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すべてのブログから「#KDP」タグの検索結果

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量産するなら、1冊あたりの原価を先に出しておいたほうがいい

1冊あたりの原価を出したことがあるか。🧾 何冊も出していると、道具にかかる費用は月ごとの合計で把握するようになる。文章の道具にいくら。画像の道具にいくら。変換の道具にいくら。合計だけを見て、これくらいなら許容範囲だと判断する。この見方だと、1冊あたりでいくらかかっているかが出てこない。月の合計は、その月に何冊出したかで意味が変わる。3冊出した月と、1冊も出せなかった月で、同じ額を払っている。📉 月額の契約が中心だと、この計算がさらにしにくい。使わなかった月の支出を、どの本に割り当てるかが決まらないからだ。年で均すのか。出した月にだけ乗せるのか。決め方によって数字が変わる。決め方から考えることになるので、たいていそこで計算をやめる。結果として、1冊あたりの原価は感覚のまま残る。🕰 感覚のままでも、しばらくは困らない。冊数が少ないうちは金額も小さいので、気にする理由がない。困り始めるのは、冊数を増やして時間の配分を考えるようになってからだ。原価が分からないと、判断の基準も持てない。この本にどこまで手をかけるべきか。この価格で出して見合うのか。次の1冊を出す価値があるのか。どれも原価が分かっていないと決められない。🧮 道具が複数に分かれていることも、計算を難しくしている。本づくりの解説では、企画と構成、長文の執筆、リサーチ、表紙と、役割ごとに別の道具を使う組み合わせが前提になっていることが多い。表紙を作るツールだけでも、複数が並べて紹介されている。ひとつの本を作るのに4つの道具を使っていれば、費用は4か所から出ている。合算して冊数で割る作業を、毎月やる人は少ない。📊 量産している人ほ
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本文が書けないのではなく、目次が決まらないから始まらない

本文より先に、目次で止まる。📝 原稿を書こうとして最初に開くのは、白い本文のファイルじゃない。たいていは目次のほうだ。第1章に何を置くか。そのあとに何が続くか。全部でいくつの章にするか。ここが決まらないと本文の1行目が書けない。だからまず章立てを考える。ところが考え始めると、どの並びにも言い分があるように見えてくる。決め手が出てこない。紙に書き出してみる。翌日読み返すと、別の順番のほうがよく見える。🌀 そのうち、章立てを決めるという作業そのものが目的になっていく。ノートには案が3つも4つも並んでいる。どれも採用していない。本文はまだ1文字も書いていない。書く気がないわけじゃない。書き始める入口が決まらないだけだ。そうしているうちに数週間が過ぎ、最初にあった勢いが薄れていく。人に話すと、まず書いてみればいいと言われる。それができないから止まっている。なぜできないのかを自分でもうまく説明できない。🔁 目次が決まらないのは、構成力が足りないからとはかぎらない。順番を決める作業には、正しさを確かめる方法がないからだ。その並びが読みやすいかどうかは、書いてみないと分からない。しかし書くには順番が要る。この循環の中にいると、判断の材料が永久にそろわない。先に順番が要るのに、順番の良し悪しは後からしか分からない。決まらないのは当たり前だ。材料が出てくる順序のほうがそうなっている。📌 もうひとつ、目次は一度決めたら戻れないものだと思い込みやすい。実際には本文を書きながら入れ替えればいい。でも最初の1冊ではその感覚がない。だから慎重になる。慎重になるほど決まらなくなる。工程が分かれていることも効
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表紙で止まるのは絵の才能ではなく、工程の選び方の問題だ

表紙で止まる人は、たいてい画像編集を覚えようとしている。🎨 本文が形になってくると、次は表紙だと気づく。書店で見かける本を思い浮かべて、あれに近いものを自分で作ろうとする。無料の画像編集ソフトを入れる。フォントを探す。色の組み合わせを調べる。作ってみると、どこか素人くさい。何が違うのかは分かるのに、どう直せばいいのかが分からない。そこから、デザインの基礎を調べ始める。余白の取り方、書体の選び方、色の相性。読めば読むほど、覚えることが増えていく。⏳ 1週間かけて2案作り、どちらも気に入らずに保存だけして閉じる。本文はもう書き終わっている。表紙のせいで出せない状態が続く。道具そのものでつまずく人もいる。無料の画像編集ソフトを入れてみたものの、使いにくくてそこで止まった、という話は実際に出てくる。書く作業とはまったく別の道具を、この工程だけのために習得することになる。📏 しかも、見た目を決める前に満たすべき条件がある。KDPのガイドラインでは、表紙の推奨寸法は高さ2,560×幅1,600ピクセル。解像度は300DPI以上。ファイルは5MB以下。形式はJPEGが推奨されている。カラープロファイルはRGBで、印刷用のCMYKは受け付けない。配置はページの左右上下の中央、上下左右15%の範囲に収める。3〜4ピクセルの薄い灰色の枠線を付けることも勧められている。短辺が500ピクセル以下だと、アップロードはできてもサイトに表示されない。価格や販売促進の文言を表紙に入れることも禁止されている。デザインの前に、この条件表を読むところから始まる。🤐 人に見せて意見をもらうこともしにくい。まだ本として
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note数十本が1冊にならないのは、並べ直す工程が残っているから

あなたの一番いい原稿は、もう書き終わってる。並べ替えてないだけだ。📂 「いつか本にまとめたい」と言ったまま置いてあるnoteやブログが、たぶん手元にある。何十本も書いていれば、分量としてはとっくに1冊分を超えている。読み返せば、我ながらよく書けていると思う回もある。反応がよかった記事も、自分では覚えている。本にするなら、あの回とあの回は入れたい。その当たりもついている。🧩 それでも本にならない。書き足りないからじゃない。並べ直していないからだ。どの記事を第1章に置くか。どれとどれが同じことを言っているか。文体と見出しの深さをどう揃えるか。この作業を始めようとして記事一覧を開き、上から順に眺めて、そのまま閉じる。順番を決めるところで手が止まり、決まらないまま画面を閉じる。何度か繰り返すうちに3年が経つ。⚖️ 書くことと編集することは、必要な集中の種類が違う。書くのは前に進む作業だ。勢いがあれば1本終わる。終わったかどうかも自分で判断できる。編集は全体を見渡して並べ替える作業で、どこで終わりにするかを自分では決めにくい。一度並べても、翌日見ると別の順番のほうがよく見えてくる。区切りが来ないので、着手する前から気が重い。書いているときは1本ごとに達成感がある。並べ直す作業には、その日の終わりに何が終わったのかを示すものがない。終わりを自分で決める作業は、他の予定に押し出されやすい。📄 記事1本ずつが完結していることも、かえって邪魔をする。それぞれが独立して読めるように書いてあるので、つなげると導入が重なる。本にするには、その独立性を崩す必要がある。書いたときと逆の作業を、全部の記事に
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同じ文章でも、記事として置くのと本にするのでは読者が違う

