「結果はたくさん出た。でも全部書く?」研究目的に戻って結果を整理する
研究でデータを集めて分析すると、いろいろな結果が出てきます。思っていた通りの結果。予想していなかった結果。有意差が出た結果。有意差はないけれど、少し気になる結果。分析していると、「せっかく出した結果だから、全部論文に書きたい」と思うことがあります。特に有意差が出ると、「これは書かなければ!」と思ってしまいます。でも、結果がたくさんあることと、良い研究であることは同じではありません。今回は、研究でたくさんの結果が出たときに、何を中心に書けばよいのかを考えてみます。まず研究目的に戻ってみる結果を整理するときに、私が一番大切だと思うのは、研究目的に戻ることです。例えば、「新人看護師の〇〇と職務満足度との関連を明らかにする」という研究だったとします。ところが分析してみると、年齢。性別。所属部署。経験年数。研修参加回数。夜勤回数。さまざまな項目で違いが出てきた。その中で有意差が出ると、ついそこに注目したくなります。でも、一度、「この結果は研究目的に答えるために必要?」と考えてみます。「分析した結果」と「研究で伝えたい結果」は同じではない研究では、確認のためにさまざまな分析をすることがあります。だからといって、分析したものをすべて同じ重さで本文に書く必要はありません。もちろん、実施した分析を都合よく隠すという意味ではありません。大切なのは、研究目的に答えるために、どの結果を中心に示すのかを整理することです。分析した順番に結果を書くのではなく、研究目的との関係を考えて並べます。有意差が出た=重要、ではありません統計解析をすると、p<.05という結果が出ることがあります。有意差が出ると、どうし
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