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プロが教える!総合型選抜の面接試験の対策方法!たった一つの大切なこと

「大学入試で面接試験が課されるが、具体的に何を対策すればいいかわからない・・」「極度の緊張しいなので面接が大の苦手・・どうすればいいの?」大学入試の面接試験の対策をお考えですね。大学入試の面接試験は、総合型選抜(AO入試)・指定校推薦・スポーツ推薦・一部の一般入試で課されます。本記事で紹介する面接対策法は、そのどれにも共通する内容です。はじめまして!私は、某総合型選抜専門塾で5年間カリキュラムを作成したり、講師の育成を行ったり、500人以上の生徒を合格へ導いたりしていた者です。現在は個人事業主としてオンライン塾を運営しながら、総合型選抜の指導や小論文、現代文の対策指導を行っています。自身も総合型選抜(旧AO入試)で合格を経験しており、まだまだ黎明期のころからこの試験との格闘を続けて、結果を出し続けてきました。そのため、これから私がご紹介する面接対策法は、5年間の私のキャリアがつまった情報です。この情報は、有料で公開したほうがいいとも考えました。しかし、世の中一般に定着している面接対策があまりにも頼りなく、なんなら逆効果になりかねないようなノウハウまでが共有されてしまう始末です。実際に私の授業を受ける多くの生徒さんは、この誤解のせいでかなり困らされていました。より多くの方に合格に貢献したいので、私はあえてこの記事を無料で公開します(2022年10月現在)。私の気が変わらないうちにご購読ください!1.まちがった面接対策の誤解とは一般的な面接対策と言えば、どんなことを思い浮かべますか?もしかしたら、ノートの右側に質問リストを用意して、左側にその答えをバーっと列挙し、それをフラッシュカ
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第17回キャリアコンサルタント試験サポート

こんにちは。本日は 第17回 国家資格キャリアコンサルタント実技(論述)試験 最終日  です受験される皆さま今までがんばってこられたご自分のベストを尽くしてがんばってください☆彡応援しています(^^)/国家資格キャリアコンサルタント試験とは、■学科試験は出題範囲が広い■論述試験(実技試験)は50分という時間の中で相談者の状況や支援について解答用紙の枠内で記入しますそして、約1~2週間後に面接試験(実技試験)も行われます実際の面談も評価される試験です日頃の仕事が終わってからの受験勉強は、一人で行っていると心が折れそうになります(+o+)私自身も受験に向けて講師の方々や、合格された先輩方に応援して頂き今、キャリアコンサルタントとして活動できています(^^)第17回 キャリアコンサルタント試験受験に向けて、私は5名の受験生の方々のサポートを行う機会を頂きました一生懸命サポートをさせて頂きました。ご相談いただき、本当にありがとうございます♪私自身も受験に臨む気持ちで本日の最終日を過ごします😊次回、10月・11月に開催される第18回キャリアコンサルタント試験の受験を検討されている皆様、そして、面接試験にむけての練習は定期的に行われることをお勧めいたします。まずは、メッセージにてお気軽にご相談ください🙌最後までブログをお読み頂き、ありがとうございます♪
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国家資格キャリコン面接試験ポイント・その23】面接ロールプレイにおける問題の捉え方

こんにちは、キャリアコンサルタントの高橋と申します。このブログでは国家資格キャリアコンサルタント試験のポイントについて語っていきたいと思います。 前回は面接ロールプレイで最も重要となる傾聴の習得方法について書きました。 今回は面接試験において最大の難関になるであろう問題の捉え方についてお話しします。 そもそも、国家資格キャリアコンサルタントや2級キャリアコンサルティング技能士において問題は二重構造になっています。 それは、相談者視点の問題とキャリコン視点の問題です。 この辺の話は過去のブログに書いていますので、よろしければそちらもご覧ください。 また、相談者視点の問題からどのようにキャリコン視点の問題を把握していくかについてはこちらに書いています。つまり、問題の把握ではこのような流れを踏みます。・相談者の来談経緯を確認する↓・来談経緯が「不安」「不満」いずれかを把握する↓・不安なら「焦り」、不満なら「怒り」の感情を受容・共感しながらキャリコン視点の問題を探していく↓・キャリコン視点の問題を「自己理解不足」「仕事理解不足」「中長期的視野の不足」「コミュニケーション不足」「思い込み」から当てはめて捉えるこの流れでキャリコン視点の問題を進めることができれば、おおよそ5~10分くらいまでにはキャリコン視点の問題が何かを把握できるようになります。ただ、ここで気を付けなければならないことがあります。それは、キャリコン視点の問題が複数ある場合です。 国家資格や2級技能士の面接試験において、これまでキャリコン視点の問題が1つだけということはほぼありません。大抵、相談者は仕事と家庭の問題が絡み合
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国家資格キャリコン面接試験ポイント・その22】傾聴を習得するための普段からの行動

