【大逆転!学級委員選挙! 認知の歪み③】
メンタルヘルス不調の人が悪循環に陥る
ネガティブな思考の癖にアプローチする
認知再構成法とは、過度にネガティブな
気分・感情や不適応的行動と結びついた
認知(自動的な思考やイメージ)を同定
して様々な視点からその認知を検討する
ことによって代わりとなる新たな認知を
自分で再構成するための技法なのである。
認知の構造としては、ある特定の場面に
おいて、瞬間的にオートマチックに頭に
浮かぶ考えやイメージ(自動思考)には、
妥当なものと「妥当でないもの、或いは、
部分的にしか妥当ではないもの(否定的
自動思考=認知の歪み)」があるもので、
この「認知の歪み」について話をしたい。
3回目は「肯定的側面の否定や値引き」。
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この「肯定的側面の否定や値引き」とは、
肯定的な自己の経験や、功績、長所等を
不合理に無視するか、割り引いて考える。
ということである。例えば、私の経験で
言うと、高校2年生の文化祭、クラスの
男子の学芸委員だった私は、相棒となる
べき女子の学芸委員が病気で動けない中、
何とか勤め上げ、その盛り上がりを維持
したままで、後期の学級代表(俗に言う
学級委員)にまで選ばれた。このことを、
「文化祭は成功、学級代表にもなれたが、
実力でなく運が良かっただけ」、これが、
「肯定的側面の否定や値引き」。これを、
「努力とキャラ得(人に好かれ易い)か、
色々な人が助けてくれ、文化祭は成功し、
学級代表にもなれた。私は運が良い」と、
出来事を単一の原因で説明せず、複合的
に説
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