記事のままでは届かない人に、本にすると届く。🤔 もう公開している文章をまとめても意味がないのではないか、という疑問はもっともだ。同じ内容が無料で読めるなら、わざわざ本にする理由がないように見える。ここで手が止まる人は多い。公開済みのものを売ることに抵抗を感じるのは、読者を大事にしているからでもある。だから理屈で押し切っても気は済まない。届き方が違うという事実を、自分で納得できるかどうかが分かれ目になる。🔍 ただ、届き方を考えると話が変わる。記事は、その記事にたどり着いた人だけが読む。検索で引っかかるか。誰かが紹介するか。もともとその人を知っているか。どれも、読者の側が先に動いている必要がある。📚 本は、探し方が違う。ストアの一覧を眺めていて、テーマで見つける。著者を知らない人が、内容だけを見て手に取る経路がある。名前で読まれるのではなく、主題で読まれる。まとまっていることも効く。あるテーマについて詳しく知りたい人は、記事を何本も探して読み継ぐより、1冊で通して読めるほうを選ぶ。探す手間を引き受けている状態そのものに、価値がついている。🧭 順番があることも大きい。記事は書いた順に並んでいるので、初めての読者はどこから読めばいいか分からない。本には第1章があり、そこから読めば理解が積み上がるようにできている。入口が用意されているかどうかで、読み始められる人の数が変わる。🔤 言葉づかいも、届く範囲を決めている。記事の題名は日記的で抽象的なものが通用する。本では誰が何をどうするのかを示したほうが見つけてもらいやすい、という指摘がある。同じ内容でも、探している人に届くかどうかはここで変わ
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無料で試せるかで道具を選ぶと、やめるときの重さが見えない

無料で試せるかどうかで道具を選ぶと、やめるときのことを考えなくなる。🆓 道具を探すとき、無料で試せることを条件にするのは合理的に見える。使ってみないと合うかどうか分からない。合わなかったときに失うものもない。とくに副業の準備段階では、成果が出る前の支出をできるだけ小さくしたい。だから無料枠の有無が、比較表の最初の列に来る。実際、無料で触れないと分からないことは多い。画面の使い勝手、生成の速さ、出てくるものの質。説明文をいくら読んでも、触ってみたときの感触とは別物だ。無料枠を条件にすること自体は、慎重さとして正しい。ここを軽く扱うつもりはない。🚪 見落とされるのは、入口ではなく出口のほうだ。無料プランの多くは、月額契約への入口として置かれている。試して気に入れば、そのあとは毎月の支払いが続く。入口が無料でも、出口が毎月になっている形だ。判断を先送りできる代わりに、続けるかどうかを毎月考えることになる。始めるときは自分で決められるが、やめるときは手続きが要る。いつでも解約できると書いてあっても、その画面を探すのは面倒だ。うっかり忘れて1か月分が引かれた経験を持っている人もいる。🧮 無料で始めたものが積み上がると、管理そのものが負担になる。本づくりの解説を読むと、道具を役割ごとに分けるやり方が前提になっていることが多い。企画と構成はこのAI。長文の執筆は別のAI。リサーチはまた別。表紙はデザイン系のサービス。表紙を作るツールだけでも、複数が並べて紹介されている。無料枠を条件に選んでいくと、この数だけアカウントが増える。どれを契約していて、どれが無料のままかを把握できなくなる。使ってい
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ファイル形式を揃えてから、と考えているうちに数年が経つ

WordとPDFとZIPが混ざったまま、何年も置いてある。🗂 原稿をまとめようとして最初に手を付けるのは、たいてい整理のほうだ。バラバラのファイルを1つの形式に揃えて、フォルダを作り直して、名前を付け直す。本文を触る前に、下ごしらえが要ると考える。この判断自体は、まじめな人ほど自然に出てくる。散らかったまま作業を始めても、あとで困ると分かっているからだ。段取りを整えてから取りかかるのは、ふだんの仕事では正しい進め方でもある。😵 やってみると、これが終わらない。書き出したテキストは改行の入り方が独特。Wordの原稿は書式が混ざっている。PDFは中身をコピーすると行が崩れる。圧縮したままのフォルダは、開いてみないと何が入っているか分からない。1本ずつ開いて確認する作業が続く。📉 整理そのものには達成感がない。半日かけてフォルダをきれいにしても、本文は1文字も進んでいない。次の休日に続きをやろうと思っても、あの単調な作業に戻る気になれない。着手の重さが、ここで作られる。⚖️ さらに、どこまで揃えれば十分なのかも分からない。全部をテキストにするのか。書式を残したほうがいいのか。画像は別にしておくべきなのか。正解が分からないまま作業しているので、あとでやり直す不安も残る。正解がないというより、その先の工程を知らないと決められない、という順序の問題になっている。🧩 厄介なのは、この前処理が本づくりの工程に見えないことだ。章立てを作るとか、表紙を選ぶといった作業なら、進めば本に近づく実感がある。形式を揃える作業には、それがない。やっている最中も、これは何のための時間なのかが分からなくなる。🔧
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書くことがないのではなく、手持ちの並べ方が決まっていない

書くことがない、の中身は、たいてい並べ方が分からない、だ。🤔 本を出したいと思ったとき、最初に浮かぶのはこれだ。「自分に書けることなんてあるだろうか」専門家ではない。目立った実績もない。同じテーマの本はすでに何冊も出ている。そう考えて、企画の段階で終わる。書き始める前に、書く資格がないという結論が出てしまう。この結論は、たいてい他人と比べた結果として出てくる。同じテーマで本を出している人の経歴を見て、自分にはそこまでのものがないと判断する。ただ、読者が求めているのは著者の経歴ではない。自分の困りごとに合う説明のほうであることが多い。比べる相手を間違えると、手持ちの価値が見えなくなる。📂 けれども、その人の手元にはたいてい何かある。仕事で作った手順書。後輩に何度も説明してきた内容。趣味の記録。失敗して調べ直したときのメモ。断片としては存在していて、話せと言われれば話せる。書けないのではない。それが1冊の形にどう並ぶのかが見えていない。🗣 話せるのに書けない、というのも同じところから来ている。話すときは相手の質問が順番を作ってくれる。書くときはその順番を自分で作らなければならない。順番さえあれば書ける人が、順番がないせいで書けない人に見えている。質問が来ない場でどう組み立てるかを、誰にも教わっていない。📏 本という単位が大きすぎるのも一因だ。1冊はだいたい数万字ある。そこを一気に埋めるものだと考えると、手持ちの断片はどれも小さく見える。実際の本は、章と節に割れている。ひとつの節はもっと短い。手元の断片は、節としてなら十分に成立していることが多い。単位を取り違えると、量の判断も狂う。
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本を作る工程と、本から問い合わせを取る工程が分かれている

