戸籍で「全部読もうとする人」ほど、疲れてしまう理由
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戸籍を読み始めた方の中には、
とても真面目に、
一つの戸籍を端から端まで
読もうとする方がいます。
一人ひとりの記載を、
丁寧に、漏らさず。
それ自体は、
間違った姿勢ではありません。
けれど、
この読み方を続けていると、
多くの方が途中で疲れてしまいます。
戸籍を「点」で読むと、流れが見えなくなる
一人ひとりの記載を
全部追っていくと、
確かに「点」としての情報は分かります。
誰が生まれ、
誰と結婚し、
誰が亡くなったのか。
ただし、
それを面で見てしまうと、
一人の人生の流れや、
世代のつながりは見えてきません。
戸籍は、
一覧で眺める書類ではなく、
一人を線でたどる書類です。
だからこそ、
一人に絞ってたどり、
家系図に起こしていくことで、
・世代がそろう
・関係性が整理される
・見る量が一気に減る
という変化が起こります。
「見なくていい情報」は、実はたくさんあります
実務の現場で、
よくお伝えすることがあります。
戸籍事項は、
後ろから見るのが基本です。
昔の戸籍は、
横使いの縦書きなので、
どうしても右から読みたくなります。
けれど、
左側を見ていくと、
直近で何が起きたのかが
一番分かりやすく書かれています。
最初から全部を追わなくていい。
まずは「最新の動き」だけを確認する。
それだけで、
見る情報は大きく減ります。
最初は、ここだけ見ればいい
はじめて戸籍を見るときは、
これだけで十分です。
・本籍
・戸主(筆頭者)
たとえば、
母方をたどりたい場合。
婚姻によって
別の戸籍から入ってきているなら、
その欄には必ず、
・以前の本籍
・以前の筆頭者
が記載されています。
そこだけを見れば、
次にたどるべき戸籍は判断できます。
他の家族構成員を、
細かく読む必要はありません。
なぜ「見ない判断」は、一人だと難しいのか
戸籍に慣れていないうちは、
どうしても
「全部知りたい」という気持ちが出てきます。
そうすると、
一字一句を追い始めてしまう。
これは、
意志が弱いからでも、
向いていないからでもありません。
慣れていないだけです。
だからこそ、
最初のうちは
慣れている人と一緒に読む方が、
結果的に早く進みます。
体験版でやっているのは、「赤線を引くこと」
体験版で行っているのは、
難しい解説ではありません。
・見るべきポイントに赤線を引く
・目的に応じて必要な箇所だけを抜き出す
それだけです。
「今日は、ここまででいい」
そう区切れるようになると、
戸籍は急に読みやすくなります。
「見ない判断」ができるようになると
すぐにできるようになるわけではありません。
これは、訓練と慣れが必要です。
けれど、
一度分かると、
・どこを見ればいいか
・どこを飛ばしていいか
が判断できるようになります。
結果として、
作業時間は確実に減ります。
最後に
戸籍は、
全部見ようとしない方が、ちゃんと見えます。
見る量を減らすことは、
手抜きではありません。
必要な情報だけを拾う、
れっきとした技術です。
相続で集めた戸籍が、
家系図や先祖調査に
今すぐ使える状態なのか。
それとも、
まだ判断を保留していいのか。
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