は、数字や制度の集まりで
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戸籍を前にして手が止まる理由

戸籍を取り寄せたあと、開いたまま、しばらく眺めて閉じてしまった。そんな話を、これまで何度か聞いたことがあります。「読めなかったから」ではありません。多くの方が口にするのは、「ちゃんと向き合わないといけない気がして、 どう見ればいいのか分からなかった」という言葉です。戸籍が分からないのは、自然なことです正直なところ、戸籍を初めて見て、すぐに全体を理解できる人はほとんどいません。構造も分からない。言葉遣いも難しい。文字も小さくて読みづらい。それなのに、・重要な書類だと分かっている・先祖や家族の名前が並んでいるだからこそ、軽く見てはいけない気がして、手が止まってしまう。戸籍を「怖い」と感じる正体は、分からないまま向き合わされる感覚なのかもしれません。これは、あなたの理解力の問題ではありません。「全部読まないといけない」と思っていませんか戸籍を前にして止まってしまう方の多くが、「最初から最後まで、ちゃんと読まないといけない」と思っています。でも実は、戸籍は順番に読む“本”ではありません。必要な情報を探すための地図のような書類です。どこから見ればいいかが分かれば、見え方はずいぶん変わります。目的があると、見る場所は自然と決まりますたとえば、家系図を作りたい相続手続きに必要親の出生や家族関係を知りたい自分のルーツを確かめたい目的が違えば、最初に見る場所も変わります。戸籍は、「全部を理解しないと意味がない」ものではありません。自分の関心に合わせて、必要なところを見るそれで十分です。一人で向き合わなくても大丈夫です「この見方で合っているのか不安」「自分の戸籍で答え合わせしてみたい」そう感じる方
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【ルーツの旅クイズ】「山田」さんのルーツはどこ?

いつもお読みいただきありがとうございます。今日は、日本で12番目に多い名字――「山田」さんのルーツを探る旅へご案内します!「山田」さんの由来とは?「山田」はその名の通り、山と田んぼから生まれた名字。日本は山地が多いため、昔の人々は山すそを切り拓き田んぼを作り、暮らしてきました。自然と人の営みをそのまま表したようなこの名字には、日本の原風景が目に浮かびますね。さて、ここで...ルーツの旅クイズ!Q. 鎌倉時代の歴史書『吾妻鏡』にも登場する、山田氏のルーツのひとつとされる地域はどこでしょう?A. 宮城県B. 福岡県C. 愛知県 ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ 正解は… C. 愛知県!「山田」という名字は全国にルーツがありますが、中でもよく知られるのが愛知県(旧・尾張)出身の山田一族です。この家系は、平安時代の武将・源満政や源満快の流れをくむ「尾張源氏」の一族とされ、鎌倉時代には幕府に仕えた御家人として活躍しました。幕府の公式記録『吾妻鏡』にも名が残されており、現在でも自らをその子孫とする家が各地に伝わっています。実は、かつて名古屋市の一部には、「山田村」という地名があり、そこに暮らしていた人々が「山田さん」と名乗るようになったとも伝えられています。現在もその名残として、「山田天満宮」や「山田町」といった地名が残り、地域の歴史を今に伝えています。 まとめ「山田」という名字は、山と田の自然に根ざした暮らしから生まれました。源氏ゆかりの家系として、鎌倉時代から活躍した歴史のある名古屋の地や文化にも深く結びついています。もしかしたら、あなたの名字にも、そんな物語が隠れているかもしれません。 “ル
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私のルーツの旅・第8話|「船大工・銀蔵」──初代長蔵の、もうひとつの名前

最初に地元の図書館を訪れたのは、ご先祖調査を始めたばかりの頃のことでした。 地域資料の棚には、黄ばんだ郷土史が山のように積まれていて、とてもじゃないけれど全部に目を通す気力はありません。  どこをどう見ればいいのかもわからず、手がかりもない。 結局その日は大した収穫も得られないまま、静かに図書館を後にしました。でもやっぱり、何かを見落としている気がする。そう思って、私は毎週末のように図書館に通い続けました。そのおかげで、当時の暮らしぶりには少しずつ詳しくなっていきました。けれど――肝心のご先祖の情報には、なかなかたどり着けなかったのです。「やっぱり、もうこれ以上は無理かもしれないな……」そう思いながら、分厚い史料を前にしたとき、心のどこかでそっと調査を諦めかけていました。けれど、あの日。国会デジタルコレクションで「長太郎」や「庄太郎」の名を見つけたことで、私は再び手がかりを探す決意を取り戻しました。曽祖父の名前が見つかったのなら――その上の世代にも、どこかに痕跡が残っているかもしれない。もう一度、情報を整理して調べてみよう。手がかりは、「あの分厚い本」が並ぶ最下段にあった そして、ついに──ようやく、見つけたのです。以前は手が回らなかった棚の、一番下にあった分厚い郷土史の列。司書の方が「漁業に詳しい記述がありますよ」と紹介してくださった本の一冊でした。当初は確認する余裕がありませんでしたが、もしこの本に最初に出会っていたら、調査方針もまったく変わっていたはずです。──それもまた、ご先祖調査の醍醐味。すべての経験に意味があったと思いたい。その郷土史は、地域の公民館で住民たちが
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【ルーツの旅クイズ】「吉田」さんのルーツはどこ?

