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「障害」は「個性」でも「強み」でも「長所」でもないと思っている話

前回の記事関連・過去記事よく議論されることではある「障害は個性である」という話 私は「個性ではない」「強みでもない」「長所でもない」と考えます なぜなら、「障害」とは「それによって本人が困っている」と認められて「障害」となります 本人が困っているのに、「個性」とはどういうことだろう?と思ってしまいます 少なくとも上記のような「個性」「強み」というような「前向き」な要素は感じられません 深堀りするなら、「個性」には2つの意味があります ・自分らしさ ・その人個人の性質、性格、固有の特有のパーソナリティー・発達障害、身体障害、知的障害、精神障害、の方の 脳の伝達物質の偏り 脳の記憶処理の問題 身体の機能の問題 感覚処理の問題 から起こる様々な「困り感」を一概に「性格」や「パーソナリティー」という枠に押し込めるのは違和感を覚えます いくら周囲の人間が「障害」を「個性」「強み」「長所」といったところで、本人が「困ってる」のであれば それは「見て見ぬふり」ではないでしょうか また、その考えの基盤は「個性だから助けない」「誰でもあるから助けない」になっていないでしょうか 本来なら「個性でも、違くても助ける」「誰でもあるから助ける」という心持ちが必要なのです ただ、「障害は個性」という言葉は、福祉の中で、「障害を持った人が、社会に自然に社会に受け入れられるよう」という「願い」はこもっていると思っていますその願いはとても共感できます 福祉の歴史はある意味、 ・闘争 ・いかに受け入れてもらえるか ・知ってもらえるか の歴史でもあります 今の社会でも「障害者」に対して排他的な雰囲気があるのも感じま
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【無料】保育園、幼稚園、学校の行事に「比較」や「競争」を加えることに対して思うこと

前回の記事関連・過去記事「行事」というものは、「楽しいもの」というイメージもありますが、 「習慣化」し「義務的」にやっているものも少なくありません最近私は、中学生の体育祭を見る機会がありましたが、行進をさせ、 どのチームが一番腕を上げれていたか、きれいだったかを来賓に決めてもらい、競わせるようなことをしていました 正直意味が分かりません。言葉通りの意味です。本当に何の目的があって行っているのか分からないのです 「競わせること」で「力をつける」ことはできます しかし、それは現代の子育ての在り方とあまりにもかけ離れているように感じます 例えがあるなら「カブトムシ同士を無理やり戦わせていること」に近いのではないでしょうか 運動会という無理やり行われる行事の中で、指示者の元、自分の意志でないことで競わせる様相はまさにそれでしょう こういう行事を行う時に大人が忘れてはいけないのは、 子ども達の意見を聞いて反映されているのかどうか、という点です 「競いたいのか」 「どんなことをしたいのか」 「そもそもやりたいのか」 等です。もし聞いていて、子ども達の意志でやっているのだったら私のリサーチ不足ですし、謝罪します でも、そんな競争や、比較を平然と導入しているところでは、きっとそんなことはしていないとあえて断定します 「競走」、「比較」というものをスポーツや行事に加えることで、そのものの「本当の楽しさ」、「魅力」をなくしているとさえ思っています そして子どもは、「嫌な記憶」しか残さないのです 少なくとも、今大人になった私が振り返り、それらの行事が楽しかったといわれると、あまりいい記憶が残っていま
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【無料】元児童指導員からみたお子さんとご家族のレスパイト(息抜き)の必要性の話

前回の記事関連記事関わってきた親御さんの中には、お子さんのことで気が張り詰め、なかなか自分の時間が取れない方も多くいました 今回はそういう方に向けた「レスパイト」について以下に記述していきたいと思います私のレスパイトの考え方 私として、子育てにおいて、お子さんと離れる時間は意図的に作ったほうがいいと思っています。それはおこさんの特性や障害の有無に関わらずです なぜなら、「子どもと関わる」ということは、自分の個人の時間が無くなることを意味します 遊びに食事、入浴、睡眠等、洗濯等、生活のほとんどが「子ども」に優先順位をとられてしまいます パートナーと入れ替わりで、自分の時間を作れる方もいます。素晴らしいことです ですが、大半の場合は片方に大きく役割が偏っているのではないでしょうか そうなると、「子ども」のことで自分のことが疎かになり、不満は溜まる一方です普段は良いかもしれませんが 疲れがたまってくると「なぜじぶんだけ」という気持ちに支配されてしまうこともあります 日常的にレスパイトを利用することで、「自分の機嫌を取る」という行為を習慣化することは、自分にも、お子さんにもメリットがあるのです レスパイト(息抜き)をするメリット・しないデメリット レスパイトをすることで、お子さんと関わる上で 「心の余裕が生まれること」 がまず大切です 基本的に、自分に余裕がない状態だと、お子さんに対しても辛く、厳しく当たってしまうことが多いです 自分の時間を確保することで、自分にも余裕が生まれ、お子さんにも他者にも優しく関われるのです また、レスパイト先が決まっていると、「何かあったときに頼ることがで
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【有料】子ども同士の喧嘩、いざこざに大人がどう介入するかの話② 事例からみる喧嘩への対応

前回の記事関連記事以前いた職場(児童発達支援センター)(保育園)での子ども同士の喧嘩に大人はどう対応したかを以下に記述していきます喧嘩のエピソードなので、他の支援部分を結構削ります。いろいろ試行錯誤したのだとご想像くださいA君とB君の喧嘩 A君とB君は同じ年齢で、交友関係がありました。玩具の貸し借りや、「一緒に遊ぼう」と行動を共にすることが多かったです そんなA君とB君が喧嘩をしました。手が出たり、泣いてたり興奮度の高い喧嘩です 保育士(支援員)はA君とB君の間に入り、気持ちの代弁を行いました。「A君はこう思ってるんだよね」「B君はこう思ってるんだよね」と 何度かたたき合いになりそうな場面を制止しながら、一度二人が離れてその場の喧嘩は終わりました 次の日、A君とB君は何事もなく遊んでいました。保育士が「昨日の喧嘩はどうしたの?」とA君に聞くと「もういいの!」と元気よく答えていました。 A君とB君の喧嘩の後、どう対応すればよかったのか職員同士で振り返りをしました ・喧嘩になる前に、大人が環境の調整ができたのではないか ・あの喧嘩の場面に職員がすぐに対応できる場所にいて、仲介できてよかった ・A君とB君の関係性、やり取りのレベルをみて、職員が「こうしたらいいんじゃない」と言わなかった判断がよかった ・仲直りまでの道筋は示したほうが良かったのではないか ・明日のA君とB君の様子をみて、どういう関わりが必要か、再度検討しよう などの意見が出ました様々な意見が出た振り返りでしたが、基本的に職員の目線は「見守る姿勢」を大切にするものでした結果として、A君とB君の関係性はもとに戻り、また楽し
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【有料】お子さんから親へ向けられた他害に対してどう向き合うか、関わるかの話

前回の記事関連記事「お子さんからの他害」は子育てをしているご家族にとって大きな課題となります 特性の強いお子さんの他害行為への関わりは、私たちが通常イメージする子育てでの関わりと比べ、コツが大きく違い、戸惑う部分が多いです 今回はそのようなお子さんの他害にどのように向き合えばいいのかを、自身の療育での経験を基に以下に記述していきたいと思います 参考になれば幸いです 他害と向き合う心構え 他害行為は基本的にお子さんからのメッセージという認識を持っています その他害の理由は様々ですが、必ずその裏に 「かまってほしい」 「分かってほしい」 「ほっといてほしい」 等の気持ちもあります 大人はそのメッセージを、前後の状況から把握しつつ対応する必要があります そして、私の関わっていたお子さんはそのメッセージの伝え方、大人側のメッセージの受け取り方がとても不器用でした 特性によるものか ルーティンになっているか 認知のゆがみによるものか こちらの声掛けや関わりに対して、間違った(ある意味そのまま)受け取り方をし、誤学習した行動をとります 特に多い例をあげるなら ❶お子さんが家族を叩く→❷家族が怒る、声をかける→❸関わってくれた→❹家族と関わりたいときは叩こう 等です
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【有料】他児の玩具をとってしまうお子さんに対して大人ができることの話② 大人の対応について

前回の記事関連記事大人の心構え まず大切なのは、「おもちゃの取り合い」自体は発達に必要なプロセスであるということです お互いに成長できる発達段階であり、特性的な障害・障壁がなければ、私はまずその取り合いの成り行きを見守ると思います 今回は前回記事でかいた「誤学習」を防ぐために、何をしていたのかを記述していきたいと思います まずはお子さんを止める その止める理由 センターでのお子さんへの対応の多くは、「お子さんを止めるでした」 相手の玩具をとろうとしたら止めますし、とってしまったらすぐに大人はそれを相手に返します そこでお子さんと大人の争いは避けられないとも思っています それには理由があります。それは 「お子さんの(目的達成)させないためです」 前回書いた 玩具で遊びたい(目的) ↓ 相手の玩具をとる(行動) ↓ 相手が取り返そうとしたけど、叩いて防ぐ(行動) ↓ 玩具で遊ぶ(目的達成) ↓ 玩具で遊ぶには、おもちゃをとって、人を叩いて防げばいい(学習) ↓以下繰り返し 玩具で遊びたい(行動) ↓ 相手の玩具をとる(行動) という行動パターンとして誤学習に陥りがちなお子さんは、 ・相手のことを見ていない ・衝動的 ・本来その事象で得られる成長までのプロセスを得られない 傾向にあります
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【無料】他児の玩具をとってしまうお子さんに対して大人ができることの話① 何が起こっているのか

前回の記事関連記事子どもと一緒に遊んでいると、不意に他のお子さんの玩具をとってしまったりする場面があります それは児童発達支援センターでも同じく、公園に遊びに行ったときに、他のお子さんの玩具をとってしまう 等もザラにあります。大変気まずいです 親子クラス、親子通園日でも同じようなことがあります。ご家族も大変気まずそうですし、周囲の関係性を保つにはお子さんを怒ったり、止める方法をとるしかないと思います 「子ども同士が相手の玩具をとり、お互いに争いになり、もうやらない」と学ぶのが同じ発達段階にあるお子さんはできますし本来ならそれが一番いいです しかし、特性が強かったり、認知のゆがみから、その段階に踏み込めずに問題が複雑化、こじれるお子さんもたくさんいます 今回は、そんなお子さんに対して、実際に大人がどんな考え方を持てばいいか、実践をすればいいか、センターではどんなことを伝えていたかも 交えてお伝えできればと思います。以下に記述していきます 特性の強いお子さんの学習パターン、目的、は何かを把握する 特性が強かったり、認知のゆがみからくるお子さんの行動は、目的達成のために一直線だったり、手段を選ばないようにみえます。実際に選んでないことが多いです ・自分と相手の境界線が薄かったり、人への興味が少ない ・衝動的に行動してしまう といった様子も見受けられます そういった場合、例えば、砂場でおもちゃをとってしまうお子さんの学習として以下のパターンになる傾向があります玩具で遊びたい(目的) ↓ 相手の玩具をとる(行動) ↓ 相手が取り返そうとしたけど、叩いて防ぐ(行動) ↓ 玩具で遊ぶ(目的達
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【無料】他害を行うお子さんと関わる上で、その子を悪者にしない雰囲気を作ることが大切な話② 心構えで大切にしたいこと

