こんにちは。音楽ライターの平吉と申します。ここでは、音楽や楽曲の「考察記事」や「コラム記事」のメリットについてお話しさせて頂きたく存じます。
ここでは、アーティストや、マネジメントを行なう「発信者側」のメリットをいくつかご紹介いたします(5分くらいでサクッと読めます)。
【発信者にとっての3つのメリット】
一言で言うと、主題の記事のメリットは「記事でそのアーティストや作品に対する興味をさらに広げる」とう点が最も大きいと思われます。その詳細を3つの点にわけて、以下にまとめさせて頂きました。
1. オリジナル記事をあらゆる場所に掲載できる
たとえば、アーティストのウェブサイト、ファンクラブのサイト、プレスリリース経由での音楽媒体への掲載などです。
アーティストや作品の情報と共に考察も加わったオリジナル記事をあらゆる場所に掲載することで、プロモーションなどにご活用できます。
2. 専門的視点による記事で新たな発見を促せる
専門性がある内容で、アーティストや楽曲について第三者目線でしっかりと書かれた記事は、既存のリスナーや、これから興味を持って頂ける方々へのアプローチともなります。
アーティストのプロフィールを引用しつつ、「どんな人物像で」「どんな音楽性で」「どんな魅力があるのか」「どんなことを伝えたいのか」という点が、1記事に凝縮できるのは大きなポイントではないでしょうか。
記事を読んで頂くことで、読者の方々にご興味や新たな発見が生まれ、さらにアーティストの作品を楽しむことができることに繋がる側面もあると思われます。
ちなみに、アラフォー世代の私としては、洋楽CDのライナーノーツなどを読みながらアルバムをよく聴き、「なるほど!」と興奮しつつ、さらに音楽を楽しめることができたという経験が多くありました。
これは、インターネット上での考察記事やコラム、レビューなどにスライドできるのではないかと感じております。
3. 音では伝えきれない細部まで記事で発信できる
音楽に、ある程度精通したライターが執筆した記事は、「リスナーの方はこう感じるかな?」という点をわかりやすく言語化します。
アーティストや作品の「こだわりのポイント」などを具体的に解説します。たとえば、リスナーが「明るくて爽やかな曲だな」と感じることが多いであろうと捉えた場合、ライターは記事で「どのような楽器を、どのようにこだわってサウンド化したのか」という点を解説、または考察して記します。
読者やリスナーは「そうなんだ?」と思いつつ、また作品を聴き返し、「言われてみれば……」「本当だ!」という反応があったりします。これは、私自身がこれまで書かせて頂いた様々な記事への反響やコメントを拝見しての感想でございます。
アーティストや楽曲の魅力を伝える方法は、多岐にわたると思われます。
その中でも、「考察記事」や「コラム記事」は、淡々としすぎず、主観的すぎず、コンパクトかつ専門性を含んだ、内容の濃いコンテンツと捉えることができるのではないでしょうか。
もちろん、音楽の聴き方や捉え方は人それぞれなので、様々な解釈があると思われます。そこで、ライターや音楽に詳しい専門性を持つ人が書いた記事から、「それが言いたかった!」と、ある種の代弁にも似た効果もあったりして共感を得られることも、経験上は少なくありません。
「アーティストや作品に対してさらに興味を持って頂く」
「専門的なこともわかりやすく解説する」
「解釈がマッチすれば共感が得られる」
「読後にさりげなく音楽の知識が得られるコンテンツを発信できる」
「これから出会うリスナーのトリガーにもなる」
ご紹介した3つの点をさらに細分化すると、上記のことなども挙げられると思われます。
ここまでお読み頂き、心より感謝申し上げます。素敵な音楽を発信するアーティストや関係者の方々にとって、少しでもご参考になれば幸いに存じます。