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【獣医直伝】いまさら聞けない○○

こんにちは。今回は、今更聞けないインフォームドコンセントとセカンドオピニオンって何?に焦点を当てて話していこうと思います。1.インフォームドコンセントインフォームドコンセントとは、人間の医療でもよく使われる言葉で、インフォームド[説明される]とコンセント[同意する]が合わさった言葉で、直訳すると[十分な情報を得たうえでの合意]になります。獣医療でも大筋は変わりません。ですので、自分のペットの病状がどのような具合で、それに対して説明を受け、どんな治療をしていくか。ということになります。ただし、決定的な違いが一つだけあります。人間の医療では、インフォームドコンセントを受けて同意するのは、ほとんどの場合で患者さん本人になります。ですが、獣医療ではペット本人は言葉を理解できないため、同意するのは飼い主さんになります。ここが大きく違います。僕たちはいろいろな治療法を提示できますが、最終的に決めていただくのは飼い主さんやご家族の皆さんになります。なので、その決断に迷われる飼い主さんもいます。病気は予想しないタイミングでやってくるので、それが当然だと思います。そんな時は獣医師にどうしたらいいか尋ねてください。きっとメリットデメリットを伝えてくれるでしょう。なので、どんなことでも聞けるかかりつけ医を見つけていただきたいです。2.セカンドオピニオンセカンドオピニオンとはセカンド[二番目の]とオピニオン[意見]の意味で、文字通り、ほかの獣医師に治療方針などを聞くことです。僕自身、獣医師が複数いる動物病院で働いていますが、同じ症状のペットであっても、その獣医師によって細かい方針は異なることも多々あり
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【獣医直伝】動物病院の選び方~その2~

前回の記事では動物病院の選び方をお伝えしました。今回は実際に行ってみた病院が自分とペットにあっているかの判断基準についてお伝えします。前回の記事の、価格が良心的・家から近く、は簡単に判断できると思います。ですが、三つ目の腕がいいはなかなか飼い主さんの判断が難しいでしょう。腕がいいとはひとくくりに行っても、技術面だけよくても、飼い主さんへの説明不足などで不信感に繋がります。僕の考える腕がいい獣医師は、技術と知識を持ち合わせつつ、それをうまく飼い主さんに提示できるかだと考えます。具体的に言うと、例えば急性の胃腸炎などの比較的簡単に治る病気であればここの心配はあまり必要ありませんが、高齢のペットさんに腫瘍が見つかったなどの場合は選択肢が一つではありません。ペット本人の身体的負担や飼い主さんの経済的負担などを考慮して治療方針をいくつか提示できるかになります。また治療1つにしてもメリットデメリットはあります。それを相談できるのも重要です。しっかりとコミュニケーションがとれる獣医師がいいと思います。提示はされたけど、選んだ選択肢では嫌な顔をされてしまった、なんてこともあるかもしれません。そんな時に飼い主さんの方針に沿った治療を施してくれる獣医師に出会ってもらえると嬉しいです。今診てもらってる獣医師が少しいまいち…なんてことなどがあったら、ぜひご相談してください。
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【獣医直伝・犬猫編】動物病院の選び方