前回の記事関連記事前回の続きになります お子さんを悪者にしない環境づくりのために行ったことがいくつかあります 以下に記述していきますその子がどうしてその行動に至っているかを把握する お子さんの他害理由が分からない状態での支援は、支援者にとってもストレス過多です 感覚統合不全によるものか、家庭環境によるものか、等、お子さんの行動には理由が必ずあります その理由を知ることで、支援者側も正しい力の入れ方で支援を行えます。そして、正しい力の入れ方の支援は結果も出るので、ストレスが少ないです 中には「なんだこんな理由で?」というものもあります。人によっては「そんな大した理由で荒れないでほしい」と思ってしまうこともあるでしょうただそれは、「気づけなかった未熟な自分」を隠す行為だという自覚が必要です。それを恥だと、悪いことだと思わないほうがいいです お子さんの行動把握はできるだけ、「気づけない未熟な自分もいていい」という精神がとても大切です。難しいんですよホントに チームでの意思の確認、連携が必要である 結論だけ言うと、他害行為のあるお子さんとの関わりは「一人で」は無理です。心も体も疲弊します イライラで、大人が手を出してしまうような状況になってしまいます。私はこの状況はどんなに理由をつけてもいい状況だと思ってません 大切なのは、チーム、多人数で事に当たる姿勢です 「こういう言葉にはこう対応しよう」 「こういう行動にはこう対応しよう」 「こういう時には交代しよう」 と事前に対応の確認や、意思の疎通を行います。そうすることで、お子さんへの対応をより、多角的な視点でみれたり、大人の負担軽減につ
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【無料】他害を行うお子さんと関わる上で、その子を悪者にしない雰囲気を作ることが大切な話

前回の記事関連記事他害行為のあるお子さんと関わる上でとても大切にしていたことがあります。それは 「お子さんを悪者にしないことです」 今回はその話を以下に記述していけたらと思います。参考になれば幸いです他害行為のあるお子さんは「自分がどう見られているか」に敏感 他害のあるお子さんを集団の中に無理やり入れると、周囲の子どもから避けられる、煙たがられるようになります それは、他のお子さんが身を守るために自然とそうなります。悪意があるわけではありません お子さん自身もそれを感じ取り、更に情緒が乱れることがあります。更にそれが他害行為を助長させます 他害行為がどんな原因で起こっているかにもよりますが、 ・感覚統合不全 ・環境(家庭、周囲の大人の無理解)の影響による対人関係の乱れ ・ASD傾向があり、相手を考慮できない が原因によるものでの他害行為をするお子さんは自分がどんな目で見られてるか、どんな扱いをされているのか敏感なのです 大人も敏感になり、精神が疲弊してしまう 敏感になるのはお子さんだけではありません。ご家族や、関わる支援者も「環境」によっては精神をすり減らしてしまうケースも多いです ・他害行為をするお子さんを一人で見ている、対応を考えざるを得ない環境にいる ・対応方法が分からず、周囲の無理解のため、結果止める、怒る方法でしかお子さんの行動を止める手段がない ・周囲から責められるような視線で見られ、責められる、もしくは責められるように感じる このような環境です 大人もお子さんを責めるような表情、言動が多くなり、結果お子さんに大人の声が届かなくなるほど信頼関係が損なわれてしまうこと
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【一部有料】発達障害について私の考えも含めまとめた話

前回の記事関連記事昨今、様々な場所で「障害」「発達障害」というワードを耳にする機会も増えてきました 今回は、その「発達障害」に対して、私がどんな認識を持っているかをまとめたいと思います発達障害とは 発達障害とは何か…以下に厚労省、文科省が定めている、紹介している文面を載せます 基本的にはこれが基準になると思っています  発達障害とは「発達障害者支援法」において「自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害その他これに類する脳機能の障害であってその症状が通常低年齢において発現するものとして政令で定めるもの」と定義されています 発達障害の可能性のある児童生徒は、通常の学級を含め、全ての学校・学級に在籍していると考えられ、文部科学省では、こうした幼児児童生徒への指導・支援のために、厚生労働省などと連携しながら、特別支援教育をさらに充実していきます 引用元↓ 発達障害について:文部科学省 発達障害は、生まれつきみられる脳の働き方の違いにより、幼児のうちから行動面や情緒面に特徴がある状態です。そのため、養育者が育児の悩みを抱えたり、子どもが生きづらさを感じたりすることもあります 発達障害があっても、本人や家族・周囲の人が特性に応じた日常生活や学校・職場での過ごし方を工夫することで、持っている力を活かしやすくなったり、日常生活の困難を軽減させたりすることができます 引用元↓ 発達障害|こころの病気を知る|メンタルヘルス|厚生労働省 そして多くの文献、書籍で 生まれつきの脳機能の発達の偏り 幼少期から現れる発達のアンバランスさ 脳内の情報処理や制御に偏
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【有料】ASD傾向(自閉特性)のあるお子さんの年少児から年長児の中での成長を児童発達支援センターで働きながら見たおがさんの話

前回の記事関連記事お子さんの成長は、人によってそれぞれです 児童発達支援センターで働きながら見ていたお子さんの成長過程も様々でしたが、大体こういう流れになるなぁという枠組みは感じ取ることができました 前回はADHD傾向の強いお子さんの成長の様子の枠組みを有料記事として紹介しましたが、 今回はASD特性、自閉的特性のあるお子さんの成長の様子を記事としてまとめていきたいと思います 小学校入学前のお子さんの内容になりますし、あくまで、私が体験したことなので、参考までにおがさんの見たお子さんの年齢による行動・成長の枠組み ASD特性(自閉特性)の強いお子さんの、年少~年長という形でどんな行動や様子が見られたかを分類してみました 年少(0~3歳)特性が表面化し、行動に現れる時期 かなり早い段階で、 ・人への興味の薄さ(目線が合わない、他者との関係より興味が勝つ) ・言葉の使い方(オウム返し・エコラリア)が独特 ・感覚面での過敏さ及び、身体面の凸凹な成長過程(感覚過敏での抱っこ拒否、定頸の遅さ、立位までの早さ等) ・興味の幅の狭さ(回転刺激などの感覚遊びに過集中する、数字等規則性のあるものへの強い興味等) ・逆手のばいばい(他者への興味の薄さ、相手との自己境界線が曖昧で、相手でなく、相手の手の平の動きをそのまま受け取る) 等、特性によって、多くの定型発達とは別の成長過程になっている場合が多かったです 0~2歳までの間で、言葉や、行動の基準がASD特性にかなり引っ張られているような行動が現れ始めます 感覚過敏(嗅覚、味覚、触覚、視覚、聴覚)などの理由から、四つ這いの歩行を嫌い、立位に無理に移
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【有料】ADHD傾向のあるお子さんの年少児から年長児の中での成長を児童発達支援センターで働きながら見たおがさんの話

前回の記事関連記事お子さんの成長は、人によってそれぞれです 児童発達支援センターで働きながら見ていたお子さんの成長過程も様々でしたが、大体こういう流れになるなぁという枠組みは感じ取ることができました今回はADHD傾向の強いお子さんの成長の様子の枠組みを以下に記述していきたいと思います 小学校入学前のお子さんの内容になりますし、あくまで、私が体験したことなので、参考までにおがさんの見たお子さんの年齢による行動・成長の枠組み 年少、年中、年長という形でどんな行動や様子が見られたかを分類してみました 年少(3~4歳)課題の多くが表面化し、対応が難しい時期 1~2歳の頃よりも身体ができ始め、特性による行動の激しさが表出してくる印象です この時期にセンターとつながるお子さんが多かったです 行動として、 ・衝動的な行動が多く 物を投げてしまう 人を叩いてしまう 人を押してしまう 棚に上ってしまう ・注意が様々な方向に向いてしまう ・力加減が難しい 等といった行動を無意識に行ってしまうことも多々あり、「やってはいけない」と伝えたことでも思い出す前に行ってしまうため関わる大人としてはお子さんの行動に戸惑ってしまいます
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【有料】同年齢だけど、遊び方や物の見方が違う子ども達が一緒の空間にいると起こる状況の話

前回の記事関連記事児童発達支援の現場では、「特性や感覚の違い、知的、認知の障害」によって、同年齢でも遊びや行動の仕方が異なるお子さんの様子がよくみられましたお子さん同士のトラブルの引き金になったりします 遊び方が違うことは、別に異年齢保育の現場では当たり前に起きていることではあるのですただ、同年齢の発達段階での遊び方が違うとまたトラブルの質が変わってきます 子どもの発達段階で示されている遊びの特徴通りとはいかず、お子さんごとに個別性があります 考えてみれば当然と言えば当然なのです。お子さんごとに求める遊びは違いますし、成長に必要な求める感覚も個別性があります 示させれてる発達段階はあくまでも基準、指標であり、その通りに成長するお子さんもいれば、そうじゃないお子さんもいるのです 今回は遊び方や物の見方が違うお子さん達が一緒に遊ぶことで何が起こるか、一部の例で紹介したいと思います 作りたいお子さんと、壊して遊びたいお子さん 子ども達の遊びの空間に、レゴブロックや積み木などがあるとこういう状況に出くわすことは多いです
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【有料】衝動性、多動性が強い(ADHD特性)のお子さんへの対応の話

前回の記事関連記事児童指導員として、多くのお子さんと関わってきました その中で、ADHD特性のお子さんは数多くいました 彼らはどのようなことに困り、どういう対応が求められたか、以下に記述していきますADHD、多動、衝動性が強いお子さんの特徴 関わったお子さんには以下の行動・特徴がみられました ・あつまりの時に座っていられない ・座りながら、足を小刻みに動かす、跳ねる ・大人の話し中に走り回る ・やりたいと思いついたらすぐに行動に移す ・行動時に無意識なことが多い ・やった後に「しまった」と思う ・常に動いている ・自分では止められない行動もある ・固有覚・前庭覚が鈍麻な子が多い ・他害が多い 上記の「特性」に 「性格」 「別の特性」 「知能年齢」 「情緒」 などが合わさり、様々な行動につながっているようでした お子さんの困り感 基本的に多かったケースとして、「自分ではどうにもできない」が大人に「怒られてしまう」がありましたその結果、大人への信頼感を失い、声掛けをかけられても「話をきいてみよう」という入り口にも立てないようでした 彼らの成長を促すには、 ・困ったときに助けてもらえるという「安心」できる環境、関わり ・大人への信頼感 ・感覚統合の成長 が必要です ではどのように関わりや対応が必要なのかを以下に記述していきます 基本的な大人の関わり方
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【有料】発達特性の強いお子さんのための「鬼ごっこ」の支援・調整方法の話

