みなさんこんにちは。こやのぶです。よく数年前まで〇〇の下請けだったけど、元請けになり、業績が良くなった、というようなサクセスストーリーを聞くことがあります。今回は、私の実体験に基づく、元請けと下請けの現実、長所短所を書きたいと思います。
元々、当社は、40年以上、下請けとして業務をこなしてきました。端的に書くと、もともと父が働いていた会社から独立を促され、独立し、その会社から仕事を請け、営業所のような形で仕事をしてきました。日用雑貨から色々なものを引き受けてきて、この20年位は書籍が中心でした。私が戻った15年くらい前をピークに、受注量は下降の一途でした。
そのような状況を目の当たりにしてきたので、私はとにかく、元請け企業になろうと躍起になり、営業活動してきました。ネットにも、コンサルにも長所短所はたくさん整理され、書かれているので、自社の視点で感じたことを書きます。
下請けの長所は、営業活動をしなくとも、仕事を頂けるので、余分な経費は抑えられま
す。本当に仕事だけこなせば良いので。しかし、少し、抜かれているので、単価としては、おいしくありません。100円の仕事を70円で受けるようなものです。しかし営業費、システム開発費などの経費はかかりません。どちらが得か、ということになります。また、私が苦しんだのは、仕事が減っていく中で、料金交渉、条件交渉がとにかくやりにくかった。人件費が上がる中で単価を上げる要求をしたくても、元請けに却下されることも何度もありました。また先代は、そのような状況でも、考えて人の倍働いて、利益をねん出するのが、中小企業だということで、料金交渉に身を乗り出さず、今思い出しても、本当にあの時期は嫌でした。
私が社長になり、出版以外の業界の仕事もしてきましたが、自社の規模で受注できる仕事には限界があります。スポット業務も多く、終われば、倉庫に空きができます。交渉もしやすいですが、その分、リスクも大きかったです。
結論としては、元請けと下請けをバランスよく受注できるのが理想形だと思います。単価は安くても、コンスタントに受注できる仕事。伸びる市場の仕事を受注できるかは、社長の力量にあるかもしれない。元請けとなるには、やはり資金力、規模の大きさも必要。出版では、取次への配送(トラック数、共同配送でないと利益は出せない)、出版社との交渉力、色々なものが絡み合っています。
現実的に、自社の規模でできることは限られます。そのような中で、いかに大きくなる会社との仕事を成り立たせるか、倉庫業では規模感=安心感なので、あとは熱意になるかもしれません。