今回は日本で11番目に多い名字――「吉田」さんに注目します!(※1)「吉」と聞くだけで、なんだか縁起が良さそうですよね。実はこの名字、日本人の“言葉への祈り”が込められています。「吉田」さんの由来「吉田」は“良い田んぼ”を意味します。さらに面白い話があって、昔の日本では「言葉には力がある」と信じられてきました(言霊の文化)。例えば「葦(あし)」という植物は“悪し”と聞こえるため、「吉(よし)」に置き換え、「葦の田」→「吉田」となったそうです。名字ひとつにも、日本人の縁起を大切にする心が表れていますね。ルーツの旅クイズ!Q. 吉田さんが比較的多い都道府県はどこでしょう?A. 山口県B. 富山県C. 奈良県▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ✅ 正解は C. 奈良県!吉田さんは、奈良(3位)、大阪(4位)、京都(5位)、兵庫(8位)と近畿地方に特に多い名字です。歴史の中の「吉田さん」近代日本の歴史を代表する人物に、政治家 吉田茂 がいます。日本国憲法の施行やサンフランシスコ講和条約など、戦後の重要な局面を支えました。外交官出身ならではのユーモアと風格も話題で、「GHQは『Go Home Quickly(早く帰れ)』の略だ!」なんて逸話も残っています。晩年は神奈川県大磯町で静かに過ごし、当時の邸宅や庭園からは、ひとりの人間としての穏やかな時間を感じ取ることができます。まとめ「吉田」という名字は、・古くは“良き田”を意味・言葉への祈り(言霊)から生まれた・近代日本の歴史にも名を刻んだ人物がいるもしかしたら、あなたの名字にも、まだ知らない物語が隠れているかもしれません。 “ルーツのしおり”を片手に、
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私のルーツ旅・第6話|漁師じゃなかった!?それに家紋まで…─迷宮へいざなう“本家の記憶”と一筋の光明

「えっ、うちの家紋って “下り藤” なんですか?」 それはまさに予想外のひと言だった。 ご住職から教えてもらった〇〇家の家紋は「丸に立ち沢瀉(おもだか)」だったはずだ。 私はそれを信じ、家系図にもきちんと反映させた。 ところが──本家のご主人の口から出てきた家紋は、 それとはまったく別の「下り藤」。 戸惑いとともに、胸の奥にぽっかりと 穴が空いたような気がした。 そもそも、私は間違った系統をたどっていたのか? それとも、この“食い違い”こそが、 まだ明かされていないルーツの鍵なのか。 導火線になった一通の手紙 物語は、数週間前に遡る。 菩提寺のご住職から 「本家にあたる方が、近くにいらっしゃいますよ」と 紹介された私は、手紙を書くことにした。 丁寧に綴った文章には、 自分がなぜ先祖を辿ろうとしているのか、 その想いを込めた。 今までの調査概要、家系図と質問事項を添え、 投函した数日後。 一本の留守番電話が、すべてを動かした。 本家)◯◯です。お手紙、拝見しました。 よろしければ、一度お話しませんか? 三代続く家具屋──“本家”という場所の重み 指定された日、 私は緊張しながらその家の玄関をくぐった。 ふわりと漂う木の香り── 本家は、三代続く家具屋だった。 「よくいらっしゃいました」 迎えてくださったのは、 ご主人とその奥様。 緊張していた私の気持ちをほぐすように、 奥様が温かいコーヒーを差し出してくださった。 用意していた手土産を渡すと、 机の上には古びた戸籍の束が 置かれているのが目に入った。 見るからに貴重そうな資料。 しかも、あらかじめ準備してくださっていたという。 自
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【ルーツの旅クイズ】「小林」さんのルーツはどこ?