前回の記事関連記事「療育」「感覚統合」の視点でで見ると「鬼ごっこ」はものすごく高度な遊びです。この記事では 鬼ごっこしている子どもに何が起こっていて、大人はどんな調整が必要か をお伝えできればと思います 鬼ごっこを楽しむには 「鬼ごっこ」を楽しむために必要な力があります。それは ・身体の基礎ができていること(感覚統合がしっかりなされている) ・ルールが理解できていること ・情緒が安定していること ・人との関わりを楽しめること ・基本的な認知の力があること 等があります この力がない状態だと以下の問題が起こります ・力加減ができず力いっぱいたたく、もしくはタッチできない ・走れず他者に追い付けない ・鬼にされたら癇癪を起こす ・鬼にしなくても癇癪を起こる ・黙っていなくなり、ひんしゅくを買う ・誰が鬼なのか分からなくなり、追えない ・鬼なのに逃げる行動をとる
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【有料】自分ルールを作って顰蹙を買うお子さんにどのように関わっていたかの話

前回の記事関連記事様々な特性などの理由で「自分ルール」で対応しようとするお子さんに対して どのように関わってきたかを記述していきたいと思います 大人の心構え このような「自分ルールを設定する」お子さんに学んでほしいのは・ルールを自分一人の都合や気持ちで変えるには段階があること ・結構それは難しいことであること ・受け入れてもらえることも、受け入れてもらえないこともあること だったりします 基本的には、現段階ではお子さん一人で解決するのは難しいと思います。まずは大人が補助を行うことでお子さんの大きな失敗感に繋げない よりよい方法がある実感を持ってもらう ことを優先したほうが、今後の他者と関わる意欲につながっていきます
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【有料】自分ルールを作って顰蹙を買うお子さんが、なぜルールを作ろうとするのかを療育的視点からみる話

前回の記事子ども達と一緒に遊んでいると必ず 「自分でルールを作り、他者にそれを求めるお子さん」がいます 大抵の場合他のお子さんの顰蹙を買い、あきらめるか、癇癪を起こすかなどの行動になります なぜそんな行動に出るのか、経験から考察し記述していけたらと思います また、様々なお子さんのケースを書いていくので、お子さんによって、特性ごとに理由は違います。ご参考までに ルールが理解できないので、自分の分かるようにやりたい 鬼ごっこなど遊びのルール理解が難しいお子さんは、ルールを守らなかったり、自分のやりたいように行動しているようにみえますそれもそうなのですが、根本的な原因は「分からない」なのです なので、自分が分かるように都合のいい方向にルールを変えてしまう行動につながります
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【無料】発達支援領域からみて「設定保育」と「自由保育」はどちらも大切な話

前回の記事保育現場でよく聞く疑問として 「設定保育」と「自由保育」どちらがいいか という話があります 園としてはどちらかの特徴に特化したほうがやりやすさはあるかもしれませんが、発達支援に関わり、両方の現場を行き来していた私にとっては 「どちらも必要なものである」 と言わざるを得ません どちらかに優位性があるという話はナンセンスだと思っています 今回はそれをテーマに記事を書いていきたいと思います 設定保育と自由保育 ・設定保育とは 「設定保育」とは法律で定まったものではありませんが、一般には 保育士やお子さんと関わる支援員が目標のも基、活動内容を決め実施していく保育 という認識です。要するに子ども達に 「お絵かきするよー」とか、「制作するよー」と保育士が主導で呼びかけ集まってもらい、集団から小集団で一緒の活動を行うことで協調性やルール理解につなげることが目的となります ・自由保育とは 一方で自由保育は 子どもの遊びや活動に干渉せず、見守ってサポートする形で保育を行う形態です 子ども達が自分の興味関心に基づいて自由に遊ぶことを重視し、遊具や遊び場などの環境を整えて提供します 例を挙げるなら、保育室に造形コーナーや絵本コーナーなどを設けて、子ども達に遊びを選んでもらい、保育者は見守る形をとる などです 主に子ども達の主体性や創造性を育むことが目的になります 発達支援の領域からみた設定保育、自由保育の必要性 私は発達支援の領域で働いてしましたが、どちらかというと「設定保育」に近い環境でした しかし、隣に「自由保育」の保育園があったのでよく交流をしていく中で「どちらも大切」というこ
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【有料】運動会や発表会の練習は参加しないのに、本番ではしっかりやるお子さんの特性についての考察の話

前回の記事運動会、発表会シーズンに多くなる相談として 「お子さんが練習に参加しない。どうすれば参加できるか」 というものです 話を聞いてみると、去年も練習に参加せず、本番ではしっかりできていた とのこと 結構こういうお子さん多いんですよね(´・ω・`) これは特性であったり、苦手さだったりが関係していることがあります 以下に記述していきますので、参考までにご覧ください ※そもそも参加したくない・楽しくない行事である可能性は棚に置きます 練習に参加しない・本番に参加するのはなぜか お子さんの傾向として どのようなお子さんが、このようなケースでになりがちなのかというと 結構様々です ・一見理解できそうな言葉遣いであったり、普段の生活は安定している子 ・ASD傾向が強く出ており、苦手さもはっきりしている子 などなど
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【無料】多動、衝動性の高いお子さんは「認められた」という体験が必要な話と私の支援観の一部

前回の記事ADHD、多動、衝動性が強いなど、パワフルなお子さんは園やセンターにもよくいました今回は多動・衝動性の強いお子さんの支援のお話です 衝動性の強いお子さんA君 A君は集まりの場面などでどうしても立って動きたいお子さんでした彼は「気持ちを言語化できる」という力がありました 行った支援は 「走りたい気持ちになった」時には「走りたい気持ちになった」と言ってほしいと伝えることでした 「無理に集まりに参加し彼が学べることはない。それなら彼がしっかり自分の気持ちをしっかり他者に伝え、受けれ入れられる経験につなげよう」 という意図の支援でしたその結果 彼は「走りたい」としっかり伝え、大人も「いいよ」と伝えられる流れができました。その流れで以下の新たな学びにもつながりました ・「この時間には戻ってきてほしい」と伝え、それをA君が受け入れられる経験につながった・他のお子さんも「A君と一緒に走りたい」と気持ちを伝えてくれるようになり、子ども同士の関係性が組みあがった・集まりを彼らが楽しく学べるようなもの作り変える契機になったと、スタッフも子ども成長できるきっかけとなるものでした もちろん、その流れでスタッフは苦労をしました。見方を変えれば「A君に追随して、他のお友達も集まりに参加しなくなった」とも言えますし、 「この時間はもどってきてほしい」というスタッフの言葉も「やだー」と言われ、「いや…でもさ」と説得したり、時には注意したり… 「こんな時はこんな声掛けしよう」「こんな場面ではどうしてた?」とスタッフで声掛けの統一や、振り返りで情報共有したり… 振り返るとこの支援で良かったと思える点は
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【有料】療育的・特性的視点で読み解く「母の言うことより父の言葉は聞く」はなぜか?そして、虐待へとつながる関わりの話

前回の記事以前ツイッターで以下のことをつぶやきました 「母の言うことより父の言葉は聞く」は子育ての世界ではよく聞く なんで「言うことを聞く」のか。結論から言うと 「父が子育てに優れている」「母が劣っている」わけではない 経験上感じたことを療育的・特性的視点を基に、以下に記述していきますこのツイートも大きな反響があったので、ここに書き込みたいと思います療育的にみると「子どもが言うことを聞く構造が出来上がっている」 【母親】の場合子供と四六時中一緒の場面が多く、その中で常に子どもとやりとりが発生します 細かく見ていくと、関わり中に母親の声かけに対して、子供が「イエス」「ノー」で応える場面が多いです 多く関わっている母親は止める場面や注意する場面が必然的に増えます。イヤイヤ期を迎えると特に「ノー」が増えるのです 療育的視点で見るとすべてのお子さんに「自閉傾向」は少なからずあります
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【無料】話の最中に話しかけてくるお子さんについての考察の話

前回の記事ツイッターでご質問があり、それがとても私も身に迫るものであったので、記事にまとめていきたいと思います 「お子さんが会話の中で、話をさえぎって話しかけてきたり、話すべき場面でない時に自分の興味のあることばかり話す」 といった内容です 雰囲気のよめなさ 空気のよめなさ 暗黙の了解のよめなさ 支援の中でそういったことに直面したことは一度や二度ではありません 私自身の経験から、どのようなことが起こっていたか考察していけたらと思います 目次 ●そもそも会話とはどういったものか ●お子さんの会話を特性的にみえると ・多動・衝動性の高いお子さんとの会話・自閉症スペクタクル的特性のお子さんとの会話(ここでは自閉特性、アスペルガー特性としてまとめます)まとめ ●そもそも会話とはどういったものか 支援の中で「会話とは何か」とよく考えていました ・自分と相手の気持ちをつなぐもの ・相手のことを知りたいゆえにできること ・言葉、目線、身振りで行うもの ・相手に気持ちが伝わると嬉しいもの ・目に見えないもの ・暗黙の了解があるもの (順番性があること、相手を傷つけることを言ってはいけないこと、自分のことだけしゃべってはいけないこと、相手の話を聞くこと、相手は自分の考えが分からないこと、相手の話をさえぎってはいけないこと、関係ない話を唐突にしてはいけないこと、時間的制約があること等) などなど、「会話」には多くの「要素」があり、我々はそれを無意識に行っているのです。ものすごく難しいことを人間は同時処理して行っているのです そして、発達支援の領域で関わるお子さんは、 特性や、障害によって、こういっ
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【無料】自他境界線の曖昧なお子さんのクイズの出し方の話

前回の記事私はよく送迎バスの添乗員として、お子さんと関わる機会もあったのですが、お子さんとのよくやっていたのが クイズですお子さんのだすクイズは拙く、クイズともよべる代物ではないですが、楽しいと思えることを大切にしていました そんなかで興味深い、これは本人も大変だろうなと感じたクイズの出し方をしたお子さんがいます 「これが自他境界線の曖昧さか」と今でもはっきり覚えています 私にクイズを出したお子さんは、6歳の知的能力の高い男の子でした お子さんは私にこんなクイズを出したのです 「上の文字は七夕です。この四角の中に入る言葉は何でしょうか?」 と 一瞬なんのことだかわかりませんでしたが、普段からお子さんの特性は知っていたので、すぐに思い至りました 恐らく、彼はテレビのクイズ番組のイメージをそのまま言葉にしている と… 彼は自分ではしっかり問題を出していると思っているのですが、 「相手と自分は同じイメージを持っている」 前提で話を構築するのです。ここになんの悪意もありません しかし、彼は相手が自分の問題を理解できないことにいら立ちます 相手と会話でコミュニケーションをとりたい気持ちはあれど、相手に受け入れてもらえない状態に陥る 彼を見て、「本当に大変な世界で生きている」と改めて感じました この時はしっかり彼と会話し、「こういうこと?」と情報を整理しながら会話をし、彼も分かってもらえた気持ちを持ってもらえたようでした。しかし、これが日常的に起こる彼の生活はどのようなものになるのか想像がつきません ただ、分かったこともあります 彼の他にもこのようなお子さんはたくさんいました。そして、彼、
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【有料】記憶処理が難しいお子さんとの関わりで大切にしていたこと