ご覧いただきありがとうございます。動物病院獣医師として、いい動物病院の選び方を伝授いたします。まず結論からお伝えします。①価格が良心的②家から近く③腕がいいこの3つです。詳しく説明していきます。①価格が良心的大前提として、動物病院は自由診療になります。 ですので、人間のように点数制度はなく、同じ検査や薬でも値段が異なります。そして、多くの動物病院がホームページに具体的な価格を載せていません。例えば、嘔吐の症状一つにしても、内服薬だけなのか血液検査等が必要な大きな病気なのか、一概には言えません。検査・治療等の前に、獣医師や看護師に尋ねてみるのもいいかと思います。②家から近く家から無理なく通える範囲がいいです。歳を取って、通院が必要になった場合、飼い主さんの負担もペットの負担も増えてしまいます。特にネコの腎臓病で点滴通院なんてこともよくあります。さらには、緊急の場合、近いに越したことはありません。③腕がいい安くて近くても腕が悪かったら意味がありません。もちろん技術や設備もそうですが、話しやすい獣医師が大切です。ペット本人は直接症状を喋れるわけではないので、飼い主さんが気づいた変化などが獣医師にとっても重要になります。ですので、高圧的で話しにくい獣医師はおすすめできません。また、なんで検査をするのか、どんな治療をするのかを具体的に聞いてみるのもいいでしょう。ここまでが選び方です。とはいっても、すでにかかりつけの動物病院がある方が大多数だと思います。もちろんそこで満足であれば何も問題はありません。ですが、少し不信感があるなどあったら、変えてみるのもいいかもしれません。その際に、おおよそ
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【獣医直伝】動物病院の使い方

こんにちは。ご覧いただきありがとうございます。都内で獣医師をしておりますライラックと申します。現在、動物病院に勤務しており、獣医師の立場として伝えたいことをブログという形式で書かせていただきます。突然ですがみなさん、動物病院にいつ訪れますか?一番多いのはペットが病気になったら。これが最も多い理由だと思います。次に多いのはワクチンやフィラリアなどの予防。特に春先はフィラリアシーズンですね。そしてそれらのついでなどで爪切りなどのお手入れ。これかと思います。以上に挙げた理由以外で僕がお勧めしたい動物病院の使い方は、ずばり健診 です。検診ではなく、健診です。検診は、何か目的をもって検査をすることです。例えば以前血液検査で高かった項目の再測定などです。健診は、人間でいうドック健診といった、総合的な健康診断になります。特に大きな異常がなくても、動物病院を利用していただきたいです。ここが僕たち人間が病院に行くのと感覚が違うところで、もちろん人間では健康な人が病院に行くケースはめったにありません。ですが、ペットは不調をうまく伝えられず、気づいたらぐったりしていたなんてこともあります。それを最大限予防するために健診で利用していただきたいです。その際に些細なことでも獣医師に相談してみてください。ですが、現実問題として、健診で気軽に行ける動物病院が近くにあるか。という部分が課題になってきます。都会なら動物病院の選択肢が多いですが、田舎ではそうともいきません。また、ちょっと相談しただけなのに、色々検査をされてお金がかかってしまった。なんてこともあります。犬猫はまだしも、ウサギやハムスターなど小動物を診
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ペットにヒーリング

寒い時期には、ペットも寒くて体調不良になる子が多いのです。ペットは温かく過ごしていますか?うちの子は、高齢なので温かい所で過ごしてもらっています。ペットにヒーリングをお願いします。と・・・依頼をくださいます。症状をお聞きして、エネルギーチェックもします。やはり、エネルギーも落ちていますし、自力での回復には時間がかかりそう。そんな時は、病院の治療や投薬にプラスしてヒーリングを送ってあげると、回復が早くなります。持病が長引いたり、風邪がなかなか治らない子などは、治療の補佐としてヒーリングをご依頼ください。気づいた事、視えた事をお伝えしますので、飼い主様はそれを行って下さると、さらに効果が増して体調の回復が早くなります。飼い主様もペットちゃんも、体調を整えてくださいね。
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治療につながるスキンケアを考える

