こんにちはnanairaです☺
犬を飼っている人ならば毎年行なっている狂犬病や混合ワクチンの接種。
いつも動物病院の案内通りになんとなく済ませている、なんて方も多いのではないでしょうか?
実際 動物病院で受付にいらっしゃる飼い主さんにも
「お知らせが来たから連れてきましたが、うちの子は何を打つんですか?」
「仔犬の時だけだと思ってたから、何年もワクチンを打っていなかった」
なんて方をよく見かけるくらいです。
知っているようで実はよく知らないワクチンについて、また老犬への必要性についても詳しくご紹介していきたいと思います。
今回は狂犬病予防注射についてです。
狂犬病予防注射は法律で接種が定められている
毎年春になるとお知らせが届くのが狂犬病予防注射です。
ご自宅にハガキが届いたり、公園などで集団接種している様子を見かけたことがある方も多いのではないでしょうか。
日本国内で犬を飼っている人には
*住んでる市区町村に犬を登録する
*年に一度狂犬病予防注射を接種する
*鑑札と注射済票を犬に装着する
ことが法律で義務付けられており、違反すると罰金が科せられます。
つまり、毎年の狂犬病予防接種は日本国内に住む全年齢の犬が接種しなければいけないものなのです。
日本でも狂犬病に感染するの?
ご存知の通り日本国内狂犬病は撲滅されており約60年以上感染の方鉱区はありません。
だったら予防する必要はないのではないか?と思われる方もいるかと思いますが、海外では国によっては現在でも感染が多発しており、いつ国内に入ってくるかはわかりません。
感染すると犬猫のみならず人もほぼ100%の致死率となる危険な病気のため、撲滅された現在でも年に1度の予防が必要とされているのです。
狂犬病予防注射によるアレルギーが心配
予防注射と聞くと副作用やアレルギー反応を心配される方も多いかと思いますが、狂犬病予防注射は犬の数あるワクチンの中でも最も副作用が少ないといわれています。
とはいえ、人間でも体調が悪い時に予防接種を受けるのが望ましくないように、健康状態が良好でない時、過度な疲労やストレスがある時、病気療養中の時、発情中などに接種すると体調を崩してしまう可能性もあるため、必ず健康状態を確認の上、不安なことがある時は獣医師に相談してから接種するよう心がけましょう。
狂犬病予防注射は老犬にも必要?
狂犬病予防注射は前述のとおり法律で接種が定められている予防注射のため、基本的に老犬でも年に1度の接種が必要になります。
ただし、以下のようなケースでは接種の猶予が認められて猶予証明書を発行してもらえることもあります。
*過去に狂犬病予防注射でアレルギー症状が出た
*免疫疾患を患っていたり、免疫抑制剤を服用している
*重い病気で治療中である(がんなど)
*かなりの老齢(寝たきりなど)で体力や免疫力が低下している
愛犬が猶予条件に当てはまるか気になる場合は、かかりつけの獣医師に相談してみましょう!
狂犬病予防注射は愛犬だけでなく、飼い主さんやまわりの動物たち、場合によっては国民を狂犬病から守る大切な予防注射です。
みんなが安心して過ごしていけるよう、この機会に予防注射の必要性について考えてみてくださいね♪
「予防注射を打ちたいけど痛みがないか心配…」
「うちの子はこんな状態だけど先生に猶予について聞いても大丈夫かな?」
動物病院ではなかなか直接聞けないお悩みでもお気軽にご相談ください!
最後までお読みいただきありがとうございました!
nanaira