前回の記事発達支援の現場で、 約束していたことをすぐに忘れてしまったり、伝えたことを次の瞬間には覚えていなく、声をかけることで思い出すような動きをするお子さんによく出会います 今回はそんなお子さんがどうしてそうなってしまうのかということ、関わっていた際に気を付けていたことを以下にまとめていきたいと思います 忘れてしまう、覚えられないお子さんに何が起こっているか 忘れてしまう、覚えていられないお子さんは、いままで出会った中で特に規則性や、特定の障害があったわけでなく、本当にまばらなイメージを持っています思い出す中だと、 知的理解は高く、ASD傾向(アスペルガー特性)があるお子さん ダウン症のお子さん ADHD特性の強いお子さん 自閉特性が強いお子さん など 多くの特性、障害と一緒にこの「忘れてしまう・覚えられない」という苦手さがあるという印象を持っています
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【有料】「~君、~ちゃんだけずるい」というお子さんについて考える話

前回の記事子どもと活動していると、「~君、~ちゃんだけずるい」という言葉を聞く機会があります この言葉に対して、前職では結構敏感に反応していました。なぜなのか以下に記述していきたいと思います●大人が見逃していたという「事実」であること この言葉は、ほとんどの場合「お子さんの満たされなさ」から出るものです 満たされなさは ・家庭 ・園での集団活動の場 等が主な原因となっている場合がありますが、問題は 「関わっていた大人がいままでそれを見過ごしていた、気づけなかった」 ということなのです なぜこういう事態が起こるのかというと、多くの場合は ・表面上にはっきりした行動で目立つお子さんに気を取られていること ・お子さん自身が気持ちを表出することが苦手、もしくは言いにくい環境に なっていることという状況になっているのです そして、ふと言いやすい状況になった瞬間に不意にでた「ずるい」という言葉は支援していた私たちにとってとても重いのです なぜなら、上記の2点の原因は間違いなく大人にあり、「見過ごしていた事実」を突き付けられるからです
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【有料】保育園と児童発達支援センターの交流での課題をまとめみる話

前回の記事私が以前勤めていた施設は保育園と支援センターが壁一枚でつながっているほど近かったです ある意味、出入り自由な空間でもあり、壁一枚が交流のとても大きな隔たりであり、子ども達の活動を保証してくる壁でもありました 今回は支援センターにいた特性が強かったり、障害をもったお子さんと、保育園のお子さんとの交流時に浮かび上がった課題のことを書いていきたいと思います実際に交流をやってみての難しさ ここで以下に交流の際に起こった様々な問題、課題を羅列していこうと思います お子さんは別に変らない 私はほぼ施設が出来上がった当初からいたので、交流がどのような変遷をたどったかを全体を通してみることができました 8年間の中の流れです。その中には失敗したもの、良かったなぁと思えるものがたくさんありました その中で一つ確かに言えることは 「お子さんは他者、自分の特性が強かろうが障害があろうがなかろうが変わらずまっすぐ進み続ける」のです 大人にまっすぐに自分のやりたいこと、疑問に思ったことをぶつけてきます
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【有料】音楽療法からお子さんをどうみるか、関わるかを学んだ話と大変だと思った話

前回の記事児童発達支援センターの活動の中で、月に一度「音楽療法」の先生を招いてセッションを行っていました参加している中で、お子さんをどのようにみているのかを学んだので、それを記述していけたらと思いますお子さんへの音楽療法 音楽療法とは、音楽の持つ特性を活かしてリハビリテーションを行うプログラムです 子どもから高齢者の方へ幅広く取り入れられるものですが、 お子さんへの狙いとして、音楽を通して ・音に対してどんな反応をみせるか ・音、音楽を介して他者とどんなコミュニケーションをとれるか ・どんな音が好きか ・どんなペースが好みか 等を観察し、お子さんに合わせたプログラムを行いながら、成長につなげていくものでした 私たち支援者側も、音楽療法士さんからのフィードバックを受け、支援の中に活かしていました 実際に支援へ活かせた視点と方法 ・音の大小、高音、低音などでお子さんの好みの音、楽しめる音を把握する
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【有料】記憶処理が難しいお子さんとの関わりで大切にしていたこと

前回の記事発達支援の現場で、 約束していたことをすぐに忘れてしまったり、伝えたことを次の瞬間には覚えていなく、声をかけることで思い出すような動きをするお子さんによく出会います 今回はそんなお子さんがどうしてそうなってしまうのかということ、関わっていた際に気を付けていたことを以下にまとめていきたいと思います忘れてしまう、覚えられないお子さんに何が起こっているか 忘れてしまう、覚えていられないお子さんは、いままで出会った中で特に規則性や、特定の障害があったわけでなく、本当にまばらイメージを持っています思い出す中だと、 知的理解は高く、ASD傾向(アスペルガー特性)があるお子さん ダウン症のお子さん ADHD特性の強いお子さん 自閉特性が強いお子さん など 多くの特性、障害と一緒にこの「忘れてしまう・覚えられない」という苦手さがあるという印象を持っています この「忘れてしまう・覚えられない」の原因としては、はっきりしたことは言えないのが現状ではあります しかし記憶処理の問題が大きく関わっているので、ここの理解が高まると目の前にいるお子さんへの理解が更に深まると考えています
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【無料】リフレーミングの大切さと注意しなければならない話

前回の記事支援の世界にいるとよく耳にするワードに「リフレーミング」というものがあります。主に ・ネガティブな思考を、ポジティブなものに変換する ・物事をみる枠組みを変えて、別の枠組みで見直す(FRAMEをREするということ) というな意味で使われます 例えを調べると面白いですね コップに水が半分しか入っていない→(リフレーミング)→まだコップに半分も残っている 失敗した→(リフレーミング)→成功に近づいた 等など 心の持ちようで、人のその後のアクションが大きく変わってくることが私も人生の中で体験しています ビジネスの現場でもリフレーミングの技術は活かされているとも聞きます 発達支援の中でのリフレーミングの活用と注意点 発達支援の現場、子育ての場でも、私はリフレーミングをよく活用していました ・集団行動が苦手→単独行動なら力が発揮できる ・苦手な食べ物が多い→苦手な食べ物を教えてくれる力がある ・いつもうるさい→みんなを笑顔にしようとしている といった形で、大人側の見るフレームを変えることで、お子さんの新しい一面に気付き、別のアプローチをすぐにひらめくことができるからです リフレーミングのすごい部分はお子さんをみるにあたって「多角的に物事をとらえる」という部分なのだと私は思っています しかし、このリフレーミングも使い方を間違えると効果を発揮するどころか、逆効果になってしまうこともあります 例えば上記の「苦手な食べ物が多い」を「好きになる可能性があるものが多い」とリフレーミングしたとします そして、支援を「色んなものを食べてみよう」と設定します  しかし本人が味覚過敏等があり、食べ
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【無料】支援者同士の考え方、イメージのすり合わせが大事な話

前回の記事私が支援者だった時、大切にしていたことがあります それは「支援者同士で支援のイメージをしっかり合わせること」です これは、「できている」と思っていてもなかなかできていないことが多いのです 今回はその「イメージを合わせること」の大切さ、重要性をまとめたいと思います 幽霊、買い物のイメージの話 私がよくこの話をするとき、よくたとえ話にするのは幽霊と買い物の話です 例えば「幽霊ってどんなの?」とイメージを言い合うだけで ・人型か ・足があるか ・柳の下か ・舌が出てるか ・白かカラフルか ・目の色は 色々イメージが湧いてきます 皆さんは何を思い描きましたか? 私は「幽霊」だと頭に白い三角巾を付けた柳の下にいる髪の長い女性のイメージがまずでます ちなみに「おばけ」だと、「ねないこだれだ」 のおばけのイメージが強いですね これだけ言ってもまだ細かいディティールに違いはあるでしょう どれだけ言葉を重ねても様々な他者との違いでる。それぐらいイメージの共有は、言葉だけでは難しいのです もう一つ、買い物の話をすると 「醤油を買ってきて」と相手に伝えたとします これだけだと恐らく失敗しますよね ・いつも使っているものか ・甘口か、濃い口か、出汁入りか ・小さいのか、詰め替え用か などなど… いくつかの情報を共有しないと、相手の意図に合う買い物ができません 支援を行う上でもこういった「相手のイメージを知る、すり合わせる」ことを支援者同士、被支援者、ご家族、関係者としっかり行うことがとてもたいせつなのです 支援者同士でのイメージ共有の話 では、実際に支援者同士でイメージの共有はどんな時に行う
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【無料】「教育的無反応」の話と、「無視」ではない話

前回の記事発達支援に関わっていると「教育的無反応」、書籍によっては「教育的無視」という関わり方法に出会います 結構有名ですよね(´・ω・`) ただ、この方法は大切にしなければならないことがたくさんあります 今回はその「教育的無反応」について以下に記述していきたいと思います教育的無反応とは 「教育的無反応」とは 場面に適さない行動、言動をする人(子どもや大人)に対して、支援を行う者が反応を示さないことで、不適切な行動を一度なくし、別の行動につなげること というのが一般的な認識だと思っています。ざっくり言うとホントにこんな感じです 生活の中で行動や言動の学習が「誤学習」になりがちな方に対して用いることがほとんどです 経験上、知的障害や、ASD(自閉症スペクトラム、アスペルガー特性)などのお子さん、成人の方でこの支援方法で関わる機会が多かったです 例えば、誤学習的に親御さんを叩くお子さんがいたとして ❶お子さんが家族を叩く→❷家族が怒る、声をかける→❸関わってくれた→❹家族と関わりたいときは叩こう 等です ❸の認識を持ってしまうところに、お子さんの特性、認知のゆがみが関係しており、❹学習結果にも大きく影響してきます こういった❸と❹の部分に「無反応」を行いつつ、適切な行動を伝えることで、「教育的無反応」が支援として確立します 子育て、福祉、教育の世界の中でよく用いられる支援方法ではあります しかし、間違った認識をもって行うとその効果も得られず、失敗することも多い支援方法になります なぜ失敗するのか ツイッターで失敗事例をこの前見かけました。先生のつぶやきですね 「授業中に教育的無視を
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【無料】大事な時にふざける子どもの心理の話

