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利益を増やす考え方

みなさんこんにちは。こやのぶです。利益をもっと増やしたいと、どの経営者も考えているはずです。特に採算すれすれであれば、何とか利益を確保したいと必死に動くはずです。私も昔は赤字事業に手をつけず、新規事業で赤字をカバーするという動きを先ず取ろうと考えていました。それも一つ手段だとは思いますが、先ずは真っ先にやらなければならないことは、赤字事業の実態をきちんと数字で把握するということと、利益を増やす方法を考えるということだと思います。利益を増やす考え方として、大きく二つあります。①経費はそのままで、売上を伸ばす②売上はそのままで、経費を下げる例えば倉庫業であれば、①の場合、使用している面積は変わらずとも、預かる保管量を増やす。家賃が30万円で、保管量が50万個(売上が50万円)が、棚を使うなど工夫して、70万個(70万円)になれば、20万円の利益を新たに生み出します。②は預かる量は変わらない(増えない)時は、安い家賃のところに移動するか、使うスペースを2/3にする。家賃が20万円になります。この大前提の考え方をしっかり理解していなければ、利益を増やせるはずもありません。ここまでの指導・アドバイスは、コンサルのプロの方でもできるでしょう。ここからが社長の仕事だと思います。先ずは、しっかり、原価を把握すること。何にいくらかかっているか、売上も経費も。次に、①と②の考えを実施することを考える。ここで社長としての力量に大きな差が生まれると思います。特に社員を使っている会社では、仕事の仕方を変える必要があります。そのように説得させるか、ワンマン社長であれば、やれの一言で変えられるかと思います。
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赤字事業を引き継いだら

みなさんこんにちは。こやのぶです。私は、商社で9年半、サラリーマンとして働いた後に、家業に戻りました。長男だったし、その会社での目標、海外駐在という夢も達成できたので、色々考えましたが、節目だと思い、戻る決心をしました。私が戻った時は、会社は本当に『大変』でした。私はその時、33歳で決算書の見方も分からないけども、利益が出ているかどうか、その会社の雰囲気がどうか、その辺りでの識別しかできませんでしたが、明らかに悪い状況という感じでした。このブログを読んでくださっている方にも、サラリーマンや修行で別の会社で働いていて、家業に戻ったら、想像してないほど、大変な状況だったということはないでしょうか?お金がない、利益が出てない、経営状態が悪い、何とかしなきゃ!、という方は、まずは、ご自身で収支をきちんとつける、ということをアドバイスいたします。会社全体の損益を把握する、その数字がどのような過程から生れたものかを検証する。私の場合は、添付してある収支表を先輩に頂きつけるようにしました。(ここに書かれている数字は生データです。社名は消してありますが)また稲盛和夫さんのアメーバ経営も本で読み勉強し、実践するように心がけました。当社は倉庫業で、保管、作業、配送、この3つが当時の売り上げの柱でした。それぞれ売上を整理して、その後、それに関わる経費がどの程度かかっているかを掴み、売上ー経費=損益、という形で出しました。その結果、当社では、作業の仕事は、近年、収益性はそれほど変わってないのに、保管量の収益が下がったことが原因でした。当時のメインは出版物の在庫管理で、2000年あたりをピークに、出版社
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【Y-Biz】「正しい問い」を立てる力〜問いで拓く、自分らしい経営〜

はじめに「経営者」という道を選んだあなたへ毎日のように押し寄せる仕事の波に追われ、「これで本当に良いのだろうか?」と立ち止まることはありませんか?特に、事業を継承された方や、異業種から経営者へと転身された方は、過去のやり方と新しい時代のギャップに悩むこともあるでしょう。私たちは、「経営の神様」と呼ばれた松下幸之助さんや、アップル社の偉大な経営者たちの考えから、あなたの道しるべとなるヒントを見つけました。それは、「正しい答え」を探すのではなく、「正しい問い」を立てる力です。経営を豊かにする「問い」の力松下幸之助さんは、水道から流れる水を見て「なぜ水はこんなに安く、誰もが使えるのだろう?」と問い、世の中に貢献する「水道哲学」を生み出しました。それは、単に「どうすれば売れるか?」という答えを探すのではなく、事業の本質を問い直した結果です。スティーブ・ジョブズは、「一生砂糖水を売り続けるのか、それとも世界を変えないか?」という問いで、人の心を動かし、歴史を変えました。彼は、相手に**「何を成し遂げたいのか?」**という、より本質的な問いを投げかけ、行動を促しました。彼らの偉業は、単なる目の前の問題を解決した結果ではありません。「ビジネスの本質とは何か?」「私は何を成し遂げたいのか?」という、根本的な「問い」を自分自身に投げかけ続けたことで、彼らの経営は揺るぎないものになったのです。「問い」は「自己概念」そのもの私たちがどのような「問い」を立てるかは、その人自身の「自己概念」、つまり「自分はどんな人間か」「どうありたいか」という内なる信念によって決まります。例えば、「売上を伸ばすこと」だ
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【Y-Biz】キャリアの扉:事業継承はチャンス!二代目社長が会社を飛躍させる5つの鉄則

