中村(なかむら)の名字ルーツ|「かな」で眺めてみたら
もし、私たちの名字が漢字ではなく、仮名で書かれていたら。それも、少し崩した文字だったら、どんなふうに見えるでしょうか。今回は、日本で8番目に多いとされている名字「中村(なかむら)」さんをピックアップしてみました。(※)「中村」という名前が表す風景「中村」という名字は、中心となる村、あるいは分村に対する元の村(本村)を意味するといわれています。人が集まり、暮らしの拠点となった場所。とある「中村」という地に住んでいた一族が、その地名を名乗ったとされ、地名由来の名字と考えられています。実際、「中村」という地名は全国で最も多いともいわれるほど、各地に存在しています。それだけ、人の営みの“中心”となる場所が日本各地にあった、ということなのかもしれません。「なかむら」を音から分けてみる今回は、意味ではなく、音に目を向けてみます。仮名はもともと、漢字をくずした形(字母)から生まれました。「なかむら」を、字母で分けてみると——な・奈・那か・加・可・閑む・武・無ら・良・羅これらの漢字をもとに、草書風・くずし字風に表してみると、ゆるやかにつながる「なかむら」という形が浮かび上がってきます。眺めてみる、という時間実際の戸籍で、このようなくずし字が使われることはありません。それでも、音から文字のかたちを眺めてみると、見慣れた名字が、少し違って見えてくることがあります。意味を断定しなくてもいい。由来をはっきりさせなくてもいい。ただ、「眺めてみる」だけで、名前との距離が、少しやわらぐことがあります。小さな「ルーツの旅」家系図や先祖調査というと、「ちゃんと調べないといけない」と思われがちです。けれど実は、こ
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