前回の記事よく園、センターでの活動、ここぞという場面でふざけるお子さんがいる。 私がよく見たのは、運動遊びや個別での遊び、親子クラス、また、発達検査時などの場面です 大人も「今 やらないでほしい」と思うことも多いと思います  ではなぜ子供がふざけてしまうのか…療育的視点から記述していきます。対応の仕方はまた後日に書きます 私の経験、実践の中であったものなので、参考まで…お子さんの状況・心理状態 ふざけるお子さんには共通点がありました。以下に記述していきます ・感覚統合不全で、身体の使い方に苦手さ、疲れがみられた ・弱い自分を見せたくない、認めてもらえない経験をしている ・身体的な苦手さ(言葉が出ない、不明瞭等)を持っている ・状況把握能力に苦手さがある ・自分がある程度「人に見られる」「評価されている」「上手くやりたい」「認めてもらいたい」と感じる・理解する力がある 上記の共通点をもつお子さんは、 「上手にできない」ということを「理解する力」を持っているがゆえに 「定期的に自己肯定感が下がる」状況に陥っていることが多かったです 自己肯定感が下がるには「きっかけ体験」があります。以下に記述していきます ・園、施設などでの行事の練習及び行事での失敗体験 ・友達(他児)からの苦手さを指摘される、仲間に入れてもらえない体験 ・日々の遊びでの失敗体験 ・「できない」ことを認めてもらえない大人からの声掛け ちなみに子どもが特に認めてほしいと思う人は、友達(他児)が多いです以上の体験を経た、「状況把握が苦手な子ども」は「失敗をしたくない」と思います。そして、最後の体験をします「ふざけたら友達
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【無料】子どもの成功体験と失敗体験をちょっと振り返って考える話

前回の記事療育的、発達支援的現場に関わっていると、「失敗体験はできるだけ避け、成功体験を」ということがベースの考え方になります 一番の理由として、その現場で関わるお子さん達は「失敗体験」をすることで失敗した物事にに参加しなくなってしまったり、避けるようになってしまうことで、 経験不足に落ちいる可能性が非常に高いからです これは別に療育だから必要な考えではありません。すべてのお子さん、果ては大人にも言えることだと感じています。失敗体験ももちろん大切です ただ、「発達障害」となるくらいの特性の強さを持つお子さんは、 ゆっくりな理解 誤学習の可能性 対人関係の苦手さ などなどなどなど のことから、一度の失敗体験からそれを反芻し、学びを得ることが難しい部分が多いのです なので「成功体験から」という考えは大切にしたいのです じゃあ「100%失敗体験が不必要か」 というと「そうではない」とも思っています お子さんがこちらが意図せずとも、想定してない失敗をする場面はいくらでもあるからです ただ、私たちが一般的に考える失敗体験って何なんでしょう。皆さんは失敗体験をどのようにイメージしますか? 相手ができてるのに自分はできない? できないことを笑われた? できないと怒られる? 正しいと思ったのにやったら叱られた? 期待に沿えなかった? 上記のことから思うに、現代社会では 「失敗は「相手」がいることで、「失敗」となり得る」 ものが多いと感じられます それは子と親、子と友達、子と先生、子と保育士 等の関係性で発生し、 ただ黙って見守っていれば別に何でもないようなことが、他者の言葉や表情一つで「失敗」
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【無料】言葉の発達ために身体全体を鍛える、緩めるのがいいのはなぜかの話

前回の記事「言葉が出ない」というおこさんの様子で悩む方は結構いらっしゃると思います 様々なアプローチの方法があると思いますが、私が言語聴覚士(ST)さんにから教えていただいた考え方を今回はご紹介したいと思います言葉の土台は身体から 「言葉が表出する」ということに様々な理解が複合しているのですが、 それを発する身体の土台がしっかりしていないと「言葉を発する意欲」がまずそがれてしまうのです 言葉を発するときに、我々は筋肉を使います。どこの筋肉か、口周りの筋肉です。しかし、「口周りの筋肉」は「首周りの筋肉」と繋がり、「首周りの筋肉」は「背中周り」と「胸まわり」の筋肉とつながっています この繋がっている筋肉が連動していくことで、我々はスムーズに、快適に口を動かせるのです STさん監修の元、私は口周りから首や背中にかけてテープで固定されながら、発声、咀嚼をする研修を受けました すると、思うように口を動かせなく食べ物を口からこぼしてしまったり、発声をするのも辛いのです この研修での学びは、筋肉の連動をテープを通して、はっきり感じられたことです。咀嚼一つとっても、テープから感じられる「この筋肉使ってたのか」という気づきは私にとってとても大きな学びでした 私が以前勤めていた施設でも、様々な身体の状態のお子さんがいました ・ダウン症のため身体機能の成長がゆっくり、また、低緊張で力が入れられなかったり、 ・過敏さがあったり、筋緊張が高まり、リラックスできなかったりして、筋肉が思うように連動できなかったり そんなお子さんはやはり発音が不明瞭であったり、咀嚼時に口唇閉鎖できずに食べ物がこぼれ落ちたりと
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【無料】お子さんの自発性を伸ばすために行っていたこと

前回の記事お子さんが自分のやるべきことをやらない という大人の嘆きをよく聞きます お子さんが大人の手助けがないと行動しない という話はよく聞きますし、 実際にそんなお子さんはたくさんいます 今回は、療育的な観点で見たお子さんの自発性に対して、どのような取り組みをしたのかを記述していきたいと思いますお子さんの動きやすい流れを見極める 基本的にお子さんの自発的な行動を引き出すために「行動するための意欲」に注目していました要するに、次にやることが魅力的である、お子さんの好きなものである といった具合に調整します 例えば、支援者側の場面でいえば、 遊び→お支度 ではなく お支度→遊び という流れに変えます。「遊びをしたい」気持ちを動機付けに、お支度を行う行動を引き出すのです そして大事なのは、そこにしっかり大人の評価を入れることで、徐々に褒められてうれしいというのが動機付けになり、 徐々に整理されていると分かりやすい が動機付けになってきたりします この動機付けの幅を広げていくことが非常に重要です 思い出せるようなシステム、環境づくり 私の知ってるお子さんには、お支度の最中に気がそれてしまったり、何してるのか忘れれしまう等 転動してしまったり、短期記憶が弱いお子さんもいました 自分ではどうにもならないことに対して、大人が「早くやりなさい」とせかす環境は子どものやる気をがクンと落としてしまいますなので、お子さんの見える位置に、「今のやること」を思い出せるような写真や絵を貼っておきます 例えば お支度であれば連絡帳、歯ブラシ、タオルなどのやることを一つずつ写真や絵で掲示して置きお子さんの目
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【無料】元児童指導員が選ぶお勧め絵本5本と療育的視点の話①

前回の記事今回は「絵本」を紹介していこうと思います 児童発達支援センターでは毎日絵本の読み聞かせをしていました その中で、たくさんの絵本に出会い、たくさんの読み聞かせのバリエーションや視点を身につけることができたと思っています 今回は絵本と、その絵本をどんな療育的視点でよんでいたかも含めて紹介したいと思いますす~べりだいこの絵本はまず、お子さんの常日頃遊んでいる「すべりだい」を題材にしているため、お子さんもイメージしやすいのか、食いつきがすごかったです 私が特に良いなと思ったのは ・長い滑り台を滑り降りる絵本の描写で、発声を促せた点 大人が「すーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーべりだい」と読む時にお子さんも真似して発声をしてくれました。発声を促したいときや、お子さんの覚醒を上げたいときに、「この絵本を読もう」という気持ちになります ・絵の動き、描写がはっきりしていてわかりやすい点 「お子さんがいろんな滑り台をして楽しんでいる」という描写は、お子さんにとって分かりやすく、「次はどんな滑り台か」という気持ちにさせてくれます普通の滑り台から始まり グネグネまがる滑り台長い滑り台跳ねる滑り台 等 「すべりだい」という一つの物に様々な属性があることを認識させてくれますこわめっこしましょかなりインパクトの強い作品になっていますね。この絵本はお子さんの好き嫌いがかなり分かれると思います。怖いもの見たさで「みたいみたい」とお子さんがリクエストしてくれることが多かったです この作品を読んでみて思ったのは ・絵本の構造が分かりやすい 基本的に、集中の短いお子さんにとって長いストーリーは変化に
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【無料】お風呂での遊びを考える、まとめた話

前回の記事世の中には、「お風呂が好き」「お風呂が嫌い」というお子さんがたくさんいると思います 今回は私がご家族から伺った遊びや、実際の活動で試してみてよかった「お風呂でできる遊び」のアイディアを紹介したいと思いますお風呂での遊びのアイディア ・氷を使う 氷をお風呂場にもっていき、お風呂の熱で溶ける様子を楽しみます これにはいろんな楽しみ方があり、ご家族から聞いたものを私も夏のプール遊び活かしていました 例えば、紙コップ、牛乳パックに入れておく大きい氷が作れますし、その中にフィギュアや人形を入れておくと「溶かして出す」楽しみが生まれます この氷をお風呂場にもっていくことがお風呂への場面転換の意欲になりますし、氷の形や種類を変えるとそれだけで何種類も楽しみ方が生まれます この遊びを念頭に置いて100均をめぐると、「この容器はどんな氷ができるか」という考えが生まれますよ(´・ω・`) ちなみに紙コップなどは破くと氷離れがいいのでお勧めです ・ボールプール、スポンジプール、ウォーターボール お風呂の中に大量のボールを入れ、ボールプールのような、普段と違う様を見て楽しむのもいいかもしれません お風呂と一緒に固有覚、触覚に刺激を入れれるのも素敵です ただ、ボールプールのボールは投げられると結構痛いのです。それが嫌な人は100均の「ウォーターボール」を探してみてください スポンジ製のボールなので痛くないのです。見た限り、2個で100円なので3000円くらいでいい量が揃いそうです ドンドンボールが増えるさまをお子さんと楽しむのもいいでしょう(´・ω・`)また、スポンジなので、握ったりする楽しみ
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【無料】子どもと関わる上で先の見通しをもっているかが、自分の感情をコントロールする上で大切な話

前回の記事お子さんと関わる上で、自分の感情をコントロールできないことはよくある それでも、新任の頃よりは全然気持ちのコントロールができるようになった ちょっと言いずらいけど、2~3年目くらいまで、叫んで怒ることが多い支援者だったと思う 自分の感情に飲まれる原因だと思う一つの要素があって ・自分の思った通りにならない ことがある 子どもが ・なんでそこでそういう行動をとるのか ・なんでそんなことをいうのか 本当にわからなかったのです 知れば知るほど、関われば関わるほど、「次はこれに備えておこう」と考えられるようになりました ・感情が乱れた後は、他児に手が出るかもしれないから、ちょっと個別でついてよう ・おしっこできるようになったけど、次はおしっこがでないことで情緒が乱れるかもしれないからその時の声掛けを考えよう そんなことも見通せるようになったし、これは子どもに育ててもらった力だと思っています 知識や経験、事例をたくさん見て、体験して、「先を考えられる」ことが、私の感情のコントロールの一つの答えです以上になります これからも少しづつ投稿していけたらと思っています 良ければ↓の♡ボタンで評価をお願いします(´・ω・`)
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【有料】子どもや大人が1月から3月まで起こり得ること、大人が気を付けることを元支援員がまとめた話

