優しいのに、不安だけが消えない
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彼からのLINEは、昨日と変わらず届いていた。
「おはよう」
「今日は少し寒いね」
いつもと同じ言葉。
いつもと同じ彼。
まるで、あの電話なんてなかったかのように。
私は、少しだけ安心して、
そして同時に、少しだけ苦しくなった。
本当に何もなかったのだろうか。
それとも、
なかったことにしているだけなのだろうか。
昼間、買い物に出たときも、
私は何度もスマートフォンを確認していた。
新しい通知はなかった。
わかっているのに、
確認するのをやめられなかった。
夜になり、息子が部屋に入ったあと、
彼からメッセージが届いた。
「今日は疲れた」
「でも、少し話せてよかった」
その言葉を見た瞬間、
胸が温かくなった。
嫌われていない。
まだ、ここにいる。
そう思えた。
それなのに――
安心は、長く続かなかった。
スマートフォンを握りしめながら、
私は気づいていた。
優しいのに。
関係は続いているのに。
不安だけが、消えなかった。
― 続く ―
――――――――――
ここまで読んでくださって、ありがとうございます。
もし今、同じように
不安な気持ちの中にいるなら、
ひとりで抱え続けなくて大丈夫です。
好きなのに苦しい。
続いているのに、不安になる。
そんな言葉にしにくい気持ちも、
そのままのあなたのままでお話しください。
誰かに話すことで、
心の奥に閉じ込めていた本当の気持ちに、
そっと気づけることがあります。
恋愛と人生の相談室「心葉(ここは)」で、
あなたのお話を、否定せず、静かにお聞きします。
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