今回は、治療につながるスキンケアを考える、主に犬のスキンケアの概念についてです。【目次】・スキンケアとは?〜皮膚疾患の治療〜〜ヒトのアトピー性皮膚炎〜〜獣医学領域ではどうか?〜〜保湿成分〜〜犬の低刺激保湿性シャンプー、皮膚疾患治療への可能性〜〜感想〜スキンケアとは?「健康で美しい肌を保つために肌の手入れをする事、皮膚についた汗やホコリなどの汚れを落として無用な刺激を減らし(清潔のスキンケア)、角質層の油分と水分を補うことによってこれらの刺激に対する防御のある潤い肌を保つこと(乾燥のスキンケア)」〜皮膚疾患の治療〜・食事療法:除去食、栄養療法・理学療法:動物の場合あまり積極的でない・外科療法・薬物療法:全身療法、外用療法(人の場合、塗布する薬が処方される)      動物の場合、薬物療法が主体的になる。この中に「スキンケア」をどうやって取り入れるかが大事だそうです。少しでも『治療の負担を減らす、予防療法になれるか』がポイント。〜ヒトのアトピー性皮膚炎〜人の皮膚疾患として、アトピー性皮膚炎が例に挙げられました。アトピー性皮膚炎とは、増悪と軽快を繰り返す掻痒のある湿疹を主病変とする疾患で、患者の多くは、「アトピー素因」を持つと定義されている。アトピー体質であるということです。しかし、未だに根本因子の発見には至っていないのが現状です。アトピー性皮膚炎に対して保湿の重要性は今も昔も変わりません。両親がアトピー素因を持つ赤ちゃんに対して、積極的な保湿をすることでアトピーが予防できる可能性が報告されています。『ヒトのアトピー性皮膚炎のガイドラインでは保湿は重要な位置づけ』として認識されていま
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ペットにヒーリングのご依頼が多いです。

ペットの言葉はわからない・・。体調が悪くても治療しても、どんな感じなのかな?と、思っている方が多いと思います。そんな方が、ヒーリングを依頼くださいます。・高齢なのでゆっくり時間を過ごしてもらうために。・食べる量が少なくなったのでお願いします。・ケガをしたので早く治るように。・ずっと持病があるので悪化しないように。・手術をしたので早く回復するように。と・・・多岐に渡るご依頼を頂きます。ヒーリングはエネルギー(波動)なので、眼には見えません。それに、効果もすぐに出ない場合もあります。でも、エネルギーだからこそ、細胞に染みわたりゆっくりと効果が出てくる可能性が非常に高いのです。・翌日または2日後から食べてくれるようになった。・ケガをしたところが痛くないようです。・手術後の回復も早いです。・いつもより多めに食べてくれるようになりました。・凄くよく寝てくれてリラックスしています。など、気がついたらいつもと違って良い状態なのです。ゆっくり浸透するヒーリングは副作用もありません。医療や治療の邪魔になりません。薬の副作用を軽減する場合があります。(必ずではありません。)何かしてあげたい・・と思う気持ちをヒーリングに乗せて送らせて頂いてます。飼い主様の気持ちも私のヒーリングには乗ってきますので、共に気持ちを伝える・・というヒーリングをさせて頂いています。ご自宅、ご実家のペットちゃんが心配な方は、ぜひご依頼ください。
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猫好きなら知っておきたい皮膚病

目次◯「猫は小さな犬ではない」ことを理解しましょう。◯猫の被毛のタイプは、大きく分けて4つです。◯猫がグルーミングすることによる皮膚に対する効果◯猫のスキンケアどうする??◯シャンプーの後に保湿剤は必要か??◯猫で使用NGなスキンケア製剤◯『皮膚糸状菌症=カビ』◯『蚊刺咬症』◯『形質細胞性肢端皮膚炎』◯『顎ニキビ』◯「猫は小さな犬ではない」ことを理解しましょう。犬と猫の皮膚、被毛の違いは、猫の皮膚の厚さは犬と比較して薄く、毛の密度は猫が圧倒的に密であり、太さも細いです。なので、猫の毛がモコモコの理由は、細かく柔らかい毛が密に生えるからなんだそうです。◯猫の被毛のタイプは、大きく分けて4つです。【短毛・長毛・ヘアレス・レックス】ヘアレスの代表的な猫種はスフィンクスです。レックスの代表的な猫種はセルカークレックスやレボンレックスなどがいます。これらの特徴として、毛包の数は正常だが、毛包の形、構造が異常なため独特な毛並みになるということです。◯猫がグルーミングすることによる皮膚に対する効果猫は、全身の91%のをグルーミングすることができて毎日1時間ほどグルーミングしているそうです。【グルーミングする理由】・抜け毛や汚れ、ふけの除去・体温調節・被毛の撥水効果頭から尾に向かってグルーミングをします。ある研究では、グルーミングをすることで真菌感染から身を守る要因となる可能性が示唆されています。もちろんすでに感染している場合には、グルーミングは避けた方が好ましいです。◯猫のスキンケアどうする??そもそも猫にシャンプーが必要なのか?スキンケアについてはよくわかっていないことが多いそうです。特に
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犬・猫の循環器薬について