こんにちは、キャリアコンサルタントの高橋と申します。このブログでは国家資格キャリアコンサルタント試験のポイントについて語っていきたいと思います。 前回は仲間内で面接ロールプレイをする際の効果的なフィードバック方法についてお話ししました。 今回は面接ロールプレイで最も重要となる傾聴の習得方法について書いてみたいと思います。 このブログでも傾聴については何度かお話をしています。 傾聴は国家資格キャリアコンサルタントの面接試験において最も重要な要素を占めています。勿論、傾聴だけができていれば合格できるか?と言われるとそうではありませんが、確実に言えることは傾聴ができていなければ合格することはできません。その傾聴(技法)は一般的には面接ロールプレイの場でトレーニングを積み重ねることで少しずつ身についていきます。 しかし、傾聴は面接ロールプレイの場だけでしか身につかないかと言われると、案外そうでもありません。実生活の場においても傾聴を習得することは十分可能です。 そのために心がけることをは大きく2つあります。 1つは聴き役に回ること。相手があなたに何かを話しかけてきたらチャンスです。相手の話を引き出す聴き役に徹しましょう。そのためには、まず相手の話を深掘りしてみてください。深掘りの仕方はこちらでご紹介しています。 ここで心がけたいのは「事柄」の深掘りにプラスして「気持ち」の深掘りを実践すること。 「その時どんな気持ちだったの?」「その時どんな風に感じた?」のように「事柄」を訊いた後に、「気持ち」を訊くようにしてください。2つ目はオープンクエスチョンを心がけること。オープンクエスチョンの使
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国家資格キャリコン面接試験ポイント・その21】仲間内で面接ロールプレイをする時の効果的なフィードバック方法

こんにちは、キャリアコンサルタントの高橋と申します。このブログでは国家資格キャリアコンサルタント試験のポイントについて語っていきたいと思います。 前回はキャリコンにおける情報提供についてお話ししました。 このブログを公開する時点で面接試験の日が残り2週間となりましたね(JCDAの場合)。 通例では面接試験は学科+論述試験の1週間後、もしくは2週間後に面接試験がスタートするのですが、CC協議会、JCDAのいずれかが1週間後、2週間後になっています。 第16~19回のケースで言えば、 ■第17回試験日程 学科試験+論述試験:6/27(日) 面接試験:JCDA  …7/ 3(土)、 4(日)、追加日程…10(土)、11(日)      CC協議会…7/10(土)、11(日)、追加日程…17(土)、18(日) ■第18回試験日程 学科試験+論述試験:10/31(日) 面接試験:JCDA  …11/13(土)、14(日)、追加日程… 6(土)、 7(日)      CC協議会…11/ 6(土)、 7(日)、追加日程…20(土)、21(日) ■第19回試験日程 学科試験+論述試験:3/ 6(日) 面接試験:JCDA  …3/12(土)、13(日)、追加日程…19(土)、20(日)      CC協議会…3/19(土)、20(日)、追加日程…26(土)、27(日) このようになっており、基本的に面接試験日がCC協議会、JCDAとで受験日がバッティングしないような配慮がなされているようです。(追加日程は除きます) そんな訳で、そろそろ面接試験へのラストスパートをかける時期になってきたのではない
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国家資格キャリコン面接試験ポイント・その20】キャリコンは何でも知っておかなければいけませんか?

こんにちは、キャリアコンサルタントの高橋と申します。このブログでは国家資格キャリアコンサルタント試験のポイントについて語っていきたいと思います。 前回は傾聴で面接ロールプレイでABC理論を使う際のポイントについてお話しました。 今回は面接試験中に出てくる情報提供についてお話ししたいと思います。実際のキャリコンでも仕事に関する情報を提供するシーンはよく見られます。例えば、 ・仕事に関する情報 ・業界全体に関する情報 ・その会社や組織に関する情報 ・仕事を取り巻く法的な情報 などがあげられますね。 キャリコンをする際、こういった情報がないとキャリコンができないのではないか?と考える人も多いのではないでしょうか。 そして、このことから面接ロールプレイにおいても、仕事に関する情報が足りていない(と感じる)ために、面接ロールプレイがうまくできない、とお考えになっている方もおられます。この考え方ですが、少し違うように思います。 もしこの考え方が正しいとするならば、キャリコンはすべて(もしくは対象とする仕事)に対する深い知識を有していないと対応できないってことになります。 それって、現実問題として不可能ではないでしょうか。。。ここで重要なことは、 仕事そのものを知っておくことではなく、その仕事の情報がどこで入手できるかを知っておくこと です。 この話の本質は、キャリコンが情報を知っておくことが重要なのではなく、情報を相談者が得ることが重要だということです。何も相談者が情報を得ることを、キャリコンから伝えることだけに限定する必要はどこにもありません。 相談者が会社の人に訊いてもいい訳ですし、ネ
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【国家資格キャリコン面接試験ポイント・その19】面接ロールプレイでABC理論を使うには

