こんにちは、キャリアコンサルタントの高橋と申します。
このブログでは国家資格キャリアコンサルタント試験のポイントについて語っていきたいと思います。
前回は面接試験における時間管理についてお話ししました。
今回は面接ロールプレイの最初の段階で行う傾聴についてお話ししたいと思います。
この段階は相談者の来談経緯を聴きながらキャリコンをスタートする所で、主に相談者との信頼関係を構築していく段階です。
ですので、ここでは傾聴を使って受容・共感の姿勢を取りながら、相談者の話に耳を傾けます。
しかし、面接ロールプレイで失敗する方の多くは、この信頼関係の段階で傾聴がうまくいきません。。。
そういった方に面接ロールプレイ後の感想を聴いてみると、「何を傾聴して良いかわからなかった」と回答されます。これはつまり、キャリコンが戦略を持って面接ロールプレイをやっていない事の表れで、それは試験官から見ても分かってしまいます。
では、なぜ試験官に分かってしまうのか?
それは、聴く内容に一貫性がないからです。言い方を変えるならば質問攻めのような状態になっているのです。勿論、傾聴技法を使っていますから、表面上はキャリコンになっているでしょう。しかし、当の相談者は「なぜこんなことを訊くのだろう?」と思いながら答えているかもしれません。それだと信頼関係が築けなくて当然ですよね。。。
傾聴というのは、話の話題について深く掘り下げるような聴き方をします。だから、1つの話題に対してずーっとその話題が続くのです。しかも、話がどんどん深掘りされていき、その人の内面が少しずつ明らかになっていく状態です。
しかし、こういった傾聴ができていないと、何を傾聴したらよいかわからなくなり、結果的に話が下の方ではなく前の方、つまり、他の話題に飛び火してしまうのです。この繰り返しが質問攻めのような形となって表れてくるのです。
そのためには、一つの話題から離れないでください。離れずに話を深掘りしてください。そうやって傾聴するから、相談者は深く話を聴いてもらえていると感じ、そのやり取りを試験官が見て傾聴をしていることを把握するのです。
これは一見すると難しく感じるかもしれませんが、トレーニングで習得することができます。
特に質問がぶれないためには、傾聴を行う際、あるところに意識を向けるとうまくいきやすいです。
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それでは、またお会いしましょう!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!