はじめに事業継承は、会社を大きく変えるチャンス!「事業承継」という言葉に、不安や期待を感じている二代目社長の方も多いのではないでしょうか。しかし、事業承継は単なる世代交代ではなく、会社が生まれ変わる絶好の機会でもあります。このチャンスを最大限に活かすことで、会社を新たなステージへと導くことができるのです。本記事では、事業承継を成功させ、会社を飛躍させるための5つの鉄則をご紹介します。これらの鉄則を実践することで、スムーズな事業承継を実現し、社員のモチベーション向上、そして会社の永続的な成長へとつながるヒントになれば幸いです。鉄則1:過去の成功体験にとらわれず、未来を見据えた戦略を立てる先代が築き上げた成功体験は、会社の宝です。しかし、過去の成功に固執しすぎることは、変化の激しい現代においては大きなリスクとなります。新しい市場の開拓や、顧客ニーズの変化に対応するためには、過去の成功体験にとらわれず、未来を見据えた新たな戦略を立てることが重要です。SWOT分析などを活用し、自社の強み、弱み、機会、脅威を客観的に分析し、新たな成長戦略を立案しましょう。例えば、既存の事業だけでなく、全く新しい分野への挑戦や、M&Aによる事業拡大なども検討するべきです。鉄則2:社員とのコミュニケーションを密にし、組織全体の変革を促す事業承継は、会社にとって大きな変化をもたらします。社員の中には、変化を恐れる人もいるでしょう。そのため、社員とのコミュニケーションを密にし、変化の必要性や、新しい体制における役割などを丁寧に説明することが大切です。全社員参加型の経営戦略立案会を実施したり、社員の意見を
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病院奮闘記 vol.57 2023年2月13日

2023年2月2週目も終わりましたね。雪が降ったり4月の陽気だったり冬と春が日々交互に気候が変化して春を近くに感じています。まだ2月ですが。2月12日までの出来事 ◆発熱外来は激減ですね。1月中旬から患者数、入院患者数ともに減少傾向です。やっとあの激務の日々から開放されたようです。業務ができるようになってきました。スタッフの残業も2月からは減らしていこう。その取り組みにレセプトに時差出勤を増やしました。10日金曜日の大雪はすごかったですね。車で帰宅の際にもしもの事故が嫌なので思わず雪かきメインで病院に泊まりました。◆レセプト集計しましたが1月は後半が良くなく予算未達の結果になりそうです。クラスターベット稼働の減少とコロナワクチンが12月にくらべて9割減が大きく響きました。新たな企画による収入確保が求められます。この時期は医師や看護師の退職も増えてきました。◆新しい出会いもありました。診療所コンサルも良いかもしれません。◆2月かココナラで3つの診療所からレセプト点検を頼まれました(^^)/ありがとうございます。かなり増入に結びつけることができたレセプトがありました。本当に色々な考えや意見がありますね。レセプト点検してて感じます。それに新しい発見やアドバイスできる項目が見つかると本当に楽しいです。私の経験を活かすことができるのがやりがいを感じます。ご依頼下さいまして感謝申し上げます。診療所の経営や事務員、レセプトなどのコンサルは需要があるのかもしれません。クリニック経営したいと思いました。◆学校の方では医療事務の資格の合格発表がありました。全員合格には至りませんでしたがよくがんばり
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真似を期待しない