こんにちは、キャリアコンサルタントの高橋と申します。このブログでは国家資格キャリアコンサルタント試験のポイントについて語っていきたいと思います。 前回は傾聴で面接ロールプレイで4Sを使う際のポイントについてお話しました。 今回は面接ロールプレイでABC理論を使う場合について考えてみたいと思います。 先にお話しさせていただくと、私はキャリコンの際、このABC理論が好きで良く使っていました。 その前提でお話しさせていただくと、面接試験とABC理論の親和性は高いと思っています。 それでは、ABC理論の説明から。 ABC理論はアルバート・エリスが提唱した論理療法の一概念で、日本では國分康孝先生が紹介されたと言われています。 論理療法(ABC理論)世の中の出来事(Actvating Event)によって起こる心の問題は、その出来事に対するその人の信念(Belief)の結果(Consequence)として表される少し分かりづらいので言葉を変えて表現すると、出来事が結果を生むのではなく、出来事をどのように解釈するかによって結果が生まれるという言葉で表現されますね。分かりやすい例をご紹介しましょう。ヴィクトール・フランクルのお話です。フランクルはユダヤ系オーストリア人の心理学者です。『夜と霧』の著者としても有名ですね。 フランクルは第二次世界大戦中に家族とともにナチスに捕まり収容所に入れられてしまいます。そこで過酷な体験をされており、ご家族もそこで亡くされています。 フランクルは心理学者なので、この状況下においてもある仮説を立てていました。それは、 「このような過酷な状況を生き残るのはどういっ
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【国家資格キャリコン面接試験ポイント・その18】面接ロールプレイで4Sを使うためには

こんにちは、キャリアコンサルタントの高橋と申します。このブログでは国家資格キャリアコンサルタント試験のポイントについて語っていきたいと思います。 前回は傾聴で意識した二人の自分ということで面接ロールプレイを主観だけでなく客観的に捉えることの必要性をお話ししました。 今回はたまに質問を受けるのですが、面接ロールプレイで4Sを使う場合について考えてみたいと思います。 4Sというのはシュロスバーグが提唱した転機を乗り越えるための考え方です。シュロスバーグは転機を、イベント  …予期していた出来事が起こること ノンイベント…予期していた出来事が起こらないこと と定義しています。 例えば、大学を卒業して会社に就職することを考えてみます。 この時、望む会社に入社できた場合(イベント)もあれば、内定が1社も取れずに就職浪人してしまうこと(ノンイベント)もあります。 このように見ると、就職は転機と捉えることができますね。 こうした転機に際し、どのように考え、行動していけば良いかをシュロスバーグは体系化しており、4Sはこの中の含まれる考え方なのです。 シュロスバーグは転機に際し、このような流れで考えることを提唱しています。 1.転機の見極め 2.リソースの点検(4S) 3.変化の受け止め 1.転機の見極めここは先ほどのイベントやノンイベントによる転機を意識する段階です。シュロスバーグはこの転機を4つの変化で表現しています。 ・役割の変化 ・人間関係の変化 ・日常生活の変化 ・考え方の変化 転機においてはこういった変化が起こります。だとすれば、このような変化を見定めることで転機に対して対策を取るこ
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【国家資格キャリコン面接試験ポイント・その17】傾聴で意識したい二人の自分

こんにちは、キャリアコンサルタントの高橋と申します。このブログでは国家資格キャリアコンサルタント試験のポイントについて語っていきたいと思います。 前回は面接試験から少し離れ、オンラインでキャリコンをする際の環境や振る舞いについてお話ししました。 今回からまた面接試験の話に戻りたいと思います。 さて、今回は傾聴のお話です。 面接試験で相談者の話を傾聴する際、相談者の話に寄り添い、受容・共感の姿勢で話を聴きます。 しかし、これだけだと面接がどの方向に行くか分かりませんよね。。。 そのため、傾聴をしつつ、面接の構造化を意識しなければなりません。 いうなれば、傾聴をしている自分(主観)と面接ロールプレイを俯瞰してみる自分(客観)の二つの視点を意識する必要があります。 恐らく、面接試験のトレーニングを始めたばかりの人はこの感覚(特に面接ロールプレイを客観視している自分)が掴めず、次に何を話したらよいかわからず会話が止まってしまう方も多くおられます。 しかし、この感覚は正常だと思います。それは、私たちの脳はそのような会話の仕方に慣れていないので、どう判断して良い変わらず言葉が出てこないのだと思います。そのため、逆の言い方をすると、このような感覚に慣れてしまえばいつでも意識せずとも使えるようになります。 そのためのトレーニングを紹介しますね。 私がよくやるトレーニングは、面接ロールプレイ中に会話をストップして、その都度考えてもらうようにします。 その際、チャイムのような音が鳴る道具を使うのですが、そのチャイムが鳴ったらキャリコン役が話す内容を考える時間に充てます。 そうして、キャリコン役が話
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【国家資格キャリコン面接試験ポイント・その16】オンラインのキャリコンで対面に近い効果を発揮するためには

