心葉の恋愛相談室から見えた、幸せになる人の共通点 第10話
今日で、この連載は最終話になります。ここまで読んでくださった方、本当にありがとうございました。恋のお話をお聴きしていると、最初は涙まじりだった声が、お話の終わり頃に、少しだけやわらかくなる瞬間があります。状況が大きく変わったわけではありません。彼から急に連絡が来たわけでもない。答えがはっきり出たわけでもない。苦しさが全部なくなったわけでもない。それでも、ほんの少しだけ、声の中に力が戻ることがあります。心葉は、その瞬間がとても好きです。「あ、もう少し自分のことを大切にしてもいいのかもしれない」そんなふうに、心が少しだけほどけていくような瞬間。幸せに近づいていく人は、最初から迷わない人ではありません。泣かない人でも、不安にならない人でも、恋を上手に進められる人でもありません。苦しくなりながらも、少しずつ自分の声を聞こうとする人です。彼の気持ちばかりを探していた心が、ふと、自分に戻ってくる。「私は、本当は何がつらかったんだろう」「どんな言葉がほしかったんだろう」「この恋の中で、私は無理をしていなかったかな」そうやって、自分の気持ちにも目を向けられる人です。恋をしていると、どうしても相手が答えのように見えることがあります。彼が好きなら幸せ。彼が冷たいなら不安。彼が離れたら、自分には価値がない。そんなふうに、自分の気持ちまで、彼次第になってしまうことがあります。でも本当は、あなたの幸せは、彼だけが決めるものではありません。あなたの気持ち。あなたの安心。あなたの毎日。あなたがこれからどう生きたいか。それも、ちゃんと大切な答えです。心葉が恋のお話をお聴きしていて感じるのは、幸せになる人は、強
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