文化祭の中で生まれた恋 最終話「未来を占ってもらった日」
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占い
文化祭が終わってから、数日が経った。
教室には、もうあの日の飾り付けは残っていない。
壁に貼られていた紙も。
机の上に並んでいた道具も。
全部、元の日常へ戻っていた。
でも。
自分の中に生まれた気持ちだけは、
あの日から変わらなかった。
あの視線。
あの笑顔。
あの一瞬触れた手の温かさ。
全部が、今でも鮮明に残っている。
「最近、少し変わったよね」
友達にそう言われた。
「そうかな」
自分では分からない。
でも確かに。
以前よりも、少しだけ前を向けるようになった気がする。
好きという気持ちは、楽しいだけじゃない。
不安になることもある。
自信がなくなることもある。
でも。
それでも誰かを大切に思えることは、
きっと特別なことなんだと思った。
そんなある日。
友達から、ある話を聞いた。
「恋愛のことで悩んでるなら、見てもらったら?」
「え?」
「昴流さんっていう占いの人。相手の気持ちとか、これからの流れを見るのがすごいって聞いたよ」
最初は半信半疑だった。
占いで未来が全部決まるなんて思っていなかった。
でも。
今の自分には、知りたいことがあった。
この気持ちは、この先どうなるのか。
相手は本当に同じ気持ちなのか。
自分は、どう向き合えばいいのか。
答えを誰かに決めてほしいわけじゃない。
ただ。
迷っている自分の背中を、少しだけ押してほしかった。
そして。
昴流の占いを受けることにした。
「あなたの中にある想いは、ちゃんと相手にも届いています」
その言葉を聞いた瞬間、
胸の奥が少し軽くなった。
「でも、この縁を育てるために必要なのは、未来を怖がることではありません」
「今、目の前にいる相手を信じることです」
その言葉が、心に残った。
文化祭の日。
準備室で初めて目が合ったこと。
近すぎる距離に戸惑ったこと。
笑い方を覚えてしまったこと。
言葉にできない気持ちを抱えたこと。
全部、この瞬間につながっていた。
未来は、誰かに決めてもらうものじゃない。
自分たちで作っていくもの。
そう思えた。
帰り道。
スマホを見る。
届いていたメッセージ。
「今度、一緒に帰らない?」
その短い文章だけで、自然と笑顔になる。
「うん、帰ろう」
返信を送る。
文化祭で始まった小さな恋。
最初はただの視線だった。
ただの偶然だった。
でも。
何度もすれ違って。
何度も迷って。
それでも向き合ったから、
大切な存在になった。
未来がどうなるかは、まだ分からない。
でも。
もう怖くはなかった。
なぜなら。
これからの未来を、一緒に作っていける相手に出会えたから。
文化祭の中で生まれた恋は、
あの日で終わったのではなく。
あの日から、始まった。
完。
文化祭恋愛シリーズ 完結
もし今、あなたにも
「相手の気持ちが知りたい」
「この関係は進むのか不安」
「未来への一歩を踏み出したい」
そんな想いがあるなら、
昴流の占いサービスで、
今の状況やお相手との未来の流れを見つめてみてください。
未来を決めるためではなく、
あなたが自分らしく進むためのヒントとして。