みなさんこんにちは。こやのぶです。みなさんは、従業員・部下に過度な期待、特に自分の真似をしてほしい、と思っていませんか。無駄です。今日はそんな話題です。数年前に、会社の取り組みで5S運動をしていた時期がありました。きっかけは、私が他社を見学した際に、きれいな事務所・現場を見て、自分の会社もこんな風になったらいいなと思ったからです。同じ講師の方に、しばらく5S指導を頂きました。例えば、机の上、ぱっと見で、きれいか汚いか分かります。書類が山積みになっているか、整理されているか、倉庫であれば、きちんと並んでおかれているか、ゴミが落ちていないかなど。私は、元々は散らかし屋だったと思いますが、いつの間にか、きれいにするようになりました。しかし、5S活動をするようになっても、きたない現場はあまり変わることはありませんでした。その他、メールの送り方、請求書の作り方、名刺の渡し方、色々なことを、一緒に同行しては、こんなことあんなことということを、手本として見せてきたことも、それなりの形は取っていたと思いますが、真似をしているという意識までは見られなかったかもしれません。もう、従業員は私はいないので、もし時間が巻き戻せれば、どうするか。真似してほしい、という考えは捨て、マニュアル、フォーマットをきちんと、作りそれを統一するというところから始めると思います。また、よほどのマナー違反の形になっていなければ、目をつぶる部分もあるかと。机の上をきれいにしてもらうというのは、どうすれば改善するか…、どの会社にも汚い机の人はいると思うし、仕事に支障がなければ、目をつぶるかな…。今回伝えたかったことは、自分の
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居るだけでは言葉は覚えません

みなさんこんにちは。こやのぶです。VIVANTで堺雅人が流暢なモンゴル語で会話したり、海外ドラマで日本人もペラペラと現地の言葉を話しているシーンを見かけます。私は、香港・深センに約6年住んでいました。しかし、現地の広東語は、ほとんど話すことはできませんでした。片言の挨拶程度です。しかし、勉強した公用語の中国語(普通語)は会話できるレベルまでは、上達しました。今日は、私の実体験を踏まえた言葉の話をしたいと思います。結論を申し上げると、その国に居るだけでは言葉は覚えません。私がそうですから。今より、ネットも普及しておらず、常時現地のテレビ見たり、買い物、その国の小旅行などしながら、生活していました。それでも、英語や普通語だけで、その場を対処してきたので、覚えることはありませんでした。言葉を覚えるのに必要なのは、どれだけ必要に迫られるか、意思の疎通をしたいか、ということだと思います。仕事で、日本語の話せない中国人がいたら、中国語で会話しないといけない。中国企業と付き合いたいのであれば、何とか中国語で交渉して、商談を決めたい、こういう時に、頭がこれは何と表現するんだ?今なんて言ったんだ?という回路を感じた時、記憶装置が働くと思います。なので、日記を書くなども良いと思います。もちろん、新聞などのニュースから幅広く、語彙力を増やすことも大事ですが、自分の仕事、生活、友達との話題、こういったものに特化した言葉や表現を覚える方が近道だと思います。使いもしないのに、法律や医療用語を覚えても、すぐに忘れてしまうでしょう。またテレビ広告などで使われる表現は、現地の人なら誰が見ても、分かる表現だと思う
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元請けと下請け

みなさんこんにちは。こやのぶです。よく数年前まで〇〇の下請けだったけど、元請けになり、業績が良くなった、というようなサクセスストーリーを聞くことがあります。今回は、私の実体験に基づく、元請けと下請けの現実、長所短所を書きたいと思います。元々、当社は、40年以上、下請けとして業務をこなしてきました。端的に書くと、もともと父が働いていた会社から独立を促され、独立し、その会社から仕事を請け、営業所のような形で仕事をしてきました。日用雑貨から色々なものを引き受けてきて、この20年位は書籍が中心でした。私が戻った15年くらい前をピークに、受注量は下降の一途でした。そのような状況を目の当たりにしてきたので、私はとにかく、元請け企業になろうと躍起になり、営業活動してきました。ネットにも、コンサルにも長所短所はたくさん整理され、書かれているので、自社の視点で感じたことを書きます。下請けの長所は、営業活動をしなくとも、仕事を頂けるので、余分な経費は抑えられます。本当に仕事だけこなせば良いので。しかし、少し、抜かれているので、単価としては、おいしくありません。100円の仕事を70円で受けるようなものです。しかし営業費、システム開発費などの経費はかかりません。どちらが得か、ということになります。また、私が苦しんだのは、仕事が減っていく中で、料金交渉、条件交渉がとにかくやりにくかった。人件費が上がる中で単価を上げる要求をしたくても、元請けに却下されることも何度もありました。また先代は、そのような状況でも、考えて人の倍働いて、利益をねん出するのが、中小企業だということで、料金交渉に身を乗り出さず、今思い
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部下にお伺いを立てる関係にはなるな!

