みなさんこんにちは。こやのぶです。私が社長を10年以上やってきて、絶対になってはいけない関係があります。それは『お伺いを立てる関係』です。これはあくまで関係・関係性のことです。時には、相手の感情を慎重に探りながら、お願いをする場面もあるでしょう。しかしお伺いを立てる関係とは、社長とその部下の関係が完全に逆転してしまい、言うなれば、社長の言うことを聞かず、その部下の思いのままに会社を回すこと、このような関係になってしまうのが良くないということです。
事業継承した人であれば、自分よりベテランの古参社員が残っているという会社もたくさんあるでしょう。先代社長は何もやってこなかった分、何十年も社長とパートナーとして、支えてきた幹部社員がいる。その社員しか仕事ができず、内情を分かっておらず、その人がいなくなると何もできなくなる。そのような会社は赤字会社よりむしろ危険かもしれません。
色々な視点から考えてみましょう。その社員が関わる仕事が5年後、10年後、どのような状態にしておきたいか。その社員とともに衰退しても構わないのであれば、やりたいようにやらせておいても構わない。会社の軸となる技術として、売上を伸ばしたいのであれば、自分も頼って教わって、少しでもその技術を習得する。他の社員にも習得してもらう。
その人がいないことを想定して回るのか、どういう体制を作るのか、技術レベルが下がってもやっていけるのか。
あの人がいないと回らないからとズルズル何も変えずにいても何も変わりません。むしろ、そこで将来の姿を創造し、覚悟をもって体制を変えることも社長の大事な仕事です。
身近でよく接している会社を創造してみましょう。アマゾンやスーパー、携帯メーカー、サービスなど、人がその会社を作り、人で回っていますが、イコールではありません。自分の目指す形と違うイメージの社員がいる時、お伺いを立てないとなりたたない関係の社員がいる時は、イメージ通りには推移していかない。むしろその社員の赴く方向に進んでしまいます。そのような人は外すことも時には必要です。
お伺いを立てている社員はいないか、立場が逆転している社員はいないか、今一度確認してみましょう。