本を作る依頼と、本から集客する依頼は、別の相手に出している。📕 名刺代わりの1冊を作ろうと決めたとき、頭にあるのは本ができるところまでだ。原稿をまとめて、表紙を作って、ストアに並ぶ。そこまでで一区切りだと考える。実際、そこまでで力を使い切る。本を出すこと自体が目的になりやすいのも、この段階の特徴だ。集客のために始めたはずが、途中から完成させることが目標に変わる。出せば何かが起きる気がして、その先を設計しないまま進む。😶 出したあとに気づく。本があるだけでは、問い合わせは増えない。読んだ人がどこへ連絡すればいいのか、次に何を見ればいいのかが用意されていない。本の中に事務所の名前は書いてある。そこから先の道がない。🔗 そこで改めて、本を使った導線を考え始める。紹介ページを作る。資料請求の窓口を用意する。本の内容に合わせた案内を置く。ところがこれは、本を作った相手とは別の依頼になる。制作会社を探し、また打ち合わせをして、また見積もりを取る。このとき、本の中身を一から説明し直すことになる。どういう読者に向けたものか。どこが売りなのか。次に何をしてほしいのか。作った本人には分かっていることを、言葉にして渡す作業が発生する。⏳ そのころには、本を出した勢いが落ちている。1冊出した達成感で一区切りついてしまい、次の依頼に取りかかるのが半年後になる。そのあいだ、本は並んでいるが何にもつながっていない。📝 もうひとつ、本の説明文を軽く扱ってしまう問題もある。ストアで最初に読まれるのはこの文章なのに、本文を仕上げた疲れの中で数行だけ入れて済ませる。読まれるかどうかを決める部分が、いちばん手薄になる
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講義で話してきた順番は、すでに章立てとして機能している

講義で話した順番は、何度も検証された章立てだ。🎤 セミナーで話すとき、いきなり本題から入る人はいない。まず相手が置かれている状況を確認する。なぜそれが問題になるのかを説明する。そのうえで対処の方法に入る。最後に、始めるときの注意点を添える。この流れは、何度も話すうちに固まっている。毎回同じ順番で話しているのは、手を抜いているからじゃない。試した結果、その順番がいちばん伝わると分かったからだ。実際の反応で検証された構成が、頭の中にできあがっている。固まっているのは、うまくいかなかった経験があるからでもある。この順番で話さないと質問が止まらない。この説明を飛ばすと後半が通じない。実際の反応を見ながら直してきた結果が、いまの構成になっている。📝 本を出したいと思ったとき、この蓄積が使われないことが多い。本は書き下ろすものだと考えて、白紙から目次を作ろうとする。話すときの流れと、書くときの構成は別物だと思い込んでいる。実際には、どちらも初めての相手に順を追って理解させる設計だ。読者は質問できないぶん、順番の重要性はむしろ高い。話す場で通用した順番は、本でも通用する見込みが高い。🌀 にもかかわらず白紙から始めると、決まらない。基準がないので、どの並びも同じくらい正しく見える。何度も話してきた人が、書く段になって構成に迷うのは、持っている材料を使っていないからだ。決め手が出ないのは構成力の問題ではなく、参照先を見ていないことの結果になっている。📂 資料が形として残っていることも見落とされる。スライド、配布資料、質疑のメモ。これらは講義の順番をそのまま記録したものだ。なのに準備段階のものだと
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原稿が本にならないのは、入稿という工程が残っているからだ

原稿が完成しても、本にはならない。あいだにEPUBがある。📝 書き上げた達成感のまま、Kindleに出す手順を調べ始める。そこで、原稿ファイルをそのまま渡せるわけではないと知る。電子書籍にはEPUBという形式がある。Kindleに出すには、その形に整える必要がある。ここまでは調べれば分かる。問題はその先だ。どの道具を使えばいいのか。どこまで自分でやるべきなのか。調べても一つに定まらない。🌀 無料の変換ツールを入れて試してみる。開くと、目次のリンクが効かない。画像の位置が本文からずれている。表紙は別に用意するらしい。推奨サイズも解像度も条件が決まっている。解説記事をいくつか開く。どれも前提にしている知識が少しずつ違う。自分がどの記事から読めばいいのかが分からない。原稿は完成しているのに、作業は一歩も進んでいない。⚠️ つまずく箇所には、よく知られたものがある。本文のレイアウトが崩れる。余分な空白ページが残る。目次のリンクが切れる。WordやCanvaから直接アップロードすると、改ページが反映されずページがずれることもある。目次のリンクが効かないときは、目次のあとの空白ページが原因になっていることがある。原因が分かっていれば数分で直せる。知らないと、原因の特定から始まる。縦書きの原稿だと、さらに崩れやすい。余白や改行がガタガタになる、という話も出てくる。📮 提出しても、その場で結果は出ない。解説サイトによれば、審査結果の通知が来るまでに24〜72時間かかる。つまり、直したものが通るかどうかを確かめるのに、毎回1日から3日が要る。試して直す間隔が長いので、原因の切り分けにも時間がかか
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本が出せないのは書く力ではなく、工程が6つに分かれているから

