私は何かつけて、子どもとの関わりで大切なのは「信頼関係」をまず挙げています
なぜかというと
「信頼関係」がないと子どもの成長に関わるスタート地点にすら立てないからです
「信頼関係」がないまま進んでいった子育てや支援では、誤学習や、他害、不信感にあふれています
では、子どもとの信頼関係はどのように構築すればいいのか。「療育」、「感覚統合」の支援から、以下に記述していきます
「その子」が心地よいと思う感覚を探す
お子さんには一人一人、個別性があります
特性
性格
知的指数などなど
好きな、求める感覚も一人一人全く違うのです
よくある事例では、
育児本をみて「マッサージがいい」と記述があり、お子さんにそれをしてみるとめちゃくちゃ嫌がられた、効果がなかったという話を聞きます
しかしこれは
感覚統合的に見れば、「マッサージ」が悪いわけなく、その子が好きな感覚、求める感覚を探せなかった可能性もあります
触覚過敏のお子さんなら、優しく触ると、人よりチクチクし感覚に襲われてるかもしれない
触覚鈍麻のお子さんなら、強く圧を入れないと、くすぐったい感覚に襲われるかもしれない
私の意見ですが、
本の内容が絶対的に正しいと思わず、お子さんの感覚ベースを把握し、その内容に応用を加えていくことが大切だと思っています
嗅覚に過敏さがあれば、柔軟剤か?、料理のにおいか?
味覚に過敏さがあれば、苦みか?、酸味か?、塩味か?、辛みか?
5感、前庭覚、固有覚を意識してみて、お子さんの「好き」を探してみましょ
う
お子さんの「好き」を知ってると…
お子さんの「好き」を知り、大人が心地よい感覚を伝えていると、「分かってくれている」とお子さんは感じてくれます
お子さんから「あれをしてほしい」「守ってほしい」と伝えてくれるようになります
ここが関わりのスタートラインになります
ここから、「今~してるからちょっとまってね」とか、「いいよ~」とやり取りが深まっていくのです
逆だと「自分でやろう」と自分で自己刺激を入れたり、自分で解決しようしようとし、大人が学んでもらおうとしたタイミングで声が届かないことにつながります
まとめ
お子さんとの信頼関係を作っていくには、「好き」な感覚を探すことがとても重要です
何を学ばせたいかを考える前に、まずは「そこ」ができているかを確認しましょう