山本(やまもと)の名字ルーツ|「かな」で眺めてみたら
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コラム
もし、私たちの名字が
漢字ではなく、仮名で書かれていたら。
それも、
少し崩した文字だったら、
どんなふうに見えるでしょうか。
今回は、
日本で7番目に多いとされている名字
「山本(やまもと)」さんで試してみました。
見慣れた名前の、もとの風景
「山本」という名字は、
山のふもと、山のそばを意味する
地形由来の名字といわれています。
山のふもとには、
水があり、畑があり、
人が集まり、暮らしが生まれました。
「山本」という名前の中には、
そうした生活の風景が、
静かに重なっています。
「やまもと」を音から分けてみる
普段、
名字は漢字で目にすることがほとんどです。
今回は、
意味ではなく、
“音”に目を向けてみます。
仮名はもともと、
漢字をくずした形(字母)から生まれています。
「やまもと」を、
その字母で眺めてみると——
や
・也
・屋
ま
・末
・万
・満
も
・毛
・茂
と
・止
・登
これらをもとに、
草書風・くずし字風に表してみると、
やわらかく連なる
「やまもと」の形が浮かび上がります。
眺めてみる、という時間
実際の戸籍で、
このようなくずし字を使うことはありません。
それでも、
音から文字を眺めてみると、
いつも見慣れた名字が、
少し違って見えてくることがあります。
意味を調べなくても、
由来を断定しなくても大丈夫です。
ただ眺めるだけで、
名前との距離が、
少しやわらぐことがあります。
小さな「ルーツの旅」
家系図や先祖調査というと、
「きちんと調べないといけない」
と思われがちですが、
実は、
こんな小さな入り口からでも始められます。
・自分の名字の“音”を眺めてみる
・昔の文字のかたちに、少しだけ目を留めてみる
それだけでも、
「自分のルーツ」に
そっと触れる時間になります。
もし、
「自分の戸籍で確かめてみたい」
「一人で進めるのは少し不安」
そう感じたら、
戸籍を一緒に読み解く体験版もご用意しています。
※本記事は、仮名(ひらがな・カタカナ)の字母をもとに、音から文字のかたちを眺めてみる試みです。
※漢字そのもののくずし字(古文書解読)を扱ったものではありません。
※学術的な正確さや特定の表記を示すことを目的としたものではありません。
※使用している書体は、衡山毛筆草書フォントを用いた表現です。
※名字の順位は、『ルーツがわかる名字の事典』(森岡浩 著)を参考にしています。