本を出せない理由は、たいてい「書く前」と「書いたあと」にある。📝 原稿を書き上げた。あとはKindleに出すだけ。そう思っていたら、EPUBというファイル形式が要ると知る。変換ツールを検索する。評判のよさそうな無料のものを入れてみる。開くと、目次のリンクが効かない。画像の位置が本文とずれる。表紙には別の推奨サイズがあるらしい。解説記事をいくつか開く。どれも前提にしている知識が少しずつ違う。自分がどこから読めばいいのかが分からない。⏳ そこで土曜の午後が終わる。日曜には家の用事が入る。次の週末は、先週どこまで調べたのかを思い出すところからやり直しになる。書き上げたファイルはデスクトップに置かれたまま、半年が過ぎる。書けなかったわけじゃない。最後の変換だけが終わっていない。そのうち、原稿があること自体を思い出さなくなる。🧩 これを熱意や根気の問題にすると、次に書いたときも同じところで止まる。原因は工程の数のほうにある。本を1冊出すまでには、原稿を用意し、章立てを組み、本文の体裁を整え、表紙を作り、入稿形式に書き出す、という作業が並んでいる。書く行為は、このうちのひとつでしかない。厄介なのは、それぞれが別の知識を要求してくることだ。章立ての設計は文章の話。表紙は画像の話。入稿はファイル形式の話。互いに共通点がないので、ひとつ乗り越えても次の工程では初心者に戻る。1冊出すのに必要な学習が1種類ではなく、工程の数だけ入れ替わる。そう考えたほうが近い。勤めながら週末に進めるなら、この入れ替わりを他の予定の合間に押し込むことになる。調べ物の入り口が毎回変わるので、前回の検索履歴も次の工程では
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【電子書籍出版】Kindle Unlimited KDPのナゾ。続き。

(前回までのあらすじ)・KDPセレクトに登録すると、70%のロイヤリティが選択できる・登録と同時にKindle Unlimitedに自動登録となる・Kindle Unlimitedは、読んでもらうと1ページ約¥0.5の収入 今日はその続きです。どうしてKDPセレクトに登録するのかKDPセレクトの登録には、メリットとデメリットがあります。その主なものについて、今日はお伝えしますネ。ロイヤリティが高い70%って、すごいと思いませんか?書籍出版にお金が全然かかってないのに、70% って!!初期費用なく出版すると、何もマイナスになるものがないので、ただただプラスしかありません。でもここで、このように思う人もいるかもしれません。「読み放題だから誰も買わないよネ・・・」私もそう思っていました。しかし!実際出版したら、有料で購入してくれる人がいました!!不思議でしょうがなくて、イロイロな人に聞いてみたら、その理由の1つがわかりました。今回私は音楽アプリを、聞き放題のサブスク契約はしないで、1曲1曲購入する人にお話を聞くことができました。サブスク契約しない理由。それは、年間のダウンロード数と比較すると、個別で購入する方が得だから。とのことでした。確かに全然ダウンロードしない時もあるなー。と、納得しました。しかしながら、きっと様々な理由があるかとは思いますが、購入してもらえる事って本当に嬉しいです。次への励みやヤル気にもつながります!販促パワーが強い。そもそもAmazonという、巨大で強力なプラットフォームに、書籍を置かせてもらえることでメリットなのですが、KDPセレクトに登録すると、さらに販促
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本の中身より先に読まれる文章に、誰も時間をかけていない

本の中身より先に読まれるのは、商品ページの文章だ。📝 本を作るとき、力の配分は自然に決まってくる。中身をどう書くかに大半を使い、表紙にいくらか使い、最後に説明文を数行入れて終わる。中身がいちばん大事だという判断は正しいので、この配分に疑問を持たない。専門職ほど、この配分になりやすい。内容の正確さで評価されてきたので、伝え方より中身に時間を使うのが習慣になっている。宣伝めいた文章に苦手意識を持っている人も多い。👀 ところが読者の側は、逆の順番で出会う。まず表紙を見て、次に説明文を読み、そこで読むかどうかを決める。中身に到達するのは、その判断を通過した人だけだ。いちばん手をかけた部分が、いちばん後ろに置かれている。士業やコンサルの本では、この差がさらに効く。読者は著者を知らないことが多いので、説明文が最初の面接のような役割を持つ。何を専門にしていて、誰の役に立つのかを、そこで伝えることになる。😮‍💨 にもかかわらず、この文章は最後に書かれる。中身が決まらないと説明できないので、工程としては終盤に置くしかない。本文を仕上げた疲れの中で、いちばん判断力が要る文章を書くことになる。順番を変えられればいいが、中身が決まらないと書けないので動かせない。構造として、手を抜きやすい位置に置かれた工程になっている。🔤 書き慣れていないのも難しさの一因だ。専門的な内容を正確に書くのは日常の仕事だが、まだ何も知らない人に短く伝えるのは別の技能になる。正確に書こうとすると長くなり、短くすると誤解される。留保をつけるほど中身は正確になるが、読む気は削がれる。この綱引きに慣れていない。🔒 業種の事情も重なる
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商業出版の企画を待つあいだに、手元でできることがある

企画が通るのを待つあいだ、こちらの手は空いている。📮 商業出版を目指すのは、悪い選択ではない。編集者がつき、書店に並び、事務所の信用にもなる。ただ、進み方が自分の手の内にない。企画書を出してから返事が来るまでの時間も、通るかどうかも、こちらでは決められない。待っているあいだ、他の予定は普通に進む。相談は入るし、セミナーの依頼も来る。忙しさは変わらないのに、本の話だけが宙に浮いた状態で置かれる。⏳ その待ち時間に、たいてい何もしていない。企画が通ったら本格的に書き始めよう、と考えて手を止める。通らなかった場合のことは、そのときに考えることにする。問題は、この待ち時間が短くないことだ。返事が来るまでに数か月、通ってから刊行までにさらに時間がかかる。そのあいだ、事務所の集客に本は寄与しない。相談の場で渡せるものも、以前と同じままだ。🧩 しかも、待っているあいだにできる作業は実際にある。手元の資料を集めること。話す順番を整理すること。誰に向けた本かを決めること。どれも企画の可否とは関係なく進められるし、通ったときにはそのまま使える。にもかかわらず動かないのは、区切りがついていないからだ。企画の返事という区切りを待つあいだ、中途半端に手を付けるのは無駄に思える。全部やり直しになるかもしれない、という気持ちも働く。📉 通らなかったときの落差も大きい。数か月待って断られると、そこで一度話が終わる。また別の企画を考えるか、諦めるかの判断になり、そのあいだにさらに時間が過ぎる。手元には何も残らない。待っていただけなので、次に使える材料も増えていない。何度か断られると、企画を出すこと自体が億劫にな
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記事を本にするとき、いちばん重いのは章立ての設計になる