みなさんこんにちは。こやのぶです。私が社長を10年以上やってきて、絶対になってはいけない関係があります。それは『お伺いを立てる関係』です。これはあくまで関係・関係性のことです。時には、相手の感情を慎重に探りながら、お願いをする場面もあるでしょう。しかしお伺いを立てる関係とは、社長とその部下の関係が完全に逆転してしまい、言うなれば、社長の言うことを聞かず、その部下の思いのままに会社を回すこと、このような関係になってしまうのが良くないということです。事業継承した人であれば、自分よりベテランの古参社員が残っているという会社もたくさんあるでしょう。先代社長は何もやってこなかった分、何十年も社長とパートナーとして、支えてきた幹部社員がいる。その社員しか仕事ができず、内情を分かっておらず、その人がいなくなると何もできなくなる。そのような会社は赤字会社よりむしろ危険かもしれません。色々な視点から考えてみましょう。その社員が関わる仕事が5年後、10年後、どのような状態にしておきたいか。その社員とともに衰退しても構わないのであれば、やりたいようにやらせておいても構わない。会社の軸となる技術として、売上を伸ばしたいのであれば、自分も頼って教わって、少しでもその技術を習得する。他の社員にも習得してもらう。その人がいないことを想定して回るのか、どういう体制を作るのか、技術レベルが下がってもやっていけるのか。あの人がいないと回らないからとズルズル何も変えずにいても何も変わりません。むしろ、そこで将来の姿を創造し、覚悟をもって体制を変えることも社長の大事な仕事です。身近でよく接している会社を創造してみまし
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経営理念は必要か

みなさんこんにちは。こやのぶです。皆さんの会社には、経営理念(以下、理念)はありますか?例えば、それを、社員皆で唱和したり、額に飾ったり、ホームページで前面に出したりされていますでしょうか?理念とは、『その会社が何のために存在するのか』を一言でまとめたものです。私も中小企業家同友会に所属している時は、社長になる前の2008年に経営理念作成セミナーに参加して、作りました。その前から理念は存在しており、その理念の意味を少し知ることができ、また私が社長になった後に、自分で作ったものを付け加えました。『理念なんていらないよ』と、私より優秀な業績を残している社長様からご指摘を受けたこともあります。私の中での結論としては、『必要ない人はいらないかもしれないが、ある方がよい。絶対ではない。』今日は経営理念について書いてみたいと思います。理念があることの良いことは、子供の名前のように、それには深い深い意味があるということ。イコール、その会社がなぜ存在するのか、何をしたいのかを、考えて考えて、端的な言葉で表現します。その言葉に、社長の全ての想いがこもっているからです。例えば、『物流で社会を良くする』というのが、理念だとすると、その地域、お客様、働く従業員、全てに対して、どう良くしたいのか、そのために何をするのか、を考えるからです。逆に、理念がないと、目先の儲かる仕事に飛びつき、ただ仕事をこなすだけになるからです。それだと、おそらく一時だけの利益しか、得られないと思います。会社を経営するとなると、長期的な視点で、継続した仕事、利益を得るという形にしないと成り立たないと思います。次に、働く従業員への
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幹部社員と信頼関係を作る一番の方法