獣医さんの循環器薬について、よく使用するものをまとめてみました。羅列しただけなのでわかりにくいですが、リマインド用に使えたら嬉しいです。シーンによっての使い分けが難しいですね。レアな薬も一応載せてます。~ループ利尿薬~1、フロセミド(@ラシックス@フロセミド) ・10mg錠と20mg錠がある。 ・犬・猫:0.25~2mg/kg/BID 経口・静注・皮下  適応:心不全、肺水腫、浮腫に用いられる。 副作用:腎障害、低Na、低K、低Cl血症。2、トラセミド(@ルプラック) ・4㎎錠がある。 ・作用時間は長い(犬では半減期8時間)。作用は強力とされている。 ・猫では作用時間が12時間ほど。 ・犬・猫:0.1~0.2mg/kg/SID~カリウム保持性利尿薬~3,スピノロラクトン(@スピロノラクトン@アルダクトン) ・25mg錠がある。 ・犬:1~2mg/kg/BID ・猫:2~4mg/kg/SID ・適応:フロセミドやACE阻害薬で効果が不十分な、うっ血性心不全などで使用される~サイアザイド系利尿薬~4、ヒドロクロロチアジド(@ヒドロクロロチアジド) ・犬・猫:1~4mg/kg/BID ・適応:高血圧、腎性尿崩症、犬でのシュウ酸カルシウム結石の予防に使用される。 ・副作用:低K血症に注意。~ACE阻害薬~5、ACEI(フォルテコール) ・2.5mg錠と5.0mg錠がある。 ・肝臓で代謝され活性を持つ。犬では、腎臓と肝臓から半量ずつ排泄される。 猫では主に 肝臓排泄。タンパク尿の減少に効果的。 ・0.25㎎/kg/SID~BID ・適応:心不全、慢性腎臓病、蛋白尿や高血圧の管理。 ・副作
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カンボジアから愛犬を海外に連れ出す(カンボジア輸出許可書)

本業が超多忙で随分と長い間が空いてしまいました。今回はカンボジアから愛犬を海外に連れ出す際に必要な輸出許可書を取得しましたので、ご紹介したいと思います。 日本にご帰国時や第三国への転勤時にご参考になれば幸いです。 1.行先の国の法律に基づき、輸入許可証を取得(我が家はフィリピン行きでしたので、フィリピン国の法律に基づき取得)。 2.輸出許可証を取得後、我が家はVSL Veterinary Clinicにて輸出許可手続きを依頼しました。日本語はNGですが、プノンペンで一番経験の多い獣医さんの様で手慣れていらっしゃいます。金額はUSD60.00/件。通常所要日数は1週間程度らしいのですが、出発日の2週間前の発行は出来ない様です。 VSL Veterinary Clinic - Google マップ 3.必要書類は下記の通り。 (1)ワクチン接種証明書 (2)健康証明書 (3)害虫駆除証明書 (4)ペットパスポート 下記の通り、証明書無事取得し、Flightを待つのみです。皆さんも成功される事を祈念致します。 ※アマゾン・キンドル出版で「フィリピン人妻は宇宙人」と「それでも貴方はフィリピーナを愛せますか」を販売中です。ご興味ある方は是非ご一読下さい。 フィリピン人妻は宇宙人 | シグロ | アダルト | Kindleストア | Amazon  
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ポスターのデザイン実績のご紹介【No.8】