こんにちは、キャリアコンサルタントの高橋と申します。このブログでは国家資格キャリアコンサルタント試験のポイントについて語っていきたいと思います。 前回は面接ロールプレイで話がぐるぐる回ってしまう原因とその対処法についてお話しさせていただきました。 今回は少し趣向を変え、番外編として試験とは直接関係ないお話をしたいと思います。 といっても内容は普段のキャリコンに関連するお話なので、良かったら最後までお読みください。。。昨今、新型コロナウィルスの影響でキャリコンの場は対面からオンラインに変わってきています。これは私の推測ですが、これから先コロナ禍が収まったとしても、キャリコンは以前のように全て対面に戻ることはなく、オンラインでのキャリコンの形は残っていくと考えています。 それは、オンラインのキャリコンでも対面に近い効果が得られることが分かってきたからです。 勿論、対面でキャリコンをすることがベストではありますが、オンラインであっても一通りキャリコンはできますので、ベストではないもののベターな効果は得られます。しかも、オンラインであれば場所を用意したり、移動時間を考慮する必要がほぼありません。こういったことを総合的に考えても、オンラインで行うメリットはたくさんあります。そう考えると、オンラインでキャリコンをする際、対面と同じとまではいかないにしても、対面に近い効果が発揮できるようにしておきたいですよね。 そこで、どうすればオンラインのキャリコンで対面に近い効果が発揮できるかを考えてみました。 まずは環境周りから考えてみます。 オンラインでキャリコンを行う場合、オンライン対話ができるツ
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【国家資格キャリコン面接試験ポイント・その15】面接ロールプレイで話がぐるぐる回ってしまう場合の対処法

こんにちは、キャリアコンサルタントの高橋と申します。このブログでは国家資格キャリアコンサルタント試験のポイントについて語っていきたいと思います。 前回は「役割交代法」を使った気づきを促す方法についてお話させていただきました。 今回は面接ロールプレイで良く起こる、話がぐるぐる回ってしまうことについて考えてみたいと思います。 話がぐるぐる回ってしまうとはどういう状況でしょうか。これは傾聴で相談者の話を聴いているのですが、それが何度も同じ質問をしてしまうような状態です。この状態に陥ると話が前に進まず、結果的に時間切れとなって面接ロールプレイが終了してしまいます。。。 なぜ、このように話がぐるぐる回ってしまうのでしょうか。それは、問題の本質、つまりキャリコン視点の問題を把握できていないからです。 このブログではキャリコン視点を「自己理解不足」「仕事理解不足」「中長期的視野の不足」「コミュニケーション不足」「思い込み」という5つの枠で捉えることで、スムーズに問題の本質を把握する方法をご紹介しています。恐らく、話がぐるぐる回ってしまう人はここが弱いのではないかと思われます。それでは、どのように対応すればよいでしょうか。私がお勧めしているのは来談の経緯から辿っていくことです。そもそも、何かしらの問題を抱えキャリコンの所に相談にくる場合、大きく分けると2つの来談経緯しかありません。それは、「不安」を抱えて来談した「不満」を抱えて来談したこのいずれかです。そして、 不安→「焦り」として相談者に現れる 不満→「怒り」として相談者に現れる という特徴があります。 ですので、最初に相談者から来談経緯を
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【国家資格キャリコン面接試験ポイント・その14】相談者の気づきを促す、ある簡単な方法

こんにちは、キャリアコンサルタントの高橋と申します。このブログでは国家資格キャリアコンサルタント試験のポイントについて語っていきたいと思います。 前回は面接ロールプレイの相談者役について、私なりに求められる姿についてお話させていただきました。 今回は相談者に気づきを与える方法について考えてみたいと思います。 ここは、第11回でお話しした質問の続きです。 第11回でもお話ししましたが、質問は以下のような構造になっています。 質問=訊く内容+訊く方法 第11回では「訊く方法」としてオープンクエスチョンとクローズドクエスチョンのお話をさせてもらいました。今回は「訊く内容」について考えていきましょう。訊く内容、つまり質問の内容についてですが、これはいくらでも考えられます。ただ、相手に気づきを促す場合、どうすれば気づきが促されるのかを考えなければなりません。 気づきというのは、相手の心の中で起こる「発見」です。それでは、なぜ発見が起こるのか? それは、自分の普段の思考の外で物事を考えるからです。 例えば、上司と部下の会話をイメージしてください。部下は色々とやりたいことがあるようです。しかし、上司はもう少し経験を積ませたいと思っていたとしましょう。この時、上司が見ている視点は部下が見ている視点よりも広い視野で見ています。しかし、部下は自分の視点でしか物事を捉えられないので、上司の考えが理解できていません。 しかし、もし仮に部下が上司の視点で物事を考えることができたらどうでしょうか?恐らく、自分の知らなかった考え方(=上司の視点)で物事を捉えるのではないでしょうか?その結果、上司が言いたかっ
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【国家資格キャリコン面接試験ポイント・その13】面接ロールプレイで受験者に求められる相談者役とは