みなさんこんにちは。こやのぶです。以前の会社のブログを読んでくださっていたIさんが、こちらも読んでくださってるそうなので、私もネタがつきるまで書いていきます!今日は、古参社員、特に幹部社員と、どのようにして信頼関係を作っていくべきか、私の考える一番の方法を書いてみたいと思います。まず前提として、先代の組織を、社長交代したからといって、そのまま同じ役職、組織で行く必要はないということです。総裁、首相が変われば、取り巻きも変わるように、組織も変えるべきです。これが大前提の考えだと思います。しかし、中小企業は従業員が数人しかおらず、いる人にそのまま頼るしかないというのが、実情かもしれません。私の結論としては、『頼る』ということです。おそらく、他の社員より幹部なる人、リーダーになる人は何かが秀でているはずです。そのノウハウを、特別に頼り、寄り添うということが信頼を作ることに繋がると私は思います。社長になれば、自分のやり方でやってほしい、もっと管理能力を身に着けてもらうために、本を読んだり、自己啓発してほしい、そう思って接すると幹部のことが鼻についてしまいます。旅人のコートを脱がす、太陽と風の話にあるように、コートを脱がそうと強力な風を吹かせても旅人は必死にコートをつかみ、逆に太陽で照り付ければ、暑さで脱がせることができました。部下の立場でリーダーや管理者、社長を見ると、どの位の愛情で接してもらっているかは、自然と分かると思います。しかし、冒頭に書いたように、お互い人間なので、合う合わないもあります。先ずは、とことん頼ってみて、その方の仕事や得意なことに対するプロ意識を引き出せれば、先ず
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トップダウンとボトムアップ

みなさんこんにちは。こやのぶです。よくうちの会社はトップダウンからボトムアップに変えたとか、この横文字を聞くことがあります。どちらのタイプでも成功する会社は成功するし、落ちていく会社もあります。大きくした会社ほど、トップダウン型の方が、私の周りでは多いです。このブログを書くにあたり、ネットで調べたら、参考になるような資料、データがたくさん出ていました。今回は、私の実体験をもとに、トップダウンとボトムアップのそれぞれの長短所を書いてみたいと思います。・先ずは、私が家業に戻った時は、完全なトップダウンでした。社長も現場に入り、指揮していました。現場の効率もよく分かっているし、社長が動いていれば、誰もがその指示通り動くという感じでした。しかし、あの規模で、その形は間違っていると思います。当時は、従業員数が120名程度、会社創業以来、一番多い時期だったと思います。また、全員が同じ場所で見渡せる形であれば、現場にいても良いかもしれませんが、何か所が倉庫があり、それぞれ課題もありました。今日は何が入ってきて、何が出荷する、それに社長自身が振り回されていれば、他のところで起きている問題など、後回しになります。一つの部署だけは、きちっと回るけども、他がダメという形になっていました。・私は、社長を継いだ時は、ボトムアップにせざるを得ませんでした。そもそも古参社員も多く、私も入社して4年で社長になったので、分かっていない部分も多かったためです。その結果、良い面としては、各部門が自分たちで動くようになったこと、悪い面はリーダーの個性が出過ぎるところ、リーダーとして適格者ではないところは、部署としてガ
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改革を進める上でのライフワークバランス

みなさんこんにちは。こやのぶです。先日、自民の新総裁に高市氏が選ばれました。選ばれた直後の講演で、「ライフワークバランスを捨てて働いてもらう」という発言をされてました。その直後に石破氏がフォローされてましたが。この発言は、現代の考え方と逆行してるので、波紋を起こすだろうと思います。しかし、この高市さんの気持ち、よ~く分かります。本当に必死で働くので、皆も同じように必死にやってほしい。本当によく分かります。当社は流通加工という、倉庫の中で預かる商品に付加価値を付ける作業(ラベル貼り、検品、セット組など)をしていました。人が必要な作業です。私が社長になった10年以上前は、当社は週6日勤務、日曜も出勤がしばしば、という状況でした。先代は、仕事人間だったので、それでも働きすぎという概念はありませんでした。しばらくして、月2回の土曜休みを取り入れ、日曜の仕事も減りました。しかし、逆に新しい仕事やここで踏ん張らないと次に繋がらないような時も、仕事よりも休みを優先する社風に変わっていました。会社を指揮する責任者も、そのような考えで動いていたので、流通加工の仕事もだいぶ減ってしまった印象です。ライフワークバランスを重視しないと、新卒は入らないです。何のために、休みを削ってまで、仕事をがんばろうと思うでしょうか。すごく大事だと思う考え方は、社員がいる会社は、社員も幸せになるビジョンを描く必要があります。倉庫内軽作業など、どうしても人が必要な仕事の場合は、私はマクドナルドが参考になる会社だと思います。きっちりマニュアルがり、取りまとめる管理者がしっかりしていて、ブランドイメージがある、それでも日常
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会社を大きくするには センターピンを外さない

