前回の記事
関連記事
前回の続きになります
お子さんを悪者にしない環境づくりのために行ったことがいくつかあります
以下に記述していきます
その子がどうしてその行動に至っているかを把握する
お子さんの他害理由が分からない状態での支援は、支援者にとってもストレス過多です
感覚統合不全によるものか、家庭環境によるものか、等、お子さんの行動には理由が必ずあります
その理由を知ることで、支援者側も正しい力の入れ方で支援を行えます。そして、正しい力の入れ方の支援は結果も出るので、ストレスが少ないです
中には「なんだこんな理由で?」というものもあります。人によっては「そんな大した理由で荒れないでほしい」と思ってしまうこともあるでしょう
ただそれは、「気づけなかった未熟な自分」を隠す行為だという自覚が必要です。それを恥だと、悪いことだと思わないほうがいいです
お子さんの行動把握はできるだけ、「気づけない未熟な自分もいていい」という精神がとても大切です。難しいんですよホントに
チームでの意思の確認、連携が必要である
結論だけ言うと、他害行為のあるお子さんとの関わりは「一人で」は無理です。心も体も疲弊します
イライラで、大人が手を出してしまうような状況になってしまいます。私はこの状況はどんなに理由をつけてもいい状況だと思ってません
大切なのは、チーム、多人数で事に当たる姿勢です
「こういう言葉にはこう対応しよう」
「こういう行動にはこう対応しよう」
「こういう時には交代しよう」
と事前に対応の確認や、意思の疎通を行います。そうすることで、お子さんへの対応をより、多角的な視点でみれたり、大人の負担軽減につながります
また、「こういう行動をされて、こういう気持ちになった」というエピソードも残し、後で職員間で共有することで、支援者、大人に起こりがちな「こんな気持ちを持つ自分は間違っている」と思ってしまう孤立感を少なくすることができます
まとめ
今回は、子どもが悪者にならない雰囲気を作るためにはどう対応するのか、支援者、大人側の心構えような形でまとめました
ただ、実際に1対1の現状があったり、他害行為にどう向き合えばいいのか具体的な話は書いていません
ご家庭だと、夫、妻の片方の理解が得られなかったり、対応の違いで関わりが上手くいかない方が多いです
その具体的な対応はまた、今度記事にしていきたいと思います