【国家資格キャリコン面接試験ポイント・その5】具体的展開の考え方

記事
学び
こんにちは、キャリアコンサルタントの高橋と申します。
このブログでは国家資格キャリアコンサルタント試験のポイントについて語っていきたいと思います。

前回まででシステマティックアプローチ・モデルの問題把握まで行きました。

ここからはいよいよ「目標設定」、「方策実行」についてお話してきたいと思います。ここはCC協議会の「展開」、JCDAの「具体的展開力」の評価項目が該当しますね。

この段階は面接試験の終盤にあたります。そのため、恐らく時間的な問題でここまで入れない方も多いと思います。ただ、この終盤の「目標設定」と「方策実行」は先の「問題把握」と合わせて、その構造を理解しておく必要があります。

例えば、問題把握の段階でキャリコン視点の問題を「上司との関係性に問題がある」と捉えたとして、それをクライエントと合意できたとします。

では次に目標を定める段階、つまり目標設定の段階に進むのですが、ここで安易に目標は問題の裏側(解決した姿)なんだから「上司との関係性を改善する」を目標に定めよう!としてしまう方がおられますが、これはNGです。

ここでいう目標というのは、問題が解決した姿として捉えます。
先ほどの「上司との関係性に問題がある」ことがキャリコン視点の問題であるならば、それが改善されたどういう状態になるかをクライエントに考えてもらうのです。そうした所、「このままストレスなく就業を続けることができるようになる」のような回答があった場合に、それを目標と見立てるのです。

そうして目標が定まれば、いよいよ具体的な方策になります。これは具体的な対策を考えれば良いので、こここそ、問題の裏側、先ほどの例で言えば、「上司との関係性を改善する」ことになり、その方法をクライエントと一緒に考えれば良いのです。

まとめますと…、

目標設定…目標は問題が解決した姿として捉える
方策実行…問題の裏側を具体的に考える

となります。
この構造を正しく理解しておくことが具体的展開力の評価項目を高めるポイントになります。
尚、先ほどもお話ししましたが、ここは面接の終盤に当たるため実際の面接ロールプレイでは実演できない可能性が高いです。そのため、ここは口頭試問で補うことになる場合が多くなるため、自分なりの言葉を考えておくことが有効な対策になりますね。

これらは以下のトレーニングによって実体験で学ぶことができます。
ご興味のある方はぜひ!

■【国家資格キャリコン面接試験ポイント】バックナンバーはこちら!

それでは、またお会いしましょう!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す