【獣医直伝】いまさら聞けない○○

記事
コラム
こんにちは。

今回は、今更聞けないインフォームドコンセントセカンドオピニオンって何?に焦点を当てて話していこうと思います。

1.インフォームドコンセント

インフォームドコンセントとは、人間の医療でもよく使われる言葉で、インフォームド[説明される]とコンセント[同意する]が合わさった言葉で、直訳すると[十分な情報を得たうえでの合意]になります。
獣医療でも大筋は変わりません。ですので、自分のペットの病状がどのような具合で、それに対して説明を受け、どんな治療をしていくか。ということになります。
ただし、決定的な違いが一つだけあります。
人間の医療では、インフォームドコンセントを受けて同意するのは、ほとんどの場合で患者さん本人になります。
ですが、獣医療ではペット本人は言葉を理解できないため、同意するのは飼い主さんになります。ここが大きく違います。
僕たちはいろいろな治療法を提示できますが、最終的に決めていただくのは飼い主さんやご家族の皆さんになります。
なので、その決断に迷われる飼い主さんもいます。病気は予想しないタイミングでやってくるので、それが当然だと思います。
そんな時は獣医師にどうしたらいいか尋ねてください。きっとメリットデメリットを伝えてくれるでしょう。なので、どんなことでも聞けるかかりつけ医を見つけていただきたいです。


2.セカンドオピニオン

セカンドオピニオンとはセカンド[二番目の]とオピニオン[意見]の意味で、文字通り、ほかの獣医師に治療方針などを聞くことです。
僕自身、獣医師が複数いる動物病院で働いていますが、同じ症状のペットであっても、その獣医師によって細かい方針は異なることも多々あります。(もちろん基本的な治療法はあまりかわりませんが。)
僕たち獣医師もそれぞれの考え方があるので、それが獣医学的根拠に基づいているのはともかく、それ以上にその飼い主さんに合った考え方かというところも重要です。なので、上記のインフォームドコンセントを大切にしていただきいのと、もしそれに納得できなければ他の獣医師の意見を聞いてみるのはとても大切だと僕は考えます。

すぐ近くに評判のいい動物病院があればそれでいいかと思います。もし田舎でなかなかなかったり、診てもらえる動物種でなかったり、などありましたらご相談ください。



サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す