わんちゃんの口腔ケアを専門に行うペットサロン様のサービス・業務内容を知らせるポスターを作成いたしました。口腔ケアの大事さを伝えるのとわんちゃんの可愛さを感じさせるデザインにいたしました。もしポスターやチラシ作成に悩まれていたら、一度気軽にご相談くださいませ。旅行会社、ダンススクール、ペット、トリミング、サッカー、不動産、飲食、美容、学習、小売、幅広いジャンルのチラシを作成することが可能です。ご興味がある方は、私のプロフィールページをご確認の上、お問い合わせをお願いします。https://coconala.com/users/2320460皆様により良い販促ツールをお届けできるように尽力いたします。
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薬について④ 「薬の副作用が心配です。」

千葉市で働く臨床経験17年目の獣医師です。 質問その④ 「薬の副作用が心配です。」 という質問についてお答えしたいと思います。 その回答としては「気を付けて服用していけば問題ありません」とお伝えしたいと思います。その理由としては 副作用は以前お話しした薬の適切な用量を守っていただければ、多くの副作用を出ることを防ぐことが出来るからです。 薬の用量についてのお話はこちらです。参考にしてください。↓ ただこれだけではもちろん心配な飼い主様も多いと思いますので以下に副作用の補足説明をしたいと思います。副作用とは言葉の本来の意味で言うと 主である作用ではない作用 ということになります。 が、飼い主様の心配されている副作用とは 愛犬愛猫への害になる作用 の意味として使われていることが多いと思います。 動物病院でも良く処方される薬として抗生剤を例に挙げると、 主作用:愛犬愛猫の体内に感染をした細菌を殺したり、増殖を抑える作用副作用:主に吐き気や下痢などのお腹の症状(他の副作用としては肝臓や腎臓に負担をかける場合もあります。)になります。 また愛犬愛猫への害になる副作用が出る薬の代表としては抗がん剤が挙げられます。抗がん剤はがん細胞を破壊する薬です。その際、正常な細胞も一緒に破壊されます。そのためどうしても有害な副作用が出てしまうことがあります。 しかし各抗がん剤の起こりうる副作用はほとんど決まっていますので、事前に副作用を緩和させる薬などを一緒に使用することで副作用を軽減することが出来ます。 そのため現在愛犬愛猫が抗がん治療を受けている飼い主様は、家でのペットの様子をしっかり観察してもら
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薬について③ 「薬は飲ませ続けないと駄目でしょうか?」

千葉市で働く臨床経験17年目の獣医師です。それでは今回は薬についてのよく聞かれる質問その③として 「薬は飲ませ続けないと駄目でしょうか?」 という質問についてお答えしたいと思います。 この質問は薬の種類によって回答は異なってしまいますが、 まずは獣医さんがそれぞれの病気に対して処方した薬は特別な指示がない限り、飲み切ってもらった方が良いです。 それは獣医さんがその病気を治すために必要な日数のお薬を処方しているからです。 そのうえで、その薬をまた再処方してもらい飲ませ続けるものか、処方された薬を飲み切ってそのまま飲ませなくてよくなるのかは、病気の種類によっても異なります。 その違いはざっくりした表現でお伝えすると、 完治する病気か完治しない病気(治すことのできない病気)か の違いです。 完治する病気の例とすれば、骨折などの外傷が典型的な例になります。 骨折が治るまでの間は必要に応じて抗生剤や痛み止めの薬が必要になりますが、骨が治ってしまえばそれらの薬は必要なくなります。 完治しない病気の例としては、主に慢性的な病気があります。 具体的には、シニアになってから出てくる心臓病、腎臓病、肝臓病などが挙げられます。 このような慢性的な病気でかつ、手術などで完治させることが難しい病気は、薬を飲み続けることでその病気が悪化するスピードをゆっくりにしていきます。 そしてその薬を飲むことでその病気とうまく付き合っていくようになります。 その病気とうまく付き合っていく とは言いましたが、 言い方を変えるとその病気は治すことのできない病気のため、薬を飲んでいても少しずつ悪化はしていきます。 そして悪
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薬について② 「薬を2錠飲まなければいけないものを1錠で飲んでいました。大丈夫でしょうか? 」