こんにちは、キャリアコンサルタントの高橋と申します。このブログでは国家資格キャリアコンサルタント試験のポイントについて語っていきたいと思います。 前回は面接を構造化させる具体的な方法についてお話ししました。 国家資格でも2級技能士(1級もそうですが)、面接試験をクリアするためには面接ロールプレイの数をこなさなければなりません。 その時重要になるのは、相手役、つまり相談者役です。 相談者役如何で面接試験の力の付き方は格段に変わってきます。しかし、このブログのように受験者にとっての考え方や対策は数多くあるものの、相談者役について語られることって見かけませんよね。。。そこで、今回は面接ロールプレイで受験者の力をつける相談者役とはどういうモノなのかを考えてみました。私自身、今まで数えきれないくらいの相談者役を演じてきました。その中でどういった相談者役を演じれば、目の前のキャリコンさんの力になるだろうかといつも自問自答してきました。 これは、私自身が技能検定を受検してきた時の経験も含まれています。 ・相談者にほとんど話をしてもらえず、時間切れになってしまった回 ・逆に、相談者がしゃべりすぎてこちらの伝えたいことが伝えられず時間切れになってしまった回 ・順調に会話が進んでいたにも関わらず、急に逆上されたような振る舞いをされてしまった回 ・何もかもがうまくいき、最後まで面接を完了させたにも関わらず、不合格になってしまった回 ・ ・ ・ こういった経験を重ねる中で、理想の相談者像を模索し続けました。 ・素直にキャリコンの言いなりになった方がいいのか? ・何でもかんでも反発した方がいいのか? ・
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【国家資格キャリコン面接試験ポイント・その12】面接を構造化させる具体的な方法

こんにちは、キャリアコンサルタントの高橋と申します。このブログでは国家資格キャリアコンサルタント試験のポイントについて語っていきたいと思います。 前回は質問を使いこなすために必要な訊く方法についてお話ししました。 今回は面接試験を構造化するためのポイントをご紹介したいと思います。 国家資格キャリアコンサルタントの面接試験では評価項目として具体的展開力という項目があります(CC協議会では「展開」、JCDAでは「具体的展開力」と呼びます)。この評価項目は面接を構造化し意識しながら行えているかを問う内容です。 もう少し詳しくお話しすると、キャリコンはただの相談とは違います。その違いはキャリコンには相談者と信頼関係を築き、一緒に問題を把握し、目標を定め、具体的な行動内容を決め、相談者自らが自発的に進んでいくことができるようにサポートする点にあります。ただ、これを面接試験として捉えた場合、試験官のように傍から見ている人に対して、「今は関係構築をやっていますよー」 「ここから問題把握に入ってますよー」 のように宣言しながらやることができれば面接が構造化されていることが分かります。…が、これって現実的じゃないですよね。。。 実際の面接はキャリコンと相談者との対話で行われるため、よほどキャリコンが面接の構造化を意識してやらないと、傍から見ている試験官には今がどの段階なのかが分かりづらくなります。それはつまり、具体的展開の点数を稼ぎづらいということにもなりかねません。。。そこで、システマティックアプローチ・モデルに準えて面接の各段階の特徴と意識すべきポイントを考えてみます。関係構築: (特徴)相
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【国家資格キャリコン面接試験ポイント・その11】質問を使いこなそう!

こんにちは、キャリアコンサルタントの高橋と申します。このブログでは国家資格キャリアコンサルタント試験のポイントについて語っていきたいと思います。 前回は問題把握の段階でよくある失敗についてお話しました。 今回は関係構築や問題把握の段階で良く使われる「質問」についてお話ししたいと思います。 質問、つまり、訊くということを私たちは何気なく使っていますが、質問には構造があります。それは、以下のような形になっています。 質問=訊く内容+訊く方法 質問というのは、質問する内容(訊く内容)をどのような方法で質問するか(訊く方法)の組み合わせでできています。 この訊く方法というのは、実は2種類しか存在しません。それは、オープンクエスチョンとクローズドクエスチョンです。 オープンクエスチョンとは「開かれた質問」とも呼ばれますが、端的に言えば相手によって答えが変わる質問のことです。例えば、 「今日見た映画、どうお感じになられましたか?」 のように訊くと、一人ひとり答えが違うのではないでしょうか。このように質問の内容に対して答えが人によって違う質問をオープンクエスチョンと呼びます。 一方、クローズドクエスチョンは「閉じられた質問」とも呼ばれ、こちらは答えが一意になる質問のことです。例えば、 「今日見た映画、良かったですか?」 このように訊くと、「はい」「いいえ」のいずれかになりますね。このように答えが一つになる質問をクローズドクエスチョンと呼びます。尚、クローズドクエスチョンは「はい」「いいえ」だけではなく、 「今、何時ですか?」 「ここは何階ですか?」 のように答えが一つになる質問も含まれます。
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【国家資格キャリコン面接試験ポイント・その10】問題把握でやってしまいがちな大きなミス

こんにちは、キャリアコンサルタントの高橋と申します。このブログでは国家資格キャリアコンサルタント試験のポイントについて語っていきたいと思います。 前回は関係構築での傾聴で失敗してしまうあるポイントについてお話ししました。今回は問題把握を取り上げてみます。問題把握では相談者の来談経緯からキャリコン視点の問題を捉えていく段階です。 この段階についての説明は過去のブログでお話していますので、もし「問題把握ってなんだ?」とお感じになられている方は先にこちらをご覧ください。。。 で、ですね、面接ロールプレイを行う中で面接を構造化できている人とできていない人の差は、この問題把握を見るとよくわかります。例えば、キャリコン視点の問題を家族との会話不足(コミュニケーション不足)だと捉えるシーンを考えてみます。この時の会話はこんな感じですよね。 CC:この問題について、ご家族と会話をされたんですか? CL:いえ、特にはしていないんですね。 CC:お話しされていない理由って何かあるんですか? CL:いやぁ、特にそういったことはないんですけど、何となくこういう話って家族にするものじゃないなぁと思いまして…。 ここまでの話で相談者は家族と会話をしていないこと、そして問題を家族と会話をする必要性を感じていないことがわかります。これを根拠にキャリコンは問題の本質を家族とのコミュニケーション不足だと捉えました。…とまぁ、ここまでは良いんです。問題はこの後です。この後、こんな風に話を進めてしまうことはありませんか? CC:それって、ご家族と会話をされたらいかがですか? これ、完全NGワードです。なぜだかお分かり
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【国家資格キャリコン面接試験ポイント・その9】傾聴の失敗を回避する、ある1つのポイント

