こんにちは、辞め獣医たなかです。
※この記事はnoteの転記です。作者は一緒。
はじめに
正直、ペットフードってよくわからんですよね。
高いフードは「体によさそう」だけど家計が爆死する(経済的じゃない…)
安いフードは「材料とか本当に大丈夫?」と不安になる
SNSで「無添加が正義!」「いや、グレインフリーは逆に危険!」みたいな過激な意見が飛び交う
結局どれ買えばいいんだよ…ってなる
これ、飼い主あるあるすぎませんか?
私もかつて獣医師として働いていた頃、飼い主さんに毎日のように聞かれました。食べるものは人を、生き物の体を作ります。心配な気持ち、とってもよくわかります。
しかしね、わからん。
ペットの健康状況・飼い主とペットのライフスタイル・飼い主の経済的事情・嗜好性…フードの選択って考えることがめちゃくちゃ多いんです。
そもそも獣医師って栄養学の勉強がメイン業務なわけじゃないし。
これはいいわけですが(笑)
健康と食事は密接にかかわっていますから食事指導も健康管理の一環です。小動物臨床獣医師はペットフードの勉強は必ずすべきだと思います。
でも獣医師は健康・病気の予防・治療という観点からペットフードをつい見てしまいがちなんです。バックグラウンドには考えなきゃいけない要素がたくさんあるのに。
だから結局、ペットフードの最終決定権を持っているのは飼い主さんです。
ここから先は辞め獣医の私がえらそ~言ってると思って、話し半分で聞いてください(笑)
私いま「猫会の無職ワーキングプア(ワーキングは控えめ)」だし、高すぎるフードなんて手が出ません。もちろん高いものがいいことはわかっています。材料も嗜好性もダンチ。
ただ「うちの猫に何を買うか?」と「知り合いに聞かれたときこう答えるよ」という実体験ベースの指針は持ってます。
ここでは銘柄のおすすめはしません。
「最低限これを押さえれば迷子にならないよ」っていうラインをお伝えします。
犬猫フード選び、辞め獣医的ざっくり基準
① まずは1000円/kg前後の総合栄養食
ペットフードの選択で一番大事なのは まず「総合栄養食」って書いてあるかどうか。総合栄養食以外は基本おやつです。
安すぎるフードは「とりあえずカロリー入れました」って感じになりがち。原材料も不安だし、安いものほど着色料も添加物もモリモリです。
かといって高級フードは「良さそう!」だけど続けられなきゃ意味なし。
なので、1kg=1000円くらいのフードがバランスのいい落としどころかなとおもいます。
② 体質や性格に合わせて
犬猫って思った以上に個性強い。
お腹が弱い子 → 消化ケア
魚やささみLOVE → 主原料や味をチェック
尿路結石になりやすい子 → 尿ケア系
太りやすい子 → 体重管理ライト
「ラベルに書いてある配慮ポイント」=選びやすいヒントです。
③ 病気の子は療法食一択(ケチるな)
療法食は高い。でも…これはもう「薬」だと思ってください。
「え、普通のフードでいいんじゃ?」ってのはかなり危ないです。
はじめ時もやめ時も必ず獣医師と相談してください。
(辞め獣医の私が言うのもアレですが、これはガチで大事)
④ おやつとのバランス
おやつはあげすぎ注意。
でも「好きなおやつリスト」を知っておくのは超重要。
なぜか?
大好きなおやつすら食べない=体調異常サインだから。
⑤ 結局は嗜好性
どんなに高級フードでも、犬猫が食べなきゃ意味ない。
「高いの買ったのに食べてくれない!」は飼い主あるある。
最終的には「その子が喜んで食べるか」が一番大事です。
(安いご飯ほどよく食べるの、何なんでしょうね…。)
高いフードより大事なこと(辞め獣医的に)
ぶっちゃけ、フードの質より 飼い主の習慣のほうがよっぽど健康に効くと思います。
・毎日ごはんをちゃんとあげる
・置き餌より、こまめに与えて量を管理
→何をどれくらい食べているかわからないことは、正直不安です
・器と水皿は常に清潔に(ウェットは30分以内に片付けましょう!)
・年齢やライフステージに合わせたフードを選ぶ
つまり「毎日のルーティン」の方が大事。
高いご飯を上げられる方はそれもとっても良いことだとは思いますが、まずはお金をかける前に、上記から取り組んでいきましょう。
まとめ:辞め獣医のゆるいフード選び基準
・総合栄養食かどうか
・だいたい1000円/kg前後
・体質・病気・嗜好性を考慮
・飼い主の与え方次第で健康は変わる
これくらい押さえておけば、フード選択肢を少しくらいは絞れます(笑)
ただし――
繰り返しますが 辞め獣医の意見なんて話し半分で聞いてください(笑)。
結局一番頼りになるのは、今診てもらってる主治医です。健康リスクや栄養素については獣医師の先生に相談しましょう(笑)
そして、愛するワンちゃん猫ちゃんに「このご飯すき?続けてもいい?」って聞いてください。
あなたの愛するワンちゃん・ネコちゃんにぴったりのごはんを探すのはあなた自身です。
いろいろ試して、いいもの探してみてくださいね♪