千葉市で働く臨床経験17年目の獣医師です。 それでは今回は薬についてよく聞かれる質問その②として 「薬を2錠飲まなければいけないものを1錠で飲んでいました。大丈夫でしょうか?」という質問についてお答えしたいと思います。 前回の回答の続きのようになってしまいますが、 全ての薬にはそれぞれその薬の最適な血中濃度があります。 そして薬はその最適な血中濃度に達することで、初めてその薬の望まれる効果が発揮できます。 そして薬にはそれぞれその子に飲ませる用量が決められています。 薬の用量とは一日、もしくは一回当たりの薬の投与量のことです。 動物たちに飲ませる薬の用量は、そのほとんどがその子の体重当たりの量を計算して決めています。 そのため一般的にはその子の体重が重いほど飲む薬の量も増えていきます。 ここまできてようやく今回の質問の回答になります。 薬を2錠飲まなければいけないものを1錠で飲んでいました。大丈夫でしょうか? の質問に対する回答ですが、獣医さんが1回2錠で飲みなさいと処方した薬は、その子の体重当たりで計算すると2錠を飲むことで最適な血中濃度に達することが出来、その薬の望まれる効果が発揮できます。 この質問された飼い主様のペットが、1錠だけしか飲めていないということであれば、その薬は最適な血中濃度に達することが出来ず、その薬の効果を十分に発揮することが出来ていないことになります。だれでもうっかりミスはありますので、飲ませ方を間違えてしまったのはしかたないことです。ただ『大丈夫でしょうか?』という問いに対しては、厳しい言い方かもしれませんが、大丈夫ではありません。薬の種類にもよりま
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薬について① 「薬は1日1回や2回などどうして違うの?」

千葉市で働く臨床経験17年目の獣医師です。 それでは今回は薬についてのよく聞かれる質問として 「薬は1日1回や2回などどうして違うの?」 という質問についてお答えしたいと思います。 薬はその種類や使用方法によって異なりますが、薬がしっかり効いてくれるためにはその薬の血中濃度がしっかり保てているかが重要になります。 血中濃度とは血液中のその薬の濃度のことです。 全ての薬にはそれぞれその薬の最適な血中濃度があります。薬はその最適な血中濃度に達することで、初めてその薬の望まれる効果が発揮できます。 薬は基本的には血中濃度が高ければ高いほど作用が強くなり、低くなれば効果が弱くなります。 また薬にはそれぞれ半減期というものがあります。 半減期とはその薬が体の中で代謝や排泄されることによって半分量になるまでの時間 のことです。 その薬によって半減期は異なります。 ここまできてようやく冒頭の質問の答えになりますが、 薬が1日1回や2回と服用の方法が異なるのは、1日1回の薬は基本的にその薬の半減期が長いため、その薬が適切な効果を出すことができる血中濃度を1日1回で保つことが出来ます。 1日2回の薬は半減期が短く1日2回飲まないと適切な血中濃度が保てず薬の効果がうまく発揮できなくなります。そのため1日2回服用と決められているのです。 質問の答えとしては以上になります。 なるべくかみ砕いてお答えしたつもりですが、わかりづらいなどあればもっと私も表現力を身に着けていきたいと思いますのでご意見いただけたらありがたいです。 薬の話はどうしても堅苦しく難しいですよね。 ただ薬は私たち獣医師にとっても、愛犬
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さっそくですが訂正です。そして臨床経験についての余談です。