前回の記事この記事では私が児童発達支援センターで体験した、「1月から3月まで」に起こる子ども、大人のイベントのポイントや、その対応を支援員目線でまとめていきたいと思います ご家族や支援員として活躍されている方の参考になれれば幸いです 年中~年長児のこの時期の行動や、それに伴う大人の心情をまとめていけたらと思います 1月に起こること 冬休み明け お子さんは冬休み明け最初は「幼稚園、保育園に行きたくない」といったのではないでしょうか 家族と過ごした楽しい時間から、環境が変わるのは大人も子供辛いものです ただ、登園していつものリズムを思い出せれば、再び情緒も安定してきます 今後も話で出てくるかもしれませんが、「一定の長い期間、生活の場から離れる、そして戻る」時に 視覚的なスケジュールで予定を伝えられると、心の余裕が全然違います もちろん心がざわつくのは止められませんが、「何が起こるか知っているざわつき」と「何も知らずにいきなり起こるざわつき」では心のストレスが違うのです。圧倒的に前者の経験が次につながります
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【有料】子どものやる気を奪うのは「タイミングを逸した」大人の 「なにげない一言」「何気ない否定」だったりする話

前回の記事お子さんへの声掛けの後に「やだ」と拒否されたり、大きな癇癪につながる経験は、ご家族は誰でもあると思います  また、その流れから脱却できず、小学校、中学校、高校と、お子さんのやる気を、自己肯定感を少しずつ奪ってしまっている可能性すらあります  そんな時は大抵の場合は声掛けの際に、お子さんのタイミングを逸していたり、余計な一言をつけてしまっていることが多くみられます お子さん自身も、怒りが長引くときは「何で怒っているか分からない」状態になることも多く、あまりいい状態ではありません そんなときは大人側の「声のかけ方」、「タイミング」を見直すチャンスでもあります。「一瞬の工夫」でお子さんが劇的に変わることもあります ここでは「何気ない否定」とは、「余計な一言」とは何なのか、大人はどうすればいいのかを記述していきます
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【無料】保育園、発達支援の狭間でインクルーシブへの学びを感じた話①

前回の記事私の以前の職場は保育園と、児童発達支援センターが併設されているところでした たびたびクラス単位で交流を行い、その中で、子ども達の新しいインクルーシブを模索する日々でしたその中でのちょっと対応を悩んだお話を紹介したいと思います「~君のことのほうが好きなんでしょ?」 個別対応をしている時のお話です 他害を事前に防いだり、行動の代弁する役割をするために一人のお子さん(以下A君)につく対応することがありました 保育園に交流で遊びに行った際、一人のお子さん(Bちゃん)からこう声をかけられました 「おがさん A君のことのほうが好きなんでしょ?」 いきなり虚を突かれた質問に驚いてしまいましたが、咄嗟に 「Bちゃんのこともすきだし、みんな好きだぞ。あとで遊ぼうぜ」 と答えました。Bちゃんは特に気にする様子もなく「分かった」とその場を去りました 後で他の職員とこのエピソードを共有しました。そして以下のことに気を付けないとなぁっと自分の中で学びとなりました ・大人がお子さんの個別対応を行う時には、他のお子さんとの関係性も大事にすること ・保育園という環境では、大人が一緒にいると無条件で「いいなぁ」の対象になること ・A君のことをBちゃんや他のお子さんにも説明し、遊びながら知っていってもらう、一緒に対応を考える過程も大切であること ですこの出来事は ・自分の支援は他の子にどう見られているのか ・他の子にとって、自分も見てほしい気持ちがある ということを再確認する出来事でした 子どもと関わるには職員との連携は不可欠です。特性が強いお子さんなら更にその連携の質を高めなければなりません そして、
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【無料】子どもの差別意識や見て見ぬふりは環境で生まれ、大抵の原因は大人である話

前回の記事「自分と違うこと」 に対して、子どもは大人によく疑問を投げかけます 「なんであの子は小さいの?」 「なんであの子はオムツなの?」 「なんであの子は歩けないの? 「なんであの子は腕がないの?」 「なんであの子はしゃべれない?」 その疑問に対して一番よくある良くない回答は 「~くんはまだ赤ちゃんだから」 「~ちゃんはいいの」 です 他者のことを誠実に伝えない姿と、ごまかす姿勢、大事なことを伝えない姿です 子どもはそんな大人の様子を見て「あ 聞いてはいけないことなんだ」と暗に感じます そして、そのまま深く考えたり、行動に移すことをやめてしまうのです お子さんの「特性」や「苦手さ」、「身体的障害」などを大人がタブー視することで、結局、考える機会を奪ってしまっています そして、なにも考えずに 小学生、中学生、高校生、大学生、社会人に成長したお子さんは、「分からないこと」に対して、身近にいた大人と同じようにその問題を見なかったことにします具体的な対応や、考え方を持っていないのです その行動の結果、いじめなどの排除につながります 「疑問」はほおっておくと「差別」に直結します 大人も普段から考えてないと、このお子さんの疑問に言葉が詰まってしまいがちです ただ、この疑問にいかに誠実に向き合うかで今後のお子さんの行動や考え方は大きく変わると私は思っています 私は支援の活動の中で 他者の苦手さ、特性は、 「日常的な関わりで」 「しっかり見てもらう」 「感じてもらう」 「一緒に考えてもらう」 ことが大切なのではないか という結論に至りました 「他者のことを見て見ぬ振りせず考えること」は、結果
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【無料】早期療育を受ける意味の1つの話 子どもの思考が複雑化する前に…

前回の記事私は親御さんがお子さんの発達が気になるなるなら、 2歳~6歳のうちに療育機関へのにつながってほしいと思っています理由の一つに 「羞恥心や自尊心が育つと必要な身体遊びをしなくなる」 があるからです 発達特性が強いお子さんは身体の使い方が不器用な傾向に多いですそのため、体幹や感覚統合が育っていない、協調運動ができない様子がよく散見されます この身体の動きを小学生、中学生になってから育てようとすると 自尊心が育ったお子さんに課題は幼くみえるものが多く、「こんな赤ちゃんみたいなことできない」となることがほとんどです 四つ這い動き 親子でできる前庭感覚のトレーニング 固有覚を育てるからだ遊び 等など 支援者側も大きくなった状態のお子さんと関わると身体面で大きく負担になることもありますですので、 赤ちゃんの動き、幼児期の動きは、その年齢の時にしっかりを味わってもらう必要があるのです以上になります これからも少しづつ投稿していけたらと思っています 良ければ↓の♡ボタンで評価をお願いします(´・ω・`)
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【無料】職員が居心地のいい園は1つの要素がある話

前回の記事保育園、幼稚園等、子どもに関わる仕事は多いですが職員が精神を病むケースはよく聞きます。退職者が多く、園自体の維持ができないケースもあります 訪問支援などで多くの良い園、悪い園を見てきました。いい園は必ずここが良かったという点が1つあります 正直ありきたりですが、ここがすべてです それは 「相手を認め合う人間関係が形成させている」かです 要は「人間関係が良い」ということです 「人間関係が良い」と以下のことが起こります①相手のやり方を認めつつ、自分の関わりの引き出しが増える ②職員同士でより良い関わりを求め、学習のために「話し合い」や「外部からの意見」を取り入れる ③職員同士が同じ知識、目的、関わり方を知っているという信頼から、阿吽の呼吸で動ける場面が増え、結果、子どもへの関わりの質が向上する と、これがあるだけで、職場はとてもいいサイクルに乗ることができます 「相手を認め合えない」と以下のことが起こります ①気にいらない職員を排除する動きが起こる ②関わりの方針をめぐってトラブルになり、グループ(派閥)ができる ③職員一人一人で関わりが異なり、子どもが混乱し、結果子どもの関わりが大変になる結果、園全体の連携や学習機能も止まってしまい、負のサイクルに陥ってしまいます 給料が良くても、待遇が良くても、まずは「人間関係」が最優先です 関連記事以上になります これからも少しづつ投稿していけたらと思っています 良ければ↓の♡ボタンで評価をお願いします(´・ω・`)
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【無料】触覚に関する原始系、識別系の話

前回の記事今回は5感の中の触覚、その中の「原始系」、「識別系」ついてまとめていきたいと思います 5感はどれもディープな話になるのですが、「触覚」ももちろん奥深いものなのです いくつかの参考文献と、私の経験も織り交ぜて記述させていただきます 触覚はいわゆる人間のセンサーであって、痛覚や温冷覚、圧覚など、様々な感覚を受け取ることができます感覚は我々が昔、別の生き物(アメーバとかイソギンチャクとか)だった時の名残ともとれる感覚の「原始系」 進化の過程で、より高度に成長した感覚を「識別系」 と分けています 原始系とは 原始系を説明するなら、例えばイソギンチャクに指を入れると、閉まりますよね あれです 目も耳もないが、触覚で物を捕まえる 生きるために必要な感覚なのです逆に敵が近づいてきたら、目も耳もない状態で逃げなければなりません その際の反応を「防衛行動」としてでます 貝も噛みつかれたら、バッと砂に潜ったり、離れようとしますよね あれです 相手を捕まえる、逃げる、そして、「戦う」という選択肢もありますこれらを触覚、触られた時に、スイッチを押したように、反射的に切り替えることを「原始系」と呼ぶのです 我々にその名残として残っているのが、よく言われる赤ちゃんの「吸てつ反射」ですね。口の周りにあるものをちゅぱちゅぱと吸う、取り込もうとする行動です  識別系とは 例えば、目で見ないでポッケの中の物を判別してみたり、触れただけで材質や形、大きさ、位置などが分かるのはこの「識別系」の力です。頭に触れているのか、手に触れているのかなども分かりますよね 触覚とか、ボディイメージのスタンダードなイメージ
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【有料】幼稚園の制服・スモックが死ぬほど嫌い問題からみる 触覚過敏について

前回の記事センターでの相談で毎年「幼稚園のスモック」もしくは「制服」を着たがらないというものが何件かあります  これについて触覚過敏について、その対応、そしてちょっとした意見があるので以下に記述していく触覚過敏とは  触覚過敏のお子さんはは感覚器官(皮膚)に過敏さがあり、触れるものが負荷(不快)になり、接触を避ける行動がみられます。防衛行動も出てくるため、恐怖感情、不安感情も強まります  お子さんがよく用いられる表現として「チクチクする」「痛い」「熱い」があります  幼少期から抱っこを嫌がるなどの行動も見られ、ご家族との愛着形成にも影響を及ぼす可能性の高い過敏さでもあります 自分から触るのは平気ということも特徴の一つです  ではこのような触覚過敏のあるお子さんにどのように関わっていけばいいのかを、以下にに記述していきます
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【無料】病院などの待ち時間に使えて、感覚を楽しく入れられる持ち運びに便利な玩具を紹介する話