記事を本にする作業のうち、いちばん重いのは章立てだ。🧱 まとめるだけだと思っていると、ここで足が止まる。記事は書いた順に並んでいる。本はその順番では読めない。読者は最初から順に読むので、前提になる話が先に来ていないと意味が通らない。並び替えが要る。この並び替えは、記事を書いたときには考えていない作業だ。1本ごとに完結させることだけを考えて書いてきたので、全体の順番という視点を持ったことがない。初めてやる種類の仕事になる。🌀 並び替えを始めると、基準がいくつも出てくる。時系列で並べるのか。テーマごとにまとめるのか。易しいものから難しいものへ積むのか。どれにもそれらしい理由があり、決め手がない。1つの並びを作っても、別の並びのほうがよく見えてくる。しかも、並びを変えると必要な補足も変わる。ある記事を前に持ってくると、そこで説明していなかった前提を足すことになる。逆に後ろへ回すと、重複していた説明が要らなくなる。並びと中身が連動しているので、片方だけを決められない。📄 記事1本ずつが完結していることも、かえって邪魔をする。それぞれが独立して読めるように書いてあるので、つなげると導入が重なる。本にするには、その独立性を崩す必要がある。書いたときと逆の作業を、全部の記事にすることになる。🔤 タイトルの付け方も変わる。記事の題名は日記的で抽象的なものが通用する。本では誰が何をどうするのかを示したほうが見つけてもらいやすい、という指摘がある。並べ替えと同時に、見出しの言葉づかいも作り直すことになる。同じ内容でも、探している人に届くかどうかはここで変わる。⏳ 終わりの判定ができないのも重い。記
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冊数が増えるほど、表紙の品質が本ごとにそろわなくなる

10冊目の表紙が、1冊目と別人の仕事に見える。📚 出した本を並べてみると、気づくことがある。1冊目は時間をかけて作った。3冊目あたりから手が慣れてくる。5冊目は締切が近くて妥協した。7冊目は使っている道具を変えたので、雰囲気が変わった。1冊ずつ出しているあいだは、この差が見えない。作っている最中はその1冊のことしか見ていないので、前の本との比較が視野に入らない。並べて初めて、違いが目に見える。🔁 出したあとに直す気にもなりにくい。その本の作業はもう終わっていて、次の本が動いている。過去に戻る理由が弱いので、そのまま残る。すでに出した数冊を作り直すとなると、それ自体が1冊分の作業になる。放置するか、大きく手を戻すかの二択になりやすい。👀 読者の側は、著者ページで並べて見る。1冊を気に入った人が他の本も見に来たとき、そこで受け取るのは1冊ずつの出来ではない。並びとしての印象になる。そろっていないと、続きものなのか別々の本なのかが分かりにくい。🧭 差が出る理由は、好みが変わったことだけではない。毎回その本に合うものを考えて作っていると、判断の軸が本ごとに動く。前回どういう理由でその表紙にしたかも、覚えていない。記録を残していないので、次の1冊で参照できるものがない。🔧 道具を変えるとさらにずれる。画像生成の指示文は道具ごとに癖があるので、同じことを書いても出てくるものが違う。表紙を作るツールだけでも、複数が並べて紹介されている。乗り換える機会はいくらでもある。乗り換えるたびに、以前と同じ雰囲気を出すための調整が要る。その調整も記録に残らない。📏 技術要件のほうも、毎冊ついて回る。KD
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記事をまとめると、自分が何度も書いていた話が見えてくる

同じことを何度も書いている。それは本にする前に気づける。🔁 長く書いていると、似た話を何度か書くことになる。読者は毎回同じ人ではない。その時々で書きたい角度も違う。だから重複そのものは自然に生まれる。記事として並んでいるあいだは、それで困らない。むしろ、同じ話に何度も戻るのは自然なことでもある。関心が続いているから書けるのであって、そこに自分の主題が出ている。書いている最中は、それを重複だと思っていない。📕 困るのは本にするときだ。同じ主張が第2章と第5章に出てくると、読者は前に読んだ話に戻された気分になる。1冊を通して読む前提では、重複は水増しに見える。だから本にする前に整理が要る。😵 ところが、この整理が終わらない。どれとどれが同じことを言っているのかを調べるには、全部を読み返すしかない。数十本あれば、読み返すだけで何日もかかる。しかも読んでいるうちに、細部が違うので同じとも言い切れなくなってくる。⚖️ 判断の基準がないのも効いてくる。完全に同じ文章なら消せばいい。たいていは角度が少しずつ違う。片方を残すのか。混ぜて1本にするのか。両方置いて役割を分けるのか。全体の構成が決まっていないと、この判断ができない。🌀 そして構成を決めるには、どこに何が入るかを知っている必要がある。重複を整理しないと構成が決まらず、構成が決まらないと重複を整理できない。この行き止まりに何度か入ると、記事一覧を開く気がなくなる。抜け道があるとすれば、片方を仮に決めて進めることだが、仮に決めた並びが正しいかどうかも確かめようがない。🔍 自分の記憶があてにならないことも分かってくる。あの話はどこかで書い
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電子書籍「LINE公式アカウント アカBAN完全回避法12の鍵」を制作しました!

はじめにこんにちは!今回は、僕がデザイン・制作を手がけた電子書籍「LINE公式アカウント アカBAN完全回避法12の鍵」についてご紹介します!この電子書籍は、LINE公式アカウント運用者が抱える最大の課題、「アカウントBAN」に対応するための実践的なガイドです。デザインの視点から、このプロジェクトで重視したポイントや工夫について、詳しくお話しします!プロジェクトの背景と目的クライアント様からのご依頼内容は、「LINE公式アカウント運用者に向けた、視覚的にインパクトのある電子書籍デザインを作成してほしい」というものでした。内容自体が専門的でありながら、初めてこの問題に直面する方でも分かりやすく、信頼感を与えるデザインが求められていました。そこで、以下のポイントを重視してデザインを進めました緊急性と解決策の提示:ユーザーが抱える課題を一目で理解できるように、「BAN完全回避法」というキーワードを大きく強調。信頼感と専門性:鮮やかなグリーンを基調にすることで、LINEのイメージカラーを連想させつつ、明るくプロフェッショナルな印象を与えるデザインに仕上げました。デザインのポイント1. 表紙デザインのインパクト表紙は、電子書籍の「第一印象」を決定づける重要な要素です。以下の工夫を取り入れました!視認性の高いタイトルタイトルを大きく配置し、目を引くフォントを使用して「解決策がここにある」という安心感を伝えるデザインに。アイコンやイラストの活用王冠やチェックマークを追加することで、専門性や実績を強調し、内容の信頼感を高めました。2. カラーリング緑を基調とした色使いは、「安心」「成長」「信頼
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冊数が増えるほど効いてくるのは、ツール間のコピペ回数だ

