実践例:疲れやすさ・下痢・落ち込みは、別々の悩みではなかった
今回は、実際のご相談をもとにした実践例です。個人が特定されないよう、一部内容はぼかして書いています。ご相談内容は、主に次のようなものでした。・疲れが抜けない・腸の調子が悪く、下痢になりやすい・朝から眠たい・疲れていると落ち込みやすい・足やお腹の冷えがある一見すると、体の悩みと心の悩みが混ざっているように見えます。「疲れやすい」「下痢をする」「朝から眠い」「落ち込みやすい」これらを別々に考えると、何を整えればいいのか分かりにくくなります。しかし、命縁弁証学では、こうした悩みをひとつずつ切り離すのではなく、状態のつながりとして見ていきます。今回、まず注目したのは「お腹の働き」でした。油物や肉を食べると食後すぐに下痢をしやすい。足やお腹の冷えがある。朝から眠く、夕方にはエネルギー切れになりやすい。この流れを見ると、単に腸が弱いというよりも、お腹の働きが弱っている↓食べたものから十分にエネルギーを作れない↓疲れが抜けにくくなる↓気持ちも落ち込みやすくなるという流れが見えてきます。ここで大切なのは、落ち込みを「性格の問題」と決めつけないことです。疲れている時ほど、「自分はダメだ」「ここまでやったのに成果が出ない」と考えやすくなることがあります。しかし、それは本当に心だけの問題なのでしょうか。体に余力がない時、人は同じ出来事でも重く受け止めやすくなります。逆に体に余力が戻ってくると、同じ出来事でも切り替えやすくなることがあります。今回のご相談でも、まず見立てたのは、「メンタルを直接どうにかする」よりも、「体、特にお腹の働きを整える」方が先ではないかということでした。また、生活の中では、朝の
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