日本で9番目に多い名字―― 「小林」さん。素朴で親しみやすい名字ですが、その由来を探ると“里山の物語”が隠されています。「小林」さんの由来「小林」はその名の通り「小さな林」から生まれた名字。地形に由来する姓のひとつで、人と自然が共に生きた「里山の象徴」ともいえます。ちなみに…「林」= 人の手が入った整備された土地「森」= 自然のままに茂る場所つまり「小林」とは、自然と人の暮らしが寄り添った“里山”の名残なんですね。さて、ここでルーツの旅クイズ!Q. 小林さんが都道府県別で最も多いのはどこ?A. 兵庫県B. 熊本県C. 長野県ヒントはこちら👇この県には善光寺がることでも有名ですよ。さあ、もうお分かりですよね。▼▼▼▼▼▼✅ 正解は… C. 長野県!小林さんは特に長野県北部に多く、群馬県や山梨県でも上位に入っています。その広がりは、長野を中心に関東全域へとつながっていったと考えられているんです。なかでも知られているのが、 地名にもなっていた 「伊那郡小林村」(現在の飯田市の一部)。 このあたりには、 諏訪氏にゆかりのある一族が住み、 地名をもとに「小林」と 名乗るようになった… という伝承もあるのだとか。そして、長野といえば外せないのが、そう、善光寺です。信仰の中心地として全国から人々が集まり、「小林」という名字とも深く結びついていきました。歴史に残る「小林」さん長野県出身の有名人といえば、江戸時代の俳人 小林一茶。「やせ蛙 まけるな一茶 これにあり」で知られる一茶は、信濃の里山で生まれ育ちました。彼が詠んだ句には、自然と人が共に生きる風景がそのまま映し出されています。おわりに「小
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【ルーツの旅クイズ】「中村」さんのルーツはどこ?

日本で8番目に多い名字「中村」さん。「中村」という名字は、“村の中心”や“元の村(本村)”を意味します。昔、とある“中村”に住んでいた一族が、その地名を名字にしたのが始まりと言われます。全国に「中村」という地名は数え切れないほどあり、各地で由来が生まれたため、今も広く分布しています。では、ルーツの旅クイズ!全国で「中村」さんが最も多い都道府県はどこでしょう?A. 東京都B. 鹿児島県C. 大阪府ヒント:この県には、烏島(からすじま)という大正時代の噴火で飲み込まれた島があります。✅ 正解は…▼ ▼ ▼▼▼▼B. 鹿児島県!鹿児島県は「中村」さんが全国で最も多い県。さらに全国29の都道府県でトップ10にランクインしています。古くは桜島のことを“鹿児島”と呼んでいた時代もあり、地名の歴史もとてもユニークです。大正時代の噴火では、沖合にあった「烏島」が溶岩で覆われ消滅。現在はその場所が陸地となり、展望台も整備されています。もう一度訪れたい鹿児島実は幼少期に一度訪れたことがあります。母方の祖父の実家が鹿児島なのですが、 甘いお餅みたいなのをご馳走になった記憶が今でも残っています。甘いものが苦手だったので、 ひとつしか食べませんでしたが、確か、お皿に山盛りに積まれていた気がします。  「あくまき」というみたいです。鹿児島には、火山と共に歩んできた人々の歴史や、地域ごとの食文化も色濃く残っています。ルーツを辿る旅の行き先としても、まさに魅力たっぷりの土地ですね。
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【ルーツの旅クイズ】「伊藤」さんのルーツはどこ?

日本で6番目に多いとされている名字「伊藤」さん。実は、この名字には平安時代までさかのぼる古い歴史と、ある地名が深く関係しているのをご存知ですか? 「藤」という文字からも分かるように藤原氏の子孫になります。そして「伊」といえば...もう、わかったという方もいるかもしれません。 さて、ここでルーツの旅クイズ! 「伊藤」さんの発祥の地はどこでしょう?A.京都府B.三重県C.広島県(答えはもう少し下に…)💡 ヒント・かつて「宇治山田」と呼ばれた町▼▼▼▼▼▼▼✅ 正解は… B.三重県!「伊藤」の「伊」は伊勢国、つまり現在の三重県を指しています。平安時代、伊勢守(いせのかみ)となった藤原氏の子孫がこの地に根付き、「伊藤」と名乗りました。内宮側の「宇治」と外宮側の「山田」が合わさり「宇治山田町」と呼ばれたエリアが、その舞台です。今も残るルーツの足跡・宇治山田駅(国の登録有形文化財)・伊勢神宮の内宮と外宮を結ぶ門前町・川の流れや町割りが、時代と共に形を変えてきた土地家系タイムラインで見る「あなたの名字」もしあなたが「伊藤」さんなら、あなたの名字の物語は、平安時代の伊勢から始まっているかもしれません。
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