前回の記事大人の悩みとして、「静かな公共の場所でお子さんが落ち着かない」という問題があります 昨今タブレット等でどうにかなってしまうこともありますが、お子さんによっては難しいこともあり…今回は感覚刺激を受けることで、静かに遊びに集中できる遊びを紹介したいと思います ココナラブログでは画像なくので、お手数ですが検索をかけていただくことになりますが、すぐ出ます(´・ω・`)※遊びの中で、かみちぎってしまったり、興奮時に投げてしまったりするお子さんもいますのでそのような場合は遊びを中断する必要がありますこどもお絵かきまぐタブ ペン型の磁石、鉄球で形を作れる玩具です マグネットに鉄球が「カチカチ」つく感覚や、様々な形をみて楽しむことができます ペンをつまむのが苦手なお子さんは、100均などで太めの磁石でつまみやすい物を選ぶと萎えずに挑戦できます親子と一緒に描くのことも楽しめます。よく見かける砂鉄タイプもお勧めです つぶつぶレインボーボール 握って粒粒の変化をみて楽しんだり、手から伝わる感触を味わうことができます 親子で一緒に握りあう遊びもできたりします 他の玩具に比べると遊べる時間は短いかもしれませんが、数と種類があると とっかえひっかえで遊べ、時間を過ごすことができます 劣化すると破裂してしまうこともあるため、様子を見ながら使用しましょう 立体ピンアート 大きさの割に人のの手や足、果ては顔まで形どることができます 手や足に感覚刺激を与えつつ、視覚的にも面白い効果があり、お子さんの興味を刺激します 身体だけでなく、持っている玩具、携帯、日用品等様々な形を試すことでも過ごしの時間を作るこ
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【無料】お子さんが高いところに上ってしまうのはなぜなのか という話

前回の記事高層マンションからお子さんが転落する事故 最近多いですよね これは発達支援に関わってた身としては全く他人事ではなく、本当に多くのお子さんは「高い所」に登りたがります よくよく考えたら、大人も高層マンションや高層ビルなんて建てるほどですから、人間は高い所に対する根源的な欲求もあるだろうな と考えつつ 今回は感覚統合的な視点から「なぜお子さんが高いところに登るのか」という部分を以下にまとめてみたいと思います 記事の中で一度書いた内容も含まれると思いますが、これを機会にもう一度私も振り返りたいと思いますのでご一緒にいかがでしょう(´・ω・`) 前庭覚(平衡覚)的視点で見ると 感覚のうちの一つの前庭覚からみてみましょう 前庭覚は目や三半規管から受けた刺激で、姿勢バランスや身体・気持ちのコントロールに関わっている感覚です 揺れや回転、地球の引力、加速を感じます。この感覚を担当している器官は「三半規管」「耳石」です。聞いたことがるのではないでしょうか関連記事本来、この感覚は日々の生活の中で使用されることで育まれていきますし、お子さんは無意識のうちに成長のためにここに刺激を入れようとします。ブランコなどの遊びが好きなのはこのためです しかし、この感覚が鈍麻・低反応になってしまうお子さんもいます 鈍麻・低反応とは、「感じにくい、味わいにくい」という意味で使われます そのお子さんは自分が成長するために、自分が感じれる刺激を得るために、より高い所に登ったり、より早い回転を求めたりします いうなれば、感覚が正しく働いているのお子さんが満足して味わい成長につながる刺激は、鈍麻・低反応のお子さ
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【有料】「感覚統合的視点」からみる幼児期の「お片付け」の構造化の話

ご家族を悩ませるお子さんの玩具の「お片付け」 それにも「感覚統合不全」が原因があることを紐づけることができます 今回は「お片付け」に関して、「感覚統合的視点」で見た場合と、「構造化」での対応を記述していきたいと思います お片付けができない感覚的要因 良い子育て環境、保育環境のベースとして考え方に 「子ども達が自由に玩具をとれる環境」 「おもちゃが見える環境にあること」 があります  私もそれはとても素晴らしい考え方だと思いますし、実践するべき事柄だと思っています  ただ、これは感覚統合不全のお子さんにとっては、「情報過多」に陥っている可能性があります。視覚的に目に入る情報が多くなり、目についたものを情動のままに手に取ってしまう行動が増えてしまうのです 感覚でいう「前庭覚」は眼球運動が大きく関係しており、「見える景色の中から、見たいものを選択する」という力もあります しかし、その力が制御できないと、子どもは「見えたものすべてに反応する」という行動に出ます。これが「出た物が出っぱなし」という状態につながります。本人も「片づけたいけど、どうにもならない」もしくは、彼らにとって遊びはもう終わっており、次に向かっている状態になっています そしてこの前庭覚の不全で起こることは、お子さんの発達特性、知的能力、性格と絡み合うことで、更に複雑化する形で出てきます
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【無料】前庭覚(平衡覚)と覚醒と情緒と感覚統合の話

感覚統合の中で重要な前庭覚 その前庭覚は、自律神経とつながっています今回はその、自律神経との関係ある話、「覚醒」について以下に記述していきます 覚醒とは 簡単に言うと、身体を動かすと「脳」が働く、回転する、目覚める、集中できる ということです これを私たちは「覚醒」と呼んで、支援の現場で使っています お子さんに当てはめると 覚醒が適度な状態だと 集中力が上がり、気持ちもすっきりしている覚醒が低い状態だと ボーっとしている、眠そう、疲れているといった様子 覚醒が高い状態と 興奮している、イライラしている、動き回っている ということです 高くても低くてもお子さんの様子が大きく変わります 覚醒が上がりすぎても、下がりすぎても良くなく、それをしっかり調整できるように「感覚統合」をすることが非常に大切です 情緒が乱れているお子さん 他害や暴言が多いお子さん 動きが多いお子さんの中には 前庭覚が育っていないお子さんも多いです 前庭覚が育っていないと、ただただ覚醒が上がり、興奮状態になり、結果としてこうなるのです 覚醒が高かったりするお子さんは、「よく動いてるだけで身体の使い方は上手ではない」こともよくあります 常にぼーっとしているお子さんも前庭覚が育っていないことで、覚醒を適度が状態に持っていけていないのです 私が前庭覚を育てる必要性の大きい部分がこれになります 回転刺激を中心とした遊びは、一見関係なさそうにみえますが お子さんの「情緒の成長」に対しても大きく関係しているのです 適度な覚醒を得られる身体づくりから始め、身体が出来上がった段階で、より社会的なスキルを身につけられるようなプログ
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【無料】前庭覚的にみた、絵本の読み方の工夫を一つ紹介する話

前回の記事子ども達に読み聞かせをする「絵本」 これも「感覚統合目線」で見ると、読み方にバリエーションが加わります 今回はそれを一つ紹介したいと思います それは「絵本を動かす」こと 私はよく、絵本を左右、上下、前後に動かします 狙いとしては ・お子さんの眼球運動を促進すること ・しっかり目で追えるかを確認すること ・ゆっくり、はやく等を学べる が挙げられます 前庭覚が育っていないと、「見たい」と思ったところに焦点を合わせることが苦手だったりします 絵本を動かすことで、楽しみながら追視(目で対象物を追う)を促し、前庭覚の成長に繋げます また、動きに言葉をつけることで、「ゆっくり」や「はやく」といった動きを学べるツールとしても使えます いろいろな動詞、「走る」「歩く」などにも応用が利くのもいいですよね ぜひ絵本を動かして遊んでみてください。以下に動かして楽しかった絵本を紹介します ねないこだれだ 最後のページに飛んでいくシーンに合わせて、絵本も動かします。怖いもの見たさも相まって子どもは結構みんな好きですよね。この絵本(´・ω・`)がたん ごとん がたん ごとん でんしゃがきました電車系の繰り返しが起こる絵本は右から左、左から右に動かすことで、お子さんの追視を促すことができます 「がたんごとん」と言いながら、やってる人も多いのではないでしょうか この2冊はかなり人気があった作品でしたね す~べりだい この絵本も子ども達に大人気でしたね(´・ω・`)色んな滑り台滑るときに、指で滑り台をなぞって目で追ってもらったり、とんでいく瞬間に絵本も動かしてみたりと、いろんな工夫ができる絵本です。滑
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【有料】姿勢がわるい、力が抜けているように見えるお子さんにしたアプローチの話

前回記事では、どのように姿勢がわるい、力が抜けているように見えるお子さんにアプローチしていたのか以下に記述していけたらと思います大人の心構え 基本的に、前庭覚、固有覚の連動が上手くいっていないお子さんの自己肯定感や挑戦心、自信などは低い傾向にあります なぜなら、他者と比較してできないからです。この自信のなさは、活動時にふざけるお子さんの心理につながります下手に勇気づけたり、せかす声掛けは「どうやっても身体が言うことを聞かない」お子さんにとって負担になります なのでこのようなお子さんに対しては、本人ができる「抗重力」の遊びを行い、身体の発達を優先する方向性にしていました 以下にセンターで実践した抗重力の遊びを紹介したいと思います。この抗重力の遊具が高いんだよね(´・ω・`)スクーターボード平たいボードの四隅にタイヤがついた遊具です そこにうつ伏せになりながら上体をあげ、手で滑るように動かし遊びます 滑る楽しさで、 上体をあげつつ ぐるぐる回ったり 揺れる感覚も味わい 姿勢を戻す動作も 行える感覚の連動にうってつけの遊びになります平たいボードの四隅にタイヤがついた遊具です センターで使用していたものは、布でくるまれているもので、壁にぶつかっても傷をつけないタイプでした 結構良いものはいい値段するんですよね
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【無料】姿勢がわるい、力が抜けているように見えるお子さんを感覚統合の視点からみる話

前回の記事お子さんと関わっている中で、集まりや、活動中にダランと力が抜けているように見える子をよく目にします だらけている、さぼっているような印象を受けますが、固有覚や前庭覚が育っていないためにそのような状態になっている可能性もあります今回はそれがどういう状態かを記述していきたいと思います前庭覚と固有覚の連動感覚同士は常に連動、連携、協調し合っています。いまこの記事を見ているあなたも 座りながら、 スマホを落とさない力加減でつかみ、 その感触を感じながら、 目で見ているかもしれません こういう感覚同士の連動が今回の記事に関係しています ・前庭覚は人間の揺れや、回転、姿勢を維持のためにバランスをとる感覚です ・固有覚は人間の筋肉を収縮させ、力加減や適切な筋緊張で身体を支える感覚です例えば座っている時に、この感覚はどのような連動をしているかを解説していきたいと思います 座っている状態でも無意識に筋肉をは動いています。重力に逆らない姿勢を保持している状態は筋緊張で支えられているのです では、ちょっと左右に揺れてみましょう。倒れませんよね?これは前庭覚が揺れる感覚を脊髄反射で受け取り、固有覚に伝えることで、適切な筋緊張で身体を支えているからです。前かがみになったり後ろに倒れたりも同じですこの重力に負けず、身体の筋緊張で身体を支える動きを「抗重力」と言います。重力に抗(あらが)うのです ただ、これが上手く連動していない状態はイメージできますでしょうか。揺れや回転した時に、身体はだらんとし、自分の意志では戻れないほど筋肉は弛緩してしまい、そのまま倒れてしまいます それが「さぼって
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【無料】私の感覚統合のイメージは筋トレの話