みなさんこんにちは。こやのぶです。よくテレビでも、例えばカンブリア宮殿やがっちりマンデーなど、この数年で会社が急成長、〇億円あった赤字を数年で完済したなど、逆転ストーリーの話が多く取り上げられています。ニトリやユニクロ、Amazon、その他たくさんの会社ははじめは1店舗しかなかったが、今や世界中に展開し…など、取り上げられています。私も稲盛和夫氏の本をたくさん読んでいたので、始めは地域でNo1、その後県でNo1、関東で、日本で…などと目標を高く掲げていました。しかし現実には、倉庫業は撤退し、今は地道に不動産賃貸で収入を稼ぐ方向に転換しました。受験勉強、部活など、ほとんどの方は、それなりに真剣に取り組んできたと思います。しかし、甲子園に出ること、東大京大に入ることは、どれだけ難しいか、ほんの一握りだと知っていると思います。厳しいながら、ビジネスでその業界の頂点に君臨することはそれ以上に難しいと私は思います。では、どういう人が成功するのか、私の周りで、どのような会社が成功を収めたか、書きたいと思います。・大きい会社の社長と親しくする…例えば業界団体など懇親会などでも、自分の知り合いとしか話をしない人がいます。そのような会では、市の偉い方、業界のトップの方は、いらっしゃらないでしょうか、挨拶する方が良いと思います。また二次会、三次会では、慌てて帰らず、自社が理想としたい会社の社長、尊敬する社長についていく方が、自社も大きくしています。また、別の機会で仕事の相談(人事、営業、現場)も頻繁に行い、夜も食事なども誘って、懇親を深めておくと、大きい仕事をもらえることもあるようです。・成長する
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失敗談 5S活動

みなさんこんにちは。こやのぶです。私は成功体験より失敗したことの方が、頭に残っており、書けることはたくさんあります。今回は、その中でも最も印象に残っている失敗談の一つ『5S活動』について、書きたいと思います。5Sとは、整理・整頓・清掃・清潔・しつけの頭文字です。トヨタでも、5S運動などありますが、社内を効率良く回す手段の一つでもあると思います。私が社長になった数年後に、ある方の会社を見学をさせてもらい、その会社は自動車の整備会社ですが、工具や現場がきれいに整えられている印象でした。ぱっと見て、本当にきれいで、自分もこんな会社を目指したいと思いました。その後、その方に5S活動をされていて、専門の講師を入れて、改善に当たっていると聞き、当社でも5Sに取り組みたいと思ったのが、きっかけです。数年取り組みましたが、結果としては、若干『まし』になった程度、あまり効果は見られませんでした。主な理由としては、当社会長、幹部社員を巻き込むことができなかったことだと思います。数人の会社であれば、社長がこれをやろう!と言って、社長が音頭をとれば、従うかもしれない。しかし、何十人の規模の会社になってくるとリーダーに会社の考えを浸透させ、そのリーダーが、社内に浸透させるように動かないと思います。5S活動をやろうと話を社内で話をした時に、幹部社員は、自分たちは、そういう教育とか前の社長の時に、たくさん受けてきたので、今度は一般社員に、そういうの(5S)のリーダーをさせた方が良いという意見が上がり、一般社員にリーダーをさせました。しかし、勢力図として見ても、社内をまとめるだけの力はなく、また5Sをしっかり
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売上目標を社員に言うのはあまり意味がない

みなさんこんにちは。こやのぶです。昨日の内容の続き、事業継承直後の話ですが、社長が社員に向かって、これからは売上〇億円目指してがんばるぞ!とってもあまり意味がないと思います。これは、あくまで私の実体験で、言って成功された会社もたくさんあるかもしれませんが、なぜ意味がないのか、むしろ逆効果だと感じるのかを、今日は書きたいと思います。社員の立場になり、話を聞くと、どう感じるでしょうか?例えば、それまで社員満足度ESが低い会社で、会社の売上が増えることで、社員にとって何のメリットが生まれるのでしょうか?仕事がきつくなり、面倒だなって思われないでしょうか?他にもDX化を進めると言って、触ったこともないパソコンの操作を覚えさせて、むしろ苦痛が増えたと思われないでしょうか?ベンチャーなどで、新しいこと、困難なことに真っ先に突き進む社員ばかりの会社であれば、困難な目標を掲げ、積極的にチャレンジした方が成果が出るかもしれません。しかし、そこまで年収も高くなく何年も働いている従業員が、社長交代により急に環境を変えようとされても、むしろ逆風が吹くだけのように感じます。猶更、社員のやる気、ESが下がるだけのような気がします。ではどうすればよいか、非常に難しいですね。ダビスタのように、攻略本に出ている絶対に走る馬と馬を交配しても、走らない駄馬がいるように、成功するであろう、地道にES向上となる色々なパターン、組み合わせで、育てていくしかないと思います。よく分からない例えを使ってしまいましたが、一つ確実に言えることは、ESが低い会社では、まず会社目標の共有ではなく、ESを上げる努力を日々続けるしかないと
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古参社員との付き合い方