こんにちは、キャリアコンサルタントの高橋と申します。このブログでは国家資格キャリアコンサルタント試験のポイントについて語っていきたいと思います。 前回は面接試験における時間管理についてお話ししました。今回は面接ロールプレイの最初の段階で行う傾聴についてお話ししたいと思います。 この段階は相談者の来談経緯を聴きながらキャリコンをスタートする所で、主に相談者との信頼関係を構築していく段階です。 ですので、ここでは傾聴を使って受容・共感の姿勢を取りながら、相談者の話に耳を傾けます。 しかし、面接ロールプレイで失敗する方の多くは、この信頼関係の段階で傾聴がうまくいきません。。。そういった方に面接ロールプレイ後の感想を聴いてみると、「何を傾聴して良いかわからなかった」と回答されます。これはつまり、キャリコンが戦略を持って面接ロールプレイをやっていない事の表れで、それは試験官から見ても分かってしまいます。では、なぜ試験官に分かってしまうのか? それは、聴く内容に一貫性がないからです。言い方を変えるならば質問攻めのような状態になっているのです。勿論、傾聴技法を使っていますから、表面上はキャリコンになっているでしょう。しかし、当の相談者は「なぜこんなことを訊くのだろう?」と思いながら答えているかもしれません。それだと信頼関係が築けなくて当然ですよね。。。 傾聴というのは、話の話題について深く掘り下げるような聴き方をします。だから、1つの話題に対してずーっとその話題が続くのです。しかも、話がどんどん深掘りされていき、その人の内面が少しずつ明らかになっていく状態です。 しかし、こういった傾聴ができ
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【国家資格キャリコン面接試験ポイント・その8】面接ロールプレイにおける時間管理

こんにちは、キャリアコンサルタントの高橋と申します。このブログでは国家資格キャリアコンサルタント試験のポイントについて語っていきたいと思います。 さて、前回までで面接ロールプレイから口頭試問まで一通りの流れをお話してきました。ここからは実際の面接ロールプレイで気を配る点や意識しておいた方が良い点をお話していきます。 面接ロールプレイで良く聞かれる質問の一つに「時間管理はした方が良いですか?」があります。 これについて、私は「絶対にした方が良い」と答えます。実際、私が面接ロールプレイの実演をする場合、時間は常に意識しながら行うようにしています。そうしないと15分(2級の場合は20分)で終わらせることができないからです。。。 それでは、これをそのまま面接試験に適用させた方が良いかというとそうでもありません。「どっちなんだ?」と思われるかもしれませんので、もう少し深く考えてみます。 2級の場合は20分という時間で面接を完了させなければなりませんが、国家資格キャリコンは15分の時間で面接を完了させるという制約はありません。つまり、途中で終わっても合格することができます。ただ、だからといって傾聴による関係構築だけを行って面接試験が終了しても良いか?というとそうでもありません。過去にはこれでも合格された方がおられたようですが、今はこれだと合格は難しいように思います。 それは、面接ロールプレイでできなかった部分を口頭試問で補うことの限界があるからだと思います。 口頭試問では「ここから先、相談者と関わっていくとしたらどのように支援してきますか?」のような具体的展開力を問う質問が来ます。この時、
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【国家資格キャリコン面接試験ポイント・その7】口頭試問の捉え方

こんにちは、キャリアコンサルタントの高橋と申します。このブログでは国家資格キャリアコンサルタント試験のポイントについて語っていきたいと思います。 前回は国家資格キャリアコンサルタントの面接試験における基本的態度について取り上げました。ここまでで一通り面接試験のポイントについてはお話ししてきました。しかし、面接試験にはもう一つやらなければならないことがあります。それが口頭試問です。ここはCC協議会の「自己評価」の評価項目が該当します。 口頭試問では面接ロールプレイの内容を振り返り、試験官の質問に答えます。口頭試問の時間は5分ということになっていますので、概ね3~4問程度の質問がなされると思っておいた方がいいですね。 この質問内容についてですが、予め決まっている場合が多く、事前に準備しておくことである程度の対策をすることが可能です。 そこで、今回は良くある口頭試問の例を元に、どのような答え方が求められるかを考えていきたいと思います。 そもそも、まず前提として口頭試問がなぜ行われるのか?について考えてみます。 それは面接で行ったことをキャリコンは意識してやっていたかを確認するためで、これを「自己一致」と呼びます。良くある話ですが、面接ロールプレイではたまたまうまくいったとか、なんとなくできたということが起こります。しかしこれはその人の実力とは言い難く再現性に問題があります。そのため、口頭試問で面接ロールプレイの内容を振り返ることでキャリコンが意識してやっていたこと、やろうとしてできなかったことなどを確認するのです。 ですので、面接ロールプレイで自分が何を行い、何ができなかったのかを把
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【国家資格キャリコン面接試験ポイント・その6】基本的態度とは

