サイエンティストの独り言1(知の探求と構築)
こんにちは。Dr Anonymousです。
本日は,私の独り言を載せます。タイトルは,「知の探究と構築」です。
サイエンティストは,普段,どのような仕事をしているかご存知でしょうか?
大きく分けると二つあります。
1つ目は,知を探求すること。これは,科学者が実験をして新たな法則を解明したり,今までになかったモノを発明するといったイメージです。言い換えると,未知を探求することで知のフロンティアを開拓することです。
2つ目は,知を伝えること。これは,研究成果を論文で発表したり,大学の教授が学生に授業で知を伝授するイメージです。言い換えると,フロンティアを開拓するための,開拓者を育てることです。では,この2つの仕事をするためには,何が必要でしょうか?それは,知識を構築することです。
知識の構築とはなんだろう?と思った方もいらっしゃると思います。
ご安心ください。後でしっかり説明致します。
知識の構築とは,知識をインプットして,自分の脳内で溶かし込んで,自分なりの文脈を作ることです。つまり,インプットした知識を自身の知識の鍋の中に入れて,新しく調理するイメージです。この話をすると,多くの人はこう考えるかもしれません。「知識はググレばいいじゃないか」と。
情報が溢れている現代の世の中では,ネットで検索さえすれば,誰でも博識になれます。それに,分からないことは,ネットで調べればだいたい解決することが可能です。それに対して,私はこのように言います。
「それは,構築された知識ではなく,暗記した事柄」と。
どういうことか説明します。
検索すれば出てくることを暗記することに何の意味があるでしょう
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