みなさんこんにちは。こやのぶです。事業継承された社長であれば、自分より社歴が長く、年齢も上の方がいることでしょう。社長でない時は、特に付き合い方も、そこまで気を使わなくてもよいかもしれませんが、社長という立場になると、そうもいかなくなります。私が社長を継いだのは、2013年、38歳の時で12年前になります。特に私の場合、以前のブログにも書いたように、赤字会社で従業員が100人以上いたので、働き方にも改革が必要でした。例えば、10人のグループを人件費を削減するために、8人する。2人に別の部署に配属、業務効率のために今までの流れを変えるためにあれこれ指示を出さねばならい、本当に心労が堪えませんでした。話が反れますが、私は父の時から中小企業家同友会という中小企業の経営者団体に所属していて、私も昨年まで、15年以上所属してました。その団体に社員教育委員会という社員教育に特化したグループにも所属し、日々勉強していました。まず抑えてもらいたい考え方として、社外の研修会などに社員を出して、終わったら、別人のように戻ってくることはない、ということ。私は、同友会でも、『社員教育は筋トレのようなもの』と言っていました。今日、明日、腕立て伏せ、腹筋を鍛えても、急に筋肉マンにはならない、コツコツ筋トレをして、ようやく数か月して、効果が出る、このようなものです。社員と向き合い向き合い…しばらくして、ようやく、何か変わったかなという、感じです。社長交代時に、社員からは、給料が10年以上上がってないから上げてほしい、賞与も全くもらっていない、ほしい。あの部署は雰囲気が悪いからなんとかしてほしい、など、本当に
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手始めにブログを書いてみてください

みなさんこんにちは。こやのぶです。昨日の新規顧客を増やす話に繋がる内容になってしまいますが、ブログを書くことをお勧めします。私は自社のホームページで570回、書きました。一年間全く休まず書き続けた年もありました。そこまで意地になって書くものでもないと思いますが、ホームページからの問い合わせで新規顧客も増えたので、効果はあったと思います。私がブログを書くきっかけとなったのは、2021年コロナで満足に営業活動ができない時に、何かよい手段はないか探していたら、船井総研の同業種の団体を知ることができました。その講師の方に、勧められたからです。正直、芸能人などのブログも全く興味がなかったし、読んだこともありませんでした。勧めた理由としては、単純に、グーグルでのSEO対策でした。自社のホームページが常に更新されていれば、検索された時に上位にきます。また、検索の時に入れるキーワードを必ず、文末に添えていました。当社でいうと、保管・寄託・流通加工・倉庫などです。その後、しばらく続けていったら、今までは検索時に圏外だったのに、上位にランクインされるようになりました。効果はそれだけではなく、お客様や従業員の方からも、読んだ感想を言ってもらえるようになったり、あの内容が面白かったなど、面談時に盛り上がることもありました。また何より良かったのは、自分の頭で常にアンテナを張るようになったこと、世の中のできごと、会社で起きたこと、自分の行動全てを、明日は何を記事をブログに取り上げようかと考えるようになりました。この感覚は、書き続けないと身につかない感覚です。なので、私もこちらのサイトに出品してから、苦もな
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新規事業の増やし方(強みを活かす)