こんにちは、キャリアコンサルタントの高橋と申します。このブログでは国家資格キャリアコンサルタント試験のポイントについて語っていきたいと思います。 前回まででシステマティックアプローチ・モデルの流れは一通りご説明しました。一応、練習さえすればこの流れで試験対策としてのキャリコンはできるようになる(はず)です。 しかし、ベースとなる基本的態度の部分のお話ができてなかったので、今回はここについて書きます。(本来はここを最初にお話すればよかったかもしれませんね…)尚、基本的態度はCC協議会の評価項目「態度」が該当します。JCDAにはその評価項目はありませんが、恐らく基本的態度は何かしら評点に加わると考えておいた方が無難だと思います。さて、基本的態度とはキャリコンとしての基本的態度のことを言いますが、これだけだと分かりづらいですよね。 ここはCC協議会が発行している「CC試験 試験科目及びその範囲並びにその細目(公示用)」を見てみましょう。 --- 実技試験 Ⅰ キャリアコンサルティグを行うために必要な技能 1 基本的技能 相談者に対する支援を適切に行うために、以下の1)から4)までの基本的技能を有していること。 1) カウンセリングの技能 ① カウンセリングの進め方を体系的に理解した上で、キャリアコンサルタントとして、相談者に対する受容的・共感的な態度及び誠実な態度を維持しつつ、様々なカウンセリングの理論とスキルを用いて相談者との人格的相互関係の中で相談者が自分に気づき、成長するよう相談を進めることができること。 ② 傾聴と対話を通して、相談者が抱える課題について相談者と合意、共有する
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【国家資格キャリコン面接試験ポイント・その5】具体的展開の考え方

こんにちは、キャリアコンサルタントの高橋と申します。 このブログでは国家資格キャリアコンサルタント試験のポイントについて語っていきたいと思います。 前回まででシステマティックアプローチ・モデルの問題把握まで行きました。ここからはいよいよ「目標設定」、「方策実行」についてお話してきたいと思います。ここはCC協議会の「展開」、JCDAの「具体的展開力」の評価項目が該当しますね。この段階は面接試験の終盤にあたります。そのため、恐らく時間的な問題でここまで入れない方も多いと思います。ただ、この終盤の「目標設定」と「方策実行」は先の「問題把握」と合わせて、その構造を理解しておく必要があります。例えば、問題把握の段階でキャリコン視点の問題を「上司との関係性に問題がある」と捉えたとして、それをクライエントと合意できたとします。では次に目標を定める段階、つまり目標設定の段階に進むのですが、ここで安易に目標は問題の裏側(解決した姿)なんだから「上司との関係性を改善する」を目標に定めよう!としてしまう方がおられますが、これはNGです。ここでいう目標というのは、問題が解決した姿として捉えます。先ほどの「上司との関係性に問題がある」ことがキャリコン視点の問題であるならば、それが改善されたどういう状態になるかをクライエントに考えてもらうのです。そうした所、「このままストレスなく就業を続けることができるようになる」のような回答があった場合に、それを目標と見立てるのです。そうして目標が定まれば、いよいよ具体的な方策になります。これは具体的な対策を考えれば良いので、こここそ、問題の裏側、先ほどの例で言えば、「
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【国家資格キャリコン面接試験ポイント・その4】問題把握の考え方

こんにちは、キャリアコンサルタントの高橋と申します。 このブログでは国家資格キャリアコンサルタント試験のポイントについて語っていきたいと思います。 さて、前回はシステマティックアプローチ・モデルの関係構築についてお話してきました。今回は次の段階である「問題把握」に進みましょう。ここはJCDAの「主訴・問題の把握」の評価項目が該当しますね。先にお伝えさせていただきますと、恐らく面接試験をする上で、ここが一番の鬼門になるのではないかと思います。というのも、キャリコンにおいて問題を把握するというのはクライエントの言いなりになることではないからです。例えば、「転職したいんです」と言ってきたクライエントに対して、「それは転職先を探しましょう!」と答えるだけなら、別にキャリコンである必要はないですよね(汗なぜキャリコンがいるのか?それは、クライエントが訴えている「転職したい」という問題はあくまでクライエントが捉えた問題(これを「主訴」と言います)であり、それは問題の本質ではないと考えているからです。問題の本質とはキャリコンを行いながらキャリコンサルタントが捉える本当の問題のことを言います。実際の面接試験においては、クライエントの訴える問題(主訴)から、キャリコン視点の問題(問題の本質)を見極め、そしてキャリコン視点の問題をクライエントに投げかけて合意してもらわなければならないのです。これを15分という限られた時間の中で行わなければならないので、この問題把握の段階が面接試験では一番難しいと思われます。では、もう少し具体的に見ていきましょう。まずは相談者視点の問題から。相談者視点の問題、つまり
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【国家資格キャリコン面接試験ポイント・その3】信頼関係の考え方

