【無料】他児の玩具をとってしまうお子さんに対して大人ができることの話① 何が起こっているのか

記事
学び
前回の記事
関連記事


子どもと一緒に遊んでいると、不意に他のお子さんの玩具をとってしまったりする場面があります

それは児童発達支援センターでも同じく、公園に遊びに行ったときに、他のお子さんの玩具をとってしまう

等もザラにあります。大変気まずいです

親子クラス、親子通園日でも同じようなことがあります。ご家族も大変気まずそうですし、周囲の関係性を保つにはお子さんを怒ったり、止める方法をとるしかないと思います

「子ども同士が相手の玩具をとり、お互いに争いになり、もうやらない」と学ぶのが同じ発達段階にあるお子さんはできますし本来ならそれが一番いいです
しかし、特性が強かったり、認知のゆがみから、その段階に踏み込めずに問題が複雑化、こじれるお子さんもたくさんいます

今回は、そんなお子さんに対して、実際に大人がどんな考え方を持てばいいか、実践をすればいいか、センターではどんなことを伝えていたかも
交えてお伝えできればと思います。以下に記述していきます

特性の強いお子さんの学習パターン、目的、は何かを把握する


特性が強かったり、認知のゆがみからくるお子さんの行動は、目的達成のために一直線だったり、手段を選ばないようにみえます。実際に選んでないことが多いです

・自分と相手の境界線が薄かったり、人への興味が少ない

・衝動的に行動してしまう

といった様子も見受けられます

そういった場合、例えば、砂場でおもちゃをとってしまうお子さんの学習として以下のパターンになる傾向があります

玩具で遊びたい(目的)
相手の玩具をとる(行動)
相手が取り返そうとしたけど、叩いて防ぐ(行動)
玩具で遊ぶ(目的達成)
玩具で遊ぶには、おもちゃをとって、人を叩いて防げばいい(学習)
玩具で遊びたい(行動)
相手の玩具をとる(行動)

上記のような学習パターンに入ることを、「誤学習」と呼んでいます
この学習パターンは多くの特性が強いお子さんが陥りがちなパターンで
ある意味発達支援の世界では王道パターンです

大人はこのお子さんの行動パターン、目的を把握した上で、(行動)面にアプローチをしていきます

そしてお子さんにはその場面でどのような行動をとれば、適切に(目的達成)できるのかを伝える必要があります

サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す