みなさんこんにちは。こやのぶです。もともと当社は、先代が起業し、40年以上、地元の倉庫の大企業より下請けとして、経営を行ってきました。私が入った頃は、出版業界の仕事の下請けをしてきました。しかし、出版業界は2000年頃をピークに右肩下がり、売上を伸ばす、利益を増やすということは、倉庫業を経験してこなかった私にとっては、非常に厳しい状況でした。赤字事業は、放置しては絶対にいけないのですが、今日は、そのような状況で、どのように新規事業を増やしたか実体験をもとに書いてみたいと思います。倉庫の中で本は、良品(売ることのできるきれいな本)と返品(本屋などで売れ残り滞留して戻された本)を管理しています。同じ本のタイトルでも良品と返品の2種類があります。また、出版社がもう一度、市場で売りたいと依頼がある時、返品本をきれいにする改装(古いカバーをきれいに掛け直す)作業もしていました。原作が映画化、ドラマ化、作家が亡くなった時、注目される時などに改装の依頼がかかり、返本ときれいな本のカバーを準備して作業しました。改装の数量が年々減っていく中で、・同じ名前の2つの商品を在庫管理すること・商品をきれいにする作業ノウハウなどが当社の強みでした。その中で、・高額レンズの在庫管理・中古パソコンのキッディングなどの仕事をすることができました。高額レンズは、大学や企業の研究所に販売されるものですが、まず使いまわしの商品サンプルを送ります。それを2週間程度で、試験的に使ってもらい、回収します。それが問題なく使えるようであれば、良品を購入してもらう、という流れです。使いまわしの商品サンプルは指紋や汚れがついて戻っ
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親子の確執

みなさんこんにちは。こやのぶです。今日は『親子の確執』について、書きたいと思います。うちは、私が家業に入る前から少し仲は良くない方ではありましたが、入った後、私が社長になった後から、よりエスカレートしていきました。お互いの主張で一番食い違ったのは、利益に対する考え方で、先代の父親は、『利益が出なければ、どのように出せるように効率を高めるか考える、人より早起きをして人よりたくさん仕事をする』という考え、私は『利益が出なければ、安い単価ものは、料金交渉をして、相場に合った料金にしてもらう』という部分でした。私が社長を継いだ時は、何年も赤字が続いていて、債務超過という状況でした。もちろん、作業の効率化や人より労力をかけ、利益を追求するという父の考え方は、間違っていないと思います。しかし、それでもう経営的には限界を迎えていたので、お客様との交渉を進め、採算を上げるしかないという想いでした。しかし、私が仕事もろくに覚えてないのに、交渉するのか、その前にするべきことがあるだろう、と叱責されていました。その他にも、合わない部分たくさんあり、確執と呼ぶような関係でありました。もし、過去に戻り、社長交代した時に戻れたとするならば、何をすべきだったか。もし、経営で親子の確執に悩んでいる人がいたら、まず3つを考えます。①父が大事にしていることは何かを考える。父が初代で45年経営者としてやってきました。経営が悪くなった理由は何点かありますが、45年も続いていたには、大事にしてきた何かがある訳です。うちの場合は、一言でいうと、『お客様の期待に応えるために、自分ががんばる』です。そこは尊重するべきところか
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自分の経験を活かしたく出品しました

みなさんこんにちは。倉庫業の社長をしておりました、こやのぶです。していたと過去形なのは、最近、不動産賃貸業に事業転換したためです。現在50歳、倉庫業としてもまだまだできたと思いますが、先代からの借金が多かったことと、自社資産があるために、大きな方向転換をしました。当社はもともと大企業と呼ぶほど大きな会社ではなく、倉庫の規模も中の小程度、またMBAや中小企業診断士の資格も持っておらず、経営コンサルタントのプロでもありません。ではなぜ出品したかというと、私が社長を引き継いだのは、38歳、債務超過、BSもPLも厳しい状況でした。そのような中で、社長交代することで、金融機関などに、大きく変える、再生される、という意味もあったようです。父が社長でしたが、交代には正直納得がいってなかったようです。そのような中で、父からの事業継承、古参社員との付き合い方、お客様との向き合い方、将来の考え方など、本当に苦労しながら、色々なことを考えて、実践してきました。正論・正解だけを求めるのであれば、コンサルのプロの方にご指導を仰ぐべきかと思います。私は、数多くの失敗も経験してきたので、その辺りも踏まえて、私と同じような境遇に苦しんでいる人に、ぜひ寄り添いたいと考えています。とりあえず、事業継承で悩んでいる方、社員との関係に悩んでいる方、新規のお客様の獲得に困っている方、先ずはどんなことをしたら良いか分からない方など、お気軽にご相談ください。できれば、会社に行かせてもらい、詳しく話を聞いて、社内の雰囲気、外観など、見させていただきたく存じます。
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