国家資格キャリコン面接試験ポイント・その21】仲間内で面接ロールプレイをする時の効果的なフィードバック方法

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こんにちは、キャリアコンサルタントの高橋と申します。
このブログでは国家資格キャリアコンサルタント試験のポイントについて語っていきたいと思います。

前回はキャリコンにおける情報提供についてお話ししました。

このブログを公開する時点で面接試験の日が残り2週間となりましたね(JCDAの場合)。

通例では面接試験は学科+論述試験の1週間後、もしくは2週間後に面接試験がスタートするのですが、CC協議会、JCDAのいずれかが1週間後、2週間後になっています。
第16~19回のケースで言えば、

■第17回試験日程
学科試験+論述試験:6/27(日)
面接試験:JCDA  …7/ 3(土)、 4(日)、追加日程…10(土)、11(日)
     CC協議会…7/10(土)、11(日)、追加日程…17(土)、18(日)

■第18回試験日程
学科試験+論述試験:10/31(日)
面接試験:JCDA  …11/13(土)、14(日)、追加日程… 6(土)、 7(日)
     CC協議会…11/ 6(土)、 7(日)、追加日程…20(土)、21(日)

■第19回試験日程
学科試験+論述試験:3/ 6(日)
面接試験:JCDA  …3/12(土)、13(日)、追加日程…19(土)、20(日)
     CC協議会…3/19(土)、20(日)、追加日程…26(土)、27(日)

このようになっており、基本的に面接試験日がCC協議会、JCDAとで受験日がバッティングしないような配慮がなされているようです。(追加日程は除きます)

そんな訳で、そろそろ面接試験へのラストスパートをかける時期になってきたのではないでしょうか。
恐らく、仲間内での面接ロールプレイの数も増えてくる頃なのではないかと思います。

そこで、今回は仲間内で面接ロールプレイのフィードバックをする時に、どういった点に心がければ良いのかをお話ししたいと思います。

仲間内で面接ロールプレイをされる時に一番困るのはフィードバックのレベル感ではないでしょうか。

「今の面接ロールプレイは良かったですよー」と言われても気づきにならないですし、「『えーっと』って言葉を20回話されてましたよ」みたいなことを言われて、正直キャリコンとしてはプラスになりません。。。

フィードバックをする時にはポイントを押さえて伝える必要があります。

もし、オブザーブ(見学者役)がいて3人でトレーニングをされている場合、

相談者役…相談をしていてどのように感じたか(主観的な立場)
オブザーブ役…面接ロールプレイを傍で見て、どのように感じたか(客観的な立場)

を答えるような役回りを決めると主観と客観の視点で分かるのでやりやすいと思います。
しかし、もし二人でロールプレイをする場合、相談者役が主観と客観の役回りをしなければならず、ここに少し難しさを感じると思います。

そこでお勧めしているのは、「音声データを使って振り返る」です。

対面で行う場合はレコーダースマホの録音機能を使って面接ロールプレイを録音しておき、それを聴き直す方法ができますが、
オンラインの場合、画面の動画を録画しておき、その動画を再生しながらフィードバックをする方法が考えられます。

この時、録画機能を使うのはZoomのレコーディング機能を使うのではなく、PC標準で備え付けられている録画機能を使う方が良いと思います。(Zoomの場合、ルームを終わらせないと動画がエンコーディングされないため、動画の再生に時間がかかってしまうためです)
例えば、Windowsであれば[Windowsボタン]+[G]で画面の録画取れるようになりますが、もし難しければスマホやレコーダーで音声を撮っておき、それを再生する方法でも大丈夫です。

そうして、面接ロールプレイを振り返る時に、最低限、以下のポイントに注目してみてください。

・受容・共感による傾聴の振る舞いができていたか?
・CC視点の問題を把握しようとしていたか?

どちらも「振る舞い」をしているかがポイントです。
つまり、キャリコン役が

・相談者に寄り添うように相談者の事柄、気持ち、意図(想い)を聴き出すような傾聴を実践していたか
・CC視点の問題を把握するための質問(=CC視点の問題となる根拠を得られるような質問)を実践していたか

を参加者同士で振り返ってみてください。
その際、凡そ抜けている所が出てきます。
例えば、事柄を傾聴した後、気持ちや意図(想い)を深掘りせず次の話題に進んでしまっていたり、話が拡散してしまいCC視点の問題を訊こうとしているように判断できなかったりする所が見えてきます。
そこを参加者同士でチェックしていくのです。

その上で、口頭試問でどのように答えるべきだったか?を一緒に考え、言葉を作っていくと口頭試問で答える内容の精度も上がってくると思います。

この方法は時間がかかる反面、自分の話した内容を客観視できるため、試験官の立場に立って考えることができるようになります。
試験官の立場に立って自分の面接ロールプレイを振り返ることができるようになってくると、自身の改善点や修正ポイントが見えるようになると思います。
また、自分自身で面接ロールプレイを振り返る時にも使えます。

まだ時間はあります。ぜひ、チャレンジしてみてくださいね!

また、こういったトレーニングはスーパービジョンなどを提供しているキャリコンが行うことで高い効果が得られます。
私も下記サービスを提供しておりますので、もしご興味のある方はぜひ参加してみてくださいね。

■【国家資格キャリコン面接試験ポイント】バックナンバーはこちら

それでは、またお会いしましょう!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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