千葉市で働く臨床経験17年目の獣医師です。 あれ? と思われた方、私のブログをよく見ていただきありがとうございます。 前回まで私は「千葉市で働く臨床経験18年目の獣医師です。」と名乗っていました。 今回4月を迎えたので臨床経験がまた一年増えたと思い、自分の大学を卒業した年から改めて数えたところ、今までが16年目で4月からは17年目となることが分かりました! 初期段階での私の単純な数え間違えでした。 ブログを始めたばかりなのに初めから訂正することになりました。申し訳ありません。これから1年間は「千葉市で働く臨床経験17年目の獣医師」と名乗らせていただきます。 改めてよろしくお願いいたします。 ちなみに今回の訂正のついでに何ですが、せっかくなので獣医師の臨床経験についてお話をさせてください。 いままで私は複数の病院で勤務し、多くの先生を見てきました。そして先輩の先生からの多くのことを教えて頂きました。これまで私が学んだことから総合した獣医師の臨床経験のレベル感覚についてお伝えします。 獣医さんは大学を卒業し、はじめに勤務する動物病院によっても大きく異なってきますが、 働き始めの臨床経験1,2年目はほぼ役に立ちません。日々勉強し、自分の糧になるように吸収する時期になります。飼い主様におきましてはくれぐれも皆様温かい目で見守っていただければ幸いです。 3年目くらいで一通り動物たちの病気を経験し、先輩獣医師に頼ることなくようやく一人である程度の自信をもって診察できるようになります。 4,5年くらいでおおよそ診察の8割くらいの病気の診断や治療ができるようになるのでこれくらいからは一人前と言
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動物病院で私が実際に飼い主様から質問されたことについてお話ししていきます!

初めまして千葉市で働く臨床経験18年目の獣医師です。 私の働いている動物病院では日々たくさんの患者様がいらっしゃいます。 その中で飼い主様から質問されることも毎日のようにあります。 そのためこのブログではこれから、いままで私が実際に飼い主様から質問されたことについてお話ししていきたいと思っています。またその質問内容に関連したことで私が飼い主様に知っていただきたいことなども一緒にお伝えできたらと思います。 このブログでは教科書的なかしこまった回答よりも、経験則も踏まえたなるべくかみ砕いた表現でお伝えできるように心掛けていきます。よろしくお願いいたします。 ただ毎日現場で働いておりますのであくまで不定期での配信になることはご了承ください。 それでは早速ですが、お話を始めたいと思います。 まずはじめにお話ししようと思うのが『薬』についてです。 薬に関する質問は私たち獣医師は毎日のように受けています。 自分の愛犬、愛猫に飲ませる薬なので心配されたり、詳しく知りたいと思うのは当然のことです。ただ現在処方されている薬が自分の子の体に合っているかどうかなどは、その子を実際に診察しないと分かりません。 そのため個々のペットの薬に関しての質問はあくまでもアドバイスの範囲にはなってしまいますが、サービス購入をしていただけましたら私の知識と経験を総動員してお答えさせていただきます。 それでは次回よりこのブログでは、薬に関して飼い主様によく聞かれることも多いところをこれから何回かに分けてお伝えしていきたいと思います。 よろしくお願いいたします。 次回に続く。
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動物病院の診療費、なぜ高い?

ペットを動物病院に連れて行ってかかる費用って基本的に高く感じませんか?また他の動物病院と価格が全く違う!ということもあると思います。今回は動物病院における診療費をテーマにお話していきます!動物病院の診療費が高いワケ① 自由診療のため動物病院における診療は、自由診療といって基本的な値段設定が存在しません。それぞれの動物病院が検査や治療にかかる費用を独自に決定しているのです。そして、人でいう自由診療は美容整形や人間ドックなどが該当しますが、保険適応外であり原則的に全額負担ですよね?動物医療は全ての診療が基本的にこの自由診療であるため、かかった費用は飼い主さんの全額負担となります。そのため、通常3割負担である人の医療に比べて全額負担の獣医療が高く感じるのです。もちろん、各社ペット保険に加入している飼い主さんも多く、症状があったり病気やケガなどは保険適応となりますが、ペット保険の契約内容により自己負担額は変わります。動物病院の診療費が高いワケ② 動物用医薬品が高価診療費が高くなる理由として、動物用医薬品の価格も関係しています。当然すべてのお薬が動物用というわけではなく、人用のお薬をペットに処方するケースも少なくありません。しかし、人用の医薬品で代わりがきかない動物用医薬品は一般的に高価なものが多い傾向にあります。動物用医薬品も開発段階で多額の費用をかけており、ペットへの処方のみで研究開発費を回収しようとすると自ずと高価になってしまうのです。これは治療薬に限らず、検査キットや予防薬なども同様です。とくに「犬専用」「猫専用」というように動物種が限定される薬品はより高価な傾向にあります。また
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アニマルコミュニケーションでできること