ツールをまたぐたびに、コピペが1回挟まる。🔧 何冊か出していると、自分なりの手順ができてくる。章立てはこの道具。本文の整形は別の道具。表紙は画像生成。最後に変換ツールでEPUBにする。それぞれ単体では使い慣れていて、迷うところはない。手順が固まっているのは、試行錯誤の結果でもある。何冊か出すうちに、自分に合う道具の組み合わせが決まってくる。1つずつは最適なものを選んでいる。📚 実際、役割ごとに道具を分けるのは広く紹介されているやり方だ。企画と構成、そして執筆はこのAI。長文の執筆は別のAI。リサーチはまた別。表紙はデザイン系のサービス。構成づくり、ドラフト生成、推敲補助と役割分担するのが主流だ、という記述もある。表紙を作るツールだけでも、複数が並べて紹介されている。分けること自体は合理的で、問題はそのあいだにある。📋 受け渡しのたびに、貼り付けが発生する。ひとつの道具から出したものを、次の道具に貼り付ける。書式が落ちる。改行が変わる。記号が置き換わる。貼るたびに小さな崩れが起きて、そのたびに直す。1回あたりは数分の作業だ。だから問題として認識されにくい。ただ、1冊につき受け渡しが何度も発生し、それが冊数だけ繰り返される。冊数が増えるほど、この部分が全体に占める割合が上がっていく。⚠️ 事故が起きるのも、たいていここだ。前の版を貼ってしまう。章をひとつ飛ばす。直したはずの箇所が古いまま残る。作業自体が単調なので注意が続かず、間違えても気づきにくい。気づくのが出したあとになることもある。読者からの指摘で初めて分かると、直して出し直す手間に加えて、印象の面でも損をする。📮 直しても、
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本を出したい士業に足りないのは、中身ではなく変換の工程だ

あなたのセミナー資料、すでに1冊分あります。📂 セミナーで話した内容。クライアントに配った提案書。事務所のサイトに載せたコラム。置き場所がばらばらなだけで、分量としてはもう1冊分ある。話す内容は毎回整理してあるし、質問されやすい論点も分かっている。同じ質問を何度も受けているなら、その答えはもう言葉になっている。資料はスライドやWordのまま、案件ごとのフォルダに散らばっている。🤔 それでも本にならないのは、書き下ろす時間が取れないからだ。そしてそもそも、書き下ろさなければならないと考えているからでもある。実務で使ってきた資料は本にはならない、とどこかの時点で自分で決めてしまっている。本は書き下ろすものだ、という前提だけが残っている。手元の資料は準備段階のものだと見なして、原稿の候補から外している。📊 資料を原稿と見なさない理由は、たぶん完成度にある。スライドは話す前提で作ってあるので、それだけを読んでも通じない。ただ、通じないのは書き方の問題であって、中身が足りないわけではない。置き直せば通じるものを、置き直す前の状態で見て、使えないと判断している。💸 判断が止まるもうひとつの理由は、費用対効果が読めないことだ。商業出版は企画が通るかどうかが自分の手に負えない。通っても時間がかかる。かといって外部に頼めば、原稿を本の形に変換する工程がまるごと費用になる。各社が公表している相場では、文章がメインの書籍で最低100万円程度。企業出版になると安くても300万円という記述が出てくる。ただし、これらはいずれも出版サービスを売っている側が自社サイトに載せている数字だ。中立の調査ではないし、
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100冊つくってわかった、売れないKindle本に共通する問題

Kindle本を出したのに、一日に一冊も売れない。ページを開いてくれる人さえいない。そういうとき、多くの人が「自分の文章力が足りないからだ」と考えます。もっと文章がうまければ、もっと表現力があれば売れたはずだ、と。でも、これまで百冊以上のKindle本を制作してきて、はっきり言えることがあります。売れない本の問題は、文章のうまさとは、ほとんど関係ありません。勝負は、本を「書き始める前」の設計で、だいたい決まっているのです。今日は、私が制作の現場で何度も見てきた「売れない本に共通する問題」を、四つに絞ってお話しします。どれも、出版してしまう前なら、まだ直せるものばかりです。問題1 「書きたいこと」から始めている売れない本のいちばん多い出発点が、これです。「自分はこれを書きたい」「これを伝えたい」——その気持ちから本を作り始める。一見、当たり前のことに思えます。でも、読者はあなたの書きたいことを探してAmazonに来るわけではありません。読者が入力するのは、自分の悩みや、知りたいことです。つまり本は、「自分が書きたいこと」ではなく、「読者が探している悩み」から設計しないと、そもそも見つけてもらえない。書きたいことがあるのは、悪いことではありません。むしろ大切です。ただ、その中身を「誰の、どんな悩みに効くのか」という形に翻訳する工程が、まるごと抜け落ちている本が、本当に多いのです。問題2 タイトルが、著者の気持ちを語っているタイトルは、本の中でいちばん多くの人に見られる場所です。ところが、ここで著者の内面をそのまま出してしまう人が少なくありません。たとえば、ある実用書のタイトルを直し
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最初に大きく構えるほど、1冊目が出なくなるという話

まず1冊。それ以上を最初に見込む理由はない。📚 本を出そうと決めると、たいてい構想が先に膨らむ。このテーマなら何冊か続けられる。シリーズにしたら読者もついてくる。まだ1冊も出していない段階で、2冊目と3冊目の話をしている。道具を選ぶときも同じで、何冊出すつもりかを先に見積もろうとする。まとめて用意しておくほうが得だという感覚は、他の買い物で身についている。🧮 ところが、この計算は1冊も出したことがない段階では成り立たない。2冊目を出すかどうかは、1冊目を出してみるまで分からないからだ。作る手順が自分に合うかどうか。書き上げるところまで続けられるかどうか。出したあとに次を書きたくなるかどうか。どれも、やってみた後にしか答えが出ない。出したあとに分かることも多い。想像していたよりも書くのが楽しかった。逆に、思ったより人に読まれるのが気になった。テーマを変えたくなった。こうした変化は、1冊出す前には予測できない。予測できないものに合わせて先に構えを決めると、たいてい合わない。🪤 先に大きく構えると、着手そのものが遠のく。最初から完成形を目指すと詰む、という指摘は、実際に出版まで進んだ書き手のあいだから出ている。構えが大きいほど、手持ちの材料はどれも足りなく見える。もっと調べてから。もっと書きためてから。そう考えているうちに、着手の日付だけが後ろへずれる。⏳ 一度きりだと思うほど、準備が長くなる。何度も出せるものではないと思っていると、企画も原稿も慎重になる。慎重になるほど時間がかかり、時間がかかるほど一度きりの重みが増していく。準備が長引くと、最初にあった勢いのほうが先に切れる。書き
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自作・外注した固定レイアウトEPUBをKDPへ出す前に確認したい5点

