国家資格キャリコン面接試験ポイント・その22】傾聴を習得するための普段からの行動

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こんにちは、キャリアコンサルタントの高橋と申します。
このブログでは国家資格キャリアコンサルタント試験のポイントについて語っていきたいと思います。

前回は仲間内で面接ロールプレイをする際の効果的なフィードバック方法についてお話ししました。

今回は面接ロールプレイで最も重要となる傾聴の習得方法について書いてみたいと思います。
このブログでも傾聴については何度かお話をしています。

傾聴は国家資格キャリアコンサルタントの面接試験において最も重要な要素を占めています。勿論、傾聴だけができていれば合格できるか?と言われるとそうではありませんが、確実に言えることは傾聴ができていなければ合格することはできません

その傾聴(技法)は一般的には面接ロールプレイの場でトレーニングを積み重ねることで少しずつ身についていきます。
しかし、傾聴は面接ロールプレイの場だけでしか身につかないかと言われると、案外そうでもありません。
実生活の場においても傾聴を習得することは十分可能です。

そのために心がけることをは大きく2つあります。

1つは聴き役に回ること
相手があなたに何かを話しかけてきたらチャンスです。相手の話を引き出す聴き役に徹しましょう。
そのためには、まず相手の話を深掘りしてみてください。
深掘りの仕方はこちらでご紹介しています。

ここで心がけたいのは「事柄」の深掘りにプラスして「気持ち」の深掘りを実践すること。
「その時どんな気持ちだったの?」
「その時どんな風に感じた?」
のように「事柄」を訊いた後に、「気持ち」を訊くようにしてください。

2つ目はオープンクエスチョンを心がけること
オープンクエスチョンの使い方についてはこちらでご紹介しています。

なぜ、オープンクエスチョンを心がける必要があるのか?
それは、私たちの普段の会話でオープンクエスチョンが使われることはほぼないからです。

そもそも、私たちの会話はほぼ100%クローズドクエスチョンで行われています。もし、気になる方は普段の会話を思い出してみてください。
「この書類、この書き方でよろしいですよね?」
「今週の予定、空いていると思って良かったっけ?」
このような言葉を使っていることはありませんか。これは全てクローズドクエスチョンです。

以前のブログにも書きましたが、クローズドクエスチョンは確認のために行われる質問です。
つまり、私たちは普段から自分の頭の中で答えを用意しておき、それを確認するような形で会話を進めているような会話の仕方をしてしまっているのです。

そのため、私たちの普段の会話でオープンクエスチョンを使うことはほとんどありません。実はこれが傾聴を難しくしている要因でもあるのです。

傾聴は相手にたくさんの話をしてもらうことに意味があります。
そのためにはオープンクエスチョンで相手の話を訊くことが求められます。

しかし、普段から使ってもいないオープンクエスチョンをいきなり面接ロールプレイでやってみようと思ってもなかなかうまくいきません。だから、傾聴が難しく感じるのです。

そこで、普段の会話でオープンクエスチョンを使うようにするのです。
そして、オープンクエスチョンを使った後は、相手の言葉をクローズドクエスチョンで確認するようにしてください。例えば、
相手:「昨日、遅くまで仕事をしちゃったんだ」

あなた:「へぇ~、どんな仕事をしてたんですか?」(オープンクエスチョン

相手:「いやぁ、上司からいきなり急な仕事を振られちゃったんだよね」

あなた「えっ?上司からいきなり急な仕事を振られたんですか」(クローズドクエスチョン
このような感じですね。

これは、実際の面接ロールプレイでも使える形なので、質問の型として身につけておくと効果的です。

こうやって実生活で傾聴技法を意識して使うようにしておくと、こういった話し方に慣れてきます。そしてそれは、そのまま面接ロールプレイの質を向上させることに繋がります。

まだまだ、面接試験まで時間はあります。ぜひ取り組んでみてくださいね!

そして、こういった傾聴技法は以下のサービスでもトレーニングすることができます。
短期間で実力をアップさせるためには有識者から指導を受けることが一番効果的ですので、良かったら参考にしてみくださいね♪

■【国家資格キャリコン面接試験ポイント】バックナンバーはこちら!

それでは、またお会いしましょう!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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