こんにちは、キャリアコンサルタントの高橋と申します。 このブログでは国家資格キャリアコンサルタント試験のポイントについて語っていきたいと思います。さて、前回までに面接試験で使われるシステマティックアプローチ・モデルの概要についてお話してきました。今回からは1つずつの段階のポイントをお話してきましょう。システマティックアプローチ・モデルにおける最初の段階は「信頼関係の構築」です。ここはCC協議会の「態度」、JCDAの「傾聴」の評価項目が該当するところですね。ここでいう「信頼関係」ってどんな関係なんでしょうね?「この人のためなら命張れます!」って、そんな信頼関係は作れるはずないですよね(汗ここでいう信頼関係とは「目の前のキャリアコンサルタントになら自分の本音を話してもいいな」と思ってもらえるような信頼関係のことをいいます。そのために求められる技法が、皆さんご存じの「傾聴」ですよね。この傾聴を駆使してクライエントと信頼関係を築いていくのです。…とはいえ、「このキャリコンなら自分の本音を話してもいいな」って思ってもらうためにはどうすればいいのでしょうね??この辺は傾聴技法とも絡んでくる話ですが、傾聴には3つの段階があります。①事柄②気持ち③意図(想い)最初の「事柄」では、クライエントの話す内容をより具体化するために「今の話、もう少し詳しく教えてもらえませんか?」のように、事柄を掘り下げていきます。こうすることで、クライエントが話そうとしていたことがより明確になっていきます。次の「気持ち」では、事柄を深掘りして明らかになった状況に対し、クライエントとがどのような気持ちを持ったのかを掘り下
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【国家資格キャリコン面接試験ポイント・その2】面接の構造を知る

こんにちは、キャリアコンサルタントの高橋と申します。 このブログでは国家資格キャリアコンサルタント試験のポイントについて語っていきたいと思います。前回のコラムでは国家資格キャリアコンサルタントの面接試験を考える上で必要となるキャリアガイダンスの6分野とシステマティックアプローチ・モデルの違いについてお話ししました。今回は実際の面接試験で使われるであろうシステマティックアプローチ・モデルのことをお話ししたいと思います。システマティックアプローチ・モデルというのはキャリアコンサルティングを行う上で、クライエントと信頼関係を築き、問題を把握し、目標を定め、具体的な方策を決めるという面接の流れのことをいいます。もう少し掘り下げますと、キャリアコンサルティングには4つの段階があり、信頼関係の構築…クライエントと信頼関係を築く段階↓問題の把握…主訴(クライエントが訴える問題)から問題の本質(キャリコン視点の問題)を把握し、共有する段階↓目標の設定…問題が解決した姿としての目標を定める段階↓方策の実行…目標に到達するための具体的な目標を検討する段階のような時系列で進んでいきます。前回のコラムに各団体(CC協議会、JCDA)の面接試験評価項目を書きましたが、この内CC協議会:「展開」JCDA:「具体的展開」の項目が、このシステマティックアプローチ・モデルのように面接を構造化して意識しながら行えているか?という評価項目となります。ただ、実際の面接試験は15分しかありませんので、この時間でシステマティックアプローチ・モデルの4つの段階を経て、キャリコンを終わらせるのは少し難しいと思います。ココナラ
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【国家資格キャリコン面接試験ポイント・その1】面談の流れを把握する

こんにちは、キャリアコンサルタントの高橋と申します。このブログでは国家資格キャリアコンサルタント試験のポイントについて語っていきたいと思います。国家資格キャリアコンサルタントの面接試験は以下の評価項目があります。CC協議会:「態度」「展開」「自己評価」JCDA:「主訴・問題の把握」「具体的展開」「傾聴」これら1つずつの意味については別の機会でお話ししたいと思いますが、これらの評価項目はキャリアコンサルティングの実施において測られる評価項目です。そのため、厚労省が規定するキャリアコンサルティングが行えていることが前提にあり、その上にこれらの評価項目が乗っかっていると考えていただいた方が分かりやすいかもしれません。それでは、厚労省が規定するキャリアコンサルティングとは何か?それはこちらにアップされています。キャリアコンサルティングの流れ(厚生労働省HPより抜粋)俗に言う「キャリアガイダンスの6分野」と呼ばれる流れですね。しかし、実際の面接試験ではこのキャリアガイダンスの6分野の通りに行われることはまずありません。システマティックアプローチ・モデルのような流れで面接試験に臨まれる方が多いのではないでしょうか。それでは、キャリアガイダンスの6分野とシステマティックアプローチ・モデルの違いって何でしょうか?私は以下のように捉えています。キャリアガイダンスの6分野…クライエントがキャリアをつくり出していく内的な(成長)過程システマティックアプローチ・モデル…実際のキャリアコンサルティングの流れつまり、システマティックアプローチ・モデルような流れでキャリアコンサルティングが行われるのですが、
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