「逆境の哲学⑧」~様々な事例に学ぶ「運」と「ツキ」と「節目」の研究~
(4)人生の「節目」となる進学・就職・結婚という「選択」②「進学」「就職」「結婚」は人生を大きく左右する「節目」となる
●「進学」「就職」「結婚」は「熟慮断行」すべき3大ケースです。これらは「人生の節目」とも言うべき大事件ですから、逆にこれらをうまくクリアすれば、その人の人生は「順調」と言ってよいでしょう。 特に「結婚」はその影響力が桁外れに大きく、これは「結婚」が2人の人生の融合のみならず、2つの家庭・一族の接点ともなるため、大変なエネルギーの交差点となりやすいからでもあります。2人の間では単に「好きだから結婚する」ぐらいにしか考えていなくても、実際は全くそうではありません。「恋人」は私的・個人的関係ですが、「夫婦」は公的・社会的関係なのです。ちなみに「愛人」は私的・反社会的関係と言えるかもしれません。
●「ある大学に入れるかどうか」は最終的には「運」です。
●「20代の仕事」は一生の仕事になりにくい、「転職」は30代までにとよく言われます。20代までは基本的に「修行」と考えるべきで、逆に40代以降は「何事も勉強だ」とうそぶいている段階ではないでしょう。もう多方面・多年月にわたって経験を積み、訓練を重ねてきたものを、「専門分野」において集約・結実させなければならないということです。40歳にもなって「専門性=何が出来るのか、何が得意なのか、何なら誰にも負けないのか」が無いということは、「自分の顔に責任を持っていない」のと同じです。 したがって、大きな方向転換をするとすれば、必然的に30代までとなってくるわけです。「独立起業」の場合であれば、30代までにリスクを取れなかった人は、
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