固定レイアウトEPUBが完成すると、すぐKDPへ提出したくなります。しかし、制作画面で正しく見えていても、EPUB内の読む順番や画像参照、目次リンクが意図どおりとは限りません。提出前に、次の5点を一度確認しておくと、修正箇所を具体的に切り分けやすくなります。1.本文の読む順番を確認する固定レイアウトEPUBでは、見た目のファイル名順ではなく、EPUB内部のspineに登録された順番で本文が表示されます。表紙から奥付まで実際にページを送り、抜け、重複、前後の入れ替わりがないか確認します。見開きを使う本は、左右の対応も一緒に見ます。2.画像の欠落と表示崩れを確認する画像ファイルがEPUB内に入っていても、参照先の記述が違えば表示されません。各ページを開き、白紙、画像抜け、縦横比の変化、端の切れ、余白の偏り、意図しない縮小がないかを確認します。画像主体の本は、文章だけを読む確認では不十分です。3.表紙・書名・著者名を照合する表紙画像、本文内の扉、EPUBの書誌情報で、書名や著者名が一致しているか確認します。旧版の表紙や仮タイトルが残っていないか、別作品の画像が混ざっていないかも見ます。制作を外注した場合は、納品ファイルと発注時の指定を横に並べると確認しやすくなります。4.目次リンクを実際に押す目次が表示されるだけでは、リンク先が正しいとは限りません。各項目を実際に選び、目的のページへ移動するか確認します。リンク切れだけでなく、一つ前・一つ後のページへ飛ぶ誤リンクにも注意します。5.確認環境と結果を記録するKindle Previewerで確認するときは、使用したOS、Previewe
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Kindle出版で「印税が目減りする」意外な理由

Kindle出版のご相談をいただくとき、ほとんど話題に上らないのに、実際の手取りを左右している項目があります。配信コストです。70%を選ぶと、売れるたびにファイル分が引かれるKindleの印税には35%と70%の2種類があります。このうち70%を選んだ場合だけ、1冊売れるごとに「配信コスト」が差し引かれます。「70% のロイヤリティ オプションを選択した場合は、対象となる本が 70% のロイヤリティ適用地域の読者に販売されるごとに、VAT 抜きの希望小売価格から配信コストを差し引いた額の 70% がロイヤリティとなります」(Amazon KDP 公式ヘルプ「電子書籍のロイヤリティ」より)そして配信コストは、ファイルサイズに応じて決まります。日本円での単価はヘルプに明記されていないため、実際に出版済みの本のKDP管理画面で実額を確認しました。・5.12MB の本 → 配信コスト 5円・6.03MB の本 → 配信コスト 6円1MBあたり1円(小数点以下は切り捨て)でした。この本の場合、希望小売価格498円(税抜453円)に対して、(453 − 6) × 70% = 313円 が実際のロイヤリティです。管理画面の表示と一致します。つまり、ファイルが重い本ほど、売れるたびに取り分が削られていくという構造です。仮に同じ価格でファイルが50MBあれば、(453 − 50) × 70% = 282円。1冊あたり31円の差が、売れ続けるかぎり効きます。なお、確認した3冊のうち1冊だけ、12.95MBでも配信コストが0円と表示されるものがありました。条件によって扱いが異なる可能性があるため、ご
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Kindleで「2冊目から伸びる人」は、1冊目を出す前にこの数字を決めている

出版は出して終わりではないKindle出版は、本を出した瞬間に終わるものではありません。むしろ、出してから分かることのほうが多いです。表紙はクリックされているのか。説明文は読まれているのか。タイトルは読者に伝わっているのか。出版前には予想でしかなかったことが、出版後には反応として見えてきます。ただし、伸びる人は出版後に慌てて改善するのではなく、1冊目を出す前から改善前提で設計しています。1冊目で大きく売れなくても、それだけで失敗と決める必要はありません。むしろ1冊目は、自分のテーマ、表紙、説明文が市場でどう見られるかを知るためのテストでもあります。ただし、何も記録していないと、次に活かせません。出した、売れなかった、落ち込んだ、で終わると、2冊目も同じ失敗を繰り返します。最初に見る数字を決めておく改善で大事なのは、見る数字を決めておくことです。あれもこれも見ようとすると、結局どこを直すべきか分からなくなります。初心者なら、まずは順位の動きと商品ページの反応を見ます。順位がまったく動かないなら、テーマや表紙以前に露出が弱い可能性があります。クリックはあるのに購入されないなら、説明文や価格に問題があるかもしれません。大事なのは、数字を感情で見ないことです。売れないから失敗ではなく、どこが詰まっているかを知る材料として見ます。見る数字は多すぎないほうがいいです。最初は、順位の動き、商品ページへの反応、購入につながったかどうか、この3つで十分です。細かく見すぎると、かえって判断が遅くなります。差し替え前提で素材を残す出版後に改善するなら、表紙、説明文、タイトル案を差し替えられる状態で残
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Kindle出版の流れで一番難しいのはどこ?初心者がつまずく工程を解説

「原稿さえ書けば、あとは自力で出版できるんでしょ?😃」Kindle出版を検討している方から、よくこういう声を聞きます。ただ実際には、原稿の完成=ゴールではなく、出版準備のスタートラインに立っただけに過ぎません。この記事では、Kindle出版の全体の流れと、初心者が特につまずきやすい工程を解説したいと思います。事前に把握しておくだけで、出版までのスピードがぐっと変わってきますよ✨Kindle出版の流れは7ステップまず全体像を把握しておきましょう。Kindle出版は、大きく以下の7つのステップで進みます👇【7ステップ】① テーマを決める 誰に、何を届けるかを決める② 原稿を書く Wordなどで本文を執筆する③ 表紙を作る サムネイルでも目を引くデザインを用意する④ 原稿データを整える 見出し・目次・画像などを電子書籍向けに調整する⑤ KPF化 Kindle専用のデータ形式に変換する⑥ KDPへ登録する Amazonの出版システムに情報を入力する⑦ プレビュー確認・出版 表示を確認し、問題がなければ出版申請する①と②は書く作業です。多くの人がイメージする『出版準備』はここまでです。③〜⑦は別のスキルを必要とする工程であり、ここでつまずく初心者が非常に多いのが現実です。初心者が特につまずく3つの工程① KPF化/「見た目同じでしょ」は通用しないKPF(Kindle Package Format)とは、Kindleで読めるデータ形式のことです📖Wordで書いた原稿をそのままアップロードすることはできず、専用の形式に変換する必要があります。ここで問題になるのが、Wordでは正しく表示されて
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なぜ“AI本ラッシュ”は来年ほぼ消えるのか まじんさんとお話して考えた「著者と読者の信用」あなたは答えられますか?