「感覚統合は大事」なのは記事ですごく発信しているんですが、私自身のイメージの話 もつけ加えようと思います子ども達の成長に欠かせない感覚統合ではあるんですが、自然に育つお子さん、自然に育たないお子さんがいます やっぱりこれは特性の強さ、過敏さによるものが大きいんです そして、ほっといたら自然に育つわけでもないんですよね 大人になっても「感覚が育っていない」ことで苦しむ人はよくみます 私のなかで感覚統合の成長イメージが「筋トレ」に近いんですよね やれば育つんですけど、やらないとそのままなんですよ で、変な鍛え方すると変に育つし、偏ったりもします 必ず成長する保証はあるけど、思ったイメージ通りとはいかないんです 割とどれくらいの時間やって、どれくらいの期間がいいのかって研究はまだあんまり進んでいないように感じますね 私が感覚統合の発信しているは、遊びの中で感覚統合の視点をどれだけ入れられるか、という引き出しを大人がたくさん持てると良いなぁ と思うからです。興味も持たなきゃ、知ろうとも思えませんしね(´・ω・`) 引き続きよろしくお願いします 以上になります。 これからも少しづつ投稿していけたらと思っています良ければ↓の♡ボタンで評価をお願いします(´・ω・`)
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【有料】「固有覚」を育てる関わり・遊びの話

「固有覚」を育てるには、基本的には押す、引っ張るなどの動きが重要になってきます 力を維持し続ける感覚と言えばいいのでしょうか。綱引きをイメージしてみてください 腕の力を入れ続けられるあの筋肉の感覚は「固有覚」に由来するものです 感覚が鈍麻お子さんはあの感覚を味わいにくいというイメージがあると想像しやすいのではないでしょうか 固有覚を入れやすい受容器官は頭、手のひら、足のうら、なんて言われています 固有覚の鈍麻のお子さんは高い所に行きたがりますただこれはジャングルジムは上る際の 手のひらに伝わる食い込むような圧迫感手すりに上ってしまうのは足裏に食い込むような圧迫感 高いところからジャンプして足裏に伝わる強い衝撃 を求めていたりするので、本質的に高いところが好きなのではなく、強い刺激を求めた結果の行動であることが多いです
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【無料】落ち着きがない、乱暴はお子さんは「固有覚」が育っていない話

「固有覚」とは「筋肉の収縮、力加減の調節を行う」感覚のことですこの感覚が過敏、鈍麻であると、様々な行動が起こり、日常生活で問題が発生します 以下にそれを記述していきます 固有覚が育っていないと 固有覚が育っていないと以下のことが起こったりします ・力加減ができず、相手を強く押す、叩く、引っ張る ・高い所からジャンプする遊びを頻繁に行う ・ハサミや箸などの細やかな動作が苦手 ・物を勢いよく投げしてしまう ・見えないところところを操作する(ボタンを閉める、開ける等) ・クレヨンなどをすぐに折ってしまう ・投げられたボールを上手くキャッチできない ・消しゴムで紙を破いてしまう 等など 落ち着きがないように見えたり、暴力的、物の扱いが乱暴にみえたりするときには、情緒の問題の他に「固有覚」の育ちも注目してみる必要があります 固有覚にも過敏さ・鈍麻さがありますが、鈍麻さが大きく目立つ印象です感覚をあまり感じないため、感じるためにより大きな刺激を入れため、乱暴に見えることが多いです固有覚は別名も多く「位置感覚」、「深部感覚」とも呼ばれたりします「位置感覚」は聞き覚えある言葉で言うなら「ボディイメージ」ですなので、知らない間にあざがあるお子さんなどは固有覚が育っていない可能性があるとも言えます「深部感覚」というのも、この感覚が「深層筋」いわゆる「インナーマッスル」に関係しているからです固有覚が育っていないお子さんは、瞬発的な動作ばかりを行い、表層筋のみ使います。深層筋を使わないため固有覚が育たないといわれています固有覚を感じる手っ取り早い方法があります。目をつぶって両方に同じ重さの本を持ちます
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【有料】落ち着きのないお子さんの問題を前庭覚の視点で考える(後編)

では、どのように前庭覚を育てればいいのかを記述していきます 大人の心構え 前庭覚が育っていない、鈍麻、過敏なお子さんが「わがままに行動している」「人の話を聞かない」などに見られがちです しかし、本当は「感覚が育っていない」ために起こっていることで、「本人の意図しないことで失敗経験を重ねている」ことがほとんどです 本人を責めず、前庭覚を育てる方向で遊びを積極的に行うことで、成長を促すことがとても大切です また、前庭覚を使う遊びはできるだけ「大人を交えて行う」と とてもいいです。なぜなら、大人と一緒に行うことで、遊びの中で「信頼関係」が構築される流れが生まれるからです 「信頼関係」はお子さんとの関わりで一番重要になります 信頼関係がなぜ大切かの関連記事をここで読めます↓↓まず信頼関係を作る方向性で、関われる遊びを紹介したいと思います 以下に前庭覚を育てる遊びの一部を紹介したいと思います。基本的に、前庭覚を育てる遊びは皆さんが思いつくものばかりです 「こういう考え方もあるのか」、と意識するだけで、遊び方や評価の仕方が変わってきます。これも支援の楽しい所ですね
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【無料】落ち着きのないお子さんの問題を前庭覚の視点で考える(前編)

療育では「感覚統合の視点」がとても大切です。今回はその一つ「前庭覚」を基に「落ち着きのないお子さん」の「落ち着きのなさ」を療育的視点で記述していきたいと思います前庭覚についてはいまだ研究がなされている分野でもありますお子さんの様子を見た実践や、私の経験則的な部分もありますので参考までに… 前庭感覚(平衡覚)とは前庭感覚は三半規管が司る感覚です。主な役割は ・「揺れる」、「傾く」、「回転」、「速さ」を感じとる ・視覚から回転の刺激を入れる。眼球運動のコントロールをしている ・揺れで、興奮や、リラックスなどの情緒のコントロールをしている ・身体の姿勢のバランスを保ち、「傾き」を調整している 私はお子さんの前庭覚を見るとき3パターンに分けています①順調に育っている ②前庭覚の「過敏さ」で育っていない ③前庭覚の「鈍麻さ」で育っていないようにみえる 過敏だと前庭覚を入れる遊びを怖がり、感覚が成長しません 鈍麻だと強い感覚でないと身体が受信できないため、長時間、強刺激を入れ、異様にみえます 私が関わった前庭覚が鈍麻・過敏なお子さんは以下の行動、特徴がみられました ・長時間回転運動をしているのに目が回らない(鈍麻) ・目が回らない(眼振がない) ・落ち着きがない(鈍麻) ・長時間椅子に座れない(鈍麻) ・様々なものに注意がそれ、動き回ってしまう(鈍麻) ・夜遅くまで起きてしまう(鈍麻) ・回っているもの(扇風機、室外機、車のタイヤ等)に強い興味をもつ(鈍麻) ・ブランコ、滑り台などの遊具を何度も行う(鈍麻) ・以上のことをしない及び、参加しない・逃げる行動をとる(過敏) が挙げられます基本
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【無料】子どもの成長には「信頼関係」が作られているのはとても大切な話

私は何かつけて、子どもとの関わりで大切なのは「信頼関係」をまず挙げていますなぜかというと「信頼関係」がないと子どもの成長に関わるスタート地点にすら立てないからです 「信頼関係」がないまま進んでいった子育てや支援では、誤学習や、他害、不信感にあふれています では、子どもとの信頼関係はどのように構築すればいいのか。「療育」、「感覚統合」の支援から、以下に記述していきます「その子」が心地よいと思う感覚を探す お子さんには一人一人、個別性があります特性 性格 知的指数などなど好きな、求める感覚も一人一人全く違うのですよくある事例では、 育児本をみて「マッサージがいい」と記述があり、お子さんにそれをしてみるとめちゃくちゃ嫌がられた、効果がなかったという話を聞きますしかしこれは感覚統合的に見れば、「マッサージ」が悪いわけなく、その子が好きな感覚、求める感覚を探せなかった可能性もあります触覚過敏のお子さんなら、優しく触ると、人よりチクチクし感覚に襲われてるかもしれない 触覚鈍麻のお子さんなら、強く圧を入れないと、くすぐったい感覚に襲われるかもしれない 私の意見ですが、 本の内容が絶対的に正しいと思わず、お子さんの感覚ベースを把握し、その内容に応用を加えていくことが大切だと思っています嗅覚に過敏さがあれば、柔軟剤か?、料理のにおいか? 味覚に過敏さがあれば、苦みか?、酸味か?、塩味か?、辛みか? 5感、前庭覚、固有覚を意識してみて、お子さんの「好き」を探してみましょうお子さんの「好き」を知ってると… お子さんの「好き」を知り、大人が心地よい感覚を伝えていると、「分かってくれている」とお子さんは
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【無料】苦手さは反復練習ではなく、別のアプローチからの視点がいい話

箸が苦手なのに箸の練習 文字が苦手なのに文字の練習 鉛筆が苦手なのに鉛筆の練習 これは「子どもを更に追い詰め、その行為自体を嫌いになる行為」と覚えておきましょう 上記のような反復練習で上手くなる子は身体と理解が出来上がってるからできるのです「できない」原因へのアプローチ」は別の視点からがいいことを以下に記述していきます 別の視点から例えば、よく紐づけるのは感覚統合の視点です 固有覚からの視点で見てみましょう「固有覚」とは、筋肉の収縮、力加減の調節を行う感覚 箸、鉛筆を正しく持とうとするために「指先の操作性」を上げるには、力加減の力が必要になります 力加減を高めるのに必要な運動として、上半身から下半身にかけての力が必要です。必要なのは粗大運動ということになります それも、「固有覚」を高める運動が必要です綱引き、相撲など、押したり、引っ張ったりといった動きで、力を維持する運動が「力を入れる」「力を抜く」といった筋肉に刺激を入れ、成長につながるからです指先の操作性を上げようとするばかり、身体全体へのアプローチがおろそかになっていることはよくあります 仮に、指先をいっぱい使うなら、「箸」や「鉛筆」よりも「粘土」や「砂遊び」からの感触遊びから入ってもいいです 指先、手の筋肉にも刺激を入れる遊びは指先の巧緻性にとてもいいです。その過程で、伸ばし棒や、スコップなど、道具を使うことで更に楽しく指先を使います「いかに楽しく、手先を使わせるか」を中心に考えたほうが、子どもはより成長しますまとめ 身体全体はつながっています例えば、接触指導の際、咀嚼が少ないお子さんがいましたしかし、原因は肩から、首回
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