照明はあかるさの証明だけじゃない②
「照明」はただ単に
室内の明るさを確保するためだけではないっていうのが
前回からの話。
私たちの生活には
明るさだけでなく適度な暗さも必要で
その空間を心地よく演出ができるもできないも
照明の役割は大きく
すなわち単純に明るいから良いってもんではないのです。
時々リノベのご相談で
数十年前に建てられたお家に伺い現場調査していると
無駄に照明器具がついてなぁと感じることがあります。
そしてそこの主が決まっておっしゃるのが
「ここの照明、全く使ってないです」というフレーズ。
その当時、なんとなくの感覚だけで照明計画を決めてしまった結果こうなったのだろうと想像がつきます。
そしてそういうお家は
他にもあちこちに数多くの使わない照明が点在していて
明暗にメリハリのない空間だなぁという印象。
照明はそのもののデザインだけでなく
光の色や照らす角度、数、高さ
それらが照らす壁などの材質によっても
空間の印象を左右しちゃいます。
これら全てに気を配ることが心地よい空間への成功の一歩。じゃあ誰でもこれが簡単にできるかと言われれば
それは専門知識がなきゃなかなか難しく
世の中には照明に特化したデザイナーさんもいらっしゃるくらいなのできっと私が思っているよりももっともっと奥が深いのだろうと
想像しております。
とは言え
設計やインテリアを生業としている人は
少なからず照明についての勉強はしているはず。
いや、そうであってほしい!!との願望をふくみつつ
とりあえずは設計者またはインテリア担当の方に
どんな雰囲気の空間にしたいかをしっかりと伝えることが大切。
作業中心の空間?
くつろぎの空間?
誰が使
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