おはようございます^ ^今回は、アニマルコミュニケーションで何ができるの?ということをお話したいと思います。おうちの動物さんに伝えて欲しいこと、おうちの動物さんに聞いて欲しいことをお聞きしたり、虹の橋を渡った動物さんに、伝えたいこと、聞きたいことなどをお伝えしたり、保護者様と動物さんの架け橋となるのがアニマルコミュニケーターだと思っています。ただ…お伝えをしたから、1発で問題行動(おうちでされて困ること)が解決するとは限らないのです。たまに、本当に1発で解決した!!!という嬉しい声もいただきますが動物さんの気持ちをお聞きして、保護者様が「どうしてそれをされると困る」のか聞いていただき、そこで初めて問題解決のスタートラインに立たれると思います。問題行動とされる行動が解決できるように、私も応援しております。そして!!!新しい家族(人、動物さん)が増えた。誰かがお亡くなりになったので伝えて欲しいというご依頼もいただきます。普段、5匹の猫達と暮らしていると、みんなでいろんな主張もして来ます。ほぼ、毎日動物さんとお話をしている状況なので、アニマルコミュニケーションは私にとって「日常」です。そんなアニマルコミュニケーションでも、万能ではないのです。医療行為と呼ばれるもの、病気の診断などは申し訳ありませんが管轄外でございます。獣医師にご相談してください。病院に行きたくなくて、わざと伝えて来ない子もいるしごく稀なのですが^^;獣医師の先生が大好きで、会いたいがために「お腹痛い」と伝えて来たり…なんて子も…皆様のお役に立てるよう努力していきますので、よろしくお願いします。
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私の仕事 獣医師

獣医師としてときどき考えることがある。自分の仕事がなんであるか?目の前にいる動物を治療することが大事なのは当然だろう。その先は、、やはり一緒に暮らす家族が幸せでなければどんなに効果があると言われている治療でも良いことなのだろうか?あらゆる可能性を考えて双方に負担や良好な関係を築く治療を目指していく必要があると思う。そのためにも最新の知識のアップデートは必要だろうし、家族との会話も必要だ。いずれにしても答えのない仕事かもしれない。
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動物病院にて

愛猫が風邪をひいてしまいました😢自分の体調が悪くなるよりも辛い。私にとっては唯一の家族なので、タクシーで動物病院へ連れて行きました。動物は言葉を話すことが出来ないから一番近くにいる人間が気が付かないといけないですね。痛くても、痛いと言えない。なんだか今日は心が沈みます。風邪をひかせてしまったことが申し訳なくて。精一杯のことをしてあげたい。動物病院の医療費は高額になってしまったので楽しみにしていた観劇は諦めよう。愛猫が第一。
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獣医から見た鳥の病院の選び方

今回は鳥の病院の選び方について記載します。動物病院はたくさんありますね。しかし世の中の全ての獣医が鳥類を診察できるわけではありません。ほとんどの動物病院は犬や猫がメインのはずです。鳥を診れますか?と事前に聞いたら電話口で断られてしまった、なんて話は珍しいことではありません。鳥飼いさんはかかりつけの病院を探すのに一苦労ですよね。また、診察してくれる動物病院を見つけても、「ここでいいのかな?」という不安が湧き上がってくることもあります。不安を抱いても何を基準に「ここで大丈夫」と納得できるかわかりませんよね。そこで今回は病院選びのコツを獣医目線からご紹介します。迷った時の参考にしてくださいね。
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