「え、また新しいAI本?」「でも、読んだ頃には古くなっているんじゃ…?」 そんなモヤッとした気持ち、実は多くの人が抱えています。 そしてこの違和感こそが、いま出版の現場で起きている“深刻な事実”の入り口です。 先日、「まじん式」で知られる まじんさん とお話する機会がありました。 すでに大手出版社から出版オファーが複数来ているとのこと。 AI界隈の中心人物である彼が紙の本を出せば、大きな反響になるのは間違いありません。 しかし……そこで私は、編集者として強烈な“違和感”を覚えたのです。 紙の出版は半年〜1年遅れで世に出る。その間にAIは10回進化する 紙の本を商業出版で出すには、 企画 原稿 推敲 デザイン 校正 印刷・製本 最低でも 半年、長ければ 一年以上 かかります。 このプロセス自体は、誰も悪くありません。 品質を担保するためには必要な時間です。 しかし今、生成AIの進化はどうでしょうか? GPTは半年で別物になります。 画像生成も、音声生成も、動画生成も、数ヶ月で世界が変わります。 昨日のノウハウが、今日にはもう古い。 まじんさんとの会話で、私は改めて痛感しました。 このスピードに、紙の出版は完全に追いつけない。 だから私ははっきり言い切ります。 来年、生成AIに関する“紙の本”は激減する 「AI本が多すぎる」 そう感じている方もいるかもしれません。 しかし来年は逆です。 一気に減ります。 理由は明確です。 情報の鮮度が出版ペースに合わない 印刷している間に内容が古くなる 読者の学習スピードも上がり、1年前の知識は価値が薄れる 紙の本はもう、生成AIの“最新情報”を扱
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「電子書籍は出せたのに…」ペーパーバック出版でつまずく人の最短脱出ロードマップ【完全ガイド】③

ペーパーバック出版の「最短&安全ルート」を知りたい方へ。エラーで挫折しないための具体的な手順や、今すぐ役立つ“つまずき回避ポイント”を丁寧に解説。初心者でも安心の第3回。 目次 ペーパーバック出版の“最短ルート”とは? エラー回避のための準備と心構え 今すぐ始められる「正しい手順」のポイント 1. ペーパーバック出版の“最短ルート”とは? 「失敗したくない」「とにかく最短で紙の本を出したい」——そう思ったら、“無駄な回り道”を避けることが大切です。 ペーパーバック出版の一番の近道は、最新版のKDP仕様に合わせた手順を、プロの解説を見ながら進めること。とくに、KDPの操作画面やエラーの対処法を“実際の映像”で確認できると、疑問や迷いが一気に解消されます。 2. エラー回避のための準備と心構え 準備で意識しておきたいのは、以下の3つです。 最新情報を使うこと → ネットの古い記事や動画は参考にならない場合があるので、2024年最新の手順で進めましょう。 テンプレートや推奨フォーマットを利用すること → Amazon公式が配布しているテンプレートを必ず活用。サイズや塗り足しのミスが激減します。 「一度で完璧」を目指さないこと → もし途中でエラーが出ても、「原因を一つずつ潰していけば必ず完成する」と気楽に考えましょう。 この3つの“心構え”だけでも、ムダな遠回りや精神的ストレスを大幅に減らせます。 3. 今すぐ始められる「正しい手順」のポイント 具体的な手順は次のとおりです。 Amazon公式の最新テンプレートをダウンロード 原稿・表紙を推奨サイズで作成(AIツールやデザインソフトも
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Kindleの説明文で「1行目」を外すと、以降は誰も読まない

説明文は本文の要約ではないKindle本の説明文を書くとき、本文の内容をきれいに要約してしまう人は多いです。私も最初はそうでした。何について書いた本なのかを、まじめに説明していました。でも、説明文は要約ではありません。販売ページです。読者は説明文を読みに来ているのではなく、買うかどうかを判断しに来ています。つまり、説明文の役割は「内容を正確に伝えること」だけではありません。読者に、自分の悩みに関係があると思ってもらい、読み進めてもらうことです。説明文で損をしている本は、意外と多いです。表紙もタイトルも悪くないのに、説明文を読むと急に教科書の紹介文のようになってしまう。これでは、読者の購入意欲がそこで止まってしまいます。1行目で読むか離脱かが決まる説明文で一番大事なのは1行目です。ここで読者が「自分のことだ」と思わなければ、その後の丁寧な説明は読まれません。たとえば「本書ではKindle出版の方法を解説します」では弱いです。間違ってはいませんが、読者の悩みに触れていません。一方で「Kindle本を出したいのに、テーマ選びで手が止まっていませんか?」と始めると、対象読者が見えます。説明文の1行目は、内容紹介ではなく読者への呼びかけです。1行目は、読者の悩みをそのまま言葉にするのが基本です。かっこいいコピーを狙うより、「あなたは今こういう状態ではありませんか」と言えるほうが強いです。ただし、不安をあおりすぎる必要はありません。読者がすでに感じている小さな違和感や困りごとを、自然な言葉で拾うだけで十分です。要約型と販売ページ型の違い要約型の説明文は、書き手目線です。「この本では何を解説
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Kindleで書籍出版

書籍の出版も簡単になったもんですね。電子書籍が簡単に出版できるKindle ダイレクト・パブリッシング略してKDPちょっとコツはいるけれどwordで作った文書をそのまま本にして出せるという優れものです。この電子書籍には2種類、リフロー式の電子書籍と印刷目的の固定レイアウトの電子書籍。リフロー型にして写真の位置がどこか変なところに行ってしまったり、回り込み設定などもしてたけど・・はい綺麗さっぱり全部消えます。どうしてもの時は固定レイアウトでやるしかありませんが、その場合のデメリットも多いです。これの切り分けがなかなか理解できないのですが、そんな時